皆さん、初めまして。心没王子と申します。
推しの子を見て一発で星野アイに惹かれ過ぎた故に初めて2次創作に手を出す事にしました。
初めての2次創作ですので至らない点があると思いますがよろしくお願いします。
この日を、この瞬間を俺達は望んでいたのだろう…。
彼女があのステージで輝く瞬間を。彼女の瞳に宿る星の輝きが消えない事を。そして彼女が本当の『愛』を知ることを。
これはそんな奇跡を起こした・・・いや起こさせた一番星のヒーローの物語である。
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俺は「推しの子」と言うアニメに脳を焼かれてしまったオタクだ。まさか表紙を飾るキャラクターである『星野アイ』が1話で死ぬとは思わなかったからだ。
いや概要とかちゃんと見れば良かったのかも知れないけどその後の子供達による復讐劇がメインだなんて思わなかった訳で・・・。
今まで色んなアニメを見てきて色んなキャラクターの死を見てきた。もちろんその中には推しのキャラクターも居たし、それで意気消沈しても一週間位経てば元に戻るのだが今回ばかりはかなり引き摺ってしまった。
こんな事はかなり久しぶりだ。だからあの日から俺はネットで生存ルートの二次創作を読み漁った。
そんな日々を過ごしてたが俺はどうやら事故で死んでしまったようだ。端から見たら何で他人事?!って言われそうだが仕方ないのだ。
前世の記憶はあっても名前が思い出せないのだから。
そんな訳でどっかの誰かが死んでその記憶を今の俺が引き継いだみたいな状態の『諸星(もろぼし) レン』が前世の記憶や転生した際に貰った特殊能力で無双するぜ!!・・・なんて事はなく見た目は子供、頭脳は大人な状態での2度目の人生スタートである。
特に赤ん坊の頃は大変だった。なんせ前世の記憶持ちな分うっかり普通に喋りそうになるのを抑えたり、その歳相当のリアクションを取らないと怪しまれて育児放棄なんてされたら今後が高難易度の人生ゲームになってしまうからだ。
そんな幼少期を過ごしながらこの世界と俺の家族についても分かってきた。
まずは世界。これは単純で俺が前世で生きてた時代から少し古い位だというところ。後は前世では有名なアニメやゲームに似ている別物があるといったところ。
次に俺の家族構成。父母と俺の3人家族だ。
父『諸星 ツトム』の仕事はどうやらテレビ局のお偉いさんらしい。家庭の方では俺の事しっかり褒めたり叱ってくれる誇らしい父親だ。
母『諸星 サユリ』は理想的な母親と安直な表現になるがそれ以外に当てはまる言葉が見当たらない素晴らしい母親だ。趣味は手芸。
そんな二人の愛情を受け俺はすくすくと成長していった。
……………
…………
………
……
…
月日が経ち小学三年生なった俺は退屈な日々を送っていた。
何かをやろうにもすぐに前世の記憶による大人思考で結果が分かってしまい何も面白く感じなくなりやる気を無くすし、身体的には同年代とは言え他の小学生達のテンションに付き合うと疲れる為に一緒に遊ぶ事は無く一人で高学年向けの本を読んでたりしていた。
そのせいもあって俺はクラスの中で浮いてたが頭は良いからというのを理由にいざという時は
今日もいつも通りに学校に行き俺のクラスの席に座り何も無い平凡過ぎる日々を過ごすのかと考えながら朝のホームルームを待っていた。
これからも続くであろう退屈な日々が壊れる事を知らずに・・・
朝のホームルームが近付き担任が来る気配がすると他の生徒達は慌ただしく自分達の席に座っていく。それを俺はいつも通りに達観し担任を待っていた。
ガラガラ・・・
教室の扉が開き担任が入ってくる。さぁ今日も退屈な日々を過ごすかと思った矢先だった。
「皆、おはよう!今日からこのクラスの仲間になる転校生を紹介するぞ!」
その言葉と同時に教室の扉が開く。
ざわざわとざわめき始める教室。
そして転校生が視界に入った瞬間、俺の思考が昂り心臓もバクバクと動き始める。
おい・・・嘘だろ?あぁ・・・なんてこった。
見間違える筈がない。あの瞳に宿る光輝く星。
見間違える筈がない。あの紫かかった長髪。
見間違える筈がない。あの笑顔を忘れる筈がない。
「初めまして!私は星野アイと言います!!皆さん宜しくお願いします!」
笑顔で自己紹介をする『星野アイ』の姿があった。
いやいや待て待て。何で目の前に『星野アイ』が居るんだ?そもそも本編だともう高校生位だった筈だ。それでいてアイドルをやっていて・・・
「と言う訳で、星野さんはと仲良くしてやってくれよ~。えっ~と空いてる席は・・・」
いや待て。単に他人の空似かも知れん。ちゃんと彼女を見なければ・・・うん。どう見てもあの『星野アイ』だ。間違いない。でもどうして?
