ゲーセンファンタジー・俺がプロゲーマーになる迄の記録 作:マキシマムとと
すまない。
今回でラストと言ったのは嘘だ。
普通に考えてあの場面からラストまで一話でやりきりとかムリゲーが過ぎるんだよレンちゃん……。
○月○日 晴れ
明日が決戦になる予定。
長かったラウンド3もこれで終わりか。
思えばこの数ヶ月で色んな事があった。
最初はゲロ吐きながらケルベで立体機動して朝も夕もなく森を駆けずり回ったんだよなぁ。
アレは本当に悲惨だった。
しばらくしてから座長さんが参戦してくれて、それだけでも大助かりだったのに共闘募集の依頼を出してくれて、そのおかげで沢山のプレイヤーが集まってくれた。
火力が足らないからって事でポチの【システム・戦闘モード・開放】を実行して『クレイジーウォークライ』で友軍機への火力バフをばら撒いたんだが、こぉ〜んれが好評でな? 火力上昇系のバフを使えるオルボーンってレアだったらしくてさ、ウジャウジャ(失礼!)虫のように(もっと失礼!!)プレイヤーが集ってくれたんだよな。
そこから先はゲームが変わったなぁ。
それまでは進撃無双の世界観だったのだが、プレイヤーが激増したやろ?
それだけでも十分に大きな変化だったのだが、レンがポチをペレさん無しでも動けるように調整してくれてな? その調整結果がまるっきりバクゥだったんだよ。
いつだったかなぁ?
座長さんと仲悪い頃に『絆』がある地下の秘密ゲームクラブに連れて行かれて、そこで俺の膝に乗ってはしゃいでたレンのケツ骨が痛すぎて、それで苦肉の策として二人乗り出来るバクゥハウンドで遊んだ事があったんだが………え〜っと確か昔の日記に。
あ、これや。
↓
○月○日 晴れ
バクゥはなかなかに面白いMAだ。
ーーーまぁ、帝国のMAは基本的にだいたいオモシロ路線なんだけどな。
ほら、例えばザムペロとか一頭身の水餅みたいな形状の癖に飛行ユニットとして序盤では引っ張りだこだし、帝国水泳部の面々は個性派揃い…いや、奇抜さの話と違うくて。
バクゥはヨツアシ系の獣ユニットなのだが、普通のワンコロとの大きな違いは頭の上に小型の兎ロボ(SD二頭身)が乗っていること。
メインパイロットは犬側、そしてサブパイロットが兎側の操縦を担当しており、操作やそれぞれに与えられる情報も分割される。
例えば俺に出来る事は機体を操作すること、そして近接武器を扱うことであり、レンはそれらの行動に関与できない。
逆にサブパイロットはメインモニターの認識に加えてレーダーを把握出来る。そしてメインパイロットへは封じられた無線通信の送受信、延いてはそれを元にした行動指針の提案ーーーそして、遠距離攻撃に終始するのだが。
まぁ、この辺りは全MA共通だ。
その他のMAとバクゥとの大きな違いは遠距離攻撃の種類というか、方法…かな?
「月の天罰! おとささささっ!!」
レンの日本語がふにゃふにゃになる時は大抵調子が良い時だ。
兎の攻撃手段である手榴弾が、大きな放物線を描いて2機のジークをまとめて爆砕した。
「ひゃー!! 焼却炉! オブ鉄!!」
月の天罰~はミニモニの…黄色いキャラの決め台詞で、オブ鉄! は解放軍記ガン◯○sexy【R15+】第16話『燃える砂丘』に出てくるモブキャラ少女の物だ。
コイツ、絆にどっぷりハマったバクゥ乗りの癖にガン◯○のストーリーにはまるで興味を示さなくてな? それなのに。
「そう言えばレン、知ってたか? Sexy16話のモブ少女の声優さん、ミニモちゃんなんだぜ」
この一言で手のひらクルリよーーーまぁ、結局16話以外にはまるで興味を示さなかったのだが。
頬をリンゴみたいに赤くして、それでも真剣な表示を保ちつつその場で何度も何度も垂直跳びをしながらバクゥとモブ少女の活躍を眺め続けた我が妹(初日は16話を5回ぶっ通しで再生した)。
※モブ少女は帝国兵なので完全に悪役です。ミニモちゃんの声の人が正義と民草の為に命を懸ける解放軍兵士を爆殺する映像を、いったいどんな心持ちで眺めているか…そして1話限りで戦死するモブ少女の最期に毎回「ひゃあ!!」と叫ぶその情緒は謎のまま)
ーーーにしても、あのジャンプは何なんだろうか。
興奮しすぎて身体がそのエネルギーに耐えきれない感じ?
飛び跳ねる動作を加えることで精神を保っている…??
