お待たせしました~
やはり仕事の合間とかに書いてますがこのペースが基本になりそうです。
あとジャンププラスの最新話でうぅ…あぁ…ってなってる筆者です。でも原作がどう畳まれるのか気になります…。
それとアニメ凄いですよね。6話もなかなかエグかったです。あとオープニングにゲッ○ーが聞こえてくる不思議。
そしてオリキャラ登場。詳細は本編と後書きにて!!
父さんの紹介の養成所に通い始めて一年が経った。
発声練習に軽い台本を渡されての演技指導、そしてアクション俳優志望なので体幹トレーニングを積んでた。
それに合わせて身体も鍛えており前世の時より引き締まった身体になりつつある。
[やっぱり身体鍛えると見違えるねぇ~]
どこかの海軍大将的な自己評価も上々っと。
とりあえず今は俳優として技術を磨いてる一方、キャリアを積む為に1つだけ仕事をしている。
それは父さんのツテで出演して貰ってる公共放送の教育番組だ。俺と同年代もしくはそれより上の世代の子達が集まってドラマ企画や歌と踊りをするというもの。
更に司会進行として芸能人が居るためトーク力も鍛えられるので俺にとっては好都合な案件だ。
しかしまあ・・・父さんには頭が上がらない。養成所の件もそうだが父さんは民放のテレビ局勤めなのに顔が異常な程広いらしく、この案件も父さんの知り合いが居たからこそ出来たらしい。
本当なら親の七光りみたいなのは頼りたくはなかったが確実に俺とアイの夢を叶える為ならば利用させて貰おう。
もちろん学業も怠ってはいない。稽古や収録の無い時間は学校や通信教材を使って勉強している。
そしてこの後の進路先も決めている。
進路先は陽東中学校。
中高一貫校であり高校生になれば日本に少ない芸能科があり、より学業と仕事が両立が出来る所だ。
とはいえ高校の芸能科に入るためには事務所に所属してなければいけないのだが今はまだどこにも所属はしていない。
これについては父さんが慎重になっているのがある。
理由は聞いて無いので推測になるが俺の事について案じているのだろう。あれだけ業界の顔が広い故に表に出ないドロドロな闇を知ってるからこそ信頼出来る事務所を厳選してくれてるのだろう。
それに高校生になるまでには時間があるので今は慌てる必要がないのもある。
そしてアイとの関係だが・・・案の定、一緒に過ごせる時間は大分減ってしまった。仕方ないしアイからは理解されてるとはいえアイツを一人にさせてしまってる事に罪悪感を感じざる得ない。
しかしこれは覚悟してたことだ。夢を叶えた暁にはアイの側に居てやるつもりだ・・・アイがどこかに行かなければいいのだが。
そういえばアイとの会話は俺の事についてで持ちきりだった。
『テレビ出演おめでとう!!毎日見てるけどやっぱりレン君はかっこいいよ!!』
毎日見てるのか。まだヒーローにはなれてないが嬉しいな。だけどそう言われると恥ずかしい。
『レン君って結構歌いながら踊れるんだね。・・・意外過ぎる』
ちょっと待て。意外とはなんだ意外とは。
こう見えて前世のカラオケは高得点出したし、現に音楽の成績も良いんだが?
それに踊りは覚えれば何とかなるだろ?
『ドラマパートのレン君。まるで別人みたい・・・でも他の女の子にかまけるのはNG』
そこは脚本家に言ってくれ。こっちはちゃんとした仕事なんだ・・・。あとアイ?目の星を真っ黒にしないで?ちょっと怖いぞ?
[お~チキンだね~いっそアイの事が一番だって言っちまった方が楽かもよ?]
前世ではそんな事できたのか?え?
[ゴメンナサイ。そんな
はあ・・・。この脳内会話も大分馴れては来た。
それに悪い事ばかりではなく前世の記憶のお陰で役の演技に役立つ場面が多いから助かる。
例えば演技指導の課題で時より役のお題が出される。
"テンション高めの闘い好き狂人"
いやコレ子供にやらせる役か?まぁ俺に出された課題だからやるんだが・・・。
「待っとぅたぁでぇ~・・・〇〇ちゃ~ん♪」
どっかの狂犬キャラの動きとセリフを参考に実践し合格。
"スジを通す真っ直ぐな漢"
う~んこの養成所。本当はアカン道のヤツなのでは?
「俺は・・・誓っても殺しはやっていません!!」
指導者を真っ直ぐ見つめ背筋を伸ばし堂々とする。これも合格した。
こういう頓珍漢な課題は出るが演技の技術はちゃくちゃくと積み上がってる感じがするので困る・・・いや困りはしないのだが。
そんなある日、父さんからある提案を受けた。
「なぁレン。演劇に挑戦してみないか?」
「演劇かぁ・・・俳優目指してるしやれるならやってみたい」
父さんから聞けば知り合いが劇団を作ったのだが団員が足りず色んな所から人を集めているらしい。
その名を『劇団ララライ』
『推しの子』における様々な要因が重なる特異点とも言える場所。そしてアイとカミキヒカルが・・・ん?なんで肝心な部分がボヤけてるんだ?
