あなたがそれを望むのなら
私はそれを叶えましょう
海原の宝石を捨ててでも
『センセ……もし芸能人の子に産まれていたら…って考えたことは無い?』
『容姿やコネクションを、産まれた時から持ち合わせていたら……って。』
あの子のそんな一言が、脳裏をよぎった。
真面目に考えたことは無かった。
だって、そうだろ?
自分の話とは、思わなかったんだから。
ー
見た目は赤子、頭脳は元産婦人科医!
その名は雨宮吾郎…もとい
「いい子でちゅね〜愛久愛海〜♪」
星野
……いや、すまない…正直いってまだ俺も混乱してるんだ…。
と、とりあえず状況を整理しよう。
1、友人の妹(もとい推しのアイドル)が妊娠して、自分が務める宮崎の病院に襲来。
2、鳩尾を抉られた気分になりながらも診察を終え、出産まで入院が決定。
3、アイの出産予定日当日、何故か九州では絶滅したはずの熊と鉢合わせ、出産の立ち会いのために来た友人が討伐。
何とか事なきを得る。
4、予定通りアイの子供を取り上げた次の日、トラックにサンドイッチの具材にされ死を迎える。
5、目が覚めると、俺はアイの子供に転生(?)していた。
6、存分に推しに甘やかしてもらいましょう。
……うん、訳がわからない。
まぁ俺の最後の欲望の所は無視して、とりあえず……すげえ名前付けられた。
愛久愛海って……。
ま、まぁ推しから貰った名前だと考えれば……うん、どんな名前でも嬉しいよ。
「おい愚妹、飯できてんだからさっさと食え」
でも……でもなぁ………
「はーい、今行くよ〜"お兄ちゃん"」
「……なんかそのガキ不服そうな顔してんな」
お前だけはこの名前を止めろよ神木!!
ー
星野愛久愛海、1歳です。
はい、無事1歳になりました。
だが……この状況は一体何だろうか?
「お、お兄ちゃん!?やっと帰ってきた!匂い嗅いで良い?良いよね?スー…はぁ…ハー……半年ぶりのお兄ちゃんの匂いだ〜♡」
「うっざ」
「何で!?」
Q、この状況は一体何だよ!(半ギレ)
A,推しのアイドルがブラコンだった。
……ああそうだよ正解正解!!
アイがブラコンだったんだよ!!
もうヤダ死にたい……(情緒不安定)
…いや別にさアイがブラコンなのはいいんだよでも流石にこの距離で見せられたらファンとしては羨ましいって言うか妬ましいっていうか甘々すぎてきび砂糖吐きそうって言うかなんか複雑というかなんと言うか勿論アイが幸せならそれでOKなんだけどでもやっぱり親になったんだから――(略)――て言うかやっぱりアイって可愛いよねまぁ魅力なら5億個くらいあるんだがやはりまずはあのうるサラロングヘアーは欠かせないしあのモチモチそうな柔肌もい――(略)――後はやっぱりあのキラキラした目だよねまるで一番星の生まれ変わりかのような煌めく――(略)――後どんな服も似合うあのスタイルがまた――(略)――(略)やはりアイは――(略)――(略)――(略)――(略)――つまりアイはこの世で最も崇高で――
〜3時間後〜
――よってアイは完璧で究極のアイドルである。Q.E.D証明終了!
……ん?あれ?アイも神木もいないな。
「おいルビー、アイと叔父どこ行ったか知ってるか?」
そう、アイの子供は俺だけではない。
双子の兄妹だ。
名を星野
「はぁ〜?ママはさっきテレビの収録が有るからって仕事に行ったし、叔父さんも仕事があるからって行ったじゃん!さっきからやけにボーッとしてるな〜と思ってたけど、やっぱり何も聞いてないし見てなかったじゃん!てか今ママの出演してる番組のリアルタイム放送が終わって、録画の方見てるんだから話しかけないでくれる!?」
……この様に随分と口が達者である。
まぁ結果から言ってしまうと、コイツも転生者だったのだ。
つまりこの家庭は、母親が現役の人気アイドルグループのセンターであり、16歳にして2児の母、星野アイ。
父親が暫定で今の所不明。
母親の兄はクマが討伐可能であり、"海外出張"と称して三ヶ月から半年は帰ってこないイカれたゴリラ、神木悠。
そんな奴らと前世で知り合いであり、産婦人科医としてアイの出産に立ち会い、自分で取上げた身体に転生した星野愛久愛海こと俺。
前世は女でドルオタだったという事しか分からん妹、星野瑠美衣。
そんな漫画やアニメですら盛りすぎな設定の一家なのである。
「ちょっと〜聞いてるの?お兄ちゃん」
「……あ、すまん……聞いてなかった」
「はぁ!?この流れで聞いてないとかあり得ないんだけど!」
「いや、すまん……ちょっと考え事をな……」
「……もしかして、ママのおっぱいをどう吸おうとか考えてたの……?
