推しの子 〜Revenge of the Brother and Son〜   作:よもぎもなか

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第二十二話 自称アイドル

 

ルビー「お兄ちゃんは収録で忙しいし皇さんはついていってる………かたや私は……………先輩仕事無いの慣れてるでしょ?普段何して過ごしてきたの?」

重曹ちゃん「顎にジャブ入れて脳揺らすぞコラ  暇なら勉強してなさいよ アイドルなんて売れても食えない上に旬の短い仕事なんだから良い大学入るために何かした方が人生にとってプラスよ」

ルビー「身も蓋ない……………なんか今出来る事は無いのかな?」

重曹ちゃん「新人アイドルの仕事ってライブハウスで歌って踊ってたまにメディアの仕事受けたりとかでしょ 持ち曲もなければユニット名もまだ未定 今の私らに何が出来るってのよ」

ルビー「ユニット名がまだなのは先輩がゴネるからじゃん!

重曹ちゃん「だって名前付けたらもうマジでしょ………私まだアイドル名乗る踏ん切り付いてないっていうか………」

ミヤコ「実績があれば踏ん切りが付くのかしら? じゃあ実績を作りましょう」

重曹ちゃん「なんです?そのビデオカメラ………なんで家庭用………」

ミヤコ「家庭用でも性能は十分よ? 新人アイドルの下積みと言えば一昔前はビラ配りとかアイドルの合同ライブに出演したりとかそういうのが基本だったけど時代は変わってるのよ 今 アイドルカルチャーの中心ネット! 草の根するにもここが一番コスパが良い 貴女達はまずネットで名前を売る所から始めましょう」

ルビー「ユーチューバーって事⁉︎」

ミヤコ「そう ユーチューブで固定客を作ってライブに人を呼べば効率がいいでしょ?」

ルビー「ミヤコさん賢い!」

重曹ちゃん「は…………社長……ネットを甘く見過ぎじゃないですか? こんな顔だけの女ネットに晒しても登録者いいとこ数千とかですよ」

ルビー「なんだと?」

重曹ちゃん「リアルイベントに動員出来るのそのうちの1%なんですから 結構厳しいと思いますけど」

ミヤコ「素人が仕掛けたらそうでしょうけど これでも苺プロはティックトッカーやユーチューバーを多く抱えるネットに強い事務所よ ノウハウはあるわ 丁度捕まえたから彼に教わると良いわ

⁇「オマカセ!」

重曹ちゃん「へ………変質者だ‼︎

 

男?は海パン履き、ひよこの球体を被った変質者だった

 

ルビー「あ!ぴえヨンだ‼︎」

重曹ちゃん「えっ!誰⁉︎」

ルビー「小・中学生だけじゃなく最近では簡単に出来るストレッチで高校生からにも大人気‼︎覆面筋トレ系ユーチューバーのぴえヨンをご存知ない⁉︎」

重曹ちゃん「覆面筋トレ系ってジャンルがまず初耳! ユーチューブあんまり見ないから………こんな感じのが子供には人気なのね 世の中って何かいびつよね………」

ルビー「ぴえヨンになんて口を…………ぴえよんさん!ビシッと言ってやってください!」

重曹ちゃん「所詮ネットってインパクト勝負って言うか………テレビの企画を流用したキャラビジネスって言うか……………」

ぴえヨン「ボク年収1億2000万ダヨ」

重曹ちゃん「舐めたクチ()いてスンマセンでした

ぴえヨン「イイカ?登録者を稼ぐにはいくつかのテクニックがあるヨ!ナンダト思う?ー

ルビー「毎日投稿!」

重曹ちゃん「元々の知名度?」

ぴえヨン「そうだね………でもキミ達には毎日投稿する今季も知名度も一般人並みに無いよね

ルビー「辛辣ぅ〜!」

ぴえヨン「しょうがないから手っ取り早く登録者を増やす方法がアルんだ!ヤル?」

ルビー「やります!」

重曹ちゃん「そういうの待ってました!」

ぴえヨン「それはね〜………」

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

ぴえヨン「ピヨピヨピヨ!ぴえヨンチャンネルぅうぅぅ! 今日はね!シガラミ案件です! うちの事務所でアイドルユニット?をヤルらしくてお前のチャンネルで使えと!最初断ろうと思ったんだけどね………」

