※誤字報告ありがとうございます
最近、彼女がそっけない。
原因はもうわかってる。ゲームだ。
インターネットで出会った一つのグループとよく楽しく遊んでる。オフ会とかは無いタイプみたいだが、家で話す事が極端に減った。
前はとても元気でゲームとかも黙々とやるタイプだった。俺は彼女が熱心にゲームをしている姿は好きだったが、会話が無いと流石に悲しい。
そこで私は彼女自身に気がついてもらう為に計画を練った。友人も入れた大計画だ!!
「本当にやるんだな……?」
って覚悟決まった目をした友人に言われたが、まあ大丈夫だ。ドッキリにしちゃやり過ぎかもしれないが、彼女はそれで別れると本気で言うタイプではない。断言できる。
まずは外に出す為に日程を決めた。
「えぇ……まあ、良いけど。楽しく無かったら帰るから」
嘘である。やるなら最後までやるタイプである。
これで計画の一段回目は終わった。次は……
「ほ……本気か……マジか………あ〜やめときゃ良かった………」
友人を使った第2段階。誘拐である。
突然誘拐された俺は彼女と引き離され友人の実家に。
彼女には一枚の手紙が残されていた。
さて、自宅に仕掛けていた盗聴器並びに小型カメラから画像が入ってくる。
『ど……どうしよう………警察に……でも気が付かれたら死んじゃう!?』
さあ、困惑してる所に電話が突然鳴り響く。
「彼氏を返して欲しければ今日の夜。〇〇時に〇〇海岸倉庫へ来い。でなければこの彼氏を海から突き落とす」
ちなみに俺はドラム缶に風船を貼り付けた簡単偽装コンクリートドラム缶の男を演じる。勿論、ガムテで口は塞いである。
『行きます!!行きますから……どうか……どうか……彼を殺さないで………』
ガチャ切りし、化粧の時間である。
俺も友人もあまり上手くないが、動画とかを観てなんとか完成させる。そこまでクオリティーは高くないが、遠目から見ればわからないだろう。
約束の時間になり、ドラム缶に入った俺がスタンバイ。
友人も覆面被ってスタンバイしている。
彼女が時間通りに来た。目が赤い。泣いていたのだろう。
「な、何をすればいいの!?」
「そういえば要件を話していなかったな。条件はこれだ。読め」
要件とデカデカと書かれた封筒を渡された彼女。少しずつ封筒へ近付いていた。
その時。友人の携帯が鳴り響いた。
「あ、やべ」
そして、携帯を手に取り俺から離れた瞬間だった。
彼女が俺を突き飛ばして――――――――
「私のせいだったの……そう、全て」
「すまない……違うんだ!!俺達がやったドッキリの事故なんだ……俺達が悪い……止めなかった俺が一番悪かったんだよ」
「……………」
「………多分大丈夫だよ。こうして生きてるし、先生もいずれ目を覚ますって」
「でも!!でも……きおくが……記憶喪失だって……」
「………すまない……ボラードに頭を直撃するなんて………ごめん。本当に」
「…………あんな綺麗に当たるとか……罰が当たったんだよ………私が………無視してたから………してたからぁ……………ああ………いやだ………いやだよ………」
「……………ごめん……」
ちなみに打った事ありますが、鈍器専用に作られたのかと錯覚するほど痛かったので突き飛ばされて頭打ったなら死んでもおかしくありませんよね。
ということでこのバカは5ヶ月は目を覚ましませんでした。友人はその間に鬱病。彼女も同じく鬱病で自傷するようになりましたとさ。
おしまい