ごめん、ちょっと半径5m以内に近づかないでくれる?」
「んなこと考えてねぇよ…!」
ちなみにコイツが転生者だと知ったのはしばらく前で、携帯でアイのアンチと壮絶なレスバを繰り広げている所を見かけ、お互いに『キッショ、なんで喋れるんだよ』的な事を言って、転生者だと気づいたのだ。
「そういやルビー、お前随分かみ……叔父さんに懐いてるけど、なんかあったのか?お前男の影とかあったら真っ先に排除に掛かりそうなのに。」
「人をそんな厄介オタクみたいな扱いしないでくれる!?……いや、まぁなんて言うか…前世でちょっと、ほんのちょっとだけお世話になった人なんだよね……」
「そうか」
……ちょっとお世話になったって言う顔じゃ無いけどな。どう見ても憧れとか恋心的な物がある顔だろ。
ー数日後ー
アイがアイドルに復帰して数ヶ月、アイの所属するB小町はそれはもう快進撃を
…遂げて居なかった。
「……今月の給料、20万……ねぇ、うちの事務所給料低いよ」
マネージャーであり、社長の妻であるミヤコさんが卓上でPCと格闘する中、アイはソファーでルビーを抱えながらそう呟く。
「こないだ出したシングル、オリコン3位だったよね?中抜きえぐ過ぎない?」
「…今更どうしたのー?製造から流通までやってる大手と違って、うちはただの弱小芸プロ。利益が薄いのは承知の上でしょ?」
アイは続けて不満を語るも、ミヤコさんにあっさりとそう返される。
…ちなみにここだけの話、だいぶ前にミヤコさんが俺とルビーの世話をしていた時、育児鬱で頭おかしくなった勢いでアイの母子手帳を撮ってスキャンダルとして週刊誌売り込もうとするのを、俺とルビーで協力して何とか止めたのだが…まぁそんなことはどうでもいい。
アイの話の方が大事だ。
「……世の中、結局お金だって気づいたの」
そして世知辛すぎる。
「…嫌な事に気付いちゃったね。」
「…アイドルはやってて楽しいし、私一人なら今のままでも良かったんだけどさ…」
アイはそこで1度区切ると、ルビーを抱き上げて続けた。
「……だけど、この子達をいい学校に入れたり、習い事をさせたり…色んな選択肢をあげるには、私がもっと売れてバシバシ稼がなきゃダメなんだよね……今のままじゃ、この子達を幸せに出来ない。」
アイはルビーと俺を優しく撫でながら、決意を固めた顔でそう語った。
「……だからお兄ちゃん、もう少しだけ援助を続けて下さい、私がこの子達をきちんと養えるようになるまで。
お願いします。」
そして、アイは眼前でソファーに腰掛ける兄……つまり神木にそう語り、頭を下げる。
ちなみにコイツは会話の最初から居た。
「……」
「……」
「……だめ、かな」
「………」
「……なんか、今日のお兄ちゃん、怖いよ。」
「……………」
……なんか言えや、アイが困ってんだろ。
「……一つ聞かせろ。」
「なに?」
「お前はコイツらを育てる気が本気であるのか?アイドルとしての極地を目指し、コイツらを養うと誓えるか?
