推しの子 〜Revenge of the Brother and Son〜 作:よもぎもなか
ミヤコ・アクア・皇帝「スカウトされた⁉︎」
ルビー「そう! いわゆる地下アイドルなんだけどね! これって運命だと思うの‼︎ 前々から地下アイドルの募集とか眺めてたんだけど ママもスカウトでアイドルになったでしょ? やっぱ導かれてるって思わない⁉︎」
ミヤコ「それ本当にアイドルグループ?」
アクア「なんか怪しい仕事じゃなくて?」
皇帝「詐欺グループとかA◯撮影とかじゃ無いの?」
ルビー「そんなんじゃないし! ほらユーチューブにも動画あるでしょ!」
皇帝「ん〜………あるにはあるっぽいね」
ルビー「だから言ってるじゃん」
ミヤコ「どういう契約かちゃんと確認してる?」
ルビー「今度ライブ見させてくれるっていうから その後契約とか結ぶみたい!」
ミヤコ・アクア・皇帝「ふ〜ん」
ルビー「楽しみだなぁ………」
〜・〜・〜・〜・〜
皇帝「また面倒な…………」
アクア「 どうにかして諦めさせないと」
ミヤコ「またそういう…………アイさんの件があってルビーにに同じ道を歩ませたくないって気持ちは賛同できるわ 私だって正直な所はそうよ あの時ああしていたら…今ならこうしていたのにって未だに考える ルビーは娘だと思って育ててきた あんな気持ちは二度と御免 だけどルビーの気持ちは止められないし顔立ちもどんどんアイに似てきてる 残念ながら資質がある どの道こうなっていたのよ やらせてあげても……いいのかもよ?そもそも君だって監督さんの所で色々働いてるんでしょ? 皇さんだってそれを許してる 私から見たらどっちも同じよ?」
アクア「良い悪い語る前にやる事がある」
皇帝「ほらよ 俺の名刺使え」
アクア「ありがと」
ミヤコ「えっ………何する気?」
アクア「こんにちは ちょっといいかな?」
地下アイドルの少女「なんですか?」
アクア「俺 こういうものなんだけど」
【苺プロ 星野 皇帝】
ららちゃん「えっ苺プロ?」
アクア「知ってる?」
ららちゃん「はい!B小町のですよね!ウチのママがファンで………」
アクア「……………」
〜・〜・〜・〜・〜
ららちゃん「わーっ!ここが苺プロの事務所なんですね! スカウトさん若いし………タチの悪い勧誘かと思っちゃいました!」
ミヤコ(タチの悪い悪夢だわ……)
〜少し前〜
アクア〔とりあえずルビーがスカウトされたグループの実状を探る 地下アイドルもピンからキリまである ロクでも無い運営だったら議論の余地も無いだろ ルビーがアイドルうんぬんの話はそこからだ〕
〜現在〜
皇帝「さすがの演技力だな〜さすが俺の甥っ子!」
ミヤコ「なんで皇さんがやらないんですか?」
皇帝「情報聞き出すなら年が近いほうが聞き出しやすいだろ?それに………」
ミヤコ「それに?」
皇帝「アクアの演技力を確かめるにはちょうどいい 嘘を付かないといけない時もあるからね」
ミヤコ「………………」
アクア「ららちゃんは今イリブって事務所で活動してるんだよね?」
ららちゃん「はい!」
アクア「ウチはそこより良い条件を出したいと思う 今……どういう感じの条件で働いてるの?」
ららちゃん「えっとぉ……ライブ全部出る前提での最低保証給がちょっとあって、そこからライブ後のチェキ会で撮影枚数に応じてパックがあって…それがメインの収入 そこから衣装代とか諸々引かれていって………移動費とかメイク代とか自腹だから月収としては10万行かない事が殆どかな……」
アクア「今のグループに不満はある?」
ららちゃん「そりゃありますよ!今運営に押されてる子がいるんですけど無茶苦茶贔屓で! なんでかっていったらその子 運営と付き合ってるみたいな?」
ミヤコ(うわっちゃ……)
皇帝(うわぁ………)
ららちゃん「歌が上手いワケでも顔がそこまで良いワケでも無いし ガチ恋釣りで他のメンバーの客 盗るような子なのにさー………私は真面目にやってるのに運営がしっかりしてないから跳ねないんだよ………メンバー内の空気も最悪だし何人か抜ける気配してて、運営もなんかスカウトしまくってるって聞くし……苺プロに移籍出来るなら私は………」
〜・〜・〜・〜・〜
ミヤコ「地下アイドルの運営って実績ある人もいるけどアイドル好きが高じてやってる半分趣味みたいな人も多いのよ 勿論今の子の話が本当かどうかも怪しいわよ?メンバー内の嫉妬や軋轢、運営に対する不満がありもしない噂を生むなんてザラにある」
皇帝「そもそも若い女の子の集団を上手く纏めるのって無茶苦茶大変なんだぞ?B小町の時もアイばっかり人気だったから嫉妬が……うっ……思い出したら胃が………まぁどのみちそんな噂が立つグループにルビーを入れる訳には行かないよな〜」
ミヤコ「じゃあどうするんですか?」
アクア「やりようはいくらでもあるよ 探偵雇ってネットにバラまいて」
ミヤコ「そういう冗談は………」
アクア「冗談じゃないけど 俺はルビーにアイドルやらせるつもりは無い 少なくとも信頼できない運営の元では」
皇帝「俺も同じ意見だな」
ミヤコ「……………」
アクア「ちなみにどう?今の子本当に雇うってのは」
皇帝「ウチはアイドルもうやってないの知ってるだろ?それにウチに仲間を悪く言う奴は要らないから」
ルビー「ねぇどう?やっぱ大事な日はオシャレしなきゃだよね」
ミヤコ「可愛いわよ」
皇帝「……ルビー…………お前本気か? お前が今から入ろうとしているアイドルの世界は過酷な場所だぞ? 売れなくて惨めな思いをするかもしれない……給料も厳しい、私生活は常に他人の視線を気にしながら送る事になる ストーカー被害なんてそこら中にありふれた話だ……それでも…………」
ルビー「当たり前だよ! 私がんばる だってなれるんだよ!やっと私もアイドルに………絶対ママみたいになるんだ!」
アクア「…………本気か?」
ルビー「本気だよ!」
ミヤコ「…ならそのグループに入るのはやめなさい」
ルビー「えっ………なんで? 私…本気でアイドル…………」
ミヤコ「本気ならウチの事務所に入りなさい 苺プロは十数年ぶりに新規アイドルグループを立ち上げます」
お久しぶりです! 鳴沢亡愛です やっと体調が回復しました この約二週間投稿できずで本当にすみません 心配してくださった皆様本当にありがとうございます これからも『推しの子 〜Revenge of the Brother and Son〜』をよろしくお願いします