色使いは七色と舞う「クソザコ能力だったけど、能力を極めた結果、最強になりました。」 作:ぱすたご
#1 最強の物語はここから始まる
一人一能と言葉ができるほどほぼ全ての人類に異能が発現している世界にある一人の少年がいた。
これはその少年がクソザコな能力を発現し最強になった後の物語。
「俺は最強だ!」
小学一年生の一色匠は叫ぶ。
ジャングルジムの頂上で立ちながら大声で叫ぶ。
「たっくん危ないよー」
青野さやかは幼馴染みの匠を見上げながらそう彼に向かって心配しながら言葉をかける。
「うるせぇええ、俺は最強なんだ!」
叫ぶ
ツルッッ
「うわぁっ」
さやかの方をみて叫んだせいなのか体のバランスを崩してしまう。
「危ないっっ」
咄嗟にさやかは手を匠の方に向けて、サイコキネシスを使った。
匠の体はさやかのサイコキネシスのお陰でふわりと中に浮き地面に下ろされた。
「私がいなかったら大怪我してたね。」
「ふぅ、あぶないあぶない助かったぜ。でも、俺は最強だから助けなくてもケガしないからな」
「だめ、最強でもケガすることはあるんだからね」
「いや、しない!」
「する!」
「しない!」
「するよっ!」
「だからぁ、最強だからしないんだってば」
「するっていったらするの!たっくんのばかっ、だったらもう助けないからねっ」
太陽が地平線に向かって沈みこもうとする夕暮れ時、二人は言い合いをしながら帰っていく。
淡い風景が陽炎のように揺らぐ
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はっ、、夢か
俺は幼いときに親を亡くした日から己の無力さを実感し、最強になることを決心した。事あれば、最強!最強!と叫び。そして日々研鑽を積んで、最強を目指した。毎日欠かさず運動をし、丈夫な体をつくった。事あれば、最強!と叫びながら問題に突っ込んでいった。あるときはやさぐれた不良の集団。あるときは喧嘩をけしかけてくる赤髪の少女。また、あるときは、殺し屋。あるときは異能を悪事に使おうとする敵と戦った。そのせいもあってか、対異能犯罪取締機関にわずか14歳ながら目をつけられて3年ほど働いているわけなんだが、、、
あのときの幼馴染みはどうしているだろうか、、
喧嘩して仲直りしてから、多少遊ぶことはあったが取締機関に来るために引っ越してからは連絡はとることはなくなった。
どうしてるのだろうか、、、
考えながら、荷物を整え仕事着に着替える。
よしっ、準備を終えたな
いくかっ、、
寮で食事を食べて職場に着いた。
そして、今日も最強である俺は仕事をするために職場のドアを勢いよくあけた。
「こんにちは!!!最強です!!今日もよろしくだぜ!!」