仮に、アイドルを辞める事になって路頭に迷った時、お前は全てを捨ててでもコイツらを育て切ることができるか?」
神木のいきなりのそんな質問に、俺はてっきりアイが悩むとばかり思っていたが……
「うん、誓えるよ。この子達は私の子供で…家族だから。」
アイは即答だった。
「……わかった、少し待ってろ。」
アイの答えを聞いた神木はそう告げると部屋を出ていき、そのまま家を出た。
……いやせめて目的を伝えてから行けよ!?
ー15分後ー
「……おかえり、お兄ちゃん。」
「ああ」
神木はすぐ戻ってきた。
……その手にアタッシュケースを装備して。
「それ、アタッシュケース…だよね?」
「ああ」
アイの問いにそれだけ返すと、神木はソファーの間にある机の上でそのままアタッシュケースを広げた。
「え、何、これ」
「金だ」
アタッシュケースの中には札束がぎっしりと詰まっていた。
「…いくら入ってるの、これ」
「5000万だ」
「ごせ……っ!?」
アイは勿論、俺やルビーも唖然とする。
ミヤコさんは白目向きそうになってる。
「……え?いや……え?」
アイは混乱している。そりゃそうだろ、いきなり5000万を目の前に出されて反応に困るなと言う方が無理だ。
「え、お兄ちゃんって、何の仕事してるの…?」
「ただのサラリーマン」
嘘つけ、5000万もぽんと出せるサラリーマンがいてたまるか。
てか熊討伐できるサラリーマンって何だよ。ジャパニーズNINJAなの?
「そ、そうなんだ…?……それで、このお金をどうするの?」
「これはお前にやる。」
「え……いやいやいや!貰えない、貰えないよこんな大金!お兄ちゃんが頑張って稼いだお金なんでしょ?それを私がこんなに沢山……やっぱり貰えないよ!
…私がさっき言ってたのは、お兄ちゃんに今までして貰ってた援助をもうちょっとだけ伸ばして欲しいって事で、こんな大金仮に受けとったとしてもどう使ったらいいかわかんないよ」
アイはアタッシュケースを押し返しながらそう早口で返した。
だが、神木はそんなアイに構わず続ける。
「別にこの金を使って散財しろと言ってるわけじゃない、お前が病気や怪我で金が必要になった時や、もしお前がアイドルを何かやらかして辞めた時、つまりもしもの時の保険としてやるって言ったんだ。」
神木はそう、アタッシュケースをアイに押し付けながらそう言った。
「……お兄ちゃん、そこまで私の事を考えてくれて……っ
エッへへ!お兄ちゃんやっぱり大好き!」
アイは神木の言葉に感激すると、アタッシュケースの乗る机を飛び越えて神木に抱きついてそう叫んだ。
……いや、神木がさらっと5000万出すほどアイの事が好きなのは分かったから、俺らの目の前でイチャつくの止めてくんない?俺の目も死んでるけど、ルビーの目がそれ以上に死んでて死を悟ったマンボウみたいになってるから!
「すぅ〜……はぁ〜……落ち着く匂いだ〜♡」
「うぜぇ、離れろ」
「すんすん……でもお兄ちゃん香水変えた?女物の香水の臭いするよ?……それともまた女の人と遊んでたの?程々にしないといつか刺されるよ〜?まぁ刺された位でお兄ちゃんが死ぬ訳ないけどねー」
アイは神木に抱きついたまま、神木の言葉を無視してそんな事を言う。
「刺されねぇよ、そういう女とは遊ばねぇからな。離れろ」
「女の人と遊ばない……とは言わないんだね。」
「それは別に良いだろ、それよりさっさと降りろ」
「みぎゃぁぁぁ!アイアンクローはやめて〜!」
アイは神木に頭を掴まれて悲鳴をあげる。
すげーな、アイが宙に浮いてるぞ。どんな筋力してんだよ、やっぱコイツゴリラじゃん。
「うぅ〜……そういえばお兄ちゃんって何時位までここにいるの?暫くはいるんだよね?」
「いや、あと3時間もしたら家出るが。」
数分ほどしてようやくアイアンクローから開放されたアイは、頭を抑えて呻きながら聞くが、神木はさらりと返した。
「は?なんで?」
対するアイの言葉に、俺は思わずゾクリとした。本能的な恐怖だろうか。
