あれ、ここどこだ?
目の前に広がるのは壁や床、天井まで真っ白に染めあがった部屋?であり、そこにはポツンと机が置いてあった。
確かおれは自室でポケモンの厳選をしていたはずだが……
でもそこからの記憶もないから寝落ちしたのか
あとまじでここどこだ?おれの部屋はこんな白くもないし、物で散らかってたはずだぞ
訳がわからない…おれもしかしてポケモンしてる間に寝落ちして、そこで部屋に入ってきた誰かに拐われたのか
でもどうして…
そんな思考を巡らせるなかでふとこの空間で不自然に存在している机に視線を向けると、10×15cmくらいの大きさはあるだろう白紙のカードが置いてあった
もしかしてこのカードに何か書いてあるのか?
そして机の上に置いてあるカードを手に取ると
『ようこそいらっしゃいました 様』
え、なんかいきなり文字が浮かびあがったんだが?!
しかも名前?の部分にもなにも書かれてないし
『あなたは約1000000000名の中から抽選の結果、当選いたしました』
ちょっと待ってくれ?!
そもそも倍率バグってるしそんなものに応募した覚えもないぞ?!
それにこれはなんの当選なんだ?
『あなたは数ある死者の中から望む世界へ転生する権利を与える抽選に当選されました』
へ···ちょっとまってくれ
おれ死んでないよ?
『いえ、あなたは睡眠中に起きた災害が原因で亡くなりました』
え、まじで
『はい、本当です』
嘘だ、死んでるならどうして肉体は大丈夫なんだよ?!
『それはここが現世と死後の世界をつなぐ狭間の世界だからです』
でもおれには死んだ時の記憶はないぞ?!
『それは死亡した際あなたが眠っていたためです。これが死亡された際の画像です』
そしてカードには文字は消え、1枚の画像が浮かびあがってきた
そこには瓦礫に押し潰され、地面が真っ赤に染めあがっているおれの姿があった
なんだよこれ…
え、おれホントに死んだの?
『はい、瓦礫に押し潰された結果即死だったそうです』
ちょっとまってくれよ…なんかの冗談だろ
おれまだ生まれて一度も彼女もできたことがないし向こうには友達もいる、迷惑をかけてきた親になにも返せてない
それにポケモンを…いや、まだ"ポケットモンスター"をやっていたい
ホントにもうどうにもならないのか?
『同じ世界に蘇させることは不可能です』
そうか…無理なのか…
『しかし転生することは可能です』
え?!ほんとうか?!
『はい、最初にも申したとおりあなたは死者1000000000人の中から望んだ世界へ転生する権利に当選されました』
確かに最初の方でそんなこと言ってたような…
『そのため、あなたは望んだ世界へ転生することができます。どのような世界を望むかカードへ記入してください』
するとどこからともなく1本のボールペルが現れた
どうやらおれはそのまま蘇ることはできないらしい
たしかに前世に未練や後悔はある…でももしホントに望んだ世界へ転生できるならおれはそれに賭けたい
そしておれはカードに書いた
子供のころからずっと夢だった生活を手に入れるために
『前世と似たような世界でポケモンたちと楽しく暮らしたい』と
するとおれの周りはキラキラと光りだす
『願いは受理されました。転生のための準備開始…終了』
おれはこの後ホントに願いが叶えられた世界へ転生できるのかはわからない
『転生を開始いたします』
でもおれの心は昂っていた
『それでは大いなる転生に災いと祝福を』
おい、今こいつなんて言った!?
しかしおれはそこで意識を失った
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