新人トレーナーのワイ、チームめんどいを率いる事になったんだが? 作:チームめんどいのトレーナー
「んで、なんでいるのさ」
「別に良いでしょ、なんだって」
「良くない。全く良くない」
新人とは言え、専門大学を卒業してからトレーナーになったので若造と言っても22歳の社会人な為、ゴルシを始めとしたウマ娘を指導し始めてから1ヶ月を経過した頃から俺の部屋に彼女達が居座る様になった事に危機感を持った。
何しろ、トップレベルのアスリートとは言っても学生の彼女達と曲がりなりにも社会人である俺の間で、如何わしい噂や間違いが発生した段階で俺のトレーナーとしての人生が終了するのだ。
そうなったら、学園の関係者や大衆から後ろ指を刺されながら退職する羽目になるので今までの苦労が無駄になるし、学生である彼女達に対しても良くない影響が出るのは確実なので、自室の様に寛ぐシチーにお茶の入ったコップを渡しながらも覇気のない抗議の声を上げた。
「おいっすー、遊びに来たぞー」
「クリークさんに赤ちゃん扱いされそうだから匿って」
「………仕方ねぇなぁ」
人間よりも、ウマ娘の方が力強いので無理に追い出す事ができない為、来てしまった以上は受け入れるしかないのだがこちらから手を出さなきゃ問題ないよな。多分………メイビー………。
「とは言え、あんまり入り浸るなよ? 変な噂が流れたら俺が責任取らされるんだから」
「いやー流石に大丈夫でしょ」
「わからんぞ? 特にシチーが震源になったら社会的に抹殺されかねんからそれはそれで困る」
「まっ、噂を聞いたら否定しとくわ」
「私も否定しとく」
「頼んだ」
俺の言葉に、入ってきたネイチャが楽観視したものの戦々恐々な俺にシチーとタイシンは理解を示してくれたので、一安心しながら時計を見ると彼女達の門限まではまだ時間がある。
その為、簡単なつまみを用意して彼女達と駄弁っているとある事に気が付いた。
「つーか、ゴルシはどうしたよ? あいつなら壁を蹴破ってでも来そうなんだが」
「なんか、マックイーン主催のお茶会に参加するんだって」
「マジかよ。仲良いって聞いてるが、引っ掻き回してる光景しか思い浮かばねぇ」
「なんでも担当のトレーナーが中々、見つからないウマ娘がいるんだって」
「嘘だろ? メジロって言ったら名家中の名家じゃねぇか。ある程度、積めば来ると思うんだがなぁ」
メジロ家って言ったら、トレーナーなら大抵の奴らが知っている名家なので担当したいトレーナーが一定数いるので、シチーとネイチャからトレーナーが見つからないと聞いた時には信じられなかった。
確かに、俺としても能力や実績が充分なら担当するものやぶさかではないのだが、それはあくまで専属のトレーナーとして雇われた場合に限る話で今の俺にはそこまでの余裕はない。
なんせ、新人なのに話題のゴルシを含めた4人の担当をしているんだ。先輩に相談したり、資料を読んで予定を組んでいるので増えたらそれだけ、彼女達の面倒がおざなりになってしまう。
そうなれば、意図しない故障を起こしてレースに勝たせられなくなるリスクがあるので一先ず、この3年は彼女達だけに絞りたいなぁと思いながら雑談をしたのだが翌日になると懸念していた事が現実になった。
「話してたんだけどさぁ。アタシらのチーム、1人増やさね?」
「増やしたら増やしたでその分、構えなくなるけどそれでもオケ?」
「それをどうにかするのがトレーナーだろ?」
ゴルシが何気なく、聞いてきたのでそう返すと平然と言ってきたので今後の予定を考えてかなり悩んでから結論を出した。
「うーん………ゔぅ"ぅ"ゔぅ"ぅ"ん………キツいな」
「えぇ!? なんでだよー」
「いや、これ以上増えたらマジでキツいんだって」
ただでさえ、トレーナー同士での打ち合わせやレースに向けてトレーニングメニューの修正と構築、後は担当のウマ娘のトレーニングを見て認識のすり合わせなどをしているのだ。
幸い、ゴルシ達の素質が良いから何とかやれているがこれ以上、担当が増えるとそっちにかまけてゴルシ達を疎かにしてしまう可能性が高い。
その結果、G1などのレースで1着を取ると言う実績にも影響が出るので可能なら避けたいのが本音なので、どうやって断ろうかと考えながらゴルシと話していると埒が開かないと判断されてしまった。
「話だけでも聞けって。入ってきて良いぞー」
「ちょっ、待てって」
「お、お邪魔します」
ゴルシの言葉に、トレーナー室に入ってきたウマ娘は
社会人になって初めての年に女学生が入り浸ったら変な噂が出ると思うんだよねー。
それはそうとアンケートを取ります。
ゴルシが呼んだメジロ家のめんどいウマ娘を担当に加えるかどうかです。
メジロのめんどいウマ娘をチームめんどいに加えるかどうか
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加える
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加えない
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作者のしたい様にすれば良い