彼は才能があった。
あり過ぎたんだ。
神の言葉を曲げる程に。
むかしむかしある所に、1人の少年がいました。
少年の両親は少し変わった人でしたが、彼に対して確かな愛情を注いでいました。
故に、少年も見た目より大人びて居たものの、両親に愛を持ちながら育ちました。
でも、少年が5歳になってしばらく、突如として父親は殺されました……少年と母親の前で。
理由は分かりません。
特に理由なんて無かったかもしれないし、はたまた生きたいと願う人の人生をたくさん奪ったからかも知れません。
けれど、どんな理由があろうとなかろうと、父親の死を前に悲しみに暮れて声を上げる母親には関係ありません。
何故なら母親は父親を愛していたから。
自分が死ぬなら彼に殺されて死にたいと思うほどに。
どれだけほかの女に手を付けようが、自分にも愛をくれるならそれでいいと思うほどに。
自分は彼に出会う為に生まれてきたのだと確信するほどに。
少年を殺して彼が蘇るのならなんの躊躇いもなくそうするだろうと、冷徹な気持ちが生まれるほどに。
故に母親は絶望を知りました。
こんな形で失う事になる愛ならば、知りたくなかった、分かりたくなかった、と。
だからこそ彼女は泣き叫び、悲しみに暮れることしか出来なかった。
そんな母親を目にした少年は、
言葉が見つからない程に美しいその光景に、父親を殺した男たちに感謝しました。
少年は、特別な眼を持っていたから。
人の感情と思考が色として見える、特別な眼を。
そんな少年の眼は捉えていました。
母親から溢れ出る、恐怖と悲哀が合わさった紫苑のごとき色を。
その色は、この世の言葉では言い表せない程に美しく、少年はこの光景を見せてくれた、父親を殺した男たちに感謝したのです。
そして同時に思います。
今の母親を殺したら、もっともっと美しい色が見えるんじゃないか?
男達を殺さなければ、母親のこの美しい色を奪われるんじゃないか?
だから少年はまず、父親を殺した男達を殺しました。
5歳の少年が成人を超えた大の男達に勝つのは難しいように見えましたが、意外にも簡単でした、少年は人を殺す天賦の才を両親から受け継いでいたので。
次いで少年は、未だ屍の前で涙する母親を手に掛けました。
『愛してるよ、母さん。』
確かな愛を感じながら。
―
やがて少年は青年へと成長し、自身も双子の父親へとなりました。
まぁ色んな女の人に手を出したり、半年に1回程度しか子供に会わなかったりと、お世辞にも良い父親とは言えなかったかも知れないけど。
それでも彼の子とその母親は、確かな幸せを噛み締めていたことでしょう。
そういった意味では、良い父親だったのかもね。
……それに、彼と君は良く似ているよ、遺伝かな?
星野アクア君。」
「………何が言いたい。」
「だって君、ちゃっかりカノジョに手出してるじゃないか。それに、
「茶化すな、何が言いたいんだ。」
「茶化すつもりは無いよ、それぐらい君は似てるってこと。
……でも君は彼から遺伝されなかったことが1つある。
それは彼の"才能"だよ。
だから、その才能がない君には――」
「……遠回しな言い方は好きじゃない。はっきり一言で表せ。」
「最悪手」
「…は?」
「…君が今まで取ってきた行動や策略は、全て悪手なんだよ。考え得る最悪の手を君は指し続けてきた。
起死回生の一手はもう指せない。
つまり__最悪手だよ。」
お待たせ、生きてるよ(小声)
半年くらい鬱で死んでました。(なんなら今も)
…あと一言だけ(うつ特有のやる気のなさ)
この作品は、推しの子が原作となっております。
あと、私が各作品には倫理観ゆるキャラが比較的登場しやすいです。
以上です。
最近ずっと艦これやってます。
感想は基本返してます(たまに遅くなるけど)
感想と高評価はやっぱモチベ上がるんで、面白かったって感想だけでも嬉しいです。
この作品に"そういう"シーンって需要ある?
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有る
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無い
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別枠でやるなら……ある
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書け(威圧)