“智慧”、“陽炎”、“ガチャ”を得た転生者の異世界冒険譚~ありふれ編~ リメイク版   作:白の牙

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第14話

 

 

 

 

 地上には戻らず飛羽真、アルファ、リインフォースと共に下の階層に行くことを決めたハジメと恵理。2人のことも考え行動を開始するのは明日からと決めた。その際、飛羽真はハジメにもう一つあった、カプセルハウス入りのホイポイカプセルを渡し、そこで休めと言った。

 

 『告。よかったのですか?予備の家を渡して?』

 

 「馬に蹴られて死にたくないからな。それより今考えなくちゃいけないのは南雲と中村についてだ。一緒に行動する以上、護りは当然するが、自衛手段は身に着けてもらわないといけない。何か案はある智慧之王?」

 

 『解。一番はステータスとレベルを上げる事なのですが、生息している魔物の強さを考えれば実戦形式は危険です。ですので、魔物を一撃で倒すことが出来る武器を持たせ、戦うすべを教えることを推奨します』

 

 「一撃で倒す武器っか、っと、なるとあれしかねぇよな」

 

 智慧之王の話を聞き、飛羽真が思い浮かべた武器は“銃”。

 

 「南雲には銃兼変身用のエイムズショットライザーがあるからいいが、問題は中村のだな。ガチャでもう一丁ゲットできればいいんだが、そんな都合よく行くわけないからな。っと、なると自分達で作るしかない・・・か。銃本体は作れるが問題は弾薬だな。火薬の代わりになるものを探さなくちゃいけない。あ~~あ、こんなことなら城を出る前に工房から採った燃焼石を持ってくるんだったぜ」

 

 『告。燃焼石だったらこの周辺にあります』

 

 「マジで?なら、明日、採りに行くか」

 

 明日の行動を決めた飛羽真はスマホを取り出し、アプリをガチャを起動する。

 

 「さて、食料、又は戦力増強になりそうな物が来てくれるといいんだが」

 

 そう呟きながら飛羽真はガチャを回した。手に入れたアイテムは、

 

 ‐スキル“完全解体”

 ‐バイクの設計図

 ‐ルビークラブ20匹

 ‐ステータス向上の果実セット

 ‐ツルハシ

 ‐レジェンドライダーワンダーライドブック“エグゼイド医療日誌”

 ‐銃の設計図

 ‐ダイナゼノン(SSSS.DYNAZENON)

 ‐シアタールーム

 ‐グリッドマンユニバースのフィルム

 

 「ロボがきた!?」

 

 欲しいと思った物が来たことよりも飛羽真は男なら夢み、あこがれるロボットがきたことに驚く。

 

 「早速だ・・・」

 

 『告。この狭い洞窟内で出すのは危険です』

 

 「・・・確かに。っく、外に出るまでお預けか」

 

 早速、現物を見ようとした飛羽真を智慧之王が止める。智慧之王の正論を聞き、飛羽真は見るのを泣く泣く諦めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さて、目的の鉱物を採りにいくか」

 

 翌日の早朝。早く起きた飛羽真は銃を作るのに必要な鉱石を入手するため、ツルハシを持って迷宮内へと来ていた。

 

 「この辺りにするか」

 

 採掘場所を決めた飛羽真は気闘法の一つ気操術でツルハシを強化し、振るう。強化されたツルハシは一撃で壁を崩した。

 

 「智慧之王、鑑定を」

 

 『解。緑光石、燃焼石、タウル鉱石の3つの鉱石を確認しました』

 

 「よ~~し、この調子でどんどん採っていくぞ」

 

 偶に採掘ポイントを替えてはツルハシで壁を崩し、採掘すると30分、飛羽真は緑光石を20キロ、燃焼石を30キロ、タウル鉱石を15キロを手に入れた。

 

 「鉱石は手に入れたし、帰ると・・・」

 

 『グルゥア!』

 

