ポケモン廃人、知らん学園に入学した。【完結】   作:タク@DMP

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第137話:集中砲火

 ※※※

 

 

 

「──成程な。作戦は決まりだぜ。温度差で奴の装甲を軟化させ、そこにどでかい一撃を叩き込んでブッ壊すって寸法だ」

「つまり、向こうからはシャインたちが冷気で。こっちからは私達が熱で攻撃するってわけね」

「幸いありゃあオシアス磁気で構成されてるからな。閾値を超えた攻撃をぶつければ、崩壊はする」

「それで、トドメの一撃は誰が放つんでしょうか?」

「勿論テメェだ転校生」

「えっ」

「驚いてんじゃねえよ。とっておきは、ちゃんと残しておくもんだぜ」

 

 言ったラズは、モンスターボールを1つ、イクサに手渡すのだった。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 ──オーラギアスを取り囲むのは、アマツツバサ、イテツムクロ、そして”げんきのかたまり”で復活したハタタカガチの3匹。

 巨大なピラミッドの怪物と化したオーラギアスは近付いてくる3匹目掛けて大量の糸を放つが、いずれもイテツムクロが冷気で凍らせ、ハタタカガチの電撃とアマツツバサの溶岩弾によって破壊されていく。

 

「これより、作戦を開始する」

 

 ビルの屋上に佇むゼラは、その類稀なる視力で目標の位置を把握。

 そして、指を向け、傍に立つインテレオンの狙いを補助する。

 ゼラが目となり、インテレオンが文字通り銃となるのだ。

 

(断言する。今の俺は──世界で最強のスナイパーだ)

 

 そして今のゼラは、これまでにない程に集中力が高まっていた。

 彼自身をして「正気ではない」「どうかしている」という精神状態であることは確かだったが、目の前の目標を撃ち抜く自信は確かだった。

 

「風向き良し。軌道微調整──狙いは、オーラギアスの天辺」

「うおれおん」

 

(──外しはしない)

 

 

 

【インテレオンの ハイドロカノン!!】

 

「──ロック・オン」

 

 

 

 特大の水の塊が放たれる。

 それがオーラギアスの頂点にぶつかり、ピラミッド状の装甲全てを濡らしていく。

 オーラギアスは呻き声を上げるが、そこに、デリバードに掴まって飛ぶバジル、そしてシャインが一気に降下した。

 

「デリバード、”ふぶき”!!」

「イテツムクロ、”フリーズドライ”!!」

 

 水でびしょぬれになったオーラギアスに、二匹の放つ冷気が浴びせられる。

 濡れた身体に強烈な冷気。

 これにより、導かれる結論は唯一つ。

 オーラギアスの全身は余すことなく凍り付き、氷像と化す。

 ガタガタと震えており、次第に動き始めるであろうことは確かだった。

 しかしそれでも、今この瞬間、オーラギアスの動きは静止したのである。

 

 

 

【オーラギアスは凍り付いた!!】

 

 

 

「──よしっ、こっからが本番だ!! レモン、行くぞッ!!」

「そうね。叩き込むわ」

 

 自身の身体を電光化させたハタタカガチが一気に接近。

 そして、その後ろからアマツツバサが爆炎を纏い──迫る。

 

 

 

「”マグマシンガン”ッ!!」

「”10まんボルト”」

 

 

 

 オーデータポケモンによる渾身の一撃。

 今度は氷を溶かすどころか、全身を焼却する勢いで溶岩の嵐が降り注ぎ、更に追い打ちをかけるようにして雷の雨が轟く。

 オシアス磁気で構成された装甲は一気にへしゃげ、穴だらけになっていく。

 流石に寮長が保有するオーデータポケモン達の火力は伊達ではなかった。

 1匹1匹ではオーラギアスに通らずとも、効果的に何度も何度も叩き込めば、次第に装甲は弱っていく。

 そうしてオーラギアスが再び動き出す前に、もう一度ゼラがハタタカガチ、そしてアマツツバサの間を縫って狙撃。

 ハイドロカノンがオーラギアスにぶつけられるのだった。

 

「もう一回、カチコチに!!」

「さあ彩ってやろうか!!」

 

 そうなれば、再びデジーとシャインが、オーラギアスを冷却して凍らせる。

 そこに、アマツツバサ、そしてハタタカガチが再三集中砲火を浴びせる。

 これまで無敵だと思われていた装甲だったが、こうも激しい温度差の攻撃を続けられれば、次第に脆くなっていく。

 ぴきぴき、と音を立てて、徐々にオーラギアスの身体に罅が入っていく。

 

「今だイクサッ!! 叩き込めッ!!」

「はいッ!!」

 

 オーラギアスに向かって迫る影。

 尋常ではない速度で、毒蜘蛛の巣と化した街路を這う鉄の蛇。

 それを駆るは、当然イクサだ。

 

「イワツノヅチ!! 久々だけど……決めてやろう!! 僕達がフィニッシャーだ!!」

「ゴオオアアアアアアアアアアアアアアーッッッ!!」

 

 

 

 ──ラズ先輩、何処でイワツノヅチを……!?

