チョンチョン
「先輩先輩、ちょっとこれ読んでみてくれません?」
「あ?なに、これ…俺が書類整理やってる横でこんなの書いてたのか、帰るぞこの野郎」
「わ〜すみませんって!ふと思いついたら仕事が手に付かなくて…」
「ったく…で?これを読めってのか?」
「ですです、最初から最後まで。それで答えもお願いします」
「意図が読めん…これ読んだら仕事しろよ」
「は〜いっ」
「……えーっと」
Q、貴方は「いろはす」と「ヴォルビック」どちらが好きですか?
A、「いろはす」が好きだ
「いや何これ」
ピッ
「はーい、ご協力ありがとうございま〜す」
「は?ちょっと、一色?」
「先輩、何してるんですか早く仕事終わらせないと帰れませんよ」
「何だこいつほんと泣かしてやろうか…」
⭐︎⭐︎⭐︎
別日
コンコンッ
「どうぞ」
「失礼しま〜す」
「げっ…」
「やっはろ〜いろはちゃん」
「何しに来た一色、もう手伝いはしないからな」
「そんな事言っちゃって〜、最終的に嫌々手伝ってくれるくせに〜」
「今回ばかりは許さんからな」
「仕方ないですね…ではコレを聞いてもらいましょうか」
「動画が何か?」
「音声だけなんですけどね、先輩方よ〜く聞いてて下さいね」
ザザッ……
『いろは、が好きだ』(八幡ボイス)
「「「!!?」」」
「ふっふっふっ〜」
「こ、これひっきーの…声?」
「………………」
「おまっ、これなん……あの時のかっ!」
「あの時!?本当にヒッキーが言ったの!?」
「ばっ、ちげぇよ!いや違くないけどこれは違う!」
「先輩焦りすぎて何言ってるか分からないですよ?」
「お前のせいだわ!」
「…………………ハッ!」
「あ、再起動した」
「ンンッ、一色さん…これはどういう事かしら?」
「どうもこうもそのままですよ〜、この間先輩にお手伝いしてもらってた時、急にこんなこと言われちゃって〜キャッ☆」
「思いっきり編集してんじゃねぇか、あん時のはどっちの水が好きかってやつだろうが」
「え〜、そんな話してないですよ。「証拠」はこれだけです」
「比企谷くん…一色さんの手伝いと言いながら不純異性交遊に及ぼうとしていたのね、通報するわ」
「待て待て待て飛躍しすぎだし誤解だ、取り敢えず待って携帯しまって下さいお願いします…」
「いろはちゃん…結局本当はどうなの?」
「ん〜、面白いもの見れたしネタバラシですかね。先輩の言う通り、ある文を先輩に言わせたものを編集しただけです」
「どうしてそんな…」
「どうしてって、先輩方なら…お分かりになるんじゃないですか?」
「…………なるほど」
「………本気、なの?」
「はい、もちろんですっ」
「え?どゆこと?何3人で分かった気になってるの?ねぇ?」
「先輩後輩関係なく、早い者勝ちですからね」
「侮れない相手が来てしまったのね、いいでしょう。受けて立つわ」
「あ、あたしだって!」
「なに侮れない相手って、ここでバトる気?俺無関係だから帰っていいですかね?」
「「「ダメ」」」
「ア…ハイ」