セレブリティアッシュの所をサベージビーストとしていた所を修正しました。
サルゴン。
砂海とオアシスの境界に広がる荒野と密林を国土としている国。
その荒野と密林に暮らす。
その中の一つ、ロングスプリング地区。
異邦の部隊がロドスと作戦行動を行った場所。
その後はその戦闘で放逐された変異体達が傭兵組織にて運用されていることが判明したため、これの駆逐と傭兵組織の鎮圧に出ていた。
しかし、敵の攻勢は激しく、撤退せざるを得なかった。
砂嵐が吹き視界も悪い中一時撤退エリアへと歩みを進めていた。
前方の視界が悪い中先頭を進んでいたBlitzは何かを見つけた。
箱型で上側に丸い物体が6つ付いた何かが。
視界も悪く、負傷者もいるため一度そこで簡易治療と休憩をとることにしようと考えた。
が、その目の前に大型の人型ロボットが現れた。
こちらを視認したとみると機関砲を放って来た。
エッチング弾かと稜線へ身を隠すロドス部隊。
しかし、Blitz他レインボー小隊の面々は聞き覚えのある音に驚いていた。
間違いなくアーツではなく火薬によって撃ちだされる音だった。
「なんだよ、テラの兵器かと思ったらこっち側の兵器じゃねえか!」
「あっちはいつの間にかこんなものを作ったようね」
Frostはそう話す。
ロボットからの途切れない砲撃に手も足も出せないでいると、箱型の物体が動いていることに気が付いた。
あれもあのロボットの兵器だったのか。
そう思うと丸い物体が浮遊した。
「おいおい、日本のアニメかなんかじゃないんだからさあ....」
Tachankaはそう言う。
「そういうこと言っている場合じゃないよ!」
Ashはそう言うとブリーチング弾の発射機だけを稜線から出してロボットへと打ち込む。
「あれ、随分と硬いみたいね、こっちのSFの知識は役に立たない」
ブリーチング弾は装甲に刺さることなく弾着と同時に落下した。
Tachankaは徹甲弾をロボットへ打ち込むが金属音を響かせるだけだった。
「徹甲弾も効かないのかよ。関節に撃ち込んだのに傷一つつかねえ」
アスベストスやホシグマの大型の盾を遮蔽物にして前進しようと試み、稜線から身を乗り出そうとするが、盾を出したところで機関砲にハチの巣にされ盾が持ち手だけになってしまった。
榴弾射手がロボットへ向けて打ち込むが効果はなく、むしろ向こうの放つ榴弾が何十倍も強かった。
ロスモンティスの戦術装備を撃ち出すも機関銃に撃ち抜かれ重装オペレータの盾の二の舞になりかけた。
トギフォンスの矢ならどうかと撃ちこむが徹甲弾やブリーチング弾と同じく弾かれる。
他に迂回する道もなくどうしたものかとさっきから浮遊している球体を見ながら考えていた。
するとロドスへと増援を呼び掛けていたオペレータの通信機からなにやら声が聞こえてくる。
「敵不明ArmsFort起動しているぞ!」
「おいおい、ありゃあソルディオスじゃねえか!しかも6機も?!」
「やるしかあるまい」
そんな声が通信機から聞こえる。
Blitzは通信機を手に取り声の主へ話す。
「こちらロドスBlitz小隊、そちらは何者か答えてもらおう」
「おい!人が近くにいるんだが!?しかもMTに襲われてやがる」
「ここに割り込んで来るとは.....何者だ?」
「いやばっちりオープンチャンネルで話していて何を言っているんだ」
「オープンだと?」
そう話していると2機の人型が突入して来た。
片方は箱と球体に攻撃を加え、もう片方はロボットへ攻撃を加えた。
青とクリーム色のカラーリングで差しの彩度の高いオレンジの機体だった。
「通信してるのはあんたらか、なんだって生身で、MTは排除したからコジマの影響を受けないうちにとっとと逃げな!」
「てか、猫耳?!鬼?!蛇の尻尾?!コスプレでもしてんのか?!この砂漠のド真ん中で?!」
「それは見ている。安全になったらそちらのことを話してもらおうか」
「それはそっちもな」
Blitzはそう返すと近くにある廃墟へ身を隠すよう部隊へ指示した。
部隊を移動している最中、あの人型を見ると多数のミサイルと緑色の光を避けつつ攻撃を加えていた。
Blitz達は廃墟へ入ると再び通信機を手に取り話す。
「さて、こちらはロドスBlitz小隊な訳だがそちらは?」
「こちらはあのネクストのオペレータ、セレンだ、ロドスとは聞いたことのない名前だな。何者だ?」
「さあ、こっちもネクストなんて存じ上げないが、火薬を使ってる辺り俺たちと同類っぽいな」
「火薬を使わん銃なんて殆どないだろうが、何を言っている」
「ところがさ、ここは火薬を使った銃器や兵器は存在してないんだよ、もちろんあの馬鹿でかい兵器もな、移動都市っていう似た大きさのはあるが」
「そんな馬鹿な。ではあのネクスト達や不明AFは別の世界へ行ってしまったということか?」
「いやこっちが紛れ込んだという可能性もある。ところでネクストとかAFとかいったいなんなんだ?」
「知らないのか?と思ったが別の世界の住人なら仕方もないか、そちらの容姿も気になることだしな」
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「なるほど?つまりはあれは傭兵の駆る兵器という訳か、そんでもって傭兵じゃコスパが悪かったからAFを作ったと」
「おまけにコジマとかいう有毒物質が動力源にねえ、まるでこっちの源石みてえだ」
「しかもあの球体、ソルディオスとか言ったっけ、砲撃にして撃ち出すとは」
「そちらもなかなか興味深い。まさかおとぎ話のような世界だとは」
「しかし企業の活動で汚染されているのはそちらも同じか」
「人は別世界だろうが変わらんってことだ」
セレンとBlitzは情報交換をひとしきり終えると既にAFとかいうのとの戦闘は終わっていた。
ソルディオスとネクストの目にも止まらぬ高機動戦闘はとても見応えがあったがコジマの話を聞いた部隊は近づきたくはないなと思っていた。
「こちらは作戦を終了した。ネクストを帰還させる。元の世界へ戻れることを祈っている。企業になんて報告したらお前らは実験行きだろうからな。」
「ああ、援護感謝する。そちらも元気で。俺たちの世界とまた別の世界とはいえ久しぶりに同じ技術を持つ者との話ができてよかった。」
「おーい!お前ら元気でなー!あ、そうだおれはセレブリティアッシュってんだ!よろしくゥ!」
「なんだ、戦闘中と打って変わって元気だな。」
「いや...ソルディオスが自律してる上に6機もあるんだ、おまけにクイックブーストまでできる、こんなんに元気でいられるってか」
「まあいいや、そっちも達者でなあ!」
そう言うと通信を切り2機のネクストはあっとういう間に地平線へ飛び去っていった。
Blitz率いる小隊もも通信を切り撤退ポイントへ歩いて行った。
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あれは凄かった。
あの高速戦闘。
人型兵器。
AF。
どれも別格のものだった。
あの球体を「ソルディオス」と言っていたがそれだと話に聞いた固定タイプのソルディオスと混同しそうだ。
日本のアニメから取ってあれを"ソルディオスオービット"とでも呼称しておくか。
Blitz