この素晴らしき世界に祝福を!   作:指揮官さん

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大川透(ジョジョナレーション)「前回の、ジョジョの奇妙な冒険(この素晴らしい指揮官に祝福を!)は、自らの力の制御の為、一人鍛練に勤しむ紅介。しかし、そこで魔物の群れに襲われ、窮地に陥ったがその突如、自らを鬼人族と名乗る和装の女剣士、ソウキ・レイメイによって窮地を救われた。そして翌日、アクセルの街に、危機が迫っていたッ!」


第10話 訪れる災厄

 

    パニシング:グレイレイヴンより

         Raven Race

 

アナウンス『デストロイヤー警報!デストロイヤー警報!!住人の皆様は、直ちに避難を!!冒険者の皆様は、装備を整えて、冒険者ギルドへ!!繰り返します━━』

 

アクセルの街に突如響き渡ったアナウンスは途端に街中を騒がせた。

 

紅介「これは!?」

めぐみん「まさか、この街にデストロイヤーが……!」

アクア「紅介ー!カズマー!逃げるの!遠くへ逃げるの!!」

 

すると荷物を乗せた荷台を引っ張って来たアクアが紅介にそう言う。

 

紅介「逃げるって、何からだよ?」

ダクネス「機動要塞デストロイヤー。暴走した古代兵器だ。そいつが通った跡は、草も残らないと言われている。」

 

紅介の問いにダクネスが真剣な顔をして説明する。

 

離貅&木葉&カズマ「紅介!!」

 

そして、離貅、蒼い瞳の紅いリオルを抱き抱えた木葉とカズマが駆け付ける。

 

紅介「…みんな、冒険者ギルドへ行くぞ。」

カズマ「俺もだ。」

アクア「どうして!?」

カズマ「やっと手に入れた我が家だ!簡単に壊されて堪るか!!」

紅介「正直言って、俺にもそんな意見もある。…だけど、このまま逃げたらある意味敗北(まけ)だ。だから、立ち向かう!」

 

紅介はそう言って、反対派(アクア)も連れて冒険者ギルドへ向かった。

 

       ここで音楽が止まる

 

    パニシング:グレイレイヴンより

         Anaphylaxis

 

ルナ「…皆さんがこの街の最後の砦、どうか、よろしくお願い致します。」

 

冒険者ギルドの受付人のルナはそう言う。

 

ギルド職員「現在、機動要塞デストロイヤーは、街の北西方面から、こちらへ向けて真っ直ぐ進行中です。到着まで、あと一時間。」

 

微かに光る水晶玉を持ったギルド職員が、そう報告する。

 

紅介達がその水晶玉を覗き込むと、蜘蛛のような姿をした巨大なメカが映っていた。

 

紅介「コイツが、デストロイヤー……!」

 

紅介はそう呟いた直後、一羽の鷲がデストロイヤーの上を通過しようとしたが、赤いレーザーが何度も放たれ、鷲は跡形も無く消し飛ばされ、水晶玉が放っていた光は消え、映像が途切れた。

 

紅介「…なあ、ここに来る途中で仲間から少し聞いたが、デストロイヤーは古代に存在したノイズって言う技術大国が造ったって聞いたが、その技術大国が、何か対抗策を……。」

ルナ「…残念ながら、デストロイヤーの暴走で、真っ先に滅ぼされました。それに、デストロイヤーには、強力な結界があります。」

紅介「マジかよ……。」

カズマ(無理ゲー……。てかそんな強敵が駆け出し冒険者の街に来ちゃ駄目だろ……。)

 

カズマが心の中でそう呟き、ツッコむ。

 

冒険者A「こんな時、ミツルギさんが居てくれたら……。」

冒険者B「何処に行ってしまったんだろう……。」

紅介(そう言えばミツルギ(アイツ)と初めて会った日の翌日、修行の旅に出るとか言われたな……あの時説教はまずかったか……?)

