とある隠の奮闘が鬼舞辻無惨を苦悩に落とす。   作:狂骨

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悩んだらまず生きるモードに変えてからスタートだ!!それからどう生きるかを探せばいい!


___R.Kさん


その隠 本気を見せる

 

「3秒ほど…本気を出します」

 

その言葉と共に全身からは彼の闘気が可視化出来るほどにまで湧き上がっていった。

 

 

その瞬間

 

「「…!!」」

 

その場の空気の流れが完全に変わった。その変わり様はたとえ厳しい特訓を受けていない一般人ですら必ず違和感を抱く程であり、厳しい特訓と経験を重ね、感覚を研ぎ澄ました柱である甘露寺と肉体の限界を突破した鬼である憎伯天はその変わり様をより精密に感じ取っており冷や汗を流していた。

 

「(なんだ…?この重圧は…まるでこの星全体が此奴を中心に回っているような…)」

 

 

「コォォォ…」

 

そして 独特な呼吸と共に天一郎の態勢がゆっくりと低くなっていく。

 

「く…!!」

その動きを目にした憎伯天は最大レベルにまで警戒態勢を取り手に持っていた鉢を握りしめた。

 

 

 

____ドンドンドンドンドン!!

 

周囲に太鼓の音が鳴り響くと共に周囲にいた石竜子達の口が開き天一郎へと向けられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間____

 

 

 

____攻撃が届く前に天一郎の姿が一瞬にして消えると憎伯天の目の前に現れた。

 

 

「な…___」

 

その時、憎伯天はようやく気づいた。目で捉えることが出来ないほどの速度で迫られたことによってようやく認識できたものの、既に遅い。

 

「結構吹き飛んで反省してこい」

 

 

 

 

 

その言葉と同時に___

 

 

 

______放たれた拳が憎伯天の頬へと打ち込まれると共に彼の頬を歪めていく。

 

 

そして

憎伯天の頬へと抉り込んだ拳はそのまま憎伯天の頬を歪ませていき、そのまま憎伯天の身体を吹き飛ばしたのであった。

 

それによって周囲には巨大な暴風が吹き荒れ、周囲の木々も次々と吹き飛ばされていった。

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

吹き飛ばされた憎伯天の身体は木々を薙ぎ倒していきながらも速度を落とす事なく森の中を飛んで行った。その姿から見るに、既に意識はなく、抵抗できないまま、ただ拳の威力に任せて吹き飛ばされていた。

 

 

そして、遂にその身体は森を抜け、木々のない広大な土地が広がる場所へと出た。

 

それだけではない。見れば彼の身体が突然と明るく照らされ、見れば山の谷間からは今にも顔を出しそうな太陽の姿があった。

 

 

 

太陽の光が当たってしまった憎伯天の身体はもう再生も分身も叶わない。それを体現するかのように太陽へと照らされた身体がゆっくりと空気へと溶けて消えていく。

 

 

そしてその数秒後には____

 

 

____意識を取り戻すことなく跡形もなく消え去っていったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

それと同時刻。

 

 

「うぉおおおおおお!!!!」

 

その場では首が切れたハリボテの身体で逃走し、偶然にもその場にいた刀鍛冶達を吸収しようとしている半天狗を追っていた炭治郎も紅蓮の炎を纏った刀を振り回しながら追い詰めていた。

 

「絶対に逃さないぞ…!!!」

 

その目には半天狗の首を斬ると心に誓った鋭い信念と大切な人物を失った悲しみが混じっていた。

 

見れば背後には陽光によって皮膚が焼け爛れている禰豆子の姿があり、そして目の前には逃げ惑う刀鍛冶の職人達を捕食しようと追いかける半天狗の分身の姿があった。

 

 

 

たった一人の肉親の命か?それとも目の前で今にも殺されそうな数人の職人達か?