 

 ──生徒会長様が隠し持ってたんだよ。ただ、洗脳されてたから、目ェ覚まさせるのに苦労したがな。襲撃に対応する傍ら、特記戦力総出で、学習装置を叩き壊したんだ。

 

 ──あ、ありがとうございます……!

 

 ──テメェは俺にアマツを持ってきてくれたからな。これで貸し借りはナシだぜ。

 

 

 

「──また君と戦えてうれしいよ、イワツノヅチ!!」

「ゴオオアアアアアアアーッ!!」

 

 鋼鉄の騎士は同意するように咆哮した。

 オーラギアスの放つ硬化する糸を、自らのオシアス磁気で弾き返しながら進む、進む、進む。

 

「ヲヲヲヲヲヲヲヲヲ!!」

「ゴオアアアアアーッッッ!!」

 

 ”ギガオーラジャミング”の波動がイワツノヅチに襲い掛かる。

 だが、オーライズしていなければ、所詮は只の波動でしかない。

 岩の身体に鋼鉄の鎧をコーティングしたイワツノヅチには、全く効き目が無い。

 そのまま邪魔するもの全てを轢き潰し、オーラギアスに飛び掛かる。

 この集中砲火でピラミッドの鎧には罅が大量に生まれていた。

 その中でも一際大きな亀裂を狙い、イワツノヅチは自身の頭部を向けて突貫する。

 その角から光の刃が伸びた──

 

 

 

「ゴオオオオオオアアアアアアアアーッッッ!!」

 

 

 

 この時、イワツノヅチは文字通り、剣となった。

 

 

 

 

「──パワフルエッジ!!」

 

 

 

 外れはしない。外しなどしない。

 亀裂には刃がねじ込まれ、そしてオーラギアスの絶叫が遅れて響き渡る。

 効果はバツグン。

 岩タイプの技は、虫タイプにとって致命傷になりえる。

 そして、同時にばらばらと音を立ててピラミッドの鎧が崩壊していく。

 そこから逃れるようにして、イワツノヅチは退避。そして、上に乗っている主人を守るのだった。

 

「……凄いな。僕と居ない間にこんな技を覚えてるなんて。図鑑を見てビックリしたよ」

「ゴオオアアア♪」

「やっぱり君は凄い奴だ。僕が最初に捕まえた、自慢のポケモンだ」

 

 崩落した装甲はオシアス磁気の粒となって消え失せる。

 そうして後には、ぐったりと横たわるオーラギアスの姿があった。

 

「やったか!?」

「今よイクサ君!! ボールを!! あいつを封じ込めなさい!!」

「勿論!!」

 

 イクサは一気に駆け出し、ハイパーボールを投げ付ける。

 ボールは勢いよく飛んで行き、オーラギアスの巨体に吸い寄せられていく。

 

 

 

 

 パキュンッ

 

 

 

 しかし。

 

 

 

 オーラギアスから伸びた糸の一本が、正確にハイパーボールを貫き、そして──砕いた。

 全員は硬直する。

 ギガオーライズの負荷は、オーラギアスにとっても尋常ではなかったはずだ。

 加えて、度重なるポケモン達による集中砲火により、体力は限界まで削れたはずだった。

 にも拘わらず、まだ動けている。

 正真正銘の怪物である事の証明だった。

 

「逃げろ!! あいつ、何かするぞ!!」

「ゴオアアアアアアアアーッ!!」

 

 すぐさま、イワツノヅチが庇うようにしてイクサの前に立ちはだかった。

 そしてラズの懸念は当たる。オーラギアスは全身から紫色の光を無差別に放ち、辺りにいる全てを破壊し始めたのである。

 真っ先に被弾したのは空を飛んでいたアマツツバサだった。主翼にビームが直撃し、バランスを崩したアマツツバサはそのまま真っ逆さまに地面へと落ちていく。

 

「おあああああ!? クソッ!! 結局こうなるのかよ!!」

 

 それを横目に、シャインはイテツムクロに氷の障壁を展開させた。

 近くにいるバジルを守るようにして。だが、障壁は一瞬で破壊されてしまう。

 

「くそっ、退避だ!! 地上に逃げるぞ!!」

「ハッ、ハイッ!!」

「君に何かあったらゼラに殺されるからね!!」

「言ってる場合デスかーっ!?」

 

 そうしてバジルが逃れたのを確認したゼラはビルから、飛び降り、遮蔽物に身を隠すのだった。

 

「まだあれだけの砲撃が出来るのか……!!」

 