クリス「早くみんなで逃げた方が良いよ。」

 

クリスはそう提案する。

 

ダクネス「いや駄目だ。街の人々の帰る場所が失ってしまう。」

クリス「頑固だなぁダクネスは。ねえ君、何か良い案は無い?」

 

するとクリスはカズマに問いかける。

 

カズマ「そんなこと言っても━━」

 

過去の記憶(ウィズ)『はい、アクア様の力なら、幹部の二、三人ぐらいで維持する結界なら破れる筈です。魔王の幹部は元々八人で、現時点では私含め、あと六人居ます。それに、今ここで私を倒しても、最低でも、あと二、三人倒さなくてはいけません。』

 

カズマ「おぉ!アクア、お前なら結界を破れるんじゃないか?」

アクア「うーん……やってみないと解らないわよ?」

ルナ「破れるんですか!?デストロイヤーの結界を!」

 

カズマとアクアの会話を聞いていたルナがそう言う。

 

カズマ「え、いや、もしかしたらって事で━━」

ルナ「それでも、やるだけやってもらえませんか!?」

カズマ「あ、ああ……。」

ルナ「後は、ダメージを与えられる魔法さえあれば━━」

紅介「居るぜ。」

 

ルナの言葉を遮り、紅介の言葉が響いた。

 

       ここで音楽が止まる

 

紅介「全てのスキルポイントを爆裂魔法に注ぎ込んだアークウィザードはいかがかい?」

 

紅介はニヤリと笑い、親指でめぐみんを指差して言う。

 

    パニシング:グレイレイヴンより

         Meltdown

 

紅介「この駆け出しの街に於いて考えうる最大火力は爆裂魔法だ。めぐみん、出来るか?」

めぐみん「…我が爆裂魔法でも、流石に一撃では仕留め切れないと思います……。」

 

めぐみんは申し訳なさそうな様子で言う。

 

ウィズ「すいません!遅くなりました!ウィズ魔道具店の店主です。」

紅介「ウィズ!」

 

すると、冒険者達が集まった冒険者ギルドにウィズが入って来た。

 

ウィズ「一応、冒険者の資格を持っているので、私もお手伝いに━━」

冒険者C「店主さんだ!」

冒険者D「貧乏店主さんが来た!」

冒険者E「勝てる!これで勝てる!!」

ウィズ「え?え??」

 

すると、突然冒険者達を勝利を確信したかのように大喜びしたが、当の本人(ウィズ)はポカンとしていた。

 

カズマ「…なあ、何でこんなに有名なんだ?…て言うか可哀相だから貧乏店主はやめてやれよ。」

ダスト「知らないのか?彼女は元々、凄腕アークウィザードとして名を馳せていたんだ。」

 

カズマの疑問にダストがそう教える。

 

紅介「へぇ……。(今では魔王軍の幹部で、アンデットのリッチーなんだけどな……)」

ルナ「それでは皆さん、緊急クエスト、開始です!!

 

ルナの言葉で、冒険者達はデストロイヤーの破壊に向けて、準備を進めた。

 

       ここで音楽が止まる

 

そして、デストロイヤー到着までの時間が、大半を切った時間、紅介は、デストロイヤー破壊の要となるめぐみんが居るアクセルの正門にある砦の上に来ていた。(ちなみに近くの方ではアクアとウィズが居ます)

 

紅介「…ダクネス、バリケートの先に立っているな。カズマが引き上がるように説得してくれれば良いが……。」

めぐみん「は、はい。そそうですね。」

 

めぐみんは緊張気味で言う。

 

紅介「…なあめぐみん、どうしてそんなに爆裂魔法にこだわっているんだ?」

めぐみん「今ですか!?今ここで言うのですか!?」

紅介「あー…悪かったか?」

めぐみん「…いえ、時と場合を考えてほしいです。…あれは、私が幼かった頃の話です。」

 

紅介の唐突に出た質問にめぐみんは文句を言いながらも語り始める。

 

めぐみん「私は、いつものように、故郷にある入っちゃダメな所に行っていまいした━━」

紅介「待て待て!何故いつものように入っちゃダメな所に行ってるの!?」

 

初っ端からツッコミ所な部分に紅介は思わずめぐみんの語りを遮る。

 

めぐみん「…入っちゃダメだって言われている場所には、大抵お宝が眠っているものだ”って、お母さんが言ってて、そこに毎日通っていました。」

紅介「そ、そうか……。」

めぐみん「では、続きを。…ところがある日突然、巨大な魔物に襲われたんです。…その時、一人のお姉さんが現れて、魔法一つで消し飛ばしたんです。」

紅介「…その魔法が、爆裂魔法なのか?」

めぐみん「はい。」

 