 

その究極の選択を迫られた炭治郎は禰豆子の後押しもあり、涙ながらも後者を選択したのだ。

 

 

日の光が完全に差す中、炭治郎は涙を流しながらも目の前の人を食らおうとする鬼に対して鋭い目を向け歯を食いしばりながら日輪刀を払った。

 

「うぉおおおおおおお!!!!!!!」

 

 

その瞬間 追いついた炭治郎の振り回した炎の刃が刀鍛冶を吸収しようとした胴体を真っ二つに斬りふせる。

 

それによって心臓部に避難していた半天狗の本体が日に照らされながら放り出された。

 

 

 

だが、炭治郎は決して日の光には任せなかった。

 

人を食う己を正当化し、その所業を行う自身を臆病者とする愚行。それら全ての罪をまとめて斬り伏せるべく、炭治郎は最後の力を振り絞りながら放り出された半天狗の小さな頸元目掛けて刃を振り下ろした。

 

 

「うぁあああああああ!!!!!!」

 

 

そして

 

 

______遂にその首が切断され、半天狗の身が業火に包まれた。

 

 

「うぎゃああああ!!!おのれぇええ!!あのチビがいなけ____

 

自身を臆病者と記した悪鬼は断末魔を上げる中、自身を窮地へと追い込んだ異常生物『天一郎』を思い浮かべ、後悔を口にしようとするものの、それすらも叶う事なく燃え盛る炎に身を焼かれながら太陽の光によって空気へと溶けて消えていったのであった。

 

 

刀鍛冶の里における上弦2体との激戦。それは多くの職人達に加えて、炭治郎の掛け替えの無い存在一人の犠牲の元、鬼殺隊は勝利を掴み取ったのであった。

 

「禰豆子…禰豆子…!!」

 

朝日に照らされる中、炭治郎は膝から崩れ落ち何度も何度も彼女の名を口にした。

 

最後に見たのは禰豆子の安全を選んだ際に自身を蹴り飛ばし、後押しした際に見せた笑顔。

 

あの時には既に彼女の顔は焼け焦げており、もはや彼女自身で逃げることも叶わなかった。

 

背後を振り向いても、彼女の姿はない。

 

たった一人の肉親の死を炭治郎は大粒の涙を流しながら嘆いたのであった。

 

 

そんな時であった。

 

「竈門殿…!竈門殿!あれを…!!」

 

一人の刀鍛冶に揺すぶられ、炭治郎は彼の指の指す方向へと目を向けた。

 

「…!!」

 

そこには太陽の光に照らされながらも満面の笑みを浮かべながら立っている禰豆子の姿があった。

 

「禰豆子…!?」

 

その姿を見た炭治郎が思わず彼女の名を口にすると、禰豆子はニッコリと笑った。

 

「お…おは…よう!」

 

「禰豆子!!」

 

その姿を見た炭治郎はすぐさま彼女の元へと駆け出した。

 

 

 

 

その時であった。

 

「炭治郎くぅぅぅぅん!!!大丈夫でしたかぁぁぁ!?」

 

「え?天一郎さ_____ぎゃああああ!!!」

 

遠くの方から駆け出して来た天一郎が炭治郎の元へと駆け寄ると彼の身体を抱き上げた。

 

「やったぁぁ!!!上弦を倒したんですね!!やったぁああああ!!!!」

 

そう歓喜の声を上げながら天一郎は炭治郎を神輿のようにワッショイワッショイと担ぎ上げた。

 

「やった!やった!やった!やった〜!!」

 

「いだだだだだ!!!おろして!!おろしてくださぁぁぁぁい!!!」

 

 

 




コソコソ噂話

途中で逃げた玉壺は炭治郎の元に向かってる途中に出会した時透君によって斬られてるよ。因みに天一郎によって体力がゴッソリ削られてたから瞬殺されたんだって。

天一郎情報その25→本気を出すともはや鬼でも視認出来ない速度になる。

本気モードのパンチ

→殴った敵を長距離 殴り飛ばす。
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