ウマ娘に転生したけどやべえのと同期なんですが…   作:sannsann

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ホープフルステークス

 

 

さあ、いよいよだ。

そして私の勝負服デビューでもある。

私の茶色がかった黒色の髪の毛に合う、黒主体の服。

元男な私がスカートを履くとでも?

はい、履きますよ。ええそりゃもう。だって私可愛いんだもん。

 

黒ずんだ、艷やかで美しい鹿毛。

前髪の真ん中には、大きく、美しい白い流星。

パッチリ二重の綺麗な瞳。

そして小顔で、脚はスラッと長い…ちょっとガニ股だけど。

うん、どう見ても美少女です、パパママ本当にありがとうございました。

 

そして、やっぱスカートはめくれてなんぼだと思うわけですよ、元男としては。

そして中がスパッツとかショーパンだったら、ちょっとがっかりするわけですよ。

けどパンツ丸見えはさすがに嫌。

というかURAの規定にひっかかる。

そこで黒タイツですよ。

めくれたらそこには境目のない真っ黒な領域。

エッ…となること間違いなし。

恥ずかしくないのかって?べ、別にちゃんと履いてるから恥ずかしくないし。

 

そして上は淡い黄色いシャツの上に黒のジャケット…というかブレザーだね、これを羽織る。

するとなんと言うことでしょう…どう見てもそこらへんにいる女子高生です、本当にありがとうございました。

いやまあワンポイントとして黄色いライン入ってたりするけどさ。

アニメに出てくるバトル物の女子高生のコスプレかな?みたいな感じ。

ちなみに靴が左側だけ白い。

あ、あと耳は青いカバーつけてます、なんか落ち着くんだよね。

うん、かわいいかわいい。

何度も鏡の前でクルッとターンしてしまった。

スカートがふわりと舞うのっていいよね。

トレーナーも黒ずくめな服装だから、悪の組織っぽく見えるね私達。

 

さあ、行こうか…。

最初のG1を取りに。

ここで躓くようでは奴に勝つことも、無敗のトリプルティアラをとることも絶対に無理だ。

大丈夫、いけるいける、有力な子もいないっぽいし。

さて、ママ達が見に来てるっぽいし勝ったときのポーズ練習しよっと。

 

 

 

 

『さあ、今年のジュニア王者は誰となるのか。

 1枠1番、そして一番人気!

 素晴らしい切れ味の末脚を持つアサオンクライ!』

 

やばい、しゅごい人…多い…。

しかも一番手、あ、どうしよ、ポーズ、ポーズとらないと。

 

『おっとアサオンクライ、動きがぎこちないぞ!』

 

『初めての大舞台、緊張してますね』

 

『続いて1枠2番、オープン戦を重ね着実に力を伸ばしてきています!3番人気ジャラジャラ!』

 

『落ち着いていますね、オープン戦を重ねた経験が活きています』

 

『さあ続きましては2枠3番!……』

 

 

『さあ、各ウマ娘ゲートイン完了』

 

『すんなりゲートインが終わるとホッとしますね』

 

ゲートに入るまでは緊張していたが、入るとすっと集中モードになれた。

周りの音が聞こえなくなる。

うん、自分でもいい感じ、冴え渡ってるぜ。ロケットスタート決めてやる!

 

『おおっと!アサオンクライ少し出遅れたか!?』

 

『追い込みウマ娘ですからね、バ群を嫌ってあえて少しずらしたのかもしれません…フルゲートでの出走は彼女もそうですが、初めての子が多いですし』

 

ああああああ、調子乗った!

少し出遅れた!

まあいい、最後方から他の皆を見ながら走れるって思おう。

 

レースはよどみなく進んでいく。

うーん、ペースはミドルってところかな。

ぼちぼち行きますかぁ。

 

 

『さあ、最終コーナーを回った、アサオンクライようやく外を回って突っ込んでくる!間に合うのか!先頭とはまだ距離があるぞ!』

 

 

あああああああ、他の娘達が邪魔でスパート遅れたぁああ!

くそが!これがブロックってやつか!

 

オラァ!!私の脚ぃ!!ひたすら脚よ回れぇ!!!

 

『アサオンクライ突っ込んでくる!届くか!ジャラジャラも粘る!粘る粘る!エコノアニマルもまだ頑張っている!』

 

ジャラジャラちゃあああああああん!

ここで君かよ!

そしてエコノアニマルちゃん!ゆるふわ系で好きでしたあああ!!!

あああ私のウマ娘LOVEパワーよ!

ウマ好みな私に!

今こそ力を!!!

 

 

『今ゴーーーール!!アサオンクライの体勢有利か』

 

『よくあそこから届きましたね、そしてジャラジャラもよく粘りましたねえ』

 

『3着エコノアニマルは確定、彼女もよく粘った、1着2着は写真判定となりました』

 

 

写真判定…けど手応えはあった。

そしてジャラジャラちゃんも悔しそうに顔をしかめている。

 

 

「あーあ、逃げ切ったと思ったのになぁ」

 

「あはは、私も届かないかと思ったよ」

 

「うーくやしい、あとちょっとだったのに」

 

ジャラジャラちゃんも、エコノアニマルちゃんもプクッとした顔がたまらん。

ああー…心がウマぴょいするんじゃ。

そんなことを考えていたらワァッ!と歓声があがる。

 

 

『判定がでました!

 1着アサオンクライ!2着はクビ差、ジャラジャラ!』

 

あーよかった、まじで初戦ともいえるこのレースで負けそうになるとは。

色々と良い経験になった。

 

「やっぱりかぁ…あーあ…」

 

ジャラジャラちゃんが俯く。

なんて声かけたら…。

 

「へへへ、おめでとう!次は負けないからね!」

 

と思ったらぱっと顔を上げて祝福の声をかけてくれた、良い娘すぎる…。

 

「私だって次は負けないよー!」

 

エコノアニマルちゃんもかわいい、うん。

よくよく考えたら今からこの子達とライブするんだよね。

控えめに言って最高では?

 

「ほらほらアサオンちゃん、ボーッとしてないで勝利ポーズでも取ったらどう?」

 

おっといけないいけない、忘れてた。

 

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