この素晴らしき世界に祝福を!   作:指揮官さん

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大川透(ジョジョナレーション)「前回の、ジョジョの奇妙な冒険(この素晴らしい指揮官に祝福を!)は、古の時代に造られた機動要塞デストロイヤーを破壊した紅介達だったが、紅介とカズマは何故か、国家転覆罪の容疑がかけられ、絶体絶命の危機に陥ったが、残された離貅達は、謎の男の助太刀により、二人は無事釈放されたのだった!!」



第12話 孤独な少女の友達

紅介とカズマが無罪となり、釈放され、同時に蒼い瞳の紅いリオルにシユカという名を与えた日から数日後……

 

紅介「………。」

 

紅介は拠点となる屋敷の庭で木刀を用いて素振りをして鍛錬に勤しみ、蒼い瞳の紅いリオルこと、シユカも自らの波導で生成した剣の形をした氷晶で紅介の動きを真似していた。

 

めぐみん「コウスケさん。」

紅介「ん?」

 

めぐみんに話しかけられた紅介は木刀の素振りを止めて、めぐみんに顔を向ける。

 

紅介「どうしたんだ?めぐみん。」

めぐみん「前から言おうと思っていたのですが、この仔を紹介してあげます。」

 

めぐみんはそう言うと、被っていた帽子を取ると……

 

黒猫「なーお」

 

中から額に十字架、背中に小さな羽が生えた黒猫だった。

 

紅介「へぇ……可愛い猫だな。名前は何て言うんだ?」

めぐみん「ちょむすけです。」

 

めぐみんはそう言って頭に乗っている黒猫、ちょむすけを両手で持ちながら言う。

 

紅介「………。」

めぐみん「ちょむすけです。」

紅介「…え、えっと……」

めぐみん「ちょむす━━」

紅介「解ったもう良い。少し名前に戸惑っただけだ。…ちょむすけって言うのか。」

めぐみん「はい!我が使い魔です!」

 

めぐみんはエッヘンとした仕草をして言う。

 

紅介「なるほど……シユカ、この仔…ちょむすけは大丈夫だよ。だから敵意を飛ばすなよ。」

 

紅介の言葉にシユカはコクリと頷くが、シユカはちょむすけに対し、何処か気になる部分があるのか凝視していた。

 

紅介「…凄い凝視してるな。」

めぐみん「…ですね……。」

セナ「コウスケさん!」

 

すると、セナが現れ、紅介に駆け寄って来た。

 

紅介「あ、セナさん。」

めぐみん「あなたは……!まさかまだコウスケさんを疑って━━」

セナ「違います!!」

めぐみん「じゃあ何ですか!?」

セナ「実は、街の周辺に、冬眠中だったジャイアントトードが這い出て来たんです。」

 

セナの言葉に紅介は数日前、セナから取り調べを受けた出来事を思い出し、めぐみんに視線を向け、めぐみんは反射的にそっぽを向く。

 

紅介「めぐみん。」

 

紅介は逃しはしないと言わんばかりにめぐみんの肩に手を置く。

 

紅介「…気持ちは嬉しい。だが、実行に移した後の事も考えようか?」

めぐみん「…はい。」

 

そんなこんなで、紅介とカズマはめぐみん達の尻拭いの為、少しの罰を込めてめぐみん、アクア、ダクネスを連れてジャイアントトードの掃討に向かった。(ちなみに離貅と木葉は紅介の案で休んでいます)

 

   OCTOPATH(オクトパス) TRAVELER(トラベラー)Ⅱより   

        ノーマルバトル2

 

ダクネス「さぁ来い!!私を喰らい、ヌルヌルにしてみろ!!」

 

自ら(ヘイト)役を勝って出たダクネスはジャイアントトードの群れに追われながらそう叫ぶ。

 

紅介「………。」

 

そんな様子を、紅介は呆れと諦めが混じった様な表情で見ていた。

 

カズマ「ま、まあ、ヘイト役としては最適じゃねえか?」

紅介「…否定しようにもアイツドMだし打たれ強いから否定できねえ……。…あっちは俺がやる。シユカ、行くぞ。」

 

紅介はそう言って紅蓮狂刃を顕現し、肩にシユカを乗せ、ダクネスが引き付けているジャイアントトードへ駆け出した。

 

めぐみん「うう……危なくなったら即座に助けに行くと約束してくれたとは言え、あんな一箇所に集められた魔物を独り占めされるのは不服です……。」

カズマ「いくら俺と紅介を助ける為とは言えお前らが勝手な行動をした所為でこうなっただろ?」

アクア「いやぁあああああああ!!!」

 

