俺ガイル短編   作:復活のマサニキ

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風邪。
風邪又は感冒とは、人間が掛かる一般的な感染症の一つである。
主な症状として、発熱や頭痛、怠さ等の全身症状と鼻詰まりや咳、声枯れ等の呼吸器症状の二つが挙げられる。

原因としては、口や鼻の粘膜にウィルスが…(以下略)(wiki調べ)
大体は手洗いうがいの不徹底が原因だと思われる。


風邪っ引き八幡

現在、午前九時半過ぎ。

学生は学校へ登校し勉強、社会人は出社し仕事、ニートはゲームという時間である(偏見)

俺こと比企谷八幡は、こんな時間になっているにも関わらず自室のベッドで横になっていた。

振替休日とかなら良かったんだが、そんな訳もなく…

何もない平日の月曜日、一週間の始まりなのである。

 

何故かといえば…

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〜少し前〜

 

ピピ…ピピ…

 

「……ん、37.5°か」

 

「んー、ちょっぴり高いねぇ」

 

「変なカッコで寝ちまったかなぁ、夜更かしもしてたし。今日は休むかね〜クラスメイトに風邪移しちゃ悪いからな、今の八幡的にポイント高い」

 

「全く、クラスに友達いない上にそんな事1ミリも思ってない癖して何言ってんだかこのごみぃちゃんは…小町も休もうか?」

 

「戸塚がいるだろ戸塚が、戸塚に風邪移したら切腹もんだぞ。それにバカ言うな受験生、そんな事言えるほど余裕ないだろ。ちと体調崩しただけだから夜には治ってるさ、だから心配せず行ってこい」

 

「まぁ、いつもと変わらない感じだけどさ…」

 

「だろ?だから大丈夫だって。もうこんな時間だぞ?お前もマスク着けていけ、ほら行った行った」

 

「もー、分かったけど…小町が帰ってくるまで安静にしてるんだよ!軽食作って冷蔵庫にいれてあるから食べれそうなら食べてね、それじゃ行ってきます!」

 

「おぅ、分かった、ありがとな。行ってらっしゃい」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

とまぁ、一見健康そうだが風邪をひいたっぽい。

流石の俺でも、仮病を使ってまで休もうとは考えない。

友達という存在が少ない又は居ない俺にとって、授業の遅れを取り戻す為に教えてもらうという行為が出来ないからだ。

自分で言って悲しくなってきた…自力でというのも中々に難しい。

 

瞼を閉じて、知り合いに聞いた場合に起こりうる事を想像してみる。

 

雪ノ下に聴こうものなら、一文字教えて貰う毎に十の罵倒が飛んでくるだろ?

教え終わる頃には俺消し炭になってる。

そもそも友達じゃない、断られたし。

 

由比ヶ浜なら恐らくは喜んで教えてくれるだろう。

正確かどうかは除いて…

有り難いんだけどなぁ、申し訳ない。

 

戸塚は…逆に聞いちゃいかんだろ。

勉強を教えてもらうという一大イベントではあるが、こんな事の為に戸塚の時間を奪うのは罪深過ぎる。

というか教えてもらうという事は至近距離に戸塚が居るわけで…勉強が手につくはずがない。

教えてくれているのにそれは失礼だ。

 

ここは素直に諦めて他で頑張るしかないかなぁ…

今は取り敢えずゆっくり休んで1日でも早く復帰して戸塚を拝みに…勉強に遅れないようにしないと。

 

(なんて…下らない事考えられるんだし、ホント夜には治ってそうだな)

 

少しずつ眠くなっていく感覚。

戸塚に会いたいという強い気持ちを胸に、俺は意識を手放した。

 

 

_________________________________________________________

 

 

「ハァ…ハァ………ア?」

 

気怠さを覚え、目が覚める。

あれからどれほど経った…?

 

「……5時か」

 

寝起きで意識が朦朧とする中、少し体を起こしベッド上にある目覚まし時計を確認する。

七時間ほど寝たみたいだが、寝る前までは普通だったのに明らかに調子が悪くなってるのが分かる。

分かりきってはいるが、一応体温を測っておかなきゃか。

 

………ピピ…ピピ…

 

「…はぁ、マジか」

 

体温計の画面に出てきた数値は38.3°

体感だけではなく数値にまで体調が悪いと言われた様な気がしてまた横になった。

 

「小町に移すとやべぇな……あ」

 

ふと、寝る前に薬を飲み忘れていた事を思い出す。

飲まなかったから悪化したとなれば、小町がお怒りモードになってしまう。

それに、小町は優しいから勉強そっちのけで俺の看病をするだろう。

それだけはダメだ、兄としてアイツの邪魔をしてはいけない。

 

重い体を動かしてリビングへと向かう、こういう時階段って怖いよな。

 

___________________

 

 

プチ…プチ…

 

「ンッ…ンッ……ふぅ」

 

今から飲んでも遅いが仕方ない、あ…飯あるんだった。

腹に少し入れてから飲むんだったなぁ

ダメだ、寝起きなのもあって頭が働かん…

まだ帰ってきてないみたいだし、もう一眠り…

 

ピンポーン…

 

「…あ?」

 

こんな時になんだよ…宅配か?

俺はなんも頼んでないし、親父なんか買ったんか。

 

ピンポーン…

 

「仕方ねぇ…出るか」

 

二階から降りてくるのでかなりダルい、これ以上動きたくはないがまたチャイムを押されるのもウザい。

 

「はい…どちらさんで……?」

 

「あ……」

 

「え……どうしてお前が」

 

続く

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