紅介の質問にめぐみんはそう答える。

 

    この素晴らしい世界に爆焔を!より

         憧れの魔法

 

めぐみん「その後、何故だか感謝されて、何でも願い事を叶えてあげると言われたんです。」

紅介「それで、その願い事が、爆裂魔法を教えてもらう事なのか?」

めぐみん「…はい。少し成長して、故郷のみんなから、爆裂魔法はネタ魔法と言われていますが、私はそれでも、スキルポイントを必死に貯めて爆裂魔法を習得しました。」

紅介「…めぐみんにとって、爆裂魔法は誇りなんだな。」

めぐみん「勿論です。私は、あのお姉さんが放った爆裂魔法に心を打たれたんです。いつかは爆裂魔法を極めて、あの人に見せたいんです。私の……爆裂魔法を。」

 

めぐみんは幼い頃の思い出を思い出しながら言う。

 

       ここで音楽が終わる

 

紅介「…なら、まずは爆裂魔法でデストロイヤーをぶっ壊さないとな!どうやらウィズも爆裂魔法が使えるようだし、同時にウィズの爆裂魔法も超えないとな!」

めぐみん「はい!」

紅介「…カズマの方は……説得失敗か。」

ルナ「冒険者の皆さん!そろそろデストロイヤーが見えてきます!戦闘準備をお願いします!!」

 

その直後、ルナがトップメガホンでそう叫ぶと、遠くの方で巨大な何かが見えてきた。

 

紅介「…アレがデストロイヤーか。…アクア!頼む!!」

 

紅介がそう叫ぶと、空から杖がアクアに向けて降ってきて、アクアはそれをキャッチする。すると、その杖の先端にある蕾が開花する。

 

    パニシング:グレイレイヴンより

  二輪の花(リリース記念アニメPVバージョン)

 

アクア「セイクリッド━━」

 

アクアは杖を振り回すと同時に、周囲に無数の魔法陣を展開し━━

 

アクア「ブレイクスペル!!!」

 

アクアは杖の先端部から巨大なレーザーをデストロイヤーへ放つが、魔法陣が出現し、レーザーが相殺される。

 

アクア「ッ、うおらぁああああああああ!!!」

 

アクアは力の限り叫ぶと同時に、レーザーの出力を上げ、デストロイヤーを守護する魔法陣を粉砕する。

 

紅介「勝機は今しかない!!━━めぐみん、お前の魔法は、アレをも壊せない雑魚魔法だって証明する気か!!?」

めぐみん「ッ!?何を━━」

紅介「そう証明したら、お前に爆裂魔法を教えたその人に申し訳が立たないだろう!!?お前が、お前が爆裂魔法に全てを注いだのは、その人に憧れを抱いたんだろ!?だったら、今ここで、爆裂魔法をぶちかませよ!!!

 

紅介はめぐみんに叱咤激励する。

 

めぐみん「ッ……そんなの、そんなの当たり前です!!!」

 

めぐみんはそう言って杖を構える。

 

紅介「そう来なくっちゃな!!ウィズ!!」

ウィズ「はい!同時攻撃です!!」

 

ウィズの言葉にめぐみんは頷き、杖を構え、ウィズと共に詠唱を開始する。

 

めぐみん&ウィズ「黒より黒く、闇より暗き漆黒に、我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒の時来たれり、無謬の境界に落ちし(ことわり)、無行の歪みとなりて現出せよ!エクスプロージョン!!!

