優輝の日記 〜国立栄陽学園での日常〜   作:繭浮

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二刀流(性癖的な意味で)

「確か、その日のお夕食の時……正確には食後の出来事ですが。衝撃の真実がありましたよね」

「アーウンソダネー」

 

 食事中、唐突にそんな事を言い出した蒼月さん……あまり思い出したくない内容だったので、つい変な口調になってしまった。

 

「何故カタコトに?」

「優輝にとって、あの事は忘れたい事の1つだったようだな」

「……そう言えばあの時、何やらあの方に耳打ちされていましたが」

「…………。何を言われたか、聞きたい?」

「あまり話したくはないように感じますが……そのような、悲しんでいるんだか笑っているんだか分からない絶妙な表情をされては、気になってしまいますね」

「それなら、まあ……今は昔の事だし……うん、話そうか」

 

 

 

 

       ――――――――――

 

 

 

 

 食堂棟で夕飯を美味しく頂きながら雑談をする。昼はクラスの出席番号順に座らされていたけど、夕食からは空いている席に自由に座っていいらしい。

 

 なので、僕らは今日友達になったみんな+加藤家トリオで固まっていた。

 

「――つまりまとめるとですね。姉さんの着せ替え人形扱いから精神を安定させるために一人称「僕」になった……んじゃないかなぁと思ってます。自分でもいつからこの一人称なのかうろ覚えなので、あくまで予想ですけどね」

「なるほど、そう言う経緯ですのね。それにしても瑞希さん……あなた、いい性格してますわね」

「優輝が可愛過ぎて愛し過ぎるのがいけない」

「さっきも言いましたけど、僕が少し恥ずかしさに耐えれば姉さんが大喜びしてくれるなら、大した問題ではないんです」

「そうですの……それがあなた達の幸せのカタチなら、これ以上わたくしから言うことはありませんわ」

「よくわかんないけど、ユーキは苦労してるんだなー。僕で良かったらいつでも話し聞くからな!」

「ふふ、ありがとうキョウちゃん」

「にひひ〜」

「ただ単にアンズさんが優輝様とお話したいだけでは? あまりグイグイ行って鬱陶しがられない様になさいね」

「むうー、わかってるよ……って僕はアンズじゃなーい!」

 

 

 

 

 そんな感じでみんなと楽しく雑談を続けていると、気がつけば20時近く。

 

 19時半頃に加藤さんが「今日はまだ日課のハーブティーを淹れていませんの」と言って3人抜けた以外は特にないけど、食堂の閉まる時間も近付いてきた。

 

「さて……だいぶ人も少なくなって来たな。これなら迷惑にはならんだろう」

 

 そう言って姉さんが立ち上がる。

 

「姉さん何する気?」

「料理長殿に確認したい事があってな」

 

 えーと……多分、昼に姉さんが後回しにするって言ってた「料理長の気になる視線」について、かな。

 

「ふーん……ついて行っていい?」

「ふーむ……まあ、構わないが」

「珍しく歯切れ悪いね」

「料理長殿に答えを聞けば分かる事だからな。一応覚悟はして置け」

「え、うん」

 

 覚悟が必要な内容かぁ……尚更気になる。

 

 

 

 

「料理長殿、少し良いか?」

「ええ、構いませんよ。何か聞きたいことが……これはまた、大勢で来られましたね。期待に応えられると良いですが」

 

 姉さんと僕だけではなく、雑談していた友達全員来ちゃった。それぞれの言い分は……

 

 

「覚悟云々言ってたら気になって仕方ないじゃん!」

「アキちゃんと同じです。あと、お料理美味しいので感謝を伝えたいなって」

「あー、みんな動くから何となく」

「月影のガトーショコラを食べる姿が尊すぎたので感謝の言葉を」

「ガトーショコラ……至高の美味に出会わせてくれた、ので……」

「彼が栄陽学園本校の料理長になった理由や経緯が気になったのよ」

「スイーツ作れるイケメンとは〜、やっぱお近付きになっておかないとっしょ〜」

 

 

……こんな感じ。1人を除いて恋愛対象として見てないあたり、僕の友達は変わり者だらけだと思う。その変わり者には自分も含む。

 

「何、時間は取らせない。私が聞きたい事だが……」

 

 さて。姉さんが気になっていた事とは!

