ゲーセンファンタジー・俺がプロゲーマーになる迄の記録 作:マキシマムとと
◯月◯日 晴れ
やっべぇ。
本日2度目の【Round2】クリアで事件が起きた。
それまでにも色々あったんだが、何もかもが吹き飛ぶほどやべぇ事案だもんで、その他もろもろが吹き飛んだ(大事な事なので2回書いてみた)。
『5.000円キャッシュバック』
いや、ガチで震えた。
手が痙攣してな?
ちゃんと掴めないの。
んで、恐る恐る「これ、どゆこと?」て聞くやん?
そしたらペレさんが大音量で「しゅんまぬ~!! ぜんぼペレさんが悪いのやのす! 百合して~ッ!!」なんて叫び出すのよ。
『百合してぇ』はマズくないかな、倫理的に?
とか、頭がぜんぜんついていかなかったんだがそれどころではない。
「え…き、昨日はいつも通り2.000円だったよな?」
まず大事な所を確認すると、昨日は初の【Round2】クリアかつ、レアドロップだったからRMTをしなかったのだが、今回は即座に換金したんだと。
んで、その上でペレさんの話を要約するとこの5.000円、報酬としては超格安の部類になるらしい。
【Round1】も割と面倒な相手らしいのたが【Round2】の滅トールさんは耐久値の関係で普通のプレイヤーには倒せないらしく、その分撃破報酬のドロップ品をRMTに出品した際の価格は青天井なんだとか。
ただ、ペレさんが俺のロボと整備班一同を復活させた時にかなり無茶な借金をしており、その返済に回すために俺の取り分を少なくした…と。
それで開幕土下座レベルの謝罪ペレさんに遭遇した訳なのだが。
※それを聞いた時の三流工場勤務、確定平社員(残業代1時間=1.300円、平時での1時間当たりのお賃金? 「ちんちんギンギンだよぉ」ザケンナッ!!)の心情を答えよ。
※答え?
ブァフォクワ(アホなのでしょうか)?
いや、え?
【Round2】クリアまでの最短時間、ロード時間やスタンバイでのロスタイムを加味しても1分切るよ?
今回はヘマしたから遅れたけど…。
えーーー分給=5.000円?
は?
ぱ?
マ?
その癖、これ、メチャクチャにカットされた報酬だから借金返し終われば余裕で分給が最低でも20.000は超えるってーーーファ!?
とりあえず今日はそこでゲーム終了にした。
「おこらんちょっぱ! おこらんちょっぱぁ~」
俺の動揺と混乱を悪い方に解釈したのか、ペレさんは半泣きだったんだがマジで相手する余裕がなかった。
いっぱいいっぱいだったと言うか、日記書いて整理してる現時点でも混乱してるもん。
どうする俺。
会社辞める?
いや、いやいやいや。
馬鹿な、そんな、バナナ。
言うても社会人ですし?
急にそんな変化ーーーいや、いやいやいや。
あ、てか1プレイ1.000円だから実質は分給4.000円だしな。
2セットすれば8.000円………………。
2分で俺の1日分の給料を稼げちゃうのか。
…なんかあれだな。
1本飲んだら1日分の野菜をとれるジュースの宣伝を思い出したな。
ーーーうん。
ちょっとまた明日考えるわ。
◯月◯日 晴れ
今日は突っ込みを入れてみる。
『オリジン・滅・トール』
これは………どうなんだろうか。
名前と外見さぁ。
パクりすぎやん? パクりと言うよりは移植レベル。これ完璧にソックスマンの滅トールなんだよな。
会敵するまで外見はシルエットで隠されてたからわからんかったんだが、会った瞬間テンションがバグったわ。
滅トールは初代ソックスマンから登場するザコキャラでさ、1頭身のマスコット的な敵で行動も単調なんだが、配置が嫌らしかったり所見では対応できないギミックとして隠されてたりしてたから、記憶に残ってるプレイヤーも多いと思う。
初代から始まってソックスマン・クロノスやソックスマン・シスターにまで出演してるある意味看板キャラだし、バージョン違いも無数にある。
いうて『だいす』ってソガ・プレゼンツやんな?
ソガとオブコンて提携するほど仲良かったん?
