推しの子 〜Revenge of the Brother and Son〜 作:よもぎもなか
【前回のあらすじ 芸能科高校受けたアクアとルビー 重曹を舐める天才子役 10秒で泣ける天才子役と再会した】
アクア「一般科受けた」
有馬「なんでよ!」
アクア「ウチの妹が芸能科受けて 心配だからここ受けただけ」
有馬「はぁー⁉︎」
ルビー「ウチの兄シスコンなの」
有馬「きっも!」
ルビー「私 この人 昔から好きじゃないのよね」
アクア「でも受かったら後輩になるんだぞ」
有馬「聞こえてんぞ」
ルビー「はー……仕方ないなぁ 仲良くしましょロリ先輩」
有馬「イビるぞ マジで!」
アクア「じゃあ俺 監督の所寄るから」
ルビー「うん じゃあ」
有馬「ちょっと!」
有馬「ねえって! どこ行くの!監督って誰の事⁉︎ 今どのへんに住んでるの⁉︎ あんたドコ中⁉︎」
アクア「ヤンキー女子? いつまでも付いてくるんだよ」
有馬「私の疑問に全部答えるまで‼︎ まだ役者やってるんだよね!」
アクア「いや もうやってない」
有馬「えっ…………そう…なんだ………」
アクア「そういうわけだから」
有馬「え! ちょっと話しようよ! ねぇ!これからカラオケとさ行かない⁉︎」
アクア「行かねぇよ」
有馬「えっ!じゃあ私の家とか?」
アクア「距離の詰め方やばくない?」
有馬「仕方ないでしょ!私 コレでも芸能人なんだから!ちょっと喫茶店で話でもって訳にはいかないの!個室のある店この時間まだ開いてないし……!」
アクア「あーそういう……だったら」
〜・〜・〜・〜・〜
五反田「おー! 有馬かな!
皇帝「本当に
有馬「いや………仕事はしてますよ……そりゃ子供時代に比べたらアレですけど アクア! 役者やってないならなんで監督のトコ出入りしてるの⁉︎ ホントは演技教わってるんじゃないの⁉︎」
アクア「まぁ一通りは仕込まれたけど 今は裏方志望で監督の助手とか皇さんの手伝いやってる感じ」
有馬「そう……なんだ………でも嬉しい……まだこの業界に居たんだね…」
〜・〜・〜・〜・〜
五反田母「おかわりいるかい⁉︎」
有馬「あ……大丈夫です…………」
五反田母「食わなきゃ大きくならんよ!」
アクア「糖質抜いてるんで…………」
有馬「でもショックだな……監督親元で寄生虫してたんだ……」
五反田「相変わらず大人に対する敬意がねえガキだな!」
皇帝「事実を言われてるだけだろ?」
有馬「いいな……うちは両親が田舎に引っ込んでね 私一人で寮暮らしだから」
皇帝「どっかの
有馬「まぁそれは…………ご飯もいつもウーバー頼りだし」
五反田「じゃあ金かかるだろ」
有馬「大丈夫!貯金だけは子役時代の稼ぎで引く程あるから!」
五反田「クソ……憎たらしいな……」
有馬「ねぇ皇さん……アクアの演技やってる演技とか無いの?」
皇帝「
アクア「 ! さすが皇さん あれは気の迷いで黒歴史 自分に才能があると勘違いして 酷い目見た作品だ」
五反田「だそうだ 見たいならこいつ口説いてやらせるこった」
有馬「へぇ そう来る?」
アクア「やんねーよ」
有馬「…………今ね 私がヒロインやってる作品あるんだけど まだ決まってない役あるんだ 偉い人に掛け合ってみようか〜?」
アクア「やらん」
有馬「えぇ!?」
五反田「なんて作品?」
有馬「『今日は甘口で』っていう少女漫画が原作のドラマ」
皇帝「‼︎⁉︎」
アクア「『今日あま』?」
有馬「うん知ってる?」
アクア「いや演出カジってる人間で知らねー奴モグリだろ ド名作じゃねーか」
有馬「興味ある?」
アクア「だからもう演技は…………」
皇帝「引き受けた方がいいと思うぞ?」
アクア「何故です?」
皇帝「『今日あま』の
アクア「‼︎」
皇帝(アイが持っていた携帯電話は3台ある 仕事用、プライベート用……どちらも調べたがメンバーや俺を含めた事務所社員のログしか残っていない アイは抜けてるようで想像以上に用事深く、しっかり
皇帝・アクア「鏑木勝也」
アクア「やる プロデューサーに連絡してくれ」
有馬「えっ⁉︎なんで急にやる気に…………アクアの演技楽しみ〜……ただ…多少問題のある現場だから覚悟はしてね?」
アクア・皇帝「?」
鏑木「ふーん? 子役からやってる子? カオは整ってるね 演技つよつよのかなちゃんがそこまで推すなら いいよ 呼びな…………ま 別にダレでも構わないし」
インターネットテレビ局 『ドットTV!』所属 『ドラマ・今日は甘口で』 プロデューサー鏑木勝也