 

「料理長殿。貴方は両刀使い(バイ)だな?」

『ぶっ!!』

 

 思わず吹き出してしまった。僕以外にも吹き出してる人いたけど、多分アキとサチさんかな。

 

「姉さん何聞いちゃってるの!?」

「え、アキちゃんどういう意味?」

「ちょちょっまってまって今スッゴイ混乱してるから!」

 

 取り乱す僕とアキに、不思議そうな顔のヒロと雅。サチさんはそっぽを向いている。

 

「貴女は……確か、水城 瑞希さんでしたか。よく気付きましたね」

『エエエエエエ!?』

 

 普通に肯定されちゃった……あー、驚きすぎて冷静になって来た。

 

 周りのみんなの様子を見る。さっき吹き出してなかった人以外では、蒼月さんとパフィンさんが驚いた顔してる。

 

「一目で見抜かれたのは、今まではネイ先生のみでしたね。いやあ、懐かしいな」

「すんません、そもそもバイってなんすか?」

 

 雅の質問に、ヒロもコクコクと頷く。

 

「バイセクシャルの略ですよ。精霊国語で言うなら、両性愛者ですね」

「両性愛……両……プヒュ〜〜」

「えっヒロ、何それえーと、鳴き声?」

「ちょっヒロ大丈夫!?」

 

 意味を理解したヒロが顔を真っ赤にして奇声?を上げ、身体をふらつかせ始めた。慌ててアキが抱きつく。

 

「……」

 

 雅は月影ちゃんにケータイを見せて貰っていた。

 

「あ〜、なるほど。男でも女でもイケる人なのか」

 

 どうやらティータイムの時みたいに、ネット辞書か何かのサイトを見せてあげているらしい。相変わらず頭の回転が早い。

 

 無口だけど気配り上手だよね、月影ちゃん。そういうとこ好き。

 

「料理長殿の性癖が当たっていた所でもう1つ聞きたい。貴方は基本「見る専」だな?」

「……そこまで見抜きましたか。素直に驚きです」

「私も「見る専」のようなものだからな。それで十分満足でね」

「解ります。私も多くを望まなくとも満足出来てしまうタチでして」

 

 笑顔で頷き合う2人。よくわかんないけど、なんか意気投合したっぽい。

 

「他に聞きたい事は?」

「私は特にはないな」

 

 もう満足したのか、疑問がハッキリしてスッキリした顔の姉さん。他のみんなは逆にモヤモヤ顔にさせられちゃったけど……

 

「……私から、一言……」

 

……と思ってたら、そうじゃない娘が1人。全く動じていないのか、表情ひとつ変えず発言する様は大物感を感じる。流石月影ちゃん、素敵だ。

 

「はい、なんですか?」

「ガトーショコラ……とても美味、でした……なので……ん、今後共、よろしくお願いします……」

「気に入っていただけましたか、ありがとうございます。こちらこそ、3年間どうぞご贔屓に」

「……(こく)」

 

 小さく会釈し、蒼月さんの後ろに回る月影ちゃん。

 

『…………』

 

 月影ちゃんが話し終えてから、数秒の静寂の後。

 

「わ、私も……そっその、美味しいお料理ありがとうございます」

 

 ヒロが当初の予定通り、感謝の言葉を告げた。

 

 月影ちゃんとヒロをキッカケに、その後みんなもそれぞれ感謝や質問を料理長さんに話し始めた。

 

 

 

 

 キーンコーン……

 

 1人1質問づつし終わった所で、ちょうど食堂棟閉館のチャイムが鳴る。

 

「なんか質問責めにしちゃった感じですいませんでした。それと、答え辛い質問にも丁寧に答えてくださって、本当に感謝です」

「いえ、こちらこそです。守護者候補の皆さんに料理を作れるだけでも私にとっては身に余る光栄なのに、雑談まで出来るのですから」

「ふふっ謙虚なんですね。ではそのお言葉に甘えさせて頂きます。今後も美味しい料理、楽しみにさせて頂きますね」

「はい、ご期待下さい」

 

 最後に僕が謝罪と感謝で締めて、料理長さんへの質問会を解散とした。

 

 ……ていうか、いつの間にか僕がみんなのまとめ役みたいになってるのは何故だろう?

