神様のミスで勝手に殺されてチート特典モリモリだった件 作:リーリンリーリン
気が付くと。俺は抱きかけられていた。
とりあえず転生したことは本当にようだ。なんせ自分の身体はすっかり赤ん坊になっていたからな。
とりあえず新しい親父とお袋に向けて笑顔でも振っておこう。
「あらまぁ!可愛い笑顔ね~」
「そうま~パパだよ~」
俺は今世で『
名前はまぁ良い。問題は俺がまだ赤子だということだ。
中身は大人なのに赤子って・・・・コナンにもほどがあるだろ・・・
歩けは当然しないし、食事だって赤ちゃん専用のしか食えない。早く美味しいもの食べたい・・・
「あらま!もう歩けるのね!」
「嘘!?ちょっと早すぎないか?」
まさか生後2ヶ月で歩けるようになるとは思いもしなかった。早くても7ヶ月くらいなのに・・
なんせ前世で立つという感覚を知っているからな。
「まさか・・・・」
「あぁ・・・」
やべ・・・流石に怪しまれたか?中身がおっさんだとか思われてない?
どうしよう・・・・このまま怪しい科学者たちに実験台にされたり・・・もうオワタ・・・
「うちの子は天才だったのねッ!!」
「当然さ!!なんせ僕と母さんの子供だからね!」
ふぅ・・・いい意味で馬鹿親で助かった・・・・・・
この家で過ごして1年後・・・
「はーいそうまちゃん♪パパとママでお引越しよ~♪」
引っ越しか・・・・まぁおおよそ子育てと荷造りの準備が終わったってところだな。
「よぉぉぉし!蒼真!行こうか!
ふぁ?
イタリア?
こうして予想のはるか斜めを行くイタリア生活が始まった。
いやなんでよ!?イナイレの舞台は日本だよ!?
やべー・・・どうしよう・・・・このままじゃ円堂達とサッカーできないじゃん・・・
てかそもそも俺って円堂達と近い年齢なのか・・・?
そこらへんどうなのよ神様!
「蒼真ぁ~!ここでしばらく過ごすことになるぞ!まぁけど蒼真が14歳くらいになったら日本に戻るかもな!」
14歳か・・・・一応原作の円堂達の年齢ではあるが・・・大丈夫かな・・・これ?
と思ったのも束の間。
「こんばんわ。隣のアルデナ家です」
「こんばんわアルデナさん!」
お隣さんの挨拶らしい。やはりこの世界は良い。言語の壁がないからな。
てか今アルデナって聞こえたぞ・・・?偶然だよな・・・?
「まぁ!うちの子と同じ年じゃないですか!」
「そう!早く大きくなってお宅のフィディオ君と仲良くなって欲しいところですねぇ♪」
やっぱりか・・・今の出た子供って絶対フィディオ・アルデナのことじゃん!!
マジかよ・・いきなりメインキャラとの遭遇フラグ立っちゃったよ・・・
引っ越し先の隣が未来の『白い流星』ってどんな冗談だよマジで!?
(まぁけど俺が原作に関われるのは確認できたし良しとするか・・・)
FFIが確か15歳以下の少年を対象としている。
だから俺が世界編に関われるのは確定だ。まぁ代表入りできるかどうかはわからないが。
(そういえば手に入れた3つのチート能力を確認しておこう・・・)
1.【インフィニット】
技を覚えられる許容量を無限とする。
2.【トリックスター】
相手の技を見ただけで取得できる。
※ただし威力は個人の能力値による。
この二つは典型的なチートスキル。
とりあえず一度見た技を無限に俺の中で持ち続けられるのは、この技オンパレードでもあるイナイレの世界で有効な能力だ。
だけど【トリックスター】の弱点はこの「威力は個人の能力値による」という構文。
要は自身の力量を見誤ると相手よりもしょぼい威力のコピー技ができてしまうというわけだ。まぁ十分強力なのだが・・
逆に言えば相手よりも能力が上であればそのコピーした技はオリジナルをはるかに凌ぐものとなる。
そこで考えたのが次の3つ目のチートスキル・・・
3.【ゲームマスター】
自身と相手の能力値をステータス化させて見ることができる。
※可視化可能なのは相手の能力値、取得技のみである。
まさに【トリックスター】と相性のいいスキルだ。
まぁ本来であればチート能力は1つだけだから、これ一つだけじゃ強力にはなれない。
今回俺が選んだこの三つは単に強うそうだとかで選んだわけじゃない。
性能と相性を考えての結果だ。我ながらゲーム歴が伊達に長いだけではないぜ。
イタリアへ引っ越してきて早数年。俺は6歳となった。
「おーいソウマ!サッカーしよう!」
「あ!今行くよフィディオ!」
いつものグラウンドで俺はフィディオとサッカーをする。
やはり目の前にいる少年はまごうことなき原作に登場するフィディオだった。
だってメッチャ上手いもん。流石未来の『白い流星』だ。
「ソウマ!きょうはなにする?」
「今日はだな~」
いつものようにやりたいことを提案しようとしたその時だった
「へい!ジャポネーゼとつるんでいるガキってのはテメェかぁ~?」
「ハハッ!ジャポネーゼは細くて遊び買いがあるなぁ~」
うわぁ・・・なんだよあの純度100%の不良要素持ってそうな奴らは・・・
「に・・・にげようソウマ・・・なんかこわいよ・・・」
フィディオが怖がるのも無理ない。
相手は俺達より2つ3つくらい上の子供らだ。身体もそれなりに大きい。
まぁ俺はすでに精神年齢おっさんだから怖くもなんともない。