するとジャイアントトードにトラウマ意識を持つアクアはジャイアントトードに追われ、カズマとめぐみんに近付いていた。

 

アクア「カズマさん助けてぇええええ!!!」

カズマ「ったく、しょうがねえな!」

 

カズマはそう言って弓をつがえ、狙いを定める。

 

カズマ「行くぜ…俺の新スキル、狙撃ッ!!」

 

カズマはそう言って、弓から矢をジャイアントトードへ向けて放った。

 

カズマ「狙撃ッスキルは、運が良い程命中率が増す。俺にうってつけのスキルだ!!」

 

カズマの放った矢はアクアの頭髪のある輪っかのような髪型を綺麗に潜り、ジャイアントトードの頭部へ命中と同時にアクアはコケた。

 

アクア「ちょっと!!今私の頭のチャームポイントを矢が掠━━」

 

アクアがそう言いかけたその時、浅かったのかジャイアントトードは動きだし、アクアを頭から喰らいついた。

 

       ここで音楽が終わる

 

カズマ&めぐみん「あ。」

紅介「い!?」

 

アクアを喰らいついたジャイアントトードはゆっくりと上を向く。

 

カズマ「アクアぁああああ!!!!」

紅介「おいおい!?ヘッドショットしてもすぐに死なねえのかよ!?」

 

紅介はそう言いながら自身を取り囲むジャイアントトードの群を瞬時に斬り伏せ、アクアに向かって一直線で走り出す。

 

紅介「頼むぞシユカ!!波導弾だ!!」

 

紅介から指示を受けたシユカは高く跳び上がり、手から蒼い光弾を生成し、それをジャイアントトードの足元へ放ち、蒼い光弾は着弾と同時にジャイアントトードの下半身は即座に凍り付く。

 

紅介「オラァ!!」

 

紅介は紅蓮狂刃の刃に爆炎を纏わせ(ルシア-紅蓮青シグナルを使い)、その炎を纏った刃でジャイアントトードを斬り裂き、アクアを助け出す。

 

紅介「アクア、大丈夫か!?」

アクア「えぐっ……ひゅぐ……紅介ぇ、ありがどぉ……。」

ダクネス「アクア!なんて羨まし……凄惨な事に!」

カズマ「お前今羨ましいって言いかけただろ。」

ダクネス「い言ってない!!」

めぐみん「あ、あの!更にジャイアントトードが!」

 

めぐみんはそう言いながら指差す方には三匹のジャイアントトードが迫って来ていた。

 

紅介「問題ない。全部斬り裂いて━━」

 

紅介がそう言って構えようとしたその時、

 

???「ライトオブセイバー!!」

 

紅介達に聞き馴染みのない少女の声が聞こえたその直後、巨大な光の刃が迸り、三匹のジャイアントトードを一掃した。

 

紅介「…今のは?」

 

紅介はその声のする方へ目を向けると、めぐみんと同じ、紅い眼をした少女が居た。

 

紅介「…誰だが知らないが、助かったよ。」

???「た、助けた訳じゃないですから。ライバルがカエルなんかにやられたりしたら、私の立場がないから。」

カズマ「ライバル?」

???「ひ、久しぶりねめぐみん!今日こそは、長きに渡った決着を着けるわよ!!」

 

紅い眼の少女はめぐみんへ指を差して言うが……

 

めぐみん「どちら様でしょう?」

???「えぇっ!!?」

 

めぐみんは初めて会った様な口ぶりをする。

 

紅介「おいめぐみん、知り合いじゃないのか?」

めぐみん「…知り合いです。彼女の名はゆんゆん。紅魔族の長の娘で、私の自称ライバルです。」

ゆんゆん「ちゃんと憶えてるじゃない!!」

カズマ「なるほど…俺はめぐみんの冒険仲間のカズマ。よろしく。」

紅介「躁揮紅介だ。紅介で良いぞ。」

ゆんゆん「あれ?私の名前を聞いても、笑わないんですか?」

 

     OCTOPATH TRAVELERより   

         平穏な日常

 

カズマ「世の中にはな、変わった名前を持っているにも関わらず、頭がおかしい爆裂娘なんて不名誉な通り名で呼ばれる奴も居るんだよ。」

めぐみん「私ですか!?それって私の事ですか!?私が知らない間にいつの間にかそんな通り名が定着していたのですか!?」

ゆんゆん「さ、流石ねめぐみん!良い仲間を見つけたわね。それでこそライバル……私はあなたに勝って━━」

紅介「俺は可愛いと思うぞ。」

ゆんゆん「紅魔族一の……え?」

めぐみん「!?」

 