 

 

 

 

「すいません、水城 優輝さん。あなたに伝えたい事がありました」

 

 食堂棟を出た直後、料理長さんに呼び止められた。

 

「え、なんですか?」

「あまり人に聞かせられない内容なので、耳を」

「?」

 

 言われた通り、顔を横にして耳を近付けると、料理長さんが僕にしか聞こえないように耳元で囁く。

 

「確かに私は基本「見る専」ですが……あくまで基本的には、です」

「…………」

 

 ……なんか、背筋がゾゾゾッとした。料理長さんの声に、なんというか……艶?ってヤツを感じたんだけど……

 

「もしそちらの趣味に目覚めたなら、私の事を思い出して下さると幸いです。優輝様のような人だけは、私は見る専でいられない程大好きなのですよ。勿論、本格的にコナをかけるのは、あなたが成人してからにしますのでご安心を」

「安心出来る要素ないんですけど……」

 

 うん。この人絶対僕の秘密に気付いてる。その上で誘って来るって事はつまり、僕みたいなのがストライクって事で……あー、なんか血の気が引くってこんな感覚なのかー……初体験。

 

「そのような不安そうな顔をなさらないで下さい、そそられてしまいます」

「ひっ!!」

 

 Sっ気を感じる熱のこもった囁きに、本能的に身の危険(性的な意味で)を感じ、ズザザーッ!と漫画みたいな効果音を立てて飛び退いてしまった。

 

「おや……今は脈はなさそうですかね」

「今後も無いです」

 

 冷静、平常心、取り乱さない、落ち着け……とりあえず、普通に返事出来た、と思う。姉さんには勘付かれただろうけど。

 

「ですか。それは残念です」

 

 声色からして本当に残念そうに言いつつ、笑顔でちょいちょいと手招きして来た。あんまり近付きたくない、けど……みんな見てるし、仕方なく近寄る。

 

「この事は極力言いふらさないようお願いします、基本見る専なので。私も、あなたの秘密にしたい事は命にかけて口外しません」

 

 再び耳に口を近付けて、そう呟かれた。

 

「そうですね、解りました。ちなみに――口外したら、本当に命にかかわると思って下さいね」

「……なるほど」

 

 僕がチラッと姉さんを見ながら言うと、すぐに理解したようでそう短く呟き、僕から離れる。

 

「お引止めして申し訳ありませんでした。では良い夢を」

「はい、ありがとうございます」

 

 はあぁ〜〜……悪夢見ませんように……

 

 

 

 

「ぬむ〜……もしかして、ユキさんスト様に告られた〜?」

「うっ」

 

 みんなのとこに戻ったら、早速パフィンさんに尋ねられた。

 

 スト様って、ストゥルガノフさんの事だよね……パフィンさん狙ってたみたいだし、当然聞いて来るよね。

 

 さて。どう説明するのがベストか思考をフル回転させて考える。

 

 こう言う時、漫画とかだと変にしらばっくれると険悪な雰囲気になったりするし、やっぱり下手な言い訳はしない方向が良いかな。

 

 料理長さんには、「極力」と言われたから……ふむ。

 

「えっとね……僕が成人したらお付き合いしましょう、みたいなこと言われた」

 

 とりあえず話して問題なさそうな部分を断片的に伝える。

 