そんな不思議系の妹なのだが、手榴弾の扱いはプロ顔負けだ。
「にーっ!」
連携を急いている時には呼び名すら省略する。
当然、俺は兄貴で
レンの意図など聞くまでもない。
「ケッ!!」
一声返し、敵MSーーージーク・ナイトへタックルをぶちかました。
すると、ナイトがよろめき倒れるまでの僅かな間。
敵機を追いかけるように事前に進路を予測して投擲された手榴弾が派手な音を立てて殺到する。
手榴弾にロックオン機能は無い。
自分で計算し、未来を予測して先置きするしかないのだ。
それを乱戦の中で、俺の行動までも計算に含めて、的確な場所へ最適のタイミングで投げ続ける。
…たぶん、俺の妹は天才なんだと思う。
モロにこんな感じの操作感覚に変化しててな?
もちろん『だいす』で乗ってるのはポチだから武器も戦闘速度もまったく違うのだが、それでも基本は同じ。
俺はポチの足回り担当。
レンはポチの火器担当。
あー…あと何故か
なんと言うか、懐古厨心がくすぐられて逆に楽しい感じ? あとアレだ。ポチにはレン、ケルベにはミレンが乗らないと上手く起動出来なくなったのは謎だったかなぁ。
昼間は再来のデスパジャマことレンの指揮で『だいす』でありながら『絆』モードでプレイして、夜はケルベ君で隠密任務の補佐係としてひと暴れ。
それが一段落したらライザさんと一緒に(週1〜2で座長さんともイチャコラしてる。人生で感じたことの無い優越感があって脳がヤバイ)ライザさんタイムだったし。
結局ずっと忙しかったなぁ。
…まぁ、それまでに比べれば負担の少ない業務だし、ある程度の慣れもあったから平気だったんだが。
◇
中指ミサイルをポチポチポチっと3連射。
俺「右にも、中にも、左にも〜!」
レン「みんなに希望の中指ぃ〜↑↑↑ ミッサ〜イルぅぅう♪」
遠距離攻撃も有りなんだよな。
アシガルやケルベの高速近接戦闘のが好みではあるんだが、やはり何事にも変化は大切。
毎日毎日、朝から晩までターザンしながら鯛の三枚おろしを量産し続けた地獄の日々にGood-Bye!
中指ミサイルも進化しててな?
昔ながらの全方位中指ミサイルは多弾頭ミサイルなんだが、それとは別仕様の中指ミサイルを武装に加えたんだ。
追加の中指は命中率重視の粘着ミサイル。障害物を検知して自動で軌道修正までする優れもの。
弾速が遅めな事もあってさ、タイキングの『跳ね回る』の挙動に合わせて90度の直角軌道で追尾出来るオモシロミサイルなんだが、
中指ミサイル発射→タイキング『跳ね回る』で空中へ回避→中指が追尾→1発命中した瞬間大量の他のプレイヤーが一斉に追撃→お空に汚い花火が上がり→真辺兄妹のテンションアゲアゲ→「「たーまやぁ〜〜〜」」となる。
たまにはこんなのも良いよね。
普通に楽しい。
ポチの武装は二種類の『中指ミサイル』と頭部中核外装の口に仕込んだ『魄裂砲』の3つ。
敵に接近した場合には俺が牙や爪、あと先っぽがレーザーブレードになる尻尾で『いけポチ! レーザーテール!!』みたいなヴォケ門ムーブもするけど、基本的には遠距離攻撃が主体かな。
いや、本当に昼間は軍事行動なんだよ。
『絆』とは比べ物にならん大群でさ、いくら宇宙人の超技術があるにしてもだ、これでよく処理落ちせんよなと不思議になるレベルの大軍団で進撃しながらタイキングの駆逐に励んでるんだぜ?
こんな状況で突っ込んだら他のプレイヤーに迷惑かけちゃうんだわ。
最近はチラホラ見かけるけどやっぱり近接筋肉ロマン馬鹿の姿は少ないし、遠距離攻撃してる人らからすれば陣形崩して突っ込むような奴は背中から撃ちたくなるもんだし。
(最初の頃一度突撃しかけたのだが、俺より一歩早く戦場のど真ん中に躍り出たGUSHIKEN愚連団の若い子が秒で仲間から銃殺される衝撃映像を見て考えを改めたのは秘密)
ともかく、そんな訳で暴れたい衝動を堪えつつ戦線を森林地帯から湿地地帯に押し上げて、そのままの勢いで湖に到着。
いやいや、湖の攻略とか不可能やろ。
相手は魚類やぞ!?
いや、もちろん『ぼくたちのサイキョーろぼっと』であるオルボーンが秘めてる可能性は無限大だ。
けどな?
