とある隠の奮闘が鬼舞辻無惨を苦悩に落とす。   作:狂骨

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前回より、鬼と判断する基準について教えてほしいという声を頂いたので、書いておきます。

主人公が鬼と判断するのは陽の光を浴びて消失するか否か、そして首を切られても生きているか否かです。

切断された手足の再生→何か海外から秘密裏に輸入した薬を使っていると考えている
血鬼術→陰陽師が存在していたので、その類であると考えている。

強引かもしれませんが、こんな感じでよろしくお願いします。もし納得できない方は2回ブラウザバックをご推奨します。



影汁ブシャー!!!

____by T.Sさん



その隠 次の任務が決まる

 

 

それから数日が経過した。

 

炭治郎達は訓練にてカナヲに負け続けた事で心が折れかけるものの、きよ、すみ、なほの助言によって炭治郎は見事に持ち直し、カナヲへも勝利した事で完全に回復と成長を遂げた。

 

そして、彼の勝利に加えてしのぶからの鼓舞と挑発もあった事で善逸と伊之助も奮起し、回復へと向かい始めていった。

 

 

 

そんなある日、天一郎がここから離れた場所の任務へと向かい不在にしていた時であった。

 

しのぶは炭治郎の定期検診を行なっていた。

 

「はい。あーん」

 

「んあ…」

 

「うん。ちゃんと治ってますね。もう任務に戻っても大丈夫ですよ」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

何も異常がないことをしのぶは告げる。

 

すると

 

「あの、しのぶさん。一つお尋ねしたいのですが…」

 

「はい?」

 

「___ヒノカミ神楽って聞いた事ありますか?」

 

突然と炭治郎が聞いたこともない呼吸の名前を出して尋ねてきた。それについてしのぶは勿論だが、首を横に振る。

 

「ありません」

 

「えぇ!?あ…じゃあ日の呼吸とかは…」

 

「ありません」

 

「えぇ!?あ…あの…説明させてください…」

 

「ふむふむ」

 

アタフタしながらも何とか説明する炭治郎をしのぶは温かい目で見守る。

 

それから話を聞く限り、彼の父親は呼吸に似た動きをしていたらしく、それらしき動きも自身が先の下弦との戦いで行い、それが何であるかを確かめるために尋ねたらしい。

 

だが、それでもしのぶは正直に首を横に振りながらも、聞き覚えのあることを話した。

 

「日の呼吸はありませんが、炎の呼吸ならありますよ」

 

「えぇ!?同じじゃないんですか!?」

 

「私もそこまで詳細は分かりません。ですが、炎の呼吸を日の呼吸と呼んではならない。そう言われているほど、呼び方が厳しいのですよ。詳しい事は炎柱の煉獄さんに聞いてみる方が良いですね」

 

そう言いながらしのぶは軽く説明すると、気を効かせるかの様に煉獄宛に鴉を飛ばす。

 

そんな中であった。

 

「あ、次の柱との任務…見つかりましたね」

 

ーーーーーーー

ーーーー

 

場所と時刻は変わり、蝶屋敷から数十キロ以上も離れた場所の山にて。

 

鬼の討伐の補助に当たっていた天一郎は久々に会う後藤と現在のことについて話していた。

 

「どうよ?蝶屋敷での生活は」

 

「恐ろしいの何のですよ。蟲柱様には風呂を覗かれるは、寝る時も観察されるわ。それどころか、元花柱のカナエ様からも一緒に寝ること強要されましたし」

 

「いいじゃねぇかあんな美人と寝れるなんて。それにお前、カナエ様を助けただけじゃなくて、襲った鬼もボコボコにしたんだろ?好かれてもおかしくないぞ」

 

「はぁ!?あれは仕事であって!それに花柱様が私に!?そんなあ…ああああアホなぁぁ!!!」

 

「お前23にもなってだらしねぇぞ」

 

後藤は知っていた。天一郎の身体能力が化け物じみていることを。

 

 

「うまそうな臭いがするな…いただきま…ぼぎゃぁ!?」

 

「ごめんなさい。私達のご飯なので」

 

今もこうして草むらから涎を垂らしながら現れた鬼を見事に殴り飛ばしていた。この光景は後藤も何度も見ているために、もはや彼といる時に鬼が現れればお約束という程までになっている。

 

 

「近頃の輩は山の中にも出てくので怖いですよねぇ」

 

「いや怖いのお前。あ、鬼避けの香たくの忘れてた」

 

すると

 

「カァー!カァー!上坂天一郎ニ任務ト通達!!上坂天一郎ニ任務ト通達!!」

 

一匹の鎹鴉が何やら手紙を咥えながら飛んできた。それを受け取り広げて読むと、差出人はしのぶからであった。

 

「何だろ……なになに…えぇ!?」

 

「どした?刀鍛冶の里への送り迎えか?」

 

その手紙の内容を見た天一郎は驚きの声を上げるのであった。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

とある日。回復して蝶屋敷を去った炭治郎はヒノカミ神楽や火の呼吸と炎の呼吸の違いについて尋ねるべく、炎柱である煉獄の任務地点である駅を訪れていた。

 

 

「う〜ん…来ないな…」

 

駅の構内にて、炭治郎は誰かを待っているかの様に辺りを見回していた。

 

「なぁ炭治郎、来るのってあの隠なんだろ?何で後からじゃなくて俺達と一緒に?」

 

「それが、俺もよく分からないんだ。しのぶさんから天一郎さんも一緒に連れて行ってほしいと言われてて…」

 

炭治郎が善逸に答えていると__。

 

 

フォオオオオオオ

 

汽笛の音と共に任務地である無限列車が動き始めた。

 

 

 

それを見た炭治郎達はすぐさま駆け出し、最後尾の車両へと乗り込む。

 

「天一郎さん…大丈夫かな…」

 

炭治郎は見えなくなってくる駅を見つめながら車両の中へと入っていくのであった。

 

 




天一郎情報その9
→23にもなって女性に弱い


蝶屋敷でのしのぶ様とカナエ様との絡みは番外編であげます。

次回は無限列車編です。
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