いつも美しく透き通った一番星のように煌めく目はどこに行ったのか、まるで漆黒の星が宿ったかの様な、ハイライトが消えて瞳孔の開いた目で神木を見据える。
「なんで?半年ぶりに帰ってきたばかりじゃんなんでもう行っちゃうのせめてあと一週間は居てくれないと駄目だよだって私お兄ちゃんが一度帰ってきたら一週間は一緒の空間で過ごしてくれるって信じてるから3ヶ月とか半年とかお兄ちゃんが帰って来なくても耐えられるんだよ?お兄ちゃんが何時帰ってきても良いように部屋の掃除だって毎日欠かしたことは無いしベットシーツだって毎日変えてるし洗濯物だって溜めたことは無いんだよ?それとも私なにか駄目だったかな?もしかして髪が長いのが嫌だった?それとも髪色?それとも体型?服?匂い?まつ毛?表情?顔?何が駄目だった?言ってくれれば何でも変える、どんな女にでもなるよ、だからもう少し…具体的には1週間くらい居て欲しいよお願いしますお兄ちゃんそれがないと私今度お兄ちゃんが帰ってくるまでに壊れちゃうよねぇお兄ちゃん私もうお兄ちゃんが居ないと会いに来てくれないとどう生きればいいか分からなくなるの、お願いだからお兄ちゃん……私を捨てないで…っ」
そして、縋り付くように神木の腕を絡めながらそう捲し立てるアイ。
……いや、怖い怖い怖い怖い!アイはヤンデレだったのか。てか神木も神木でよくそんな恐ろしい事言われて平然としてられるな。女慣れし過ぎだろ。
「仕事だ、仕方ねぇだろ。」
「分かってる、分かってるよ!お兄ちゃんが忙しいのは分かってるつもりだよ……でも、だからこそ少しでもお兄ちゃんと一緒にいたいの……お願い……」
俯きながらそう懇願するアイに神木が盛大な溜め息を吐くと、アイは身体をびくりとさせて神木から手を離した。
その姿はまるで殺処分を免れようと、どうにか必死に懇願する犬の様だった。
「……元々年中休みが無い仕事なんだよ、そこに無理やり穴開けて休みを取らして貰ってんだ、戻ってこいと言われたら戻らにゃならん。」
「……そう…だよね…困らせてごめんね、お兄ちゃん…」
神木の言葉に、俯いたままの顔を上げることはせずにアイはそう返す。
「……アイ」
「何、お兄ちゃ――」
アイが顔を上げた瞬間、神木はアイを抱き締め、アイの耳に自分の顔を寄せて何事かを呟いた。(身長差がかなり有るのでほぼ屈む形だが)
「―――――――――」
「……うん♡分かったよお兄ちゃん!私も頑張るね!」
神木が何を言ったのかは聞こえなかったが、アイは幸せそうな笑顔でそう返した。
「……いい顔する様になったじゃねぇか、その顔をお前のファンにも見せてやれよ。……そろそろ時間だ、じゃあな。」
「うん、今度は早めに帰って来てね。」
「ああ」
神木はそれだけ返すとそそくさと家を出た。
「はぁ〜♡楽しみだな〜♡今度お兄ちゃんが帰ってくるまでに、もっとお兄ちゃん好みの女になっておかないと♡ アイドルももっと頑張らないとね!」
……一体何を囁けばヤンデレ化したアイを一瞬でデレさせれるんだろうか。
そしてどれだけ女の経験があるのか、俺は神木が恐ろしくてしょうがなかった。
ちなみにルビーはアイの剣幕に耐えられず気絶していた。
ー
あれからしばらく……具体的には大体二年半ほどが経ち、3歳を過ぎて4歳の足音が近づいてきた頃だ。
この二年半で、まぁ色々あった。
ミヤコさんにアイのミニライブに連れていってもらった時に、俺とルビーが赤子のくせしてオタ芸を披露してネットで大バズリしたり。
アイの初めての映画の監督にアイの営業を掛けていたら、なんか成り行きで俺が子役としてその監督の違う映画に出る事になったり。
その映画のあとくらいからアイの仕事が結構増えてきたり。
しばらくぶりに帰ってきた神木に、なんとなしに握力を図らせてみたらそのまま握力計がぶっ壊れたり。
俺とルビーが幼稚園に入園して、お遊戯会でルビーがトリを飾ったり。
……まぁ色々あった訳だが、今俺が一番気に掛かっている事といえば……。
「なるべく考えないようにしてる事だけど、俺達の父親って…一体誰なんだろうな。あ……考えるだけで心が沈む…」