「諸星の隣が空いてるな。星野君、彼処に居る男子の隣の席に・・・諸星?お~い諸星~どうしたんだ~。あっ星野君?!」
いや待て(2回目)。つまりこの世界はまさか「推しの子」本編より前の時代という訳か・・・なら色々と納得はいく。
しかしまぁ本編より前かぁ・・・こりゃあ前途多な
「マボロシ君!!私、星野アイ!!よろしくね!!」
「うわぁっ!!・・・よ、よろしく。てかマボロシじゃなくてモ・ロ・ボ・シだ。間違えんなよ…全く。」
そんな風に言いながら一旦星野アイから目線を反らした。そういえば星野アイは所属先の社長や自分の子供すら名前を間違える程、他人の名前を覚えるのがダメだったな。でもマボロシとかレアポ○モンとかじゃああるまいし。
「えへへ・・・ごめんね。私、人の名前覚えるの苦手で。」
にこやかな表情を浮かべながら星野アイは席に座った。未だにクラスの中は騒がしい。そりゃあ未来で伝説のアイドルになる少女だ。注目されない筈がないだろうさ。
なお実際は、今まで動揺したり慌てたりした事の無い俺が星野アイに対して顔を赤くしてるのにざわついてただけだったのだが・・・。
朝のホームルームも終わり授業が始まった。いつもの様に前世の記憶を元にスラスラと問題を全てを解き、必要の無い話は聞き流す様にして過ごしていた。そして暇になり思わず隣の星野アイに目を向く。
元より俺は女の子をがっつり観察する様な趣味は無いし特にこれと言って何か考えがある訳でもない。ただ『星野アイ』という存在に惹かれてしまっている。
そうこう頭の中で思考を巡らせている内に此方が見つめてるのが気付かれてしまい俺が認識する頃には星野アイいやアイに見つめ返されてた。
ヤッベ・・・と思うも時すで遅し。アイは笑顔で俺の方を見つめ先生にバレない様に話しかけてきた。
「キラボシ君、朝も私の事ジーっと見てたよね?私なんかに興味あるの?」
アイが俺だけを見つめて話し掛けてくる。それだけでも俺の思考はぐちゃぐちゃになり心臓がバクバク鳴り出す。
前世の記憶には異性との付き合った記憶なんて無いし未来の姿ではあるがアイに惹かれていたんだ。落ち着けと言われても無理がある。ここは取り敢えず適当に答えておこう。
「まぁ・・・興味はある。」
うん、非常にマズイ。どっかのソルジャーみたいに興味無いねってクールぶって言うつもりが混乱の余りに口走ってしまった。・・・流石にこれは引かれたかな?
「ウフフ・・・私に興味があるなんて面白いねシラホシ君は。・・・実はね私もシラホシ君の事、興味があるんだよね♪」
え?何ですと?こんな俺なんかに興味があると?やっぱり色々とずれてたんかなこの子は。それより興味があるなら名前、間違えないで欲しいんだがな。
「それじゃあ。また後でね♪」
「あっ・・・おう。」
そう言いアイは授業の問題に向き直してた。う~んこれが夢なら覚めないで欲しいな。
ギュッ・・・
「いてぇし覚めるとかはなし。紛れもなく現実か・・・」
自分の頬をつねって夢ではないことを確かめた。
しかしこの後アイと話すとしてどこまで話したり聞いてやればいいんだろうか・・・。
前世の記憶にあるアイの情報なんかはアイ自身が触れて欲しくないものだろうし、かと言って俺の事を話すにしても前世の記憶持ち以外ではこれといった話題性が無い。
ホント会話デッキのカードが多いヤツは羨ましいぜ。まぁ授業でやることもないしどうせならこの後の会話に備えて話題でも考えておきますかね。
数分後
・・・誰か俺に話題を提供してくれ。
こうして俺の面白味のなく退屈な2度目の人生は突如として現れた一番星によって動き始めた。
ということで第1話を読んで頂きありがとうございます。
1話辺りの文章量が分からず取り敢えずキリの良い所で次の話にしようと思いここまでとしましたがが少なかったりしますかね?
初心者故に色々と分からない所がありますがそこは活動報告辺りにぼやいておきます。アドバイス等頂きますと助かります。
さて皆さんが気になるであろう主人公レンの容姿なんですがKHのロクサスみたいな姿です。これなら後に生まれる双子達に似てる似てない問題も解決です!!・・・多分。
次の話でさっそくですが他作品の要素を入れる予定です。どんな要素が入るかはどうぞお楽しみに。