二人のビーストテイマー   作:ほにゃー

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第23話 レインVSスバル

砂漠エリアを進み、プレアデスを追う。

 

すると、プレアデスはまるで俺を待っていたかのように立っていた。

 

「来たか」

 

「………アンタは誰だ?」

 

俺は疑問に思ってたことを問う。

 

「……お前は俺を誰だと思う?」

 

「……スバルさんの腹心の部下か、それに近い者。そして、スバルさんを殺した俺に復讐しに来た」

 

「半分正解で半分外れだ、まず復讐ってのあってるが、スバルの為の復讐じゃない、そして、俺は腹心の部下でも、それに近い者でもない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺がスバル本人さ」

 

「!?………そんなはずはない。スバルさんは、俺がこの手で殺したんだ。生きてるはずが無い」

 

「なら、教えてやるよ。確かに、俺はあの時、お前の攻撃で死んだ。だが、運よく生き残ることが出来た。ある一人の天才によって」

 

「天才?」

 

「須郷伸之」

 

「!?」

 

須郷伸之。

 

ALO事件を起こした張本人で、俺の記憶と感情を操作し、俺を手駒の様に使っていた男。

 

確かキリトさんと、茅場さんのお陰で須郷を倒し、須郷は警察に捕まったはず。

 

「須郷伸之は俺の従兄にあたる。あの人と俺は幼い頃から仲が良くてな。俺がSAOに捕らわれた時、あの人は俺のナーヴギアをあの人の会社にある巨大なスーパーコンピューターを接続した。俺のHPが無くなり、ナーヴギアが俺の脳を破壊する時、あるバグを起こし、俺の死を偽造した。結果、俺は死なず、ゲームから解放されるまで意識をナーヴギアに置いたまま、ゲームの行方を見ていたって訳だ」

 

須郷は茅場さん程じゃないが天才であるのは間違いない。

 

人間の記憶と感情を操作できるんだ。

 

ナーヴギアを誤認させるぐらいならできるかもしれない。

 

「そして、お前はあの人によって記憶と感情を操作されて、あの人の人形のようになっていた。だが、お前は、あの女の手によってALOのシステムから切り離され、あの人はキリトの奴のによって倒された。これも全部、お前とあの女のせいだ!あの人の仇、撃たせてもらうぞ」

 

スバルさんはガンブレードを構え、《ソニック・リープ》の様にして斬り掛かってくる。

 

横に転がるようにして、攻撃を躱し、ククリナイフを抜く。

 

「はあ!」

 

反撃する前に、今度は《スター・Q・プロミネンス》を使い、俺に当てる直前でガンブレードのトリガーを引く。

 

《スター・Q・プロミネンス》は片手剣六連撃技、その六連撃全てに、スバルさんはガンブレードに装填されてる弾、六発を全て使う。

 

衝撃が六回ともククリナイフを襲う。

 

衝撃がククリナイフを伝い、HPを削る。

 

まずい。

 

ククリナイフの耐久値の問題もあるが、それ以上にプレイヤーのスキルが高過ぎる。

 

俺のアバターがSAOのデータを引きついたALOのアバターのコンバートでも、GGOでの戦闘経験は少ない。

 

対して、向うは戦いの慣れ方からして、GGOにダイブしてる時間は向うが上だ。

 

同じ剣でも、向うは得意分野の片手剣、俺は使い慣れた両手剣ではなく大振りのナイフ。

 

この時点ですでに差が付いてる。

 

「言っとくが、俺のターゲットはお前だけじゃない」

 

 

「……何?」

 

「お前の女だよ」

 

!?

 

「SAOでは、随分とナメられたし、何よりアイツのせいであの人は捕まったようなものだからな。ただじゃ殺さねぇ。お前を殺して、お前の亡骸を見せつけてやる。あの女の絶望に染まった表情が目に浮かぶぜ。その後は、あの女の身も心も全て汚して、散々弄んで最後には、苦しみを与えて殺してやる」

 

「……せるか」

 

「あ゛?」

 

「させるかあああああ!」

 

ツェリスカも抜き、走り出す。

 

こいつだけは、絶対に死んでも、殺してやる。

 




スバルが生きてた理由については見逃してください。

普通なら無理でしょうけど、そこはスルーしてください。

すみません。

次回は、また現実に戻って、病院の話になります。
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