マージナル・アーカイブス - 子供使い、先生になる -   作:オーバードライヴ

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「……で?」

 

 僕の目の前に広がる光景はかなり特異なものだろう。ミレニアムタワーという名前だというのは最近知ったこのビルの入り口で正座しているリオとその隣の車椅子の上で小さくなっているヒマリ、その二人を見下ろすような位置で仁王立ちしているユウカという光景は、未来永劫見られないかもしれない。アヤネが誘導、ハレがヴェリタスのオフィスからコントロールした貨物運搬用ドローンのコンテナから下りてきたC&Cの面々が目を丸くしている。

 

 C&Cの面々を半ば押しのけるようにしてやってきたジブリールを受け止める。今回もかなり無茶をさせてしまったようだ。

 

「アラタ」

ジブリール、傷は大丈夫かい?

かすり傷です。問題ありません

それでもだ、ネルも出血してるし、洗浄して、後で血液検査もしておこう

わかりました

 

 そう答えたジブリールの頭を撫でる。いつも素直に返事をしてくれるジブリールだが、その声がやはり疲れ切っているように感じる。直接会って話すのは大切だ。どうしても無線越しとはいえ、バイタルサインのモニタリングもできるとはいえ、それでも、会って話すのは大切だ。頭を撫でて彼女の声がどうしてもいつもの張りがないのが気になる。

 

「ねぇねぇユウカ。なんで会長が正座してるの?」

「アスナ、今すぐあんたたちも横に正座しなさい」

「え? やだ」

 

 ユウカの眉間のしわが深くなる。ネルはどこか不機嫌そうに鼻を鳴らしている。

 

「で、セミナーはこれで満足か?」

「えぇ、それはもう。でも私はこんなことになってるなんて知らなかったわよ」

 

 ぎろりとリオを睨みながら答えたのはユウカだった。

 

「そもそも、今回の件についてはセミナーの内部決裁が通ってないにも関わらずC&Cが動いてる時点で大問題です。たしかに会長権限で動かすことは緊急時に限り認められています。ですが今回はさすがにやりすぎです。計画的な投入かつオフェンスとしての投入は完全に規約違反です」

 

 ユウカは相当お冠らしく、リオを絶対零度の瞳で覗き込んでいる。

 

「管理するためとはいえ、ここまでやる必要がありましたか?」

「えぇ。私としては必要十分だった。だけれども、貴女や先生にはわからないでしょうね……そして、わかってもらわなくても構わないわ」

「他人ですからわからないのは当たり前です。だからこそ理論(ロジック)(アンド)動機(リーズン)を提示してもらわなければ判断のしようがない。それを会長はご存じのはずです。……どうしてこうなったのかはあとで色々話しましょう。本人たちが居るところで話すことでもないでしょうから」

 

 コンテナからやっと出てきたゲーム開発部の面々がどうして良いかわからないと言った雰囲気で遠巻きにこちらを見ている。とりあえずおいでというジェスチャーを出しておく。

 

「こういうことがあったからには対策を出さないと内外ともに収まりません。C&Cの指揮権限については面倒ですが一旦ノアと私で預かります。会長の指揮権限は当分の間凍結、いいですね?」

「……異論は無いわ」

 

 リオがどこか顔をしかめながら立ち上がる。

 

「だけど、そうね。ただ、言えることがあるとすれば……」

 

 建物の中に戻るように歩きながら、傍まで来ていたアリスを見下ろして、リオは続ける。

 

「貴女は、危険すぎる」

「危険なことをさせたのはそっちじゃん!」

 

 僕が窘める前にモモイが割り込んで声を上げた。こういう時の突破力についてはモモイがピカイチだろう。なんとなくジニを彷彿とさせる。……ジニに言ったら怒るかもしれないけど。

 

「アリスはいい子だよ。ちゃんと考えて、いろいろできる子だよ。危ないことをさせてそういうことを覚えさせようとしてるセミナーこそ問題があるんじゃないの!?」

「ちょっとお姉ちゃん……」

 

 まっすぐ正面からそういうモモイをミドリが止める。小柄な二人がリオの前に立つと、下から強く上を見上げるような形になる。

 

「考える道筋が違った時、そうして道を誤った時、貴女が責任を取れるような規模じゃないことをもう知っているでしょう。それでもそう言えるの?」

「一人じゃ無理だけど、それでも私は一人じゃないもん。だから、どんな結果になっても、守るし、背負うよ。そのための仲間だから。私たちは、パーティーなんだから」

 

 まっすぐに言い返したモモイ、なんだかんだ言って二週間前のメンタルブレイクからは回復していてくれてよかったと思う。……実際彼女たちがどこまで責任を背負えるかは未知数だけど、それでも前を向こうとしているのはいいことだと思う。

 

