推しの子 〜Revenge of the Brother and Son〜 作:よもぎもなか
⁇「ふはっ……痛いかよ 俺はもっと痛かった!苦しかったアイドルのくせに子供なんて作るから……!……ファンを裏切るふしだら……っ!」
アイ(世間はそう見るよね でもアイドルだって生身の人間だよ?自分の幸せを求めちゃいけないの?」
⁇「ファンの事蔑ろにして裏ではずっと馬鹿にしてたんだろ!」
アイ(そこまで性格悪い事はしてないけど……)
⁇「この嘘吐きが‼︎」
アイ(アイドルは夢を売る仕事だ いつでも可愛く、純粋で清純でまっすぐな愛を歌う……でも私は清純じゃないしずるくて汚いし……ただ可愛いだけの私が皆に夢を見せる方法はやっぱり嘘しか無いわけで)
⁇「散々好き好き言って釣っておいでよ!全部嘘っぱらじゃねぇか‼︎」
アイ(やっぱり分かんないよ……
⁇「嘘吐け……俺の事なんて覚えてもいないだろ……見逃してもらおうと……」
アイ「リョースケ君だよね………よく握手会来てくれてた……あれ?違った?ごめん 私 人の名前覚えるの苦手なんだ お土産でくれた星の砂嬉しかったな 今もリビングに飾ってあるんだよ」
リョースケ「んだよ……それ………そういうんじゃ…! あああああああ!」
アクア「アイ!‼︎ きゅ……救急車呼んだから‼︎」
アイ「いやぁ油断したね……こういう時の為にドアチェーンってあるんだ…施設では教わらなかったな…」
アクア「喋るな! しゅ…出血が……腹部大動脈か…クソ………!」
アイ「ごめんね……多分これ……無理だぁ……大丈夫?アクアは怪我とかしてない?」
アクア「………………してない」
アイ「来週のドームは中止になっちゃうのかな……皆に申し訳ないな…映画の主役とか、お兄ちゃんが取ってきてきてくれてスケジュールも本決まりしてたのに……監督とお兄ちゃんに謝っておいて……………」
ルビー「ねぇ……どうしたの……? そっちで何が起きてるの……?」
アクア「来るな……ルビー」
ルビー「ねぇってば!」
アイ「ルビーのお遊戯会の踊り…………良かったよー 私さ ルビーがもしかしたらこの先アイドルになるかもって思ってて……いつか…なんか…上手く行ったら親子共演みたいなさ……楽しそうだよね……アクアは役者さん?二人はどんな大人になるのかな… あーランドセル 小学校の入学式も見たいし、授業参観とかさー……ルビーのママ若すぎない〜とか言われたい…… 二人が大人になっていくの……そばで見てたい…… あんまり良いお母さんじゃなかったけど……私は産んで良かったなって思ってて… えっと他に…………あ……これは言わなきゃ…… ルビー……アクア……お兄ちゃん……愛してる …………ああ…やっと言えた…ごめんね?言うのこんなに遅くなって……お兄ちゃんには直接言えてないしさぁ………あー良かったぁ………この言葉は絶対嘘じゃない」
アクア「アイ………………… アイ…………?」
皇帝(その出来事は突然だった…… 主張の日………丁度出発してから1時間が経とうとしていた……社長から電話がかかってきた…アイが刺されたと伝えられた…… すぐに出発間近の新幹線を降りタクシーを駆使して急いでアイが救急搬送された病院に向かった…… 生きてくれ……生きててくれと精一杯願いながら……己が死んでも良いからアイだけは生かしてくれ……心の底から願って病院に向かった…… だが病院に着いた頃には帰らぬ人になっていた………俺は自分自身の命を使ってどうにか出来ないかと必死に訴えた……答えが返ってきた… アイはもう取り返しがつかないと…… 俺は自分を恨んだ……俺が出張に行かなければアイを守れたかも知れないのに……!一日ずらしていれば守れたのに……!でも俺は時を戻す事なんて出来ない……それならたった一つできる事がある………復讐だ おそらく犯人はルビーとアクアの父親だ……復讐してやる……どんな手を使ってでも犯人を地獄に叩き落としてやる!)
こうしてアイたちとの幸せな生活は終わり……アクアとルビーの