君は大食いで最強のえっちゃん   作:月の餅

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何この高評価!作者、ホントに生きてる?!!!!?夢じゃない???!

本当にありがとうございます!!


視点が定まらなすぎてちょっと読みにくいのでは?と思ったのでアンケートを取らせていただきます。
side〇〇とか、〇〇視点とか入れたほうがいいのかしら……?というやつです。





STAGE03

 

 

 

 

あれから数分、サーヴァントユニヴァースとやらの解説(結局よく分からなかった。アルトリウムって何?)を聞いた後、えっちゃんが『む……すみません、振込確認の電話が』と席を立った。

 

 

時刻は既に6時半。そろそろ出発しなければ、リハにすら間に合わないだろう。

打ち合わせとセット確認はミヤコに任せて来たが、これは流石に落とせない。

 

アイだって出るのだからーーーーーいや、そもそも警察沙汰にするなら今日のライブも危ういがーーーーーここらで一度話の区切りをつける必要があるか。

 

そう思い、双子を撫でるアイに声をかける。

 

「どうする。警察に通報するのかしないのか」

 

「あー………うん、どうしようかな」

 

 

珍しく、歯切れの悪い返事だった。

 

彼女は子供たちを見つめた後、腹に手をやり、軽くさする。……刺された箇所だろうか。

 

 

「今回は私だったけど、次はこの子たちかもしれない。……私はえっちゃんに助けてもらえたけどさ、次もなんとかなるかはわからない」

 

「……そうだな」

 

「中途半端に見逃して、もし二人が危ないにあったらーーーーーきっと私はその人を許せない。だから」

 

 

そこまで言って、アイは顔を上げた。

 

 

「ライブの後まで待ってから、通報しようと思うんだ。刺されなかったってことにすれば、えっちゃんの秘密も守れるし。自首する時間も、お昼まであれば十分かなって」

 

 

 

 

……その瞳に一瞬影が過ぎったのは気のせいか。

 

いや気のせいであれ、と頭を軽く振り、壱護は携帯を取り出した。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「ママ、ホントに大丈夫?血とか出てない?頭痛かったり、気持ち悪かったりしない?心臓ちゃんと動いてる??」

 

「あはは、やけに具体的!大丈夫だよルビー。ほら、ちゃーんと生きてるでしょ?」

 

「……う゛ん゛っ!!マ゛マ゛やっぱり女神だと思う゛っ!!!」

 

「そんなに泣かなくても………ルビー、アクア。えっちゃんの言う事聞くんだよ?ミヤコさんが来るまでの間、面倒見てくれるから」

 

「「はーい」」

 

「それじゃあ、いってくるね!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

そして、アイと壱護がいなくなった部屋の中。

 

アクアとルビーは未知と対面していた。

 

 

 

 

 

 

じーっ。

 

 

ルビーの頬を、冷や汗がつたう。

 

 

じーっ。

 

 

………。

 

 

「じぃーーーっ。」

 

「って、口で言ってる!!幻聴じゃなかった!!!!!」

 

「おっ、落ちっ……うっ、…………ズビッ、落ち着けよ」

 

「……うん、まずお兄ちゃんが落ち着こうか」

 

涙と鼻水で顔面ぐっちゃぐちゃの兄にティッシュを差し出す。

 

何があったのかはまだ聞けていないが、目が覚めてからずっとこんな感じだ。アイを見送るときですら、スカートの裾から中々手を離さなかった。

 

アクアにしては珍しい。今までにこんなことあったかな、と首を傾げる。

 

「じぃーーーーっ。」

 

 

……閑話休題。他のことを考えて気を逸していたが、やっぱりちょっと無理そうだ。

 

いきなり現れた『えっちゃん』なる人物が、先程からすごい見てくる。そりゃもう、こっちに穴が空くのではないかってくらいに。

 

思い切ってちょっと前に

 

「ええと……どこかで、お会いしたことあります……???」

 

と聞いてみたのだが、

 

「…………いいえ、ないですね」

 

の一言でダウン。

 

「はは、デスヨネー………」

 

「………」

 

「………」

 

それ以降ずっとこれである。

 

ぶっちゃけ勘弁してほしい。見られてるだけ、というのが一番気まずいのだ。こう、会話というかなんというか……くっ、沈黙が。

 

「……なあ」

 

「なんですか?」

 

とか思ってたらアクアが動いた。

 

鼻水をすすりつつなのがちょっとカッコ悪いが、救世主には変わりない。ナイス、お兄ちゃん!!!!

 

この際話題はなんでもいいからいい感じにーーーー

 

「サーヴァントユニヴァースって何だ?」

 

「へっ?」

 

ーーーーーーなにそれ??

 

「どのシーズンの設定がいいですかね」

 

「「???」」

 

 

 

 

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