プロローグ
魔法。
それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となった今の日本で最高の力を持つ十師族、その中でも一番といわれる四葉真夜。そしてその姉である四葉深夜は夫の司波達郎に振り回されていた。
「なぁ深夜、達也たちは問題無く入学式を終えるだろうか」
「大丈夫ですよ達郎さん。深雪さんには達也さんがいますし達也さんがしっかりしているのは知っているではありませんか」
「それはそうだが親が一生に数度しかない入学式についていくことが出来ないのは寂しいものだ。しかも深雪は総代だというではないか!せめて、せめて校門の前で写真一枚でも取れたらうれしかったのに!いや、今から行って一緒に写真を取ればいいのではないか?よし深夜いまからいくぞ」
「達郎さんもし入学式にいったらと深雪にきらわれてしまいますよ」
「それは困る。どうしたらこの気持ちを解消できるだろう」
「ふふ、相変わらずかわいいひとね。では今から達也さんの家に行ってサプライズをしたらどうでしょう」
「それは名案だ五分で準備してくる」
ドタドタと足を鳴らしながら上の階に行く達郎を見る深夜の目は慈愛に満ちてた。
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四葉姉妹との出会いは僕が12歳の時フォア・リーブス・テクノロジーの社長令息兼代表として台湾の少年少女魔法師交流会に出席した時だった。フォア・リーブス・テクノロジーは少年少女魔法師交流会にスポンサーとして出資しており、高級ホテルの会場にはフォア・リーブス・テクノロジーのCADの配布が行われ若い世代へ影響力を国際的に高めようとまさにしている最中であった。
そんな会社の代表として何をするかというと、今年はいつもの会とは違い四葉と七草の令嬢と令息が出席する。そのためその二家とフォア・リーブス・テクノロジーの顔つなぎが僕に与えられた使命であった。特に会社の出資者の四葉との交流は最優先であり友人とはいかなくとも顔見知り程の縁になるのが重要だった。
「失礼します。ご挨拶よろしいでしょうか」
「ええどうぞ」
「初めまして、フォア・リーブス・テクノロジーの代表代理司波達郎と申します。四葉様七草様この度はご出席いただきありがとうございます。」
初めに目を引くのがその美貌、一度見たら忘れられない白さと艶のある黒髪。それが四葉姉妹だった。
「初めまして司波さん。私は四葉深夜こっちが妹の真夜さんでその隣にいるのが七草弘一さん」
返礼としては余りにそっけなくこれでいいでしょうとその目はいっているようで、この会に出席することも大漢に入るための口実のひとつなのだろう。だからか僕がこの人たち思ったのは「寂しい」だった。
「なに?寂しいって」
どうやら口に出ていたらしいあわてていた僕の口から出たのは
「失礼致しました。この会でご一緒させていただける人がいなかったものですから、ついでてしまいました」
「なによそれ。ふふっ変わった方ね。気に入ったわ」
その手を口に当てて笑う深夜様の姿に見とれてしまった僕は、この時に一目惚れをしてしまったのだろう。
続くかどうかわかりませんが私に気合を入れてくださる方は評価感想をよろしくお願いいたします。
2024/10/28誤字の修正をしました