 レモンも、ハタタカガチに”ひかりのかべ”を展開されて守られる形になったが、何とかビームを防ぎきる。

 

「威力はオオワザには遠く及ばないわ!! これが最後の悪あがきね!!」

「ぎゅらるるるるるる!!」

 

 そしてイクサも、イワツノヅチが盾となって猛攻をしのぎ切るのだった。

 

「……ボールを投げても壊される……!! まだ捕獲できないのか!?」

「ゴオオアアア……!!」

 

 唸るイワツノヅチ。

 だが、オーラギアスの猛攻はまだ終わって等居なかった。

 自身には向かって来たオーデータポケモン達の姿を一瞥すると、オーラギアスは怒りの咆哮を上げ、町全域に紫色の波動を拡散させる。

 

「げほっ、げほっ、アマツ平気か?」

「たまたま……」

「ま、テメェは頑丈だから良いんだが、俺が死ぬかと思った……ん?」

「たま!?」

 

 それはアマツツバサにぶつかるなり、その身体からオシアス磁気を霧散させていく。

 

「どうしたんだイテツムクロ!! しっかりしろ!!」

「オシアス磁気が、消えているデス!?」

「オーラギアスの仕業か……!!」

 

 浮力を失い、地面に落ちた相棒にシャインは必死で呼びかける。

 だが、イテツムクロの身体は光を失い、そのままパーツがバラバラになって転がってしまうのだった。

 

「ハタタカガチ!! ねえ!? どうしたの!?」

「ぎゅらるるる……」

 

 そしてハタタカガチの目からも光が消える。

 がらんがらん、と音を立てて崩れ落ちたそれを前にレモンは血相を変えて”げんきのかたまり”を与えるが、一向に復活する気配を見せない。

 

「な、どうしたのよ……!? ねえ!! 起きて!! 起きてよ……!!」

 

 イクサは、オーラギアスの方を見やる。

 毒蜘蛛の身体には、次々にオシアス磁気が集まっており、再びそれを使ってピラミッドの装甲が形成されていく。

 そして、イワツノヅチの身体からもオシアス磁気が消え失せていく。

 

「ゴォッ……!!」

 

 最後にちらり、とイワツノヅチはイクサの方を見やった。

 ”後は頼む”とでも言わんばかりだった。

 

「イワツノヅチッ!!」

 

 ごろごろごろ、とバラバラになった鉄球が転がり落ちる。

 それを見て、イクサはへたり込んでしまうのだった。

 

「……そんな……!! 動かない……!! 回復薬は……げんきのかたまりは……!?」

 

 オーラギアスは確かに、変貌の過程で捕食能力を捨て去った。

 しかし、それでもまだ、消耗したオシアス磁気を補うための機能は失っていない。

 そして周囲にはオシアス磁気を動力源として動くオーデータポケモン達。

 彼らが最大の脅威ならば、全て剥奪してしまえば良いと考えたのだ。

 否、もっとオーラギアスの考えはシンプルだった。オーデータポケモンは、オシアス磁気の生ける貯蔵庫である。故に、毒蜘蛛からすれば、これらは良い補給源にしか見えなかったのである。

 かつてはオーデータポケモン以外全てを喰らうことが出来たオーラギアス。

 変貌の過程で捕食波動こそ放てなくなったものの、今度はオーデータポケモン達の持つオシアス磁気を啜り、自らの鎧へと変えたのである。

 こうして急速にエネルギーを失ったオーデータポケモン達は、回復道具を用いても、しばらく立ち上がる事すら出来はしない。 

 死にはしないが、身体の維持に必要なオシアス磁気すらオーラギアスに剥奪されたためである。

 だが、それを知る由もないレモンの脳裏には、息絶えた相棒の冷たい身体が思い起こされるのだった。

 

「やめてよ……ねえ!! 起きて!! 悪い冗談はやめて!! ねえ!!」

 

 パニックになりながらハタタカガチに呼びかけ続けるレモン。

 イクサは、彼女の前で何にもする事が出来ない。

 相棒を喪い、戦う事すら出来なくなった彼女の苦しみは、彼も──知っている。

 

「ヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲッ!!」

 

 オーラギアスの低い唸り声が響いた。

 再びピラミッドの如き姿となった怪物を前に、イクサは足を前に踏み出す。

 

「……レモンさん、待っててください」

「ッ……イクサ君!?」

 

 だから、彼は何度でも立ち上がる。

 それが無謀だと分かっていても。相手がどれだけ強大だと分かっていても。

 

「必ず助けます。イワツノヅチも、ハタタカガチも……ポケモンも、人も、全員生きて帰します」

「ダメ──ダメ……ッ!! あれだけ攻撃しても無駄だったじゃない!! 君まで死んだら──!?」

 

 錯乱したレモンは、恐慌しながら叫ぶ。

 だが、そんな彼女にイクサは──尚も激しく鳴り続ける心臓を握りながら、言った。

 