 

めぐみんとウィズの渾身の爆裂魔法が、今デストロイヤーに放たれた。

 

それにより、全ての脚を破損したデストロイヤーは凄まじい地響きと轟音と共に、動きを止めた。

 

めぐみん「あう……」

 

めぐみんは魔力切れによって倒れかけるが、紅介が咄嗟にめぐみんを抱える。

 

めぐみん「…コウスケさん……私、頑張れましたか?」

紅介「…当たり前だ。ナイス爆裂。」

 

めぐみんの問いに、紅介はそう言ってサムズアップをする。

 

めぐみん「…ナイス、爆裂……。」

 

めぐみんも弱々しくも同じくサムズアップをする。

 

       ここで音楽が終わる

 

紅介「…見ろ。街を守れたお陰で、みんなは大喜━━」

アクア「コレで賞金は頂きよ!!さあーて、報酬は幾らに━━」

 

アクアがフラグになりかねない事を言ったのが原因なのか、突如、謎の地響きが発生した。

 

紅介「━━━」

離貅「こ…これは……」

木葉「この揺れ……デストロイヤーから(・・・・・・・・・)出てない?」

 

『警告。警告。排熱及び機動エネルギーの消費が出来なくなっています。搭乗員は速やかにこの機体から離れてください。繰り返します。排熱及び━━』

 

木葉が推測した途端、警告アナウンスが聞こえてきた。

 

紅介「━━ウィズ、めぐみんを頼む。」

めぐみん&ウィズ「え?」

 

紅介はそう言ってめぐみんを優しく下ろす。

 

めぐみん「…!コウスケさんまさか━━」

紅介「必ず戻る。」

 

紅介はそう言って砦から出て、紅蓮狂刃を持ち━━

 

紅介「デストロイヤーを、破壊する!!」

 

そう言ってデストロイヤーへ一直線に駆け出した。

 

     進撃の巨人 season3より

      憧憬と屍の道 (TV Size)

 

離貅「…僕達も行きましょう!」

木葉「うん!!」

 

離貅と木葉は、紅介の後に続いた。

 

カズマ「…あいつ……。」

冒険者C「…俺はやるぞ。」

冒険者D「…俺も。もうレベル30を超えているのに、何故この街にいるのかを思い出した。」

カズマ「…デストロイヤーに乗り込む奴は、紅介に続けえええええ!!!」

冒険者達「オオオオオオオオッ!!!!」

 

カズマの言葉に、冒険者達は力強く応え、紅介の後を追った。

 

???A「…あの者が、ソウキ・コウスケか。」

???B「はい。あの者から感じる力、我が殿やレイメイ様と同じです。ですが、御前様は二人の子を産んで死んだはず……。」

 

アクセルの街から遠く離れた地で、古風な口調で喋る女性と、黒装束を纏った男性の二人が、会話しながら紅介達を傍観していた。

 

???A「うむ……まあよい。今は事の結末を見届けようぞ。」

 

女性はニヤリと笑い、傍観を続けた。

 

紅介「そこを……退けぇええええ!!!」

 

紅介は離貅、木葉と共に最先でデストロイヤーに乗り込み、立ち塞がる多くの小型ゴーレムや戦闘用のゴーレムを次々と討ち倒しながら突き進む。

 

離貅「…紅介!あそこに扉が!」

 

離貅が指差した方角には扉があったが、その前には扉を守るように一昔前のロボットを思わせる一体の戦闘用ゴーレムが居た。

 

紅介「立ち塞がるなら斃すまで!離貅、木葉、行くぞ!!」

離貅「はい!」

木葉「うん!黒域の虚構展開!」

 

木葉はゴーレムの背後に

小さなブラックホールを生成(リーフ-闇蝕の黄シグナルを使用)しゴーレムを引き寄せ、動きを阻害する。

 

離貅「乱れ撃つ!!!」

 

そして離貅は咄嗟に15発の連射攻撃(リーフ-異火の赤シグナル)を放ち、ゴーレムを怯ませ、咄嗟に紅介の肩に乗っていた蒼い瞳の紅いリオルがは冷気を纏った波導弾を放ち、ゴーレムを拘束する。

 

離貅「今です!!」

紅介「おう!!必殺、紅蓮乱舞ッ!!!」

 

紅介は必殺技の紅蓮乱舞を放ち、凄まじい速さでゴーレムをすれ違い様に斬撃を九連続で与え、ゴーレムをバラバラに断ち斬った。

 

紅介「…木葉!あんたの武器のレーザーで扉を!」

木葉「うん!!」

 

木葉は二対の浮遊砲、零式からレーザーを発射し、扉に円形を描き、穴を開けた。

 

紅介「…この先に……。」

 

すると、カズマ達冒険者達が紅介達に追いつく。

 

紅介「…行くぞ。」

 