提携の提の字すらみた記憶がないのだが。
(無知なだけな可能性高め)
首から下はオリジナルだから大丈夫なんけ?
だから『オリジン』滅トールなん??
宇宙人に著作権は通用しないって事なのか?
あーでもうん、宇宙人だもんなぁ。
うん。
百歩譲って外見はヨシにしよう。
けどあの離脱システムは本気で害悪なんだが。
俺のロボはガチ火力。
主要機関に当たりさえすれば一撃必殺が確定なんだが、ヤツには頭を切り離す機能があってな?
初回こそ上手く顔面を横に両断して一撃必殺がーーーあ。
それやねん。
忘れてた。
あのクソシステムなんなん?
いや話変わるんだけど、俺って今『だいす』のロボにキュサノオのモーション取り込んで、それを要所で起動させながら操縦してんだけどな? 音声認識で動きと火力に差が出るんだよ。
しかもペレさんに言われて嫌々検証したんだが、技を叫ぶwときに『殺』って文字が入ってるとより効率的になっててな?
「必殺! クシナダ!!」とか。
「瞬殺! クシナダ!!」とか。
「鏖殺! クシナダ!!」とか、とか、とか。
………俺、もうちょっとで40歳やねんで?
なんで、なんで四歳児と同じレベルの格好イイ雄叫びをあげにゃならんのよ。
しかも検証した結果最大効率だったのが『電空殺法』の四文字とか。語感が古すぎて今の若者には逆に新鮮な響き…?
いや…それは、どうかな?
うん。
なんか悲しくなってきたから今日はお仕舞いにします。
でんくーさっぽー。
でんくーさっぽーかぁ………。
まずはおめでとうございます。
このサイトに辿り着いた貴方の剛運と執念にも近い直感力へ敬意を表します。
【ソックスマン・シスター】
ソックスマン、ソックスマン・クロノスに続くシリーズ3作目。
世間一般での評価はこれまで積み重ねてきたソックスマンシリーズの栄光を地に落とす駄作。
ソックスマンシリーズ初の没入型VRゲームとして製作発表されたものの、内容は完全にシークレット。
期待に胸を弾ませて予約購入したファンを待ち構えていたモノは驚きのVR空間と短か過ぎるショートストーリー。
『貴方はソックスマンです』
『ソックスマンの自室で休息中』
『シスター(修道女)が貴方を労いに訪れます』
今北産業で説明可能な残念ゲーム。
本当に、これだけ。
シスターへ対しては声も見た目も身長も服も、主人公へ対する「あなた」「おにいちゃん」「おとうとくん」「だんなさま」「ごしゅじんさま」「おまえ」「きさま」「ぬし」「うぬ」「ぼく」「きみ」「◯◯くん」と言う呼び方もスタイルも、思い付く限りの要素を変更できる超高画質、没入感マシマシの凄まじいクオリティの作品なのだが、だが『それだけ』なのだ。
労いに来たシスターが持参したカレーを温め、食事をして、終わり。
VRの『お楽しみ』である極部観察も影でNG。
これで小売価格6.980円なのだからファンの怒りと失望は推して知るべしと言う他にない。
………さて。
以上が世間一般的なシスターへの評価だ。
だがこのゲームの本質は、その本領は『次元が』違う。
賢明な貴方にはそれをお教えしましょう。
①新品のスコッチVRと新品のソックスマン・シスターを用意する。
②深夜3時~3:10分までの10分間の間にゲームを起動する。
※この際絶対にゲーム映像を録画してはならない。
③タイトル画面で↑↑↓↓←→BAを入力する。
これで4時までの間、貴方はゲームとも明晰夢とも言えない不思議な空間を満喫できるようになります。
ですが、絶対に②の注意点を厳守する事。これだけは守ってください。
貴方が見て、即座に抹消された『やってみた』動画では録画機材が潰れましたが、あれは運が良かっただけ。
悪ければ一度の裏切りでも許されない場合があります。
どうぞ命を大切に、S◯XMAN娘を満喫して下さい。
幸運な友へ、愛を込めて。
追記。
女性及び性的マイノリティの男性はソフトを裏にして挿入し、起動してください。
きっと貴方の期待に添えるでしょう。