[チッ・・・流石にこれは開示出来ねえのかよ]
何を言ってるかはよくは分からないが警戒に越した事はないだろう。
こうしてテレビでの仕事の傍ら劇団の方にも顔を出すことになった俺だが・・・まあ最初は舐められたものだった。
周りが専門学校の関係者であり歳上がほとんどだ。
そんな連中は俺の事を親のコネでテレビ出演してる小学のボンボンという風に評価してた。
更には父さんの事を揶揄するヤツまで現れる始末。
腹が立った俺はそんなヤツラに仕返ししてやった。
彼らがもっとも得意とする舞台の上でね。
簡単な話、彼らの役を喰ってやったのだ。
俺はまだ小学生。高学年で背が高いとしても専門学校の連中とは差がありそれもあって回される役は脇役か子役ばかりだ。
だが俺は与えられた役を前世の記憶をフルに使い演じてやった。その存在感に舞台の皆の目を惹かせた。
特にホラーを題材にした劇で不気味な子役を与えられたが、あまりにもの不気味な完成度で主役の団員が怖じけつき尻餅をつかせてやった位だ。
それ以降は俺の実力を認めて貰ったようで舐めてかかるヤツはいなくなった。
「ふぅ・・・とりあえずはこんなとこか」
今日はララライでの稽古で今は休憩をしていた。
養成所での稽古とは違い実際に客に見せる物である為に他の人達の気迫が凄く、俺の方も気が抜けない為なかなかに疲れるのだ。
そんな俺に一人の女性が声を掛けてきた。
「お疲れ様ね・・・ほらこれあげる」
「ありがとうございます・・・別に飲み物くらいなら大丈夫ですのに」
「別に気にしなくて良いのよ。それに歳上の好意には甘えるものよ」
この人の名前は"海藤ルナ"
中学生でありながら"魔性の女"なんて異名が付く程の魅力がある俺の二つ上の同期だ。
「それに年の差があれど、同じタイミングで入った同期。お互いに気兼ねなくいきましょ?」
「そうですか・・・なら遠慮なく。それで?俺なんかになにか用?」
「あら随分と様変わりするのね貴方。ふふっ。更に気に入ったわ。」
最初は俺の態度に目を丸くするもののすぐ元の表情に戻る彼女に不思議な感覚を感じる。
「何、貴方の演技に魅了されたからよ。なのに他の連中ときたら幼いからって蔑ろにしちゃって。」
「まぁ・・・俺もまだ入ったばかりだしアン・・・アナタとは違って実績はなかったからな」
「ルナって呼んで頂戴。そして貴方は彼らの舞台で見返してやった。あの時の彼らの顔をときたらザマァみなさいって思ったわ」
思ったよりヤベー人だなと思った。ただちゃんと俺の事を評価してくれてた事は嬉しかった。
「それに・・・」
「え?・・・あっ」
彼女は俺の顎に指を当てるとクイっと彼女の顔に寄せた。
「貴方のその瞳、良いわ。誰もが虜になりそうな魅力を感じる」
「えっ・・・あの・・・その」
アイからも瞳について言われた事を思い出す。
『諸星君の瞳、キラキラしてるね』
「うっ・・・///」
「あら貴方には刺激が強すぎたかしら?」
「ッ!!・・・ちげぇよ。前に似たような事を言われて思い出しただけだ」
「あら心外。もう既にお相手がいるのね。残念・・・その子とはまだ交流があって?」
「女の子とは言ってないだろ?・・・学校は一緒だから頻繁に会ってるけど放課後や休日はあんまり会えてはない」
「ふふっ。そこは女の勘よ。・・・その子の事、大事にしなさい。意外と女の子ってふらふらと消えちゃうものよ?」
「・・・忠告ありがと。それじゃあ俺は戻るわ。またなルナ」
初めての会話だったがアイとは別軸で調子が狂うな。
そう思いながら俺は稽古に戻った。
『女の子ってふらふらと消えちゃうものよ?』
そんなもん分かってる。
だけど今の俺はまだそんな存在には至ってはない。
「あぁ~!!そう言えば金田一さんがアナタの事、探してたわよ~」
「え?金田一さんが?」
『TVファイターズ!!』
レンが出演している番組が始まった。
レンから連絡があってから毎日見ている。
月曜日から水曜日は収録された物。木曜日は生放送。
放送の時間が近づく度にワクワクして待ちきれない。
特に木曜日は画面越しとはいえ生レンが見れるのだ。
もっと近くで見たいが他の皆が居るのでここは自重しなきゃいけない。
皆それぞれお気に入りの子がいるらしくあーだこーだ言いながら見ている。
私はレン一筋だから気にしないけど・・・もうちょっと静かにしてくれないかな。
せっかくレンの映るところが見えなくなっちゃう。
未だに
モヤモヤするが不思議と嫌な気分にはならなかった。
