推しの子 〜Revenge of the Brother and Son〜   作:よもぎもなか

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第四話 ヲタ芸する赤ちゃんと皇くん

【アイがアイドルに復帰して数ヶ月…B小町はそれはもう快進撃を……遂げている訳ではなかった】

 

アイ「今月の給料2●万………ねぇうちの事務所給料渋いよ〜……こないだ出したシングル オリコン3位とかだったよねー中抜きエグすぎない?」

コウくん「製造から流通までやってる大手と違ってウチはただの弱小芸プロ 利益が薄いのは承知の上だろ 今更どうした?」

アイ「世の中結局お金だって気付いたの」

ミヤコ「嫌な事に気づいちゃったね……」

アイ「アイドルはやってて楽しいし 私一人なら今のままで別に良かったんだけどさ だけどこの子達を良い学校に入れたり 習い事させたり 色んな選択肢をあげるには私がもっと売れてもっとバシバシ稼がなきゃダメなんだよね 今のままじゃこの子達を幸せに出来ない」

コウ「まず貯金とか節約とかしたらいいと思うぞ 例えばその高いアイスをやめるとか」

アイ「はぁ〜レッスンいってきま〜 いい子にお留守番しててね」

コウ「送ってきま〜す ミヤコさん あとは頼みます」

 

 

 

〜side皇帝〜

 

 

コウ(なんとなくだが改めて整理しよう……今日の様子からしてもアイはあの二人(ルビーとアクア)が立って話せる事は知らなさそう……おそらく知っているのは俺と本人たち(ルビーとアクア)だけだろう……まぁミヤコさんも知っているかもしれないが……にしてもあの二人は何者なんだ?)

 

 

 

 

〜sideアクア&ルビー〜

 

ルビー「ねぇ アイドルって月給100万くらい稼ぐものじゃないの?」

アクア「ンなワケないだろ」

ルビー「んなワケないの⁉︎」

アクア「歌唱印税もテレビ出演料もメンバーと山分け……ライブは物販が売れなきゃ余裕で赤字…そして衣装代は天引き……月100万はマジで一握り」

ルビー「何それ!頑張ってる人にお金が行き届がないなんて世も末ね‼︎ あっそうだ!」

アクア「なんかいいアイディアあるのか?」

ルビー「オタク全員が持ち回りで肝臓をアイに捧げてそれを売って……」

アクア「お前の考えが世も末じゃねーか 核戦争で文明が滅びた後の宗教観やめろ  おい!どうしてうちのアイに仕事が来ない!」

ルビー「このクソ運営もっと営業かけろ‼︎」

ミヤコ「そんな事言われても……アイドルグループって結構数十人が束になってたった一人の芸能人と仕事を奪い合う業態なワケですよ……セット売りでやっと仕事が取れる現状で単体で勝負ってなるとやっぱり壁は厚いですよ? 個人の仕事がしたくてアイドル卒業したものの一人じゃ仕事が取れず六本木の高級飲食店でバイトしてたり 港区女子になってギャラ飲みで食い繋ぐ元アイドルも大量に居るじゃないですかぁ」

ルビー「知らないけど……」

アクア「東京って怖い街だな」

ミヤコ「アイが凄いのは私も認めてる でもそれは『アイドルという分野』に限った話 芸能界ってのは『一人でも戦える何か』がないとやっていけない場所なの 儲かる仕事って『B小町の誰か』じゃなくて『アイ』にお願いしたい仕事の事だからアイドルとして優等生なだけじゃ駄目なのよ」

 

 

 

 

〜sideアイ〜

 

モブ1「アイちゃんなんか元気無くない?」

モブ2「病み上がりなんだから無理しちゃめーよ?」

アイ「違うんです! お昼ご飯食べ損ねてて!お腹めっちゃ減ってて〜!」

モブ2「何それ食いしん坊キャラ⁉︎」

 

 

アイ(はぁ〜 気分がノらないなぁ エゴサしよ)

 

〈アイの笑い方って良くも悪くもプロの笑顔なんだよな なんか人間臭さがないっていうか。。。イマイチ推しきれない〉

 

アイ「痛いとこ突くなぁ」 

 

 

 

 

 

〜side皇帝〜

 

 

〈本日はB小町のお三方にお越し頂きました〜!〉

 

コウ(今日は販促イベ……ファンも最初の頃からしたら見違えるほど増えた。幼い子も………ってルビーとアクア⁉︎それにミヤコさん⁉︎なんでここに……それにあの口の動き……やはり間違いない…喋ってる!ミヤコさんの前で話してるって事はミヤコさんも知ってるのか…?アイは……気づいてないか…?本当に騒ぎにはしないでくれよ………)

 

 

 

ルビー「販促イベント!ミニライブ!抽選でしか当たらないやつぅ!ママのステージ 生で見るのはじめて……」

ミヤコ「いいですか……どうしてもって連れてきましたが こんなの社長やコウくんにバレたら怒られるの私なんですからね………推さない 駆けない 喋らない! おしゃぶり付けて大人しくしててくださいね!」

アクア「そうだぞ 目立つ事だけは絶対に駄目だからな 俺達はスタッフの子供としてここに居る設定 アイとの関係を匂わせる様な事は絶対するなよ………」

ルビー「言われなくても分かってるよ 見たでしょ ママが落ち込んでる所……これでも私はママが心配でここに居るの 遊びに来たわけじゃないのは分かって」

 

 

 

アイ(良くも悪くもプロの笑顔って言われたってなぁ 私 プロだし それに人間臭さなんてよく分かんないし 人間ぽくないのを求めてるのはそっちじゃん? 鏡見て、研究して、ミリ単位で調律 目の細め方、口角、全部打算 いつも一番喜んで貰える笑顔をやってる 私は『嘘』で出来てるし)

 

 

アクア・ルビー「バブ!バブゥ!バブッ!バブッ!」

モブA「なんだあの赤ん坊!ヲタ芸打ってるぞ‼︎」

モブB「乳児とは思えないキレだ‼︎」

 

ミヤコ(何が心配して来たですか‼︎誰よりもエンジョイしてるじゃないですか‼︎)

アクア・ルビー(つい本能でー!)

 

 

コウくん(早速騒ぎ起こした!マジか……こりゃ後で社長から説教だな……あとますますわからない……本当にあの二人は何者だ?)

 

 

モブ1「わっ!」

モブ2「何あれすっごー……」

 

アイ(うちの子きゃわ〜〜‼︎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤコ「21万リツイート 転載動画も既に200万再生……赤ちゃんコンテンツはバズりやすいとはいえ……これは流石に…」

斉藤「ちょっと来い………」

 

 

 

 

〈これだよ!!!!!これ!!!!!!!〉

 

 

アイ「なるほど………コレが()()のね 覚えちゃったぞ〜〜」











設定6 曲を聴くときはイヤホンだがアイの曲を聞く時だけヘッドホンで聞く

設定7 ヘッドホンはオーディオテクニカのATH-DWL770を使っている
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