 仕事の妥協を許さないユーチューバーの鏡

ぴえヨン「社長がやれってイウからさ………」

 権力に弱いぴえヨン

ぴえヨン「というワケで今回の企画!ぴえヨンブートダンス一時間ぴえヨン仮面を被りながらついてこれたら素顔出して宣伝してヨシ!」

 

重曹ちゃん(きっつ‼︎ 筋トレ系ユーチューバーを名乗るだけあってしっかりキツい!このふざけたお面付けて踊れって……殺す気か!酸欠‼︎酸素の事ちょっと考えて!なんでこんな……………)

 

 

 

 

ぴえヨン「結局コラボ!名のあるユーチューバーとコラボしたら早い! どうする?一応アイドルだし寝起きドッキリする?」

重曹ちゃん「あ〜……良いんじゃないですか?」

ルビー「寝起きドッキリやるって予め言われたらドッキリにならなくない?」

ぴえヨン「本気で言ってる? もし寝起きドッキリしてアイドルが男と寝てたら終わるヨ いろんな意味デ」

重曹ちゃん「ああいうのは前日に言ってるんだよ」

ルビー「そうなの!? でも私達の初めての仕事だよ 嘘は いやだ

 

 

 

 

重曹ちゃん(それでこれかよ! 私は走り込みとかしてるから大丈夫だけどズブの素人のこの子には…………)

ルビー「ははは!きっつ‼︎キッツ死んじゃう‼︎ あはははは‼︎」

重曹ちゃん「…………………………」

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

ぴえヨン「はいお見事!着ぐるみ取って自己紹介どうぞ!」

ルビー「いちごぷろしょぞく……………ほしのるびー……………自称アイドルです」

ぴえヨン「はいそっちも!」

重曹ちゃん「………………有馬かな!自称アイドルですこんにちは‼︎

ぴえヨン「名前は聞き覚えある!」

重曹ちゃん「聞き覚えだけかよ!」

ぴえヨン「いや凄い凄い ホントは編集して一時間やった事にして5分くらいして終わろうと思ってたんだけどマジで焦ったわ 視聴者には伝わんだろうけどさ やっぱ現場の人は見てるわけで 僕はキミら好きよ? あ!大事な事聞き忘れてた二人のユニット名とかある?」

ルビー・重曹ちゃん「……………」

重曹ちゃん「もうルビーが決めて良いわよ」

ルビー「いいの?えっとじゃあ私達の名前は『B小町』!」

ぴえヨン「えっ それ大丈夫なの?」

 

 

 

 

〜おまけ〜

 

ぴえヨン「じゃあ僕は帰るよ」

重曹ちゃん「ありがとう先生」

ルビー「ありがとうぴえヨンさん!」

 

  〜・〜・〜・〜・〜

 

ミヤコ「お疲れ様 皇さん」

皇帝「これアラサーにやらせる事じゃないですよ………ぴえヨン役の人が風邪だからって俺にやらさないでください ()()もうやらないですから!」

ミヤコ「皇さん編集やっといてください お願いしますね」

皇帝「俺は何でも屋かなんかですか?」

 

【アクアは撮影に行ったのではなく監督のとこに行ってます】

 

 








突然ですがあの運動会とかで親が持ってたりするあのカメラ……なんて呼ぶ派ですか?ビデオカメラ?ハンディーカム?
私はハンディーカム派です

あと円柱型あんこ入ってる和菓子?ってなんて言いますか?
今川焼き?回転焼き?ベイクドモチョチョ?大判焼き?あんカステラ?おやき?
私は回転焼き派です
(リア友に聞いたら焼き菓子って答えられてその答えは予想してなかった)
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