多分言葉に出来ないだけで心では理解してるんだろう。
そう自分に言い聞かせていた。
今日はレンが出てるドラマパートのクライマックス。
レンが演じる男の子と同じ番組に出てる先輩の女の子との学校を舞台にしたものだ。
レンが満面なく見れるのは良いんだけど正直あまり良いものではなかった。
あの輝く
あのキラキラを見つけたのは私。
だからあのキラキラは私のもの。
他の女の子と居る所を見ると凄く嫌な感覚を覚える。
でもこれはレンの仕事。これくらいは仕方ない、そう頭に押さえつけてた。
最後の場面、レンと先輩の女の子の手を握るシーン。
この時、私の中で黒い何か燃えるような感情を感じた。
あぁダメ。あの星は、レンは私の・・・
「アイお姉ちゃん、大丈夫?」
施設の年下の子から声を掛けらて私はハッとした。
「ううん。大丈夫だよ~それにしてもスッゴく良いシーンだったね♪」
そんなわけ無い。そう思いながらも顔と言葉に出さずに私はいつも通りに"嘘"を言った。
そうだ・・・私は嘘つきな女。こんな私がレンのキラキラを独占する事なんて叶いやしない。
寧ろどんどんレンが遠い存在になっていって私の手の届かない所まで行っちゃいそうだ。
でもそれで良いんだ。だってレンは私の一番星。
決して手の届かないモノなんだから・・・
今日はとっても憂鬱な日だ。
レンの出てる番組はお休み。それだけでも十分に嫌な気分なのだが今日という日は更に輪に掛けて最悪な日だ。
機嫌を取り繕い少しでも機嫌を悪くさせれば殴られる。最悪な場合ご飯に何か混ぜられる始末。
それだったらこの施設に居た方が全然マシだ。
いくら時間が経っても来る気配は無い。
施設の人達は心配してくれてるけど私は全然期待はしてなかった。
どうせ捨てられる。
そんな事を思ってた矢先、誰かが来たのか職員の人達が動き始める。
嘘・・・まさか来たの?
「おっ久しぶり。元気にして・・・アイ?」
「・・・へ?」
そこに居たのはレンだった。
「そうだったのか・・・なんかとんでもないタイミングで来たんだな俺。職員が慌ただしかった訳だ」
「ううん。気にしないで。・・・多分迎えには来ないと思うから」
「・・・はぁ~。本当ならもっとマシなタイミングで渡すべきだったんだがな~。コレ、アイの分な」
少し落ち着いてレンと話してたら彼からあるモノを渡された。
それは彼が所属している劇団の"チケット"だった。
「え?これって・・・」
「その劇で俺、主役を演じる事になってな。
レンは少し照れてた。
「初めての主役だからな。やっぱりアイに見て貰いたいしヒーローへの最初の1歩を感想を聞きたくてな・・・」
それここで言うことかな?
こっちも反応に困るじゃない。
でもレンだから許す。それに凄く嬉しい。
「あっ!!それでここの所、全然一緒に帰れなかったりしたの?!」
「悪い!!アイを驚かせたくって秘密にしてたんだ。・・・そのごめんな?」
「ふーん・・・なら-100点からのスタートね?」
「なんかスッゴい評価のハードル高くねぇか?!」
あぁ・・・こんなやり取り何時ぶりかな?
「当たり前です~。何ならこの前のドラマパートでまた他の女の子にかまけてたからその分込みだからね♪」
「だ・か・ら、それは仕事って言ってるだろうがッ~!!」
「「プッ・・・アハハハッ!!」」
レンは今日はオフだって言ってたからレンのお母さんが迎えに来るまで話をしていた。
結局、私のお母さんは迎えには来なかったけどもうそんな事はどうでも良いくらい楽しかった。
あぁ・・・レンが主役かぁ。どんな輝きを見せてくれるんだろう。早く見たいな。
なお本物のレンが施設に来てた事がバレて、後に施設の子達に質問攻めをされて大変な目にあい小さい子って結構パワフルなのだと思い知らされた私だった・・・
ここで主人公と身内を除いた明確なオリキャラ登場。
その名も"海藤ルナ"
特に名前には捻りは無いものの、モデルはウマ娘のメジロラモーヌ。
その性格や容姿も相まってまさに「お前の様な女子生徒が居てたまるか」という人物です。
勘というか洞察力が鋭く大人な中学生。
学校ではマドンナとして慕われつつ時より出る鋭い言葉のせいで恐れられてたりするが本人は素面な模様。
学生モデルから俳優をこなしており同世代から上の世代からの人気が高い。
主に演じる役の殆どはルナの年齢より高い模様。
この後も度々出る予定です。
それでは今回ここまで。
また次話にお会いしましょう~ノシ