推しの子 〜Revenge of the Brother and Son〜 作:よもぎもなか
ゆき「私………もう『今ガチ』辞めたい」
全員「ええっ!?」
ケンゴ「なんでこんな途中で⁉︎」
ノブユキ「なんで そんな事言うなよ!」
ゆき「最近ね 学校の男子とかがからかってくるんだ 『お前こういう男が好きなんだ〜』とか 自分の『好き』って気持ちを皆に見せるってこんな怖い事ないよ 始めるまで全然分かってなかった 大勢の人に注目されるって良い事ばかりじゃない………」
MEMちょ「メムも自分のチャンネルでバカやってるからぁ………分かる………皆私の事馬鹿だと思って…………まぁ実際馬鹿なんだけどぉ………」
あかね「ほ…………本当に辞めちゃうの?」
ノブユキ「俺がいつでも話聞くからさ!ゆきが辞めるなら俺も辞めるからな!」
ゆき「ノブくん………」
ノブユキ「そんな事言わないで続けようぜ!」
ゆき「私は……………」
【次回予告 ゆきは本当に番組を降板してしまうのか………そして衝撃の展開があの二人に………】
女子1「わ〜どうなっちゃうんだろー!」
女子2「本当に辞めちゃうんじゃない?ゆきって繊細そうだし」
女子3「でもそしたらノブくんとはどうなっちゃうの〜!」
ゆき「見て見て!記事になってる!私ちょっとは視聴者獲得に貢献できたかな?」
アクア「そーだな」
あかね「で…………本当に番組辞めるの?」
ゆき「え〜諦めないでしょ 契約残ってるのに」
あかね「えっ!じゃあ演技って事?」
ゆき「いやいや〜黒川さんみたく女優じゃないし私に演技なんて出来ないよ ちょっと自分の気持ちを膨らませて話してるだけ 学校でイジられて悲しかったのはホントだし辞めたいって思った事もホント だって収録朝一やるんだもん あたし眠たくて眠たくて………」
MEMちょ「あはは なるほど!嘘じゃなくて強調………!」
アクア(しばらく番組を一緒にして打ち上げてくると各々のキャラクターが見えてきた
ノブユキ「アっくん あがったら飯行こうぜ!」
アクア「いや俺はいい 家に飯あるし」
ゆき「え〜行こうよ!」
ノブユキ「メっさんが焼き肉奢ってくれるって」
MEMちょ「言ってないよぉ!?」
アクア「焼き肉……………」
ノブユキ「知ってるよ 最近登録者数増えてウハウハなんでしょ? 事務所の取り分5:5なんでしょ?」
ケンゴ「マジですか!」
あかね「うち8:2………羨ましいなぁ〜………もちろん私が2………」
MEMちょ「………………」
〜・〜・〜・〜・〜
MEMちょ「おらぁ 特上盛り合わせ追加じゃーい‼︎ 思う存分食えや餓鬼共!」
全員「わぁい‼︎」
あかね「アクアさんカイノミ焼けましたよ どーぞ」
アクア「自分の分は自分で焼くから気にするなよ 黒川さんさっきから全然食ってないだろ」
あかね「いえっ!自分 精進の身なので!こういう場では絶対トングを手離さないって決めてるんです 最初はよく焦がして怒られましたが今では上手に焼けるようになったんです」
MEMちょ「だからねー?今求められてるモノってのはより過激なモノなワケさ どこまでリスクを取れてるかで選択肢が…………」
あかね「 ! メモメモ……」
アクア(真面目だなぁ………ってかマジでトング離さなねぇ………)
ルビー「は〜…………焼き肉とは豪勢ですね 可愛い子達を眺めながら食う肉はさぞ美味しかったんでしょうねぇ」
皇帝「まぁまぁ………付き合いもあるしさ!」
ルビー「皇さん!あの顔は嘘だよ! 顔から満足感が溢れ出てるもん!」
アクア「出てねぇよ?」
(若い体は脂っこいの無限に食っても胃が全然もたれねぇ 最高すぎる)
ルビー「目を見て話せ‼︎ 日曜は皆でご飯食べる日って約束じゃん 番組始まってからずっとこうだ そもそも番組って放課後に集まるってコンセプトでしょ? いつも収録土日じゃん!やらせだやらせ!」
アクア「その位いいだろ 学業優先してくれるだけで優良だ っていうか思ったよりやらせは無いぞ 一部の人間はあからさまにやってるけど大抵の奴は極力自分をよく見せようとする程度 そんなのリアルでもやってるだろ?合コンに行けば同じ光景が見られるぞ」
皇帝「なんで行ったことあるみたいに話せるんだよ」
(やっぱりアクアの中に誰かいるんじゃねぇか?)
ルビー「じゃあマジで恋愛してるの?」
アクア「そのスタンスもまちまちかな」
アクア「恋愛リアリティショーは今まで見た事無かったから不勉強でさ色々偏見から入ったワケなんだけど リアルを売りにするだけはある」 想像してたよりヤラセが少ない そして思ったより各々の人間性をそのまま映す構成になってる……………」
ルビー「考え込んでどうしたの?ヤラセが少ないのは良い事じゃない?」
アクア「見てる側からしたらそうだろうな 嘘は 身を守る最大の手段でもあるからさ」
皇帝「………………」
ルビー「 ? 」
アクア「まぁ杞憂だろうけど」
【この後 鷲見ゆきと熊野ノブユキのカップリングが番組の中心になってゆく そのに嫉妬を見せるケンゴ ゆきを巡る三角関係が成立 ゆきというゲームメーカーが機能し この小悪魔振りが番組を盛り上げ 中高生を中心に人気を獲得していく事になる】
MEMちょ「アクたんはいいのぉ?ゆき争奪戦に参加しなくって 売れたいなら私よりあっちに絡むのが正解だと思うよぉ」
アクア「俺はいい 番組が終わるまで安全圏でやり過ごす」
MEMちょ「野心がないなぁ」
アクア「そっちはどうなんだ? いっちょ噛みしに行かないのか?」
MEMちょ「私はこのままおバカ系癒し枠キープ出来ればそれでもいいかなぁ〜 自分のチャンネルにお客の導線を引くのが目的だし アクたんがアプローチしてくるなら話は別だけど」
アクア「あまり期待はするな」
MEMちょ「でも私達より心配なのは…………」
あかね「マネージャー レッスン室の鍵……………」
社長「お前はクビになりてぇのか⁉︎あぁ⁉︎」
あかね「 ! 」
社長「最近 あかねの出てるリアリティショーが人気出てるって言うから見てみたらなんだこれは⁉︎総出演時間10分もいってねぇんじゃねぇか⁉︎チャンスだっていうのにこれっぽっちも目立ってない‼︎マネージャーのお前がしっかりしなくてどうする‼︎」
マネ「ですが社長…………あかねも十分頑張って…………」
社長「《big》頑張るだけじゃ金にならないんだよ!他にもやりてぇって言う奴が大勢いる中で選んでやってんだ!爪痕の一つでも残させろ‼︎」
〜・〜・〜・〜・〜
あかね「マネージャー ごめんなさい」
マネ「ごめん 聞こえてたか あかねは精一杯やってるんだ 気にしなくていい ちゃんと俺が防波堤になるから」
あかね「…………………私が不甲斐ないから………頑張らなきゃ 頑張って……爪痕残さなきゃ……………」
テストが終わったので今週から再開します!これからもよろしくお願いします