「それマジ!? ほぼ告白じゃ〜ん……うわ〜ん勝負する前に負けた〜……」

「パフィンさんは負けてないよ。僕は勝負の舞台に立つ気は無いからね」

「……んお?」

「まあ、だろうな。優輝はノーマルだからな」

「両性愛者の人からの好意は受け入れられない、という事かしら」

「確かに僕はノーマルだと思ってるけど、そういう性癖の人を否定する気はないよ。僕はそれ以前に、料理長さんを恋愛対象として見れないってだけ」

 

 これは昼の時に山本さんにも言った事だ。その気持ちは料理長さんの恋愛観を知って、告白紛いの事を言われた今でも変わらない。

 

「んじゃ、さっきの小さい悲鳴とアクロバティック後退りは何なのん?」

「あれは……料理長さんにサディスティックな事言われて、思わずゾッとしちゃって。サドマゾってどうにも苦手なんだよね。そう言う意味でも、お付き合いする気はないかな」

 

 会話の内容は直接話さない。それによって、聞いた人によってそれぞれ違う印象を持たせられるはずだし。

 

「おぉう……スト様、好きな相手にはS系男子になるタイプか〜……んふ、興味ぶか〜い」

「パフィンさんはSな方でも良いんですね。優輝さんは苦手、と」

「僕は、恋人とはやっぱり純愛系がいいかなぁ、えへへ……まあ恋人いた事ないけど」

 

 自分の恋愛観を言って、彼の恋人になる気がない事を強調する。ちょっと恥ずいけど我慢。

 

「うーみゅ、優輝はほんと可愛いねぇ……」

「そだね〜。ユキさん相手だと恋愛勝負で勝てる気しないし、まっラッキーかな〜」

「更に天然物って感じの嫌味のないあざと可愛さが良いんだよね〜。ワザとらしさを感じないのはやっぱポイント高い!」

「んー。自分の容姿が可愛い自覚はあるけど、あざと可愛いって言われてもピンと来ないなぁ」

 

 あざとい人って、あんまり好まれない気がするんだけど……アキの口ぶりからして悪い印象は持たれてないっぽいから、大丈夫っぽい?

 

「ところで優輝さんや。料理長さんっていう超優良物件を手放すなんて、どんだけ理想高いのよ」

「教室で質問責めにあった時にも言ったと思うけど、誰かに恋い焦がれるとか、まだよくわかんないんだよね。情報源は漫画とかラノベとかだけだし」

「そ〜は言ってもなんかあるしょ。ユキさん、恋人はどんな性格の人がいいんかな〜? 興味ぶか〜い」

「う、うーんと……」

 

 むぅ……アキとパフィンさんにイジられ始めた。助けを求めるように視線を彷徨わせるけど、

 

「ふむ、そういえば、そういう話題はあまりした事ないな」

「優輝さんの理想の人……とっても気になりますっ」

「そういや、みんなに優輝さんの理想の男を聞いてきてくれって言われてたわ。せっかくだから聞かせてくれ」

「もう、みんなして仕方ないわね。あまりイジると優輝さんが可哀想よ……まあ気にはなるけど」

 

話題を変えてくれそうな友人は誰もいなかった。無念……

 

「うぅ……な、なんで僕の理想の異性の話になってるの?」

 

 とりあえず、計画通り料理長さんとの会話に関してからは話を遠ざけられたのはいいけど……なんでみんなして僕の「恋人の理想」を知りたがるのか。性癖聞き出されてるみたいでなんか恥ずい……って。

 

「……ふふへ」

「蒼月さん……ナニシテルノカナ?」

 

 蒼月さんが例のねっとり顔でビデオカメラを回していた。対象は……まあ、僕だ。

 

「恥じらう乙女の表情は、私に活力を与えてくれます。それが好みの美少女なら尚更……! じゅるっ」

 

 うわー。蒼月さんは何でこんな残念な美少女になっちゃえるのか、コレガワカラナイ。

 

『…………』

 

 姉さん以外の他のみんなも、なんか残念な人を見る目になってるし……あー、お陰でみんなの僕への関心が逸れたから……いやでもなんか納得いかない。

 