「勝ちますよ」

「何を根拠に……!」

「大丈夫です。僕、バトルには自信がありますからっ」

 

 

 

 ──バトルには自信があるよ。条件が互角ならね。

 

 

 

 その目には一点の曇りもなかった。 

 声も背中も、出会ったころとは比べ物にならないくらい、逞しくなった。

 今度は条件が互角などという生温い相手ではない。

 此方が圧倒的に不利な状況にも関わらず。 

 イクサは、出会ったころと同じ言葉でレモンを励まし、そして戦場に立つ。

 

「ッ……」

「行ってきます」

 

 駆け出すイクサの背中を、レモンは目で追うしか出来なかった。

 

「……ほんっと、バカみたいだわ」

 

 投げかけたのは自分に向けてだった。

 

「結局またこうやって……足枷になって」

 

 レモンは地面を殴りつける。

 口惜しさも、無念さも込み上げてくる。

 

「またこうやって、誰かに庇ってもらって、前に立ってもらって……これで、終わりだなんて……!!」

 

 結局、どれだけ気丈に振る舞っても。どれだけリーダーのように振る舞っても。

 レモンと言う少女の本質は、幼いころからずっと変わらない。

 状況が彼女に甘える事を許さなかった。強いリーダーの座から降りることを許さなかった。

 だが、彼女の内面は何処まで行っても──弱い少女だった。

 

「──そんなの、私が許しても……あっちにいる()()()が許さない」

 

 しかし、それでも。彼女は涙をこらえ、立ち上がる。

 

 

 

「……私も行くに決まってるでしょう。イクサ君ッ!!」

 

 

 

 レモンの腰には、ラズが持ってきた手持ちのモンスターボールがぶら下がっていた。

 

 

 

「……ハタタカガチ。休んでて。すぐ戻るから」

 

 

 

 ※※※

 

 

 

「ヲヲヲヲヲヲヲヲヲーッ!!」

 

 

 

 大量の糸が張り巡らされる中、イクサはオーラギアスに少しでも近づくべく戦場を駆ける。

 

「パモ様!! 電気で糸を焼き切って!!」

「ぱもぱもっ!!」

 

 最後に繰り出すはパーモット。

 敵は”じこさいせい”を使ってこなかったことから、イクサは推測する。

 既にオーラギアスは”じこさいせい”の使用回数を使い切ってしまったのではないか? と。

 そして、わざわざオーデータポケモン達のオシアス磁気を吸い取ってまでギガオーライズを維持しているのは、防壁を使って守りを固めなければ、力尽きてしまうからだ。

 

「無駄だった!? そんなわけない!! 僕らは確かに前進してる!! 前に進んでるんだ!!」

「ぱもぱもっ!!」

「相手はポケモンなんだ!! 技の使用回数には限界がある!! 回復だって無限に出来る訳じゃない!!」

 

 言った矢先。

 巨大な網がイクサ達の頭上に現れる。

 オーラギアスが吐き出したそれに違いなかった。

 

(……でも、技ですらないギミックって使用回数って概ね無いよねえ!? ズルだ!!)

 

 

 

「ブリジュラスッ!! ”ラスターカノン”ッ!!」

 

 

 

 光の弾が、糸で作られた網を消し飛ばす。

 イクサは思わず振り返った。

 

「……えっ、ブ、ブリジュラスって……!?」

 

 聞きなれぬポケモンの名前に、彼は困惑する。

 元の世界では名前だけは知っていたポケモンだ。

 だが、この世界でその名前を聞いた事は一度も無い。

 誰のポケモンなのか、イクサには分からなかった。

 全身が軽くも頑強な合金で構成された竜。

 その姿はまるで鉄橋の如し。

 

「確か貴方に見せたことは無かったわね、イクサ君」

 

 そして。

 隣に並び立つ彼女の姿を見て、イクサは驚愕する。

 

「この子がウチのスタメン……秘蔵っ子たち」

「……レモンさん……!? じゃあ、そのブリジュラスは、レモンさんの!?」

「私に勝ちたいなら覚えておきなさい。ブリジュラスは、ハタタカガチに次ぐ私のパーティのナンバーツーだから」

 

 既に彼女は、先程のような怯える素振りもなかった。

 今も確かに喪失への恐怖はある。

 だがそれでも──彼女は未来の為に戦い続けることを選ぶ。

 

「感謝するならラズにするのね。あいつが、アトムに奪われたボール、全部持って帰ってきてくれたんだもの」

 

 

 

「キイイイイオオオオオオオオオオオンッッッ!!」

 

【ブリジュラス ごうきんポケモン タイプ:鋼/ドラゴン】

 

 

 

「詰めるわよ、イクサ君っ!!」

「は、はいっ、レモンさん!!」

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