Arts Forts   作:HAL-000

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遭遇10

レム・ビリトン。

鉱石採掘によって発展している国家。

しかし労働環境は悪いようだ。

鉱石採掘によってもたらされた利益は小型の移動都市を作るほどになった。

 

移動都市の建造を進めているところにそれは現れた。

蟹のような走行装置を持つ移動都市のようなものだった。

シエスタや龍門の報道はこの地にも来ており、その中で語られたランドクラブとよく特徴が似ていた。

しかも10機と大量にいた。

 

トランスポーターを通じ、シエスタへとこれは伝えられた。

BFFの艦載機が飛び立ちランドクラブ群へと向かった。

ランドクラブ群を指揮していた指揮官はシエスタのギガベース、龍門のグレートウォールの指揮官と情報交換を行った。

BFF第八艦隊、ギガベース、グレートウォールの消失とGAは保有するAF戦力を失っていたため急ピッチでのランドクラブの量産配備が行われているとのこと。

今回指揮していた編成は輸送型3機、多連装ミサイル発射機型が2機、510mm連装砲型が2機、インテリオルに輸出したタイプGLAN-GRANCHIOが3機、その他MTというもの。

その後はウォルモンド近郊でランドクラブ群が滞在することになった。

 

ランドクラブ群が出現して4週間後。

トランスポーターから天災の予報がなされた。

それは奇しくもシエスタ、龍門、レム・ビリトンとAFが存在する場所だった。

特にシエスタはいままで天災が無かった場所だったこともありパニックになった。

龍門はグレートウォールによって避難路を塞がれているため対応をどうするか決めあぐねていた。

レム・ビリトンは移動都市の数が少なく避難しきれない人が多かった。

が今回予想された天災はどういうものが来るかを予想することができた。

隕石が降ってくるというものだった。

これに対してAF部隊はある事を発表した。

天災を迎撃するということだった。

テラで天災を迎撃するということは前例がなく無茶だと非難された。

これに対し、我々はそもそも行動不可能であること、その為には迎撃をするほかないということをメディアの前で説明した。

移動都市の人々の為ではなく自身の防御の為という発言にさらに非難が寄せられたが、彼らに頼るほか手段がない状況ではすぐに非難が沈静化した。

 

天災当日。

シエスタのBFF第八艦隊とギガベース、龍門のグレートウォール、レム・ビリトンのランドクラブ群は迎撃準備を終了していた。

天災が始まるのをまだかまだかと待ち望んでいた。

 

遂に天災が始まった。

大量の大小様々な隕石が降って来た。

ギガベースは主砲と副砲で射程内の隕石を迎撃、BFF第八艦隊はギガベースの撃ち漏らしをミサイルで一つも打ち漏らすことなく迎撃していく。

グレートウォールは多連装ミサイル、大型ガドリング、MTの砲撃で次々と龍門に降り注ぐ隕石を迎撃する。

またネクスト使用が発令され龍門市街上空で雷電はグレネードカノンを次々と命中させる。

有澤隆文は天災直前のインタビューで「撃ち負けはせんよ。当たるのならば」と答え、その言葉通りの動きを龍門市民へと焼き付けた。

レム・ビリトンでは大型の隕石を510mmとGLAN-GRANCHIOが小さいものは多連装ミサイル型が迎撃していった。

 

迎撃は順調に行われたがシエスタと炎国には更なる脅威が近づいていた。

小惑星と見間違える程の大きさの隕石が降って来たのだ。

ここまで迎撃しきったAFといえど流石にこれは無理だろうと諦める人もいた。

が、AF部隊は諦めてはいなかった。

 

ギガベースは主砲塔を左舷側へずらしたと思うと、海中から巨大な砲が姿を現した。

作中では終ぞ使われることのなかったレールガンだった。

展開が終わると即座に充電を開始し巨大隕石へと放った。

レールガンは命中し巨大隕石は爆発とともに細かな破片となった。

 

グレートウォールは巨大隕石へと火力を集中し隕石を削っていく。

そこに龍門への迎撃を終えた雷電がOIGAMIの砲身を展開、打ち込みを開始する。

が迎撃しきれずガドリングへ直撃。

グレートウォールはつぶされてしまったと龍門の人々は思った。

しかし直撃の煙が晴れるとそこにあったのはガドリングを破壊されているが本体は全くの無傷のグレートウォールだった。

テラの民はAFというあの世界が生み出した化け物をみることとなった。

移動都市という回避するだけだった自分達の持てる力ではどうしようもかったテラの民に限定的とはいえ天災を迎撃しきったその光景には恐怖と希望を抱いた。

 

しかしAF達の周りに突然霧が発生する。

AF部隊から通信が入る。

「元の世界の奴らと通信が付いた。どうやらここまでみたいだな」

そう言い残すと通信が切れた。

霧が晴れた後にはAFもBFF第八艦隊も戦闘の跡もなかった。

 

彼らは去った。

そして短い時間とはいえ数々の技術とその光景を残して消えた。

テラの民はAFという存在に希望を見出し、その形を受け継ごうと奮闘を始めた。

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帰還したGAとBFFは何事もなくそれぞれの本拠地へと撤退していった。

GAはギガベースとグレートウォールの不在の穴を埋めるためのAF建造の費用があだとなり資金繰りが厳しくなり建造したランドクラブ群は他社へと売り渡す手段以外なかった。

BFFは不在中の隙を狙った襲撃で壊滅寸前といった状態だったため第八艦隊へと本社機能が移された。




これでArtsFortsは終わりとなります。
ありがとうございました。
2023/8/2追記
移動都市って天災迎撃用の設備があるんですね
有志WIKI見ながらだったので知らなかった
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