紅介の言葉に、一同は扉の先へと入った。

 

       ここで音楽が終わる

 

木葉「…これって……。」

離貅「…人の骨ですね。」

 

紅介達の目に留まったのは、部屋の中央の椅子に腰かけている白骨化した人の骨だった。

 

カズマ「おいアクア。」

アクア「…既に成仏してるわ。アンデッドになるどころか、未練の欠片も無いわね。」

紅介「未練の欠片も無い?」

アクア「ええ。それはもうスッキリと。」

木葉「紅介、コレ。」

 

木葉は紅介に何かを手渡す。

 

紅介「…コレは、何かの日記か?」

 

紅介はそう言いながら、日記に書かれた文章を読み上げる。

 

『国のお偉いさんが無茶を言い出した。こんな低予算で機動兵器を作れと言う……無茶だ。』

 

紅介「…この骨(こいつ)の日記か?」

 

紅介はそう推測して続きを読む。

 

『それを抗議しても全く聞く耳持たない。

泣いて謝ったりとかしてみたが無理だった。』

 

一同「………。」

紅介「………。」

 

その内容に思わず一同は例の骨に視線を向け、紅介は無言でページをめくる。

 

『設計図の期限が今日までだ。どうしよう。まだ白紙だし前金を全部使って飲んじゃった。どうすれば良いのかと考えてたらいきなり蜘蛛が出た。凄え叫びながら手近にあった物で叩き潰した。用紙の上に。

ただでさえこのご時世に上質な紙は高いのに。もういいや機動要塞デストロイヤーとか書いて出しちゃえ』

 

空気が微妙になってきながら、紅介はまた無言でページをめくる。

 

『あの設計図がすげえ好評だ。それ蜘蛛を叩いた際に付いた汁とかよく触れるなとか言えねえ。てかどんどん計画が進んでく。しかしこんな俺が所長である。ハハハ(虚ろ)。」

 

紅介「…続き読むぞ。」

一同「はい。」

 

『俺何もしてねえのにどんどんできていく。てか近くの方へなんか隕石が落ちて来た。調査隊の奴らが回収して来て調べろと言われてきた。それに開発中の兵器には動力源が必要とか言われた。伝説のコロナタイトを2個も持ってこいと言って隕石の解析を始めた。』

 

カズマ「…隕石?」

離貅「急にSFチックになりましたね。」

 

『例の隕石を解析してみたら凄い事が解った。どうやら魔力を無限に生成し続ける能力がある事が解った。オリジナルのGNドライヴかよ。でも隕石だから明らかにレア物だしこの事は隠しとこ。』

 

紅介「………。」

 

『やべえ例の隕石の事バレた!!何故それを早く言わないし何をする気だと問い詰められたが思わず開発中の兵器に対抗する為の動力源にすると誤魔化した。納得してくれたが結局取り上げられた。』

 

離貅「………。」

 

『“対デストロイヤー殲滅兵器”の開発スタート。とは言ったものの思い浮かぶ案は超人レベルのアンドロイドを造る事しか思いつかん。だけどその時同僚の人が涙を流しながら手足不随の娘を連れて来た。

なんでも娘がこんな自分でも誰かの為になれるならなりたいと言ってきた。

…あまりの健気さに思わず涙を流して了承した。もういっそ魔王を倒せる程の力を与えよう。』

 

アクア「…急に御涙頂戴な展開が来たわね。」

 

『対デストロイヤー殲滅兵器の開発を開始。記憶の喪失などのデメリットも聞かせたが、例の娘はそれでも良いと言った。覚悟決まり過ぎだろこの娘。でも名前をどうしよう。…そうだ。俺の大好きなブラック★ロックシューターにしよう。折角だし、THE GAMEの方のブラック★ロックシューターで。』

 

紅介「…ブラック★ロックシューター?」

 

『例の娘に改造に改造を重ねた結果、生物比率10%、機械比率90%のアンドロイドが出来た。自己修復機能とか付けたし、他にもサポートユニットとしてブラックトライクも作ったけど流石に悪用されたらやばいし厳重に封印した。…我ながら良い出来過ぎて封印直前でブラック★ロックシューター、アレを見つけ次第、必ずや破壊しろ。と言ってやった。…それに万が一の為クローンを作り、それをホワイト☆ロックシューターにした。…とは言ったものの動力源をどうしよう。』