「……守るというのは、攻めるより難しいものよ。貴女達の挑戦が上手くいくことを、そしてそれがミレニアムの存続につながることを願ってるわ」

 

 先に執務室に戻るわね。と言い残してリオが去ろうとする。慌てて呼びかける。

 

「リオ」

「……なんでしょう」

「またいろいろ話をしよう。攻めるよりも守ることは難しいが、それは一人で守り切る必要があることとイコールじゃない。いつでも相談においで」

 

 そう言うとリオは返事もせずに去っていく。届いているといいけれど、届いてないだろうなぁ。

 

「……ビッグ・シスター・イズ・ウォッチング・ユー、か」

 

 ユウカがそうつぶやくのが聞こえる。昔の小説かなにかで似たようなフレーズがあった気がする。

 

「それはそれとして……モモイ! ミドリ! ユズ! アリス! 気を付け!」

 

 いきなり号令が飛んでみんなが気を付けの姿勢を取る。

 

「当たり所がよかったからいいものの、おかげでミレニアムタワーも大規模改修よ! 少しは加減をしなさい加減を!」

「だったらリオ会長の手綱をちゃんと握ってから対応してよ! こっちだってもう少しでミドリの目が傷つくところだったし、ユズが一世一代の大勝負に出ないといけなかったんだし!」

「だからってビルを吹っ飛ばす必要はあるのかって言ってるの! 反撃するなとは言ってないわ」

「でも先生でも同じことしたでしょ!?」

 

 剛速球がこっちに飛んできてユウカにギロリとにらまれる。

 

「……するんですか?」

「……………………状況によるかな」

 

 光源欲しさに護衛対象(クライアント)のNPO事務所に放火したことがあるなんて絶対に言えない。

 

「まったく。さすがにここまでされておとがめなしというわけにもいかないから、ミレニアムプライスの結果がどうであれあの部室は空けてもらうわ」

「なんで!?」

「当たり前でしょう? そうでもしないと対外的にも示しが付かないし、それこそちゃんと管理できる場所にいてもらわないといけないから、どちらにしても引っ越してもらわないといけないわね」

「そ、そんなぁ……」

 

 モモイの魂が抜けかけているけれど、どうやらユズはユウカのサインに気が付いたらしい。

 

「あの……どちらにしても、ということは……」

「コホン」

 

 それ以上は言うなという意味合いでの咳払い。もはやこれが答え合わせだろう。ある意味でユウカも甘い。ちゃんとした部室になるか、使ってない倉庫を割り当てられるかは別として、行く先はあるというサインに気が付いたのはユズだけのようで、モモイはどんどんヒートアップしている。

 

「毎回毎回ゴールポストを後からずらすなこのごんぶと大根!」

「はぁっ!? この完璧なボディラインが魅せる大人の魅力がわからないのかしら」

「うっさい! 世の中の大人は皆ロリコンなんだから大人の女なんかに出番なんてないのよ!」

 

 そう言って飛び掛かるモモイ、止める余裕もなかった。

 

「喰らえ年増ぁ!」

「喰らうわけあるかぁこの栗がぁ!」

 

 見てられない感じの取っ組み合いが始まったタイミングでジブリールに袖を引かれた。

 

「ろりこん、とはなんなのですか? 大人は、アラタはろりこんなのですか?」

「意味合いとしては幼女趣味という意味だね。そして僕はそうではない」

「……ふぅん」

 

 ふぅんてなんだふぅんって、モモイを止めに入りたいがジブリールをしっかりとカバーしないと大変なことになりそうだ。

 

「くしゅん」

 

 小さいくしゃみが聞こえて、ハッと顔を上げる。ユズが恥ずかしそうに顔を隠していた。みんなスプリンクラーでずぶ濡れなのを忘れかけていた。早く屋内に入れた方がいい。

 

「ほら、とりあえず喧嘩はそこまでにして中に入ろう。風邪ひいちゃうから」

 

 そう促しつつ、すでに身体が冷えているユズにとりあえず上着をかけて保温する。スペースブランケットでも手配しておくべきだった。ヒマリのひざ掛けも貸してもらいつつ、暖かい場所に早く移動したい。

 

 だというのにすぐにジブリールがポカポカモンスターに大変身して叩いてくるし、ワイシャツを引っ張って脱がせようとしてくる。これは困った。何か対応を間違えただろうか。

 

 現実逃避で空を見上げると、低い位置に月が上っていた。

 

 

 


 

 

 

「……一人で守り切る必要はない」

 

 言われたことを反芻しながら仮で確保した会議室に入ると、すっと綺麗なカテーシーをしてくるメイドが待っていた。真っ暗な部屋の中で月明りを背にしたメイドは無表情のまま私を見てくる。

 