紅介の発言に、ゆんゆんとめぐみんは固まる。

 

ゆんゆん「い、今何て言ったの?」

紅介「何って……お前のゆんゆんって名前が可愛いって言ったけど。」

 

紅介の発言に、ゆんゆんは顔を赤くした。

 

カズマ「…紅介、お前のネーミングセンスどうなってんだ?」

紅介「?」

ゆんゆん「わ、私の名前が可愛いだなんて…そんな……。」

めぐみん「ゆんゆん。先に我々紅魔族の名前を可愛いと最初に言われたのは私ですよ。」

ゆんゆん「な!?」

紅介「おいめぐみん、何マウント取ってんだよ。」

 

すると、シユカがゆんゆんに近付き、優しくゆんゆんに触れる。

 

ゆんゆん「え、な、なに?」

 

シユカがゆんゆんに向けた表情は、同情の感情が籠っていた。

 

紅介「珍しいな……シユカ、初めて会う人はいっつも俺の許可が来るまで警戒心が丸出しだが、こんなケースは初めてだな。」

ゆんゆん「あ、あの、この仔は……。」

紅介「…その仔は、ポケモンって言う魔物とは似て非なる生き物のリオルって言って、シユカって名前だが………この事、誰にも言うなよ?」

ゆんゆん「う、うん。」

紅介「…なあシユカ、もしかして、ゆんゆんと友達になりたいのか?」

 

紅介の言葉に、シユカは頷く。

 

ゆんゆん「え!?ほ、ほんとなの!?」

 

ゆんゆんは目を輝かせてシユカを抱き上げ、シユカは若干引き気味な様子で頷く。

 

ゆんゆん「や、やった!遂に私にも新しい友達が!」

 

ゆんゆんはそう言って、上機嫌でシユカを抱き締める。

 

紅介「あの、そのシユカは俺のペットだから。」

アクア「…私は、ギルドにカエル肉を運んでもらう手続きをしてくるわね……。」

紅介「あ、ああ。…ダクネス、お前はアクアと一緒に。」

ダクネス「ああ。わかった。」

紅介「…なあゆんゆん。助けてもらった例と言っては何だが、俺達の拠点に招待してやるよ。」

めぐみん「!?」

ゆんゆん「本当に!?」

紅介「うお!?」

 

紅介の言葉にゆんゆんは更に目を輝かせて紅介に近付いて言う。

 

カズマ「おい紅介!」

紅介「だ、だって、助けてもらっただろ?」

ゆんゆん「招待って、友達の家に遊びに行くとか、そんな感じなんですか!?」

紅介「あ、ああ。俺、料理が得意だし、美味いもの食わせてやるよ。」

ゆんゆん「うん!」

めぐみん「…コウスケさん。」

紅介「ん?どうしたんだ?」

めぐみん「…ソレは純粋なお礼なんですね?」

 

めぐみんは不機嫌そうな様子で紅介に問いかける。

 

紅介「?当たり前だろ。助けてもらったから。」

めぐみん「…なら良いです。」

 

 

ゆんゆん「…ここが、コウスケさんの拠点?」

 

シユカを抱きかかえたゆんゆんはそう言う。

 

紅介「ああ。良い所だろ?遠慮せずにどうぞ。」

ゆんゆん「う、うん。…お邪魔しまーす……。」

 

ゆんゆんは恐る恐る屋敷へと入る。

 

木葉「…あ、みんなおかえり。」

離貅「おかえりです。」

 

すると、少しの休暇と同時にお留守番をしていた木葉と離貅が出迎える。

 

離貅「…その子は?」

紅介「ああ。何でも、めぐみんの知り合いで自称ライバルだってさ。…ほら、名前言って。」

ゆんゆん「ゆ、ゆんゆんです。よろしくお願いします。」

離貅「なるほど。僕は乱刻離貅と言います。離貅で構いません。」

木葉「白夜木葉です。木葉で良いよ。」

離貅「それで、何故その子をここへ?」

紅介「アクア達の尻拭いをしてた時に助けてもらってな。せめてのお礼で、ここに招待する事にしたんだよ。じゃ、俺は飯作ってくるから、部屋で待っててくれ。」

 

紅介はそう言ってご馳走を作りにキッチンへ向かった。

 

アクア「ただまー……。」

ダクネス「戻ったぞ。」

 

すると、手続きを済ませたアクアとダクネスが帰って来た。

 

木葉「あ、アクアさ…アクアさん!?」

離貅「だ、大丈夫ですか!?」

アクア「大丈夫な訳ないでしょう……私お風呂入ってくるから……」

 