 

カズマ「クローン!?」

離貅「ノイズは技術大国と聞きましたが……クローン技術があってもおかしくは…ないのでしょうか……。」

 

『ホワイト☆ロックシューターの動力源について考えてた時、ホントにコロナタイト2個持ってきちゃった。どうしよう……1個目をホワイト☆ロックシューターの動力源に組み込んでブラック★ロックシューターと同じく封印したけど、2個目をデストロイヤーに組み込む事になった。…これで動かなかったら失敬じゃないの?動いてください!お願いします!』

 

木葉「…ねえ、今までデストロイヤーが暴れ続けられたのって……」

紅介「………。」

 

『終わった。現在只今暴走中。国滅んだヤッベェ!!滅んじゃったよ!ヤッベェー!!でも何かスカッとした!満足だ!よし決めた。もうここで余生をクラスとしよう。だって降りられないしな。止められないしな。それに例のデストロイヤー殲滅兵器がいつまで経っても来ないしな。あんなに厳重に封印した奴とコレ造った奴、絶対バカだろww。

…おっと、アレ封印したのとコレ造った責任者、俺でした。

 

紅介「…スゥー…ハァー……。」

 

紅介は深呼吸しながら日記をパタンと閉じて……

 

紅介「お前ら、デストロイヤーから出ろ。後は俺達がやる。…キレそう。」

 

そう指示し、奥へと進んだ。

 

離貅「…皆さん、これ以上紅介を刺激しない方が身の為だと思います。」

 

離貅に言われた冒険者達はおそるおそる頷き、逃げる様にデストロイヤーから脱出した。

 

紅介「…んで、コレがそのコロナタイトか。」

 

奥の部屋に足を踏み入れた紅介達の目に映ったのは巨大なカプセルに封じ込められた赤く光る球体だった。

 

離貅「コレをどうにかしなければ、このまま爆発してしまうんですね?」

カズマ「お、おい、何とか出来ないのか!?」

ウィズ「で、出来ない事は無いですが…それには魔力が………あ、あの、カズマさん!」

 

ウィズはカズマの頬を両手で挟み……

 

ウィズ「吸わせてもらえませんか?」

カズマ「喜んで。」

 

ウィズの問いにカズマは迷うなく答えた。

 

ウィズ「ありがとうございます!では━━」

カズマ(お父さん、お母さん、俺、異世界で大人に)

ウィズ「ドレインタッチ!!」

カズマ「アアアアアアアア!!!」

 

カズマの期待を裏切る様に、ウィズはカズマから魔力をドレインタッチで吸い上げる。

 

ウィズ「…これでテレポートの魔法が使えます!!ですが、まだ問題が……。」

アクア「その問題って何よ!」

ウィズ「コロナタイトを何処に送るかなんです。行き先は、アクセルの街、王都、そしてダンジョンなんですが、そのダンジョンは魔法の素材集めにちょくちょく利用している世界最大のダンジョンで、今では多くの観光客が……。」

カズマ「な、何だよそれ!?」

 

するとコロナタイトは放っていた光を更に強く光らせる。

 

木葉「こ、コロナタイトが!」

紅介「おいおいこれはかなりヤバいんじゃねえか!?」

ウィズ「い、一応一つだけ方法があります!ランダムテレポートと言うものですが、その名の通り、対象をランダムでテレポートされるものですが、下手をすれば━━」

カズマ「大丈夫だ!世の中は広いんだ!!だから無人の場所に送られる可能性の方がずっと高い筈だ!それに全責任は俺が受けるし、こう見えて、俺は運が良いからな!!」

紅介「…ウィズ、カズマを信じよう。」

ウィズ「…はい!━━テレポート!!」

 

ウィズはカズマの言葉を信じ、コロナタイトへランダムテレポートを発動すると、コロナタイトは光に包まれると同時に消えた。

 

紅介「…よし、後は脱出するだけだ!」

 

紅介の言葉に離貅達は頷き、急いでデストロイヤーから脱出した。

 

離貅「…なんとか全員脱出出来ましたね。」

紅介「ああ、これで━━」

 