「マム、どうかなされましたか」

「……いえ。なんでもないわ。だけれど、そうね。想定外が起こったのは確か。おかげで()()()()()()C&Cを動かせなくなってしまったわ」

 

 会議用の椅子に腰を下ろすとすっとレポートを差し出してくれるメイドの少女。ミレニアムで情報を保全したいと思うなら、電子機器を一切使わないのが一番だ。それを心得ているメイドが書き上げてくれた手書きのレポートに目を通す。

 

「……エリドゥの整備に致命的(クリティカル)な影響かしら」

「ノー、マム。発電設備そのものは生きています。エリドゥの電力そのものは十分に足りているため、監視・迎撃のシステムは稼働できます。ただし、鋼材等の原料を、第13直轄地の生成施設を使って調達することは、もう不可能かと」

「芸香作戦は成功してしまったわけね。……アビドスでの騒動がまぐれではなかったことが証明された……シャーレの肥大化を止める手段が、無くなった」

 

 連邦生徒会長は本当に底がしれない情報収集能力を持っていた。ヒマリを巻き込み、シャーレを使って正確に火をつけた。どこまで知られていたのだろう。芸香(ヘンルーダ)作戦、やってくれる。シャーレにアリスと第13直轄地のコントロールを持っていかれた。連邦生徒会長はあんな書簡一つでセミナーの、正確には私の計画を上書いてしまった。

 

 AL-1Sの運用可能兵装に衛星からの送電システムと連動したレールガンがある以上、探知と迎撃をしたところでアレの直撃に耐えられるような盾をまだ構築できていない。作るには、資材が必要だ。

 

 第13直轄地のドローン用パーツ生成ユニットを流用して資材をそこから調達できていたというのに、ゲーム開発部の暴走のおかげでまずいことになった。アリスの砲撃によって溶解してしまったオーパーツを修復することは難しいだろう。おかげでシェルターに必要な資材を正規ルートで搬入する必要が出てくる。

 

 つまりは資材を作るための原料を内部もしくは外部から調達し、鉄道を使って運び込む必要が出てきたのだ。貨物駅は無人化されているし、ミレニアム自治区内の輸送網もほぼ無人で運用されている。人目につくことはないが、その運用コストを隠し通すことなんて不可能だ。偽装するにしても限界がある。計画の屋台骨がガタガタだ。

 

 今日の騒動の修繕費でセミナーの予備費も払底した。夏までに臨時予算を組むことになるだろうから、そこにいくらか予算をねじ込むとしても、遅かれ早かれ、ノアとユウカであれば気が付くだろう。それまでに、ある程度状況を固めなければならない。最終帰還可能地点(ポイント・オブ・ノーリターン)はとうに超えている。対岸まで行きつく以外に終わりはない。行きついた先で断頭台が待っていたとしても、それを見ずに墜落死することだけは御免だ。

 

 ヘンルーダの女王は死んでいなければならない。それが偽りの狂気に触れたことによる哀れな犠牲者であったとしてもだ。死者が蘇る時は、それがゾンビであれ亡霊であれ、残された者たちに狂気と悲劇をまき散らす。

 

「トキ」

「イエス、マム」

 

 メイドの、彼女の名前を呼ぶ。ゲーム開発部とシャーレにかなり牙を抜かれてしまった。それでも白旗を上げるわけにはいかないのだ。

 

「この世界を守りたいという気持ちは裏切れない。その果てに私を悪だと断罪するのならそれでいい。……私は貴女の献身と犠牲の上にキヴォトスに生きるものたちのための安寧を築く」

「光栄です、マム」

 

 (こうべ)を垂れるトキ。

 

 守ることは攻めることより難しい。攻めることで守るなら、自らの意思で味方を傷つける覚悟を決めるしかない。手を血で染めさせることの、なんと罪深いことか。

 

「願わくば、私が最後の犠牲でありますよう」

 

 頷く。言葉にはできなかった。残念だけれどもトキの願いはかなえてあげられない。貴女が最後にはなれない。最低でも一人、少なくとも私は弾劾されるのだから。

 

 それが大義を導くと信じて進むほかないのだ。

 

「続けましょう。キヴォトスが塵に還る前に手を打つのです。我々の任務(クエスト)は、もう中止することなどできないのだから」

「イエス、マム」

 

 理解されてなるものか。

 

 この痛みを知る者など、少ない方がいいのだから。

 

 

 


 

 

 

 電話が鳴っている。受話器を上げて名乗る。

 

「はい、連邦生徒会防衛室…………お疲れ様です、教授(Prof)。ここに掛けてくるとは珍しい。…………えぇ構いませんよ。ここまでの回線は秘匿回線です。外部に漏れることはないでしょう」

 

 念のためにと寄せていたメモパッドと万年筆を戻す。下手にメモを取って捨てる時にゴミを漁られたとか初歩的なことはしたくない。

 