暗い顔をしたアクアはそう言って風呂場へと向かった。

 

カズマ「カエルに喰われたらしくてな……。」

 

そして数分後……

 

アクア「あー!スッキリしたぁ!!」

 

風呂上がりで粘液塗れから開放されたアクアは気持ち良さそうに言って夕食を待つ離貅達が居る部屋に入る。

 

離貅「気分が晴れた様で何よりです。」

アクア「そりゃそうよ!で、ご飯は?」

木葉「うーん…そろそろだと思うけど……。」

紅介「お待たせー!」

 

すると、紅介が両手に見るからに美味しそうな料理を持ちながら部屋に入って来た。

 

紅介「他にも料理があるから、待っててくれよなー。」

 

紅介は料理をテーブルに置いて、残った料理を取りにキッチンへ行った。

 

ゆんゆん「…そう言えば……この仔、ポケモンって何?」

めぐみん「…確かに、前々から気になっていましたが、ポケモンとは一体?」

離貅「正式名称はポケットモンスター。その略称をポケモンと呼びます。」

ダクネス「ポケットモンスター……。」

木葉「その仔ははもんポケモンのリオルって言って、紅介がシユカって言う名前を付けているの。リオルの他に、魚みたいなポケモンや、鳥みたいなポケモンとか、多種多様で様々なの。」

 

木葉と離貅はそう説明する。

 

離貅「僕もこの世界に来て少し、この世界の魔物を調べましたが、ポケモンはこの世界の魔物と比べて、比較的温厚ですね。」

ゆんゆん「じゃ、じゃあ。このシユカって……」

離貅「ええ。この世界に存在しない生物。言い換えれば、別の世界に存在する生物。と言う事になります。」

ゆんゆん「じゃ、じゃあ私、凄い人と友達になっちゃったの!?」

紅介「そ。それに俺や離貅、木葉やカズマも、リオルとは違う別の世界だけど、俺達も別の世界から来たんだぜ。」

 

すると、更に別の料理を持って来た紅介がそう言う。

 

ゆんゆん「えぇ!?」

紅介「リオルの居た世界は上手く説明出来るか解んないけど、俺が生まれ育った国とかなら、幾らでも話すぞ。…と言っても、他言無用だけどな。」

ゆんゆん「も勿論だよ!友達だから!」

紅介「いつから俺達はお前と友達になったんだよ。まあ良いけど。」

木葉「良いんだ……。」

離貅「…とは言うものの、この世界に来て数日の僕や木葉でも、流石にこの世界にポケモンが存在するとは少し違和感があります。」

 

不意に離貅が疑問を口にする。

 

紅介「…そう言えば、前にアクアから謎現象がどうのこうので、シユカがこの世界に来たって聞いたな。…まあいっか。」

 

紅介は思考放棄して自分の席に座り、手を合わせ、めぐみん達も手を合わせる。

 

ゆんゆん「え、え?」

 

ゆんゆんは紅介達の行動に困惑する。

 

紅介「…ああ、まあとにかく、真似しろよ。」

ゆんゆん「う、うん。」

 

紅介にそう促されたゆんゆんは手を合わせる。

 

「「「「「「「いただきます。」」」」」」」

ゆんゆん「い、いただきます!」

 

紅介達は食事の挨拶をして食事を始めた。

 

ゆんゆん「この料理、凄く美味しい……。」

 

食事を始めて数分経ち、ゆんゆんは紅介が作った料理に興奮していた。

 

離貅「同感です。紅介が作った料理はこの世界の食材を用いても健在ですね。」

紅介「と言っても、俺達の故郷とはあんまり変わんないけどなー。最初はこの世界の食材の固有概念で適応に少し苦労したけど。」

カズマ「…お前の料理と言えば、中学の時、家庭科の授業で無双してたな。」

木葉「もしかして紅介、料理に凄い才能を秘めているのかな……。」

 

そして、食事は終わり……

 

ゆんゆん「美味しい料理、本当にありがとう!!」

紅介「おう!金が少なくなったり、飯食う時に必要な金が足りなかったりしたら遠慮なく頼ってくれ。」

めぐみん「!?」

ゆんゆん「うん!」

木葉「…ねえ、ゆんゆん。」

ゆんゆん「?」

木葉「また、遊びに来て。その時にまた遊ぼう。」

ゆんゆん「!…うん!じゃあ、また今度で!」

 

木葉の誘いに、ゆんゆんは嬉しそうに微笑み、別れを告げて去っていった。

 

めぐみん「………。」

紅介「…もう遅いし、そろそろ寝るか。みんなは先に寝ててくれ。俺、まだ風呂に入ってねえからさ。シユカは先に俺の部屋に行けよ。」

 

紅介はめぐみん達とシユカにそう告げて、風呂場へ向かった。

 

紅介「ふぅー……。」

 

心地良い温度の湯船に浸かっている紅介は、大きく息を吐く。

 

めぐみん「コウスケさん。」

 

すると、風呂場の外からめぐみんの声が聞こえて来た。

 

紅介「めぐみん?どうしたんだよ、眠れな━━」

めぐみん「一緒にお風呂入りたいです。

紅介「━━え?

