推しの子 〜Revenge of the Brother and Son〜 作:よもぎもなか
第十話 『夢』の後
アイ〔撮れてるかな? うん こういうの残しておくのも良いと思ってね 大人になった時にコレを見ながら一緒にお酒でも飲めたら良いなって 流石に私はその年でアイドルはやってないと思うけど あっ その時は君たちがアイドルとかになってるかもね 私の子だし全然ある話だよね! 元気に育ってください 母の願いとしてはそれだけだよ〕
アイドルがファンに殺傷され、犯人は自死と言うセンセーショナルなニュースはあれから1時間も置かずに出回った 世間の反応としては既ね同情的な意見が多かった だが案の定というべきか……人の本性というべきか……死者を玩具にして他人の注目を浴びたい
〈ストーカーの男はアイに男がいる事に気づいてだんだよ〉
〈だとしたら刺されて死んだのもしゃーなしな所もある〉
ルビー「しゃーなしって何? ねぇ? アイドルが恋愛したら殺されても仕方ないの? ねぇ? そんなわけないでしょ‼︎ 自分は散々アイドルにガチ恋しておいてさ‼︎ それを否定するのって虫が良すぎない⁉︎ 自分に彼女が居ない怒りを女にぶつけてるだけだろーが‼︎ きめぇんだよ死ね‼︎ なんでネットってこうなの………?ママは死んじゃったのにこうも死にたくなるような事ばっかり…………有名だったら何言われても仕方ないの? 有名税って何? お客様は神様みたいな事言ってさ………それはお前らの使うセリフじゃねーんだよ!傷つけられる側が自分を納得させる為に使う言葉を人を傷つける免罪符に使うな………‼︎」
アクア(ルビーは世間の声にキレ散らかしていたがそれも長くはなかった 三日も立てばアイの死亡というコンテンツは消費されつくし、少し早い雪が降り交通網が麻痺と言うニュース以降話題に挙げられる事も無くなった 雪がアイの死を覆い隠すように……世間の興味が薄れても、俺たちはまだ現実と向き合う必要があった ルビーは視線を遮られて現場から遠ざけられたが僕は冷たくなっていくアイの体温を感じながる警察に保護された 犯人は既に死んでいる事と俺の年齢もあり取り調べは簡素な物に終わったが被害者向けのカウセリングは長く続いた)
皇帝「なぁ二人とも………ちょっと良いか?」
ミヤコ「二人が良ければ本当にうちの子になりませんか? もちろん二人の母親はアイさんしか居ない……私の事を母親だなんて思わなくても良い でも私は君たちを自分の子供の様に思ってる…………どう?」
皇帝(俺は二人が伸び伸びと暮らせる様に稼がないとな………)
ルビー「私がアイドルになるんじゃないかって アクアは私なんかでもなれると思う?」
アクア「なってもしょうがなくない?儲かりたいなら別の仕事の方が手っ取り早いしファンは常に身勝手で男が出来れば正義面で袋叩き」
ルビー「うん………それでもママはキラキラしてた」
アクア(ルビーは立ち直っていくだろう……良くも悪くも純粋なやつだと数年一緒に過ごして分かった けど俺は…………どうせ一度死んだ身だ 一度も二度も同じ…………アイが居ないならこんな世界…………! あのストーカーと俺を殺した男は同一人物だ 何故アイが入院した病院を突き止められた? 何故引っ越したばかりの新居に来た?犯人の男は何のスキル無い学年だった そんな探偵みたいな事が出来たとは到底思えない 情報提供者が居る それもアイの相当近い所に 病院の事を知っている限り二人、皇さんと社長だけだ 皇さんはアイを傷つける様な人じゃない 社長はあれだけ大事にしてた自社の看板にそんな事するか? 同僚? いやB小町の仲はそこまで良くないしアイに友人らしき人を見た事はない アイに親族は皇さん以外いないのは分かりきってる事だし連絡先も知らない様子だった……だとしたら…残るは………僕らの父親 社長や実の兄にも頑なに秘密にしていたがアイの交友関係の狭さを考えれば相手は『
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アクア「監督」
五反田「おぅ早熟……」
アクア「皇さんもいたんだ」
五反田「まぁ……アクア…この度はな……なんつったら良いから………」
アクア「別にそういうのは良いのよ 代わりにちょっとこ お願い事が有るんだけど」
五反田「なんだ?」
アクア「俺を育てる気はない?」
五反田「………は?」
そして
アクア「おい まだかかるのかルビー」
ルビー「もーっ!ちょっと待ってってばお兄ちゃん! この制服カワイイけどフクザツなんだもん………」
アクア「初日から遅刻は勘弁してくれよ」
ルビー「でもほんとかわいいーっ♡」
アクア「…….…スカート短すぎないか?」
ルビー「お兄ちゃんって昔からおっさんくさいよね………あ…そうだ!ママ行ってきます
皇帝(こうして