ラテラーノ。
サンクタとリーベリが住む国家。
周辺国からは永世中立国の扱いがなされている。
美しい建造物の街並みが並び、砂糖とバニラの香りが漂う。
サンクタという種族の共感能力に起因するリーベリへの迫害があり、リーベリへ厄介事を押し付け、物のように扱う原因となっている。
またラテラーノの民は鉱石病に罹患すると国外追放となるが権利や義務は追放された後でも行使と従属が保証される。
また爆破したがる習性があり、しょっちゅうあちこちで爆発が起きている。
そんないつものような日々が続くと思っていた。
どこかで爆発音が響く。
また誰かが爆破しているんだろう。
そう思っていた。
が、その次に見えたのは教皇庁区画へと突き刺さる光だった。
教皇庁は瞬く間に火の海と化し、バニラと砂糖の匂いの代わりに焦げ付く匂いと埃が舞った。
サンクタの子供は手に持ったジェラートを地面に落として啞然としていた。
光の降ってきた方向に目をやるとやたら小さい羽を複数付けた円盤がその下面から何かと光を射出していた。
それは教皇庁をひとしきり破壊しつくすと市街地へ向けそれを指向した。
円盤は市街地を焼き尽くしていった。
辛うじて砲爆撃から逃れられた教皇騎士や修道院の者は円盤へ向けて守護銃を撃つが、円盤がその巨体に見合わない機動で回避する。
当てられない上に銃撃を受けた結果なのか射程外から砲爆撃を再開し始める。
もうラテラーノの町並みは見る影もなかった。
バニラと砂糖は燃え尽き、石が焦げ付く匂いと共に死体の焼ける匂いも混じっていた。
円盤は消える瞬間のその姿を雲に隠し、誰にも見られることなく消えた。
その後ロドスがラテラーノへ立ち寄ろうとその予定航路へ運行をしていた。
すると見張りが予定航路から外れて停止しているラテラーノを発見。
煙や火の手が多数見えたためこれの様子を確認することになった。
ラテラーノに上がってみればそこは瓦礫だらけ。
ラテラーノの面影はない。
瓦礫の中からは助けを求める声が、道には市民、教皇騎士、修道院、所属や身分問わず死体や傷病者が転がっていた。
瓦礫の撤去や道行く人々の治療は通常のオペレータ達に任せ、教皇庁へと進む。
教皇庁は熱で溶かされた跡が残りほぼ全壊といっていいほどだった。
奇跡的に教皇やその他重役、内部で勤務していた者や市民は殆どが生き残っており、傷病者や死体の収容を行っていた。
そこにロドスが来てくれたため残った人員でラテラーノの全体の捜索と収容を行った。
教皇庁にドクターも出向き、何があったかの顛末を聞いた。
事実上の永世中立国が不明機からの攻撃を受けたためロドスの協力で各国のトップが招集され不明機の所属を確認することとなった。
が、どこの国もこれを保持できるわけもなく話は平行線を辿った。
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なんか甘い匂いがするな。バニラと.....砂糖か?
インテリオル・ユニオンとトーラスの整備員