 「あらら」

 

 鉱石を手に入れ、帰ろうとしたとき、二尾狼の群れが襲い掛かってきた。

 

 「腹が減ったのと、何も言わないで採掘に来たから早く帰りたいっていうのに、空気を読まない連中だ」

 

 『告。魔物に空気を読めというのは無理かと』

 

 「本気でいったわけじゃねぇ。手早く片付けますか」

 

 智慧之王に返答した後、飛羽真は二尾狼の討伐を行った。

 

 討伐後、拠点に戻るとリインフォース、アルファ、ハジメ、恵理の4人に何処に行っていたのか問いただされ、小1時間ほど説教をくらうこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「う~~ん、これで大丈夫だと思うんだけど」

 

 ハジメは色々な角度から今出来上がった物を見た後、先に出来上がっていた物に取り付けようと大きすぎたのか巧くはめ込むことが出来なかった。

 

 「はぁ~~~また失敗か」

 

 「調子はどうだ南雲?」

 

 「あ、八神君」

 

 ハジメががっかりしていると部屋の中に飛羽真が入ってきて調子を尋ねる。

 

 「よく出来てるじゃん」

 

 「形だけだけどね」

 

 飛羽真はハジメが作っていた武器“銃”を手に取り、褒めるも、ハジメは苦笑いした。

 

 「でも、僕なんかより八神君の方が凄いよ。こんなものを作っちゃうんだから」

 

 そう言うとハジメは立ち上がって部屋から出、外の景色を見る。飛羽真達が現在いるのは薄暗い洞窟ではなく、収納魔法にしまっていたダイオラマ球の中だ。中での1日が外での1時間になるこの特殊な空間でハジメは主武装になる銃の製作に勤しんでいた。

 

 「恵理は?」

 

 「今日もお前から借りてるショットライザーで射撃訓練をやってる」

 

 「そっか。じゃあ、僕も頑張らないと」

 

 飛羽真から恵理の状況を聞いたハジメは頬を数回叩くと、部屋に戻り、鉱石を手に採ると、

 

 「錬成」

 

 魔方陣なしで魔法を発動し、鉱石の形状を変えていく。

 

 何故ハジメが魔方陣なしで魔法を使えているのかというと、魔力操作を覚えたからだ。原作では魔物に肉を食べることで覚えたスキルだったが、ハジメは魔物を肉を食べていない。そんなハジメが魔力操作を覚えた理由は飛羽真の新スキル“完全解体”のおかげだ。

 

 このスキルは魔物にしか効果がないスキルだが、効果は絶大。倒すことで素材、魔石が自動的で手に入るに加え、討伐した魔物の覚えているスキルやステータスの半分を得ることが出来る。

 

 得たスキルとステータスポイントは他者に渡すことが可能。これによりハジメ、そして恵理は魔力操作に加え、二尾狼と蹴りウサギの固有スキルを得ることが出来たのだ。

 

 そして、その4日後、

 

 「で、出来た」

 

 ハジメは遂は銃を完成させた。

 

 「どれどれ」

 

 飛羽真はハジメが作った銃を手にすると、大丈夫かどうかを確かめた後、保管していたレアメタルをハジメに渡し、2人分の銃を作らせた。

 

 「さて、2人の武器も出来、動かない的へ命中率も上がってきたことだから次にステップ、動く的に当てる練習だ」

 

 「動く的って、魔物を使って練習するの?」

 

 「いや、これを使う」

 

 ハジメの問いに飛羽真は1冊のワンダーライドブックを取り出して答えた。

 

 『エグゼイド医療日誌』

 

 『Stage Select』

 

 ライドブックを起動すると、周囲の風景がかわり、至る所に的がある場所へと変わる。

 

 「制限時間内にここにある全ての的を壊す。頑張れよ」

 

 100はあるであろう的に唖然としている2人を他所に飛羽真はそう告げるのだった。

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