黒銀の白蝶   作:幻夢郷

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第一話

いつも通りの日常。


Serratus di Chloranthus

 

 

多くの種族が暮らす地【幻想郷】

一年に一度異変が起きる不思議な所である

 

そんな幻想郷の森の奥に神社が建っている

 

其処は博麗神社と呼ばれている

 

「はぁ……今日も暇ねぇ」

 

博麗 霊夢は扇風機にあたりながら

愚痴をこぼしている

 

「何か楽しい事は無いのかしらねぇ~」

 

巫女がこんな事で良いのかはさておき

退屈そうな霊夢の前に霧雨 魔理沙が森から

神社の入り口を通らずに現れた

 

「よ、霊夢」

「何よ魔理沙。何か用?」

「何だよその言い方は。遊びに来てやったんだぜ。もう少し迎え方ってのがあるぜ普通」

「うざぁぁぁぁい」

 

霊夢は小声で呆れた様に呟いた

そう言えばついこの間紅霧異変があったのである

それはレミリアによって起こった幻想郷支配だった

然し霊夢と魔理沙はこれを阻止する事に成功して

難なく危機を乗り越える事が出来た

その際に出会ったメイドの十六夜 咲夜の程度の能力に

霊夢が散々翻弄されたのは誰も知らない事である

 

「霊夢、散歩行こうぜ?」

「何で?」

「たまには運動だ。一緒に付き合うから行こうぜ」

「分かったわよ。用意するから待ってて」

 

そう言って霊夢は身嗜みを整えに手洗い場へと向かった

 

「はぁ………」

 

霊夢は自分の顔を見て溜め息をついている

 

「また髪伸びたわ。そろそろ透こうかしら」

 

そんな事を言いつつ、身嗜みを整え終わり

魔理沙の所へ行き散歩をする事となった

どうして散歩をするのか霊夢には理解が出来なかった

運動が嫌いな霊夢にとっては苦痛でしかないからだ

でも魔理沙は霊夢の気分転換にと考えて提案してくれたのだと理解していた

 

「ねぇ……魔理沙」

「どうした?」

「まだ歩くの?私疲れたわ」

「早すぎるぜ、霊夢。もう少し歩かないと駄目だ」

 

霊夢の顔には既に疲労感が見えていた。

だけど歩いた距離はまだ100m………。

たったこれだけの距離で息切れをしている霊夢がどれだけ運動せずに部屋に籠っていたのかが察せる。

 

「分かったわよ。歩けば良いんでしょ!!!」

「その意気だぜ」

 

二人は仲良く手を繋いで歩いている

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

咲夜 side

 

紅魔館の使用人として暮らしている十六夜 咲夜は

今日もご主人様であるレミリア・スカーレットとフランドール・スカーレットの面倒を見ている

 

「レミリア様、お食事で御座います」

「あら早いわね、咲夜」

「レミリア様の体調管理は私の仕事ですので」

 

今日のメニューは、肉を固めた血漬け。

どんなご飯かと言うと、お肉を冷凍した後に解凍して、

ボールに入った血の中に肉を入れる

こうする事で肉に血の味が染みて食べた時に血汁が滲み出るのである。

吸血鬼であるレミリア様とフランドール様の為に咲夜考えたメニューである。

 

丁度ご飯の時間にフランはパチュリーと弾幕ごっこをそていた。

 

「フラン様、お食事の時間ですのでリビングに来て下さい」

「すぐ行くぅ~~~!!!」

 

咲夜の一日はとても有意義で本人にとっては幸せすら感じる。

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