これである。
「バカね、そんなレベルの低いことで落ち込んでるの?……処女受胎に決まってるでしょ?男なんて最初から存在してない。」
俺の呟きに答えたのは、俺の隣でソファーに座るルビーだった。
「お前なんでそんな妙な結論に達してるんだよ。想像力豊かだな。」
「だってそうでしょ?そもそもママに釣り合う男なんている訳が無いし、ママがその辺の男に興味を示すとも思えないもん。」
「それはまぁそうなんだが……最近神木……いや、叔父さんが怪しいと思ってな。」
「は?叔父さんが?ママのお兄ちゃんなんでしょ?ありえなく無い?」
ルビーが神木の事を叔父さん呼びすると違和感半端ないな……いや、俺もそうなんだけども。
「いや、俺もそう思ったんだけどさ……アイと叔父さんって血の繋がりが無いらしいんだよ。それでいてアイの叔父さんへのあのベタつき様……かなり怪しくないか?」
「確かに……怪しいかも?」
ルビーが顎に手を当てて考え込む。
実はこの推理は前世でアイと神木に血の繋がりが無いと知った時からあったんだが、転生してアイの神木へのベタベタ具合を目の前で見て、疑惑が強まった。
「でも、もし本当に叔父さんが私達の父親だとしたら、アイが叔父さんを襲ったって事でしょ?叔父さんからアイに手を出すとは思えないし。」
「……まぁそうだろうな。」
ルビーの言う通り、あいつの性格とアイへの態度から神木からアイに手を出すとは思えない。
「じゃあいくら何でも考えすぎでしょ、そもそも叔父さんがアイにそのまま手を出すなんて、ないない(笑)」
「…ま、それもそうだな」
ハハハハッ!と俺とルビーは自分たちで立てた推理を笑い飛ばした。
……違うよな?(震え)
「……流石にもうそろそろ誤魔化しきれないよね〜…お兄ちゃんにも相談しなきゃ…」
ー
さて、今日は社長やミヤコさんは勿論、俺やルビーも待ち焦がれたアイ…ひいてはB小町のドームライブの日である!
実は今日は神木が帰ってくる予定なのだが、とあるサプライズの為にアイにはそれを伝えていない。
そして、アイがSNSを更新しようとスマホを弄っているのを横目に、俺とルビーが着替えていると、ドアチャイムが鳴った。
(…来たか)
(ママ驚くかな!?)
(ああ、きっと飛び跳ねるくらい驚くさ)
「ん……社長達かな」
俺とルビーがアイに聞こえぬ様にコソコソと喋っていると、アイはそう呟きスマホを置いて、インターホンの画面すら見ずにトテトテと小走りで玄関へと向かった。
「……あれ?ママの声が全然無いけど……もしかして本当に社長達なんじゃない?」
「…そうかもな、ちょっと見に行――」
乾いた破裂音が 家の中に響いた。
ー
私ね?原作の母親としての愛に目覚めたアイさんは大好きなんです!
……でもそれはそれとしてこう言う『女』のアイさんもいいんじゃないかな〜って思ってこの作品書いてるんですよね。
まぁ何が言いたいかって言うと……
アイは可愛いですね(定期)
そろそろ私の中の黎明卿がひょっこりはんして、また怪文書を投稿しそうなのでまだ息があるうちに言い残しとくんですが、この作品の根幹のテーマは『女』『男』『父親』『アイ可愛い』です。
そんだけでーす。
じゃ、私は推しの子の短編作るのに忙しいんで!
また会おう、サラダバー!
てかこの作品に"そう言う"未成年閲覧禁止になるシーンが需要有るってガチ?
この作品に"そういう"シーンって需要ある?
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有る
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無い
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別枠でやるなら……ある
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書け(威圧)