 

めぐみんのまさかの発言に、紅介は固まった。

 

紅介「え、その……駄目に決まって━━」

めぐみん「黒より黒く━━」

紅介「わかった!!わかったから!!せめて━━」

めぐみん「大丈夫です。バスタオルをちゃんと着けていますから。」

 

めぐみんはそう言うと、発言通り、バスタオルを着けながら風呂場へ入って来た。

 

紅介「………。」

 

紅介は露骨にめぐみんから目線を逸らす。

 

めぐみん「…何そっぽ向いているんですか。」

紅介「だって……いかにバスタオルを着けているとは言え、女性だし……俺の、男としてのプライドが……。」

めぐみん「…優しいんですね。」

 

紅介の誠実な一面にめぐみんは微笑んで言う。

 

紅介「…あ、そうだ。あの日記、調べるか。」

めぐみん「あの日記って?」

紅介「ほら、デストロイヤーの中にあったあの日記だよ。」

めぐみん「あの日記、持って来ていたんですか……。」

紅介「あの日記に書いてあった情報、他にもあるかもしれないと思ってな。…とか言ってたらあの日記が読みたくなったな。俺は先に出てるぞー。」

めぐみん「はい。」

 

紅介はそう言って湯船から出て、風呂場から出た。

 

紅介「一ページぐらい読んでから寝るか。」

 

寝巻きを着た紅介はそう決めて自分の部屋に入り、冒険をする際に着ていた少し赤みがある黒いロングコートと、纏っていた紅いマフラーを脱ぎ、ポールハンガーへかけ、椅子に座る。

 

紅介「…シユカは先にベッドに寝ててくれ。俺もすぐ寝るからさ。」

 

紅介の言葉にシユカはコクリと頷き、ベッドへ寝転がった。

 

紅介「さぁーて、まずは……あの対デストロイヤー殲滅兵器…ブラック★ロックシューターの事を調べるか。」

 

紅介はそう呟いて、前に読んだあのページの次のページをめくった。

 

紅介「…『デストロイヤーに取り残され、降りられなくなってから二日が経った。他にやる事がないから、ブラック★ロックシューターとホワイト☆ロックシューターに取り付けた機能とかを忘れない様に書き遺しておこう。まず、二人を封印してあるコンテナには前のページに書いてある通り、厳重に封印されている。外的からの大きな衝撃があると、自動的に封印が解除されるが、別としてパスワードによる封印解除がある。そのパスワードを日本語で書き残しておこう。』…2011年8月25日……これがそのパスワードか。…よし、今日はここまでにしておくか。」

 

紅介はそう言って日記を机のロッカーに収納し、ベッドへ寝転がった。

 

紅介「おやすみシユカ。」

 

紅介はシユカにそう言って就寝した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、同時刻、とある隠れ里では……

 

???A「何!?アルカンレティアへ行くだと!?」

 

城内の大広間で、橙の和装を着た男が、目の前に居る女性にそう言った。

 

???B「うむ。そこの温泉に興味があってな。」

???A「気持ちは解らなくはないが、そこはアクシズ教の総本山だぞ!?」

???B「それでも妾は()きたくてな。なに、魔王軍に勘付かれないようにするからな。」

 

女性はそう言って、その場から去った。

 

???A「…ハァ……。」

 

橙の和装の男はその女性を止めもせず、溜息を吐いた。

 

            to be continued………




ミサトさん「ゆんゆん、念願の友達が出来て良かったわね。…それでは次回予告をするわね。…異世界での生活に順応しつつある紅介達、しかし、同時に、かつての故郷、日本の事を想いつつあった。そして紅介は、めぐみんにかつての故郷を語る。次回、『かつての故郷』。次回もサービスサービス!」


この作品でのゆんゆん

原作とは違い、念願の友達を作る事が出来た。
ちなみにシユカはゆんゆんに同情し、同じ孤独を知る者として、心の傷を癒そうと思った。


紅介の料理

紅介は料理が趣味でその味はとても絶品。
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