「シャーレの予算ですか? はい。教授の予想通りに進みました。まあ少しばかり私も誘導しましたが、ある程度首輪はついたかと」

 

 SRTの新規学生募集の停止とSRT学生のヴァルキューレ警察学校警備局への統合という形で予算と体制のスリム化を図ることで正式に議会承認が下りた。SRTの最後の出動はRABBIT小隊の第13直轄地への近接航空支援だったというのは皮肉なものだ。

 

「SRT関連予算として確保していた予算、そしてその出所となる連邦生徒会長の機密費が財務室管轄に移ります。そして防衛室から治安維持業務の一部を委託することで確保した予算をシャーレに流す。……えぇそうです。もうこれでシャーレは監査を断れません。何かあれば連邦生徒会の人員を監査名目で送り込み、内部の仕事を止めさせることができます」

 

 連邦生徒会にとって一番の懸念事項は、シャーレが少数精鋭で愚連隊を気取って暴れまわる事態となることだ。

 

「業務量が増えれば人員が増える。烏合の衆を抱え込ませて機動力を削る。シャーレは100の力で1つの事件を解決することができなくなる。70の力で5つの事件を解決せざるを得なくなる。そうして先生への依存度をどんどん高めておけばいい。……そうです。末端は烏合の衆、ヘッドを潰せば瓦解します」

 

 今できることは先生の首の周りにありったけ真綿を詰め込むことだ。タスクと予算、権限で縛り、承認手続きを煩雑化し、彼を会議室に張り付けにする。教育の手が回らないほどに人員を抱えさせ、内部からの崩壊を狙う。最後の一撃さえカイザーかどこかが放ってしまえば、あとはヴァルキューレなどに抑え込ませればいい。そこから先は彼にはお飾りのリーダーとして悠々自適な隠居生活を送ってもらえばいい。

 

「お褒めいただき恐悦至極、とでも言いましょうか。教授(Prof)に褒められるのはとてもいい気分です。これで少しは辛気臭い仕事のモチベーションも上がると言うものです」

 

 答えながら腰に差していた拳銃を取り出し掌でくるくると回す。

 

「銃に意味はないというのは貴女の言葉でしたね、教授(Prof)? 確かにその通りだと最近つくづく感じます。銃はツール、そこに意味はない。そして涙や血を流すツールというのは、とても扱いづらい」

 

 電話の向こうは笑う。その笑いの笑みを、私は取り違えない。

 

「だからツールは、正しく用いられなければならない。……私がそうなれる日を夢見てますよ。貴女の教え子ですから、あるべきものが当たり前にそこにあるように、努力を続けるだけです」

 

 納得いくような答えが得られたらしく、電話の向こうは話を畳もうと話題を変えてくる。

 

「はい。それに関してですが、RABBIT小隊が反発してまして、想定よりかなり早いタイミングですが、離反してしまうかもしれません。えぇ、その時はシャーレの内偵にあてるか、FOXに支隊としてつけるか……まあ考えます。えぇ、何とかしますよ。これもまた一つの超えるべき壁でしょうから」

 

 そう言って窓の外を見る。月が出ていた。これ以上後手を取るわけにはいかない。

 

 

 

「はい。おやすみなさい、プロフェッサー・ベアトリーチェ。よい夜を」

 

 

 

 そして、夜がやってくる。




というわけで、これにてパヴァーヌ編の第一部は終了となります。まずはここまでお付き合いいただきありがとうございました。

アプリ公式だとマジで先生が空気なのでどこまでやっていいのか手探りになった結果、ものすごい勢いで被害が積み重なりました……モモイ、正座。

ミレニアムプライスがどうなったのか、彼女たちの今後についてはこの先の閑話やいつスタートを切れるかはわかりませんが、パヴァーヌ第二部で明かされることになるでしょう。それまでゆるりとお待ちいただけますと幸いです。

さて、この後はいくつか閑話を挟んでいきます。閑話の後はアプリとは時系列が前後しますがカルバノグ第一部をさらっと挟んでからエデン条約編に進む予定です。エデン条約を楽しみにしていた方は申し訳ありません。今しばらくお待ちください。



次回 ようこそ生まれ変わったシャーレへ

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これからもどうぞよろしくお願いいたします。




Next Operation>>>
F2:連邦捜査部、リブート

――――僕たちシャーレは、君たちが望む限り攻勢(公正)の組織であり続ける。

この先の閑話で何が読みたい?

  • 赤冬(イワンクパーラ)
  • 忍研(不忍の心)
  • スイーツ(宇沢とキャスパリーグ)
  • 山海経(龍武同舟)
  • 風紀(ヒナとジブリール)
  • 寄り道せずにメインストーリー更新しろ
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