人類は基本的に陸上生物なんだよ。
そりゃ中には水戦適応した脚を持ってる人もいるけど、ほとんどの人は使いこなせないし、そもそも俺みたく水中用の脚(腰?)パーツが選択肢に浮かんですらいない残念なコアパーツだって少なくない数で存在してる。
相手は根っからの魚類。
むしろ今まで何故地上で跳ね回っていたのかと問い質したくなるレベルのお魚マシン。
正攻法で勝てる道理は無い。
ーーーなら。
「あ〜…ふんふん、りょーかいだよ!」
ここ最近はすっかりデスパジャマとして活躍中のレンが通信を終える。
「準備出来たって!」
「ん〜。にしてもあの子ら凄いな、ほとんどあの機体がやったんだろ?」
「特化機体だし? ん〜でも、他の人類も残土の運搬とかで頑張ってたし?」
「まぁ、それはわかるが…」
正直、既に地上のタイキングは俺達の脅威では無かった。にもかかわらずラウンド3の攻略に何ヶ月もかけた理由がこの湖。
戦線が安定してすぐ、デスパジャマとして再覚醒したレンは斥候ユニットを編成した。
俺のケルベは潜入工作用に作製されたケルベロスをリスペクトして作り上げた機体だから、光学・音響なんかの基本的なステルス機能は当然完備、水中活動すら可能な高性能スニークマシンなのだが、如何せん乗ってるプレイヤーの程度が知れてるから。
本職の(俺なんかとは比べる事すらおこがましいレベルの優秀な)斥候用オルボーン13機が敵陣潜入を試み、かなり早い段階でこの巨大な湖の存在を突き止めていた。
(俺のケルベは彼らの任務が上手く進むように暴れて注意を引き付けたり、ワンミスから発生したトレインを強引に鎮圧するのが主な仕事だった)
ミレンは何か気に食わなかったらしく、
「反発した上に僕を顎で使うのか…へぇ、なるほど? 流石は僕の母なる小さな姉上、とでも言っておこうか」
てな感じでシスターズの間で火花が散ったのだが、女の戦いに首を突っ込む度胸は無かったのでとりあえず俺はスルー安定した。
ーーーそして、今日がその日々の頑張りの集大成。
「みんな〜! 行っくよぉーーー!!」
カウントダウンが始まった。
5! 4! 3!
なんか、良いな。
正月の番組でしか見たことない景色。
沢山の人間の声が単純な数字を発音して、ただそれだけの音が無数に絡まることで複雑に響いて、それなのに間違いなくその声の示す事柄は全員に伝わる。
2! 1ぃ!!!
「にーにー」
レンに促され、まるで世界の主人公にでもなったような不思議でふわふわと宙に浮いたような心地でーーー。
「起爆」
ーーー爆破を命じた。
同時に落雷のような轟音が地下から響き、アホでもわかるほど明確に大地が振動する。
敵陣への斥候部隊と拠点外周部への調査隊によって描かれた地図により、この広大なラウンド3のマップが完成した。
ここは巨大な山脈に囲まれた盆地であり、タイキングレークと名付けられた湖は山脈の中の巨大な水溜り。
そこでレンが考えたのが、いつかのスペシャル番組でやっていた企画。
【湖の水! ぜんぶ抜こぉ!!!】だったのだ。
常識で考えれば不可能。
だが、俺達には最強の勇者地底『ダグトリオン』と地雷座長の超高火力地雷があった。
明らかに頭とスケールのオカシイ計画。
大歓声に包まれながら、俺はその成功にホッと胸を撫で下ろした。
さて、唐突にアンケート開始します。
いえね?
ケルベ君の色なんですよ。
【左足の特殊中核並列外装の形は蛇なんだが、ソレと外装の色以外はケルベロスそのままだし、性能も同じ】
↑
この通り、色は白では無い。
以外の情報がないんですよね。
ポチが活躍しだした頃にケルベ君の色の事を完全に忘れてて、なんとなく白でイメージしていたのですが、そうなるとポチと色被りしてダメだなと。
そう考えてから振り返ってみると、色について考えてなかった真実に直面いたしまして。
そこで選び抜かれたる純正コアパーツの皆様にお願いがあります。
ケルベ君の色でコレやろ! と言う色がありましたらアンケートのボタンをポチり、お願いします。
メインカラーはそれに決定して、サブやアクセントはまたコチラで考える予定なので、お気軽にご参加くださいщ(*´ω`*щ)カモーン♡
追記・締切は12/25日にします。
もう時期年の瀬。
我が妻は同僚のインフルをもらって体調を崩しました。
皆様もどうかご自愛ください(ó﹏ò。)
ケルベ君の外装、メインカラー決めるお!
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アシガル(金)に対抗して銀!
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パンドラ(赤)に対抗して青!
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天蝕大狼リスペクトで黒!
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天蝕大狼リスペクトで紫!
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なんとなく似合いそうな深緑!
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ミレンへの嫌がらせで蛍光ピンク!