愛と呪いは小説より奇なり   作:ランハナカマキリ

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第十四話

「明日は普段通り学校に行ってね。ミヤコさんには俺から連絡しとくから・・・」

 

場所は変わって客間用の和室。4人分の布団が敷かれそのうちの一つにアイが寝転んだ。明星とアクア、ルビーは文字通り硬直していた。

 

「いや〜2人と一緒に寝るの久しぶりだね〜?」

 

「「「待て待て待て待て!!!?」」」

 

平然と、?を浮かべたアイに明星が頭を抑えながら片手で静止する。

 

「待ってください。いや、アイさんと2人が一緒の部屋で寝るのは大丈夫だと思います。けど、僕が同じ部屋で寝るのはアウトです!ギルティです!!」

 

「え〜いいじゃん。アクアとルビーも良いよね?」

 

「いやだ!!襲われるかもじゃん!!」

 

『あーテステス。』

 

「「「何!!?」」」

 

天井から現れたモニターが機械編集された声が流れる。

 

『え〜天の声(笑)です。』

 

「兄さんだろ?」

 

「家入先生だろ?」

 

『ルビーちゃん安心しな。明星は俺の知ってる限りじゃ奥手中の奥手だし、女の子襲うなんて芸当できるわけねぇよ。』

 

「それは関係ないでしょう!?義姉(つばめ)さんに言いつけますよ!!?」

 

「お願いやめてそれだけは頼む。」

 

てな訳でアイ&ルビーエリアと明星&アクアエリアに敷居でしきって眠ることにした。

 

「ママ〜ギュッとして〜ナデナデして〜?」

 

「い〜よ?ルビーは甘えん坊さんだね〜」

 

「バブ〜♡」

 

ルビーは赤ちゃん返りしていた。

 

幼い頃に死別した母。その母が転生というイレギュラーによって再び目の前に現れたのだ・・・母の彼氏、同年代の癖に収入は自分よりも上という訳分かんない現状だが。

 

ともかく甘えたい甘えたいの精神でルビーは赤ちゃん返りしたのだった。

 

男陣営はというと、そんな妹と義理の娘を見て聞いて何とも言えない雰囲気となり空気と化していた。

 

「・・・何か話する?」

 

「・・・じゃあ、アイとの馴れ初めを。」

 

 

〜数分後〜

 

 

「・・・てな訳で知らぬ間に式の準備されて、式挙げられて、今に至る。」

 

「何か、その、お前も大変なんだな。」

 

「君らの方も大変だろ。顔も知らない父親に母親を殺されて、復讐しようとしたら呪術なんてオカルトなものに巻き込まれて、しかも今の君らは高額の賞金首。兄さんら特級術師のお膝元だから心配しなくてもいいけどさ・・・」

 

アクアは隣で眠っている明星を見る。彼は座っていた。その眼は、赤と金色に光り輝いていた。全ての生命の、血脈や信号を見抜く"架眼"。それが曇りなく、アクアを見透かしていた。

 

「何かあったらすぐ僕らを頼れ。それが呪術師ってもんさ。」

 

この日初めて、コイツになら託してもいいと思った。

 

 

 

 

 

「へぇ?あの2人高専で保護されてるのか。」

 

東京某所

 

『照屋輝紗羅の警備システム、常駐している雨宮静流や日下部篤哉、日車寛己などの一級術師。そして呪術界最強、宇宙の支配者、現代の異能まで揃ってる。これじゃあの2人は()()()()()()()()()ぞ。』

 

「じゃああの場から炙り出そう。大丈夫、"餌"はあるさ。」

 

男のスマホには、今ガチのラストのキスシーン。星野アクアと黒川あかねが映っていた。

 

「会っとかないとね。()()()()()。」

 

〜じゅじゅさんぽ〜

 

アクア「・・・つばめさんって誰ですか?」

 

明星「兄さんのお嫁さん。概念で会話する人だよ。」

 

アクア(概念?)

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