「ああ、その困惑した表情も素敵です……ふへへ、優輝さんはどんなお顔でも絵になりますわねぇ……」

 

 うーん、こんな時どうすれば……あ、そうだ。蒼月さんと1番付き合い長い娘がいるじゃない。静か過ぎたのと、何故か気配消して傍観してたから意識から外しちゃってたけど。

 

「……ん(こくり)」

 

 僕の視線に気付いた月影ちゃんが、意を汲んだのか頷く。

 

「……ごにょ……」

 

 すっと静かに蒼月さんに近付くと、何やら耳打ちする。と、次の瞬間、蒼月さんは普段の柔らかな雰囲気の美少女顔に戻る。

 

「…………」

 

 蒼月さんは無言でゆっくりとビデオカメラを地面に起き、たおやかに地に伏した。

 その動作や体勢は、側から見たら三つ指をつく大和撫子系良妻と言っても過言ではない……けど違う。これ土下座だ。

 

「つ、月影ちゃん……何言ったの?」

 

 僕の質問に月影ちゃんは考えるように一時視線を上方に逸らしてから視線を戻し、人差し指を立てて口横に持っていき、

 

「……秘密、です」

 

短く一言そう呟いた。なにその仕草滅茶苦茶可愛い。

 

 

 

 

       ――――――――――

 

 

 

 

「で、蒼月さん。あの時月影ちゃんに何言われたの?」

「……言わないといけないでしょうか?」

「僕の方は言ったんだけどな〜」

「……まあ、優輝さんは話して下さいましたし。言いましょう」

 

 さて。月影ちゃんは何を囁いたのか。

 

「優輝さんを困らせているので謝罪を、と言われていました」

「…………」

「…………」

「え、それだけ?」

「それだけがどれだけ尊いことか!」

「うわびっくりした」

 

 唐突に目を輝かせ声を張り上げ熱弁し始めた蒼月さん。

 

「月影はいつでも謙虚で他の方を立てる素晴らしい淑女オブ淑女なので誰かに指図するなど滅多な事では――」

 

 あーあ、またスイッチ入っちゃった。

 

「要するに、引っ込み思案な月影が自ら意見を言って来てくれた事に感動した、と言いたいんだな」

「バッサリ要約したね、姉さん。まあだいたい合ってるだろうけど」

「さて、またしばらくこのままだろう。私は先に風呂に行かせて貰うぞ」

「ん、了解。じゃあ僕は食器洗いしよっと」

「優輝様のお手伝いが良いでしょうか、蒼月様のお相手が良いでしょうか」

「んー、そうだね……食器洗い終えてもまだ続いてるだろうし、静海はしばらく話聞いてあげて」

「かしこまりました」

 

 静海は恭しくお辞儀をして、さっき姉さんが座っていた所に座り、無心で蒼月さんの話を聞き続けた。

 

(さて。明日の献立はどうしようかな〜)




登場人物紹介

ジョナサン・ストゥルガノフ

容姿:黒髪セミロング・オールバック・超絶イケメン
身長:188cm
性質:善
好きな調味料:バター
嫌いな調味料:マーガリン
趣味:マンウォッチング
精霊属性:火・闇

 栄陽学園本校の学生食堂料理長。男女両方から信頼される、見た目的にも精神的にもイケメンな人。戦闘能力は平凡程度。

 守護者候補である栄陽学園生に料理を振る舞う事が何よりの生きがい。生きがいなので趣味ではないらしい。

 男女どちらでもイケるバイセクシャル。来るものは拒まず去る者は追わずが信条だが、公序良俗はわきまえており、未成年(精霊国では18歳)には絶対に手を出さないと心に固く誓っている。

 基本的には見る専で、相手と楽しく会話出来るだけ満足出来てしまうので、バイである事を知っている者は少ない。

 好みのタイプは中性的な男女。男前女子や男の娘が大好きで、そう言った性質の人物にだけは積極的にコナをかけに行く。
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