紅介がそう言いかけたその時、デストロイヤーが振動音と同時に震えだした。

 

カズマ「ま、まだ終わらねえのかよ!?」

 

デストロイヤーの前面部にある亀裂が、徐々に光を発すると同時に広がり始めていた。

 

紅介「お、おい、コレかなりヤバいんじゃ……」

ウィズ「ま、魔力を!誰か魔力を分け━━ムグ!?」

 

ウィズは周囲に居た冒険者達に魔力を分けてもらおうと言いかけるが、紅介が咄嗟にウィズの口を塞ぐ。

 

紅介「バカっ!お前がそうしてもらっててデストロイヤーを壊せるとして、その後をどうすんだよ!?」

ウィズ「で、でも……!」

紅介「アクア!俺のドレインタッチで、アクアの魔力をウィズへ供給を━━」

アクア「ちょっと嫌よ!!それに私の神聖な魔力をウィズに流し込んだら多分消えてなくなるわよ!」

紅介「じゃあどうやって━━」

めぐみん「真打登場。」

 

すると、めぐみんが現れた。…見知らぬモヒカンの男性におんぶされながら。

 

モヒカンの男性「チャンスは一度きり……お前の“輝き”に賭けるぜ。」

紅介「ドレインは皮膚の薄い部分か、心臓に近い位置からやれば効率が良いんだな!?」

ウィズ「はい!」

アクア「ねえ解ってる?ねえ吸い過ぎないでね?吸い過ぎないでね?」

紅介「解ったからじっとしてろ!めぐみん、準備は良いか!?」

めぐみん「ええ!!日に2回も爆裂魔法が撃てるだなんて、今日は━━」

紅介「ドレインタッチ!!」

めぐみん「ひょわぁああああああああ!!!」

 

紅介はめぐみんの頸に触れて、ドレインタッチでアクアの魔力をめぐみんへと送り込む。

 

紅介「コラ!暴れんな!!」

めぐみん「暴れますよ!!なに人が喋っている途中でいきなりやるんですか!?」

紅介「今一刻を争うんだよ!!じっとしてろ!あと、今から手の力を緩める!爆裂魔法が使える魔力量になったらすぐに爆裂魔法だ!良いな!!?」

めぐみん「は、はい!…あ、ヤバいかも。ヤバいです……。」

紅介「おいおい!?ここに来て破裂とかマジでやめろ!?」

めぐみん「………ッ!来ました!!」

 

めぐみんはそう言うと同時に紅介から離れ、詠唱を始めた。

 

めぐみん「光に覆われし漆黒よ━━夜を纏いし爆焔よ━━…他はともかく、爆裂魔法の事に関しては私は誰にも負けたくないのです!行きます!」

 

めぐみんは詠唱の途中でそう言って、杖を構え━━

 

めぐみん「我が究極の破壊魔法━━エクスプロージョン!!!

 

本日二度目にして、とどめの爆裂魔法を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、機動要塞デストロイヤーは破壊された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、その日から翌日、冒険者ギルドにて━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セナ「冒険者、サトウ・カズマ。及びソウキ・コウスケ、貴様らには、国家転覆罪の容疑が掛けられている。自分と共に来てもらおうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルセルク王国の検察官、セナから告げられたのは、犯罪容疑の宣告だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

離貅達「…え?」

カズマ&紅介「…は?」

 

            to be continued………




ミサトさん「街を救ったら、まさか犯罪者扱いにされるだなんて……紅介君にカズマ君、大丈夫かしら……。…それでは次回予告をするわね。…魔王軍のスパイと疑われ、投獄された紅介とカズマ。訳も解らない出鱈目な世間の扱いに、紅介は激しい怒りを抱き、離貅達は二人の無実を照明する為奮闘する。しかし、どれだけ証拠を集めようにも、二人を無罪にたらしめる証拠は一向に見つからなかった。果たして離貅達は決定的な証拠を見つける事が出来るのか?そして始まる裁判によって下される二人の命運とは?次回、『下される審判』。次回も、サービスサービス!」

対デストロイヤー殲滅兵器

例の科学者がデストロイヤーの対抗策として製作した二人のアンドロイド型の兵器。しかし厳重に封印したせいか、今も封印が解かれて居ない。
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