「ならお兄さんたち。俺達とゲームしようよ!」
「あぁ?ゲームだぁ?」
「そう!ちょうどここグラウンドだしさぁ。サッカーで勝負して勝った方が相手の言うことを何でも聞く。ってのはどう?」
一見こっちが不利に見える条件。だからこそいい。
「はっはっは!!なめるなよジャポネーゼが!俺たちここらじゃサッカー敵無しなんだぜ?」
そっちの方が乗ってくれやすいからなァ。
「へー。だったらアンタら倒したら俺らがここらで一番強いってわけだね」
「えぇ!?ちょっと・・・ソウマ!?」
てな感じで挑発成功。
「ッ!なめんなよガキが!!もう容赦はいらねぇ!!ぶっ潰してやる!!」
「お兄さんもガキじゃん。いいよ。こっちは二人でいいからかかって来いよ」
「「「!?」」」
「いいぜ・・・なら今日は帰れねぇくらい徹底的にぶっ潰してやる!!」
コイツら本当に少年か・・?素行悪すぎるだろ・・・
てな感じで2体5のミニゲームが始まった。
「ちょっとソウマァ~!!こんなのむちゃだよ!?」
「大丈夫♪僕・・・最強だから♪フィディオは適当に動いてくれ。パス貰ったらどこか適当に出してくれ」
「え・・えぇ・・・・」
そして始まるミニゲーム。
相手は身体が一回り大きい。故に全力で体当たりしてくる。
「はっはっは!!まずはテメェからだ!!クソガキィィィ!!」
真っ先に俺狙いのチャージ。ふつうの試合なら一発レッドもん。こいつらハナからまともにやり合うつもりじゃなかったんだな。
ジャポネーゼ・・・まぁ日本人は線が細くてひ弱だ。イタリア人のみならず外国人からもそう思われるだろう。
ドゴッ
相手のギャングの大きな体が俺とぶつかる。
「ソウマ!」
「へへっ!!終わったなあのジャポネーゼ!」
「アイツのタックル喰らったら骨が何本か折れちまうからなぁ~」
「急いで救急車呼ばないとなぁ!アッハッハッハ」
だが今回は運が悪かったな。
俺が
「い・・・・イでぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」
「「「「え!?」」」」
相手の少年ギャングは身体を地面をゴロゴロと転びまわる。
「お・・・おい!?てめぇ・・・一体何しやがったんだ!?」
「いや普通に当たりに来たから防いだだけ?」
「「「「!?」」」」
(な・・・なんだよコイツの身体・・・・!?鉄かターミネーターかよ!?)
一見そこらのひ弱な子供に見えるだろうが中身は大違い。
ギャングの少年1 LV:2
キック:2 ボディ:4 コントロール:1 ガード:2 スピード:1 スタミナ:1
雷鎚蒼真 LV:26
キック:36 ボディ:48 コントロール:40 ガード:42 スピード:34 スタミナ:32
「ふざけるなよッ!!全員で囲め!!」
「くっそ!!なんだよコイツ!?」
「早すぎッ・・・」
そりゃそうだろ。
この五年間ただ遊んでいただけじゃない。
フィディオとの練習に加え、自身の能力値を上げる方法を模索してトレーニングしていたんだ。
たかがそこらのガキとじゃ文字通り次元が違うんだよ。
あとな。
「ゴールすっぽかして全員くるとか、テメェらサッカー知らねぇだろ?」
そうして俺は無人のゴールに向けて・・・
「"オーディンソード"!!」
必殺炸裂のシュートを放つ。
ちなみにこの技はイメージと試行錯誤で編み出した物。
【トリックスター】無しでの完全なるイメトレと実践動作の反復練習。
だから完成までにおよそ1年もかかっちまったぜ。
「うわぁ・・・・カッコイイ・・・・」
その後は予想通り。
相手は俺の一方的な暴力(フィジカルと必殺技)で完膚なきまでボコボコにしてやった。
「す・・・すみませんでじた・・・・」
「はぁ・・・もういいって言ってるでしょ?次邪魔したら今度はもっと凄いことしてあげるよ♪」(笑顔)
「「「「「ヒィィィィィィすみませんでしたぁぁぁぁぁ」」」」」
そうしてギャングたちを追い払って一件落着。
いつも通りフィディオとサッカーをしようとした時だった。
「ソウマ!!おれのししょーになってくれ!!」
へ?
フィディオ in
最初はただ怖かった。
相手はここらで有名な少年ギャングたち。
彼らは単に悪いことをしてるだけじゃない。サッカーでも敵なしの強い奴らだ。
あろうことかそんな奴らにソウマはサッカーで勝負を突き付けたんだ。
完全に終わった・・・もう僕らはここでサッカーができないって・・・そう思っていた。
だけどソウマは凄かった。
パワーは相手にも負けないくらい強いし、スピードも速かった。
更にドリブルも上手で全員抜いて見せた。
確かにいつも遊んで薄々上手なんだろうって感じてはいたけど、今日の彼はいつもと違った。そして気づいた。これがソウマの本気なんだって。
そして最後に・・・
「"オーディンソード"!!」
あんな凄いシュートを持っていたなんて・・・・
「うわぁ・・・・カッコイイ・・・・」
その日から俺はソウマに憧れた。
そして彼のように上手くなりたいと思い、俺は師匠をしてくれないかと頼み込んだのだった。
フィディオ out
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