盾の勇者の成り上がりに転生!原作通りに進んで欲しいけど無理そうです! 作:( ・∇・)
謁見の間
「マイン!」
全て身ぐるみが剥がされた状態で尚文が王城に連れてこられた
そして諸悪の根源ことヴィッチが元康の後ろに隠れている
「な、なんだよ。その態度」
尚文がめっちゃ動揺してる…
「本当に身に覚えが無いのか?」
「身に覚えってなんだよ……って、あー!」
「お前が枕荒らしだったのか!」
枕荒らしはその元康の後ろにいるヴィッチだよーと心の中で叫ぶ
「誰が枕荒らしだ! お前、まさかこんな外道だったとは思いもしなかったぞ!」
「外道? 何のことだ?」
「して、盾の勇者の罪状は?」
「罪状? 何のことだ?」
「うぐ……ひぐ……盾の勇者様はお酒に酔った勢いで突然、私の部屋に入ってきたかと思ったら無理やり押し倒してきて」
嘘泣き上手すぎワロタァ…
これにも練がうわぁ…って顔をしてる
「は?」
「盾の勇者様は、「まだ夜は明けてねえぜ」と言って私に迫り、無理やり服を脱がそうとして」
あ、まだ夜は明けてねえぜか、覚えておこう…覚える必要皆無だけど☆
「私、怖くなって……叫び声を上げながら命からがら部屋を出てモトヤス様に助けを求めたんです」
「え?」
つ ご う の い い に ん げ ん も と や す
「何言ってんだ? 昨日、飯を食い終わった後は部屋で寝てただけだぞ」
「嘘を吐きやがって、じゃあなんでマインはこんなに泣いてるんだよ」
「何故お前がマインを庇ってるんだ? というかそのくさりかたびらは何処で手に入れた?」
そうなるよね
「ああ、昨日、一人で飲んでいるマインと酒場で出会ってな、しばらく飲み交わしていると、マインが俺にプレゼントってこのくさりかたびらをくれたんだ」
「はい」
その時点で怪しいことに気付かない、さすが元康
「そうだ! 王様! 俺、枕荒らし、寝込みに全財産と盾以外の装備品を全部盗まれてしまいました! どうか犯人を捕まえてください」
「黙れ外道!」
特大ブーメラン♪炸裂♪
「嫌がる我が国民に性行為を強要するとは許されざる蛮行、勇者でなければ即刻処刑物だ!」
「だから誤解だって言ってるじゃないですか! 俺はやってない!」
そして尚文がどんどんどす黒い感情に支配されていってる事が
手に取るようにわかる
「お前! まさか支度金と装備が目当てで有らぬ罪を擦り付けたんだな!」
「はっ! 強姦魔が何を言ってやがる」
「ふざけんじゃねえ! どうせ最初から俺の金が目当てだったんだろ、仲間の装備を行き渡らせる為に打ち合わせしたんだ!」
ヴィッチが楽したいからですね、はい
「異世界に来てまでそんなとこをするなんて!最低ですよ!」
あ、練が何も言わないからか樹が話を進めてくれた
…まぁこのあとも原作通りというか、王城から追い出される時に盾の裏側に隠してあった銀貨を全て元康になげつけたので認識されないぐらいのスピードで私が預かっておいた
「じゃあ練、私は抜けますね〜」
「分かった、仲間にもそう伝えておく」
「うん、じゃーねー☆」
パーティをぬけた途端に口調を戻すと練が若干驚いてたけど気にしない
練と別れたあと、尚文な後を透明化で近付いていく
あ、話しかけるつもりは無いよ、ラフタリアちゃん買ってもらわないと
それに買うのはもう少し後だし…今はエルハルトさんとそうぐうしてもらわないといけないからね
私が影から街中ハプニングというか冒険者同士の喧嘩を作り出して尚文がエルハルトさんのところに行くように誘導したおかげかすんなりエルハルトさんと遭遇
「おいあんちゃん、1発殴らせろ」
エルハルトさん!?
「チッお前もか!」
「………あの嬢ちゃんの言ってたことは本当だったのか」
あ、試したのね、原作にもあったね
「…殴るんじゃなかったのか」
「気が変わった」
「そうかい、俺は行く」
「ちょっと待ちな!」
そう言ってエルハルトさんはマントと一端の冒険者が着るような服、そして何故か既に作られている蛮族の鎧を尚文に渡した
蛮族の鎧作るの早いね!?
「いくらだ」
「マントは在庫処分で銅貨5枚、鎧はサービスだ」
「…分かった」
尚文が去った後、エルハルトさんが店に入ろうとした瞬間
「あれでいいんだろ?」
「!………はい」
私がいることが分かってたのか、凄い
あ、そういえば冒険者やってた時期があってレベルも高いんだったか
その事すっかり忘れてた
ま、いつかクテンロウにも行くだろうし、師匠勝手にこっちで捕まえとくかな?
………やめとこう、あの女好きは手のひらで転がすことは出来ても苦手だから
尚文にラフタリアちゃん以外を買われると面倒だから、奴隷商にラフタリアちゃんを斡旋するようにお願い(レーヴァテインを突きつけた☆)したら了承してくれたし…あ、そこで私も奴隷になればいいのか!
無料で押し付けてくれればいいからねー、こう…インターネットとかよく分からない発言をしてる頭のおかしい子とかで買い手がつかないから!みたいな理由で
結論からして、あの女が奴隷だったらなという感じとインターネットという言葉が決め手になって買われました
ヤッター!
なんと私のお値段銅貨25枚!売れ残りにも程があるね☆
そしてラフタリアちゃんと私を買った尚文はその足で武器屋へ
あ、私は尚文のことご主人様って呼ぼうとしたら虫唾が走ったらしく、マスター呼びになった………酷くないかな?
「アンタ………それに嬢ちゃん!?」
「こんにちは〜」
エルハルトさんが驚いたようにこちらを見るから手をひらひらと振る
「…?まぁいい、コイツが使えそうで銀貨6枚の範囲の武器を寄越せ」
「………はぁ」
エルハルトさんはため息をついた
「国が悪いのか、それともアンタが汚れちまったのか……まあいいや、銀貨6枚だな」
「あとは在庫処分のマント、まだ残ってるか?」
「……良いよ、オマケしてやる」
エルハルトさんが嘆かわしいと言いながらナイフを数本持ってくる
「銀貨6枚だとコレが範囲だな」
左から銅、青銅、鉄のナイフだね
しかもほかの店より品質がいい、さすがエルハルトさん
尚文はラフタリアちゃんの手に何度もナイフを持ち比べさせて、1番持ちやすそうなナイフを選んだ
「これで良い」
ナイフを持たされて顔が青くなってるラフタリアちゃんは尚文とエルハルトさんに視線を送る
「ホラ、オマケの服とマント」
エルハルトさんはぶっきらぼうに尚文にオマケの品を渡して、更衣室に案内させる
「コイツのは?」
「マスター、一応私異世界人なわけで、インベントリ等があるからある程度アイテムは持ってるよ?」
「なら更衣室で着替えてこい、ボロボロの服とお前の状態があってない」
「はーい」
私は更衣室に入って装備を変更、レーヴァテインは常に背中から取り出せるようにしようか、服は…お気に入りのやつでいいよね
「じゃーん、どうよ?」
「嬢ちゃん、その装備どんだけ業物なんだ?」
「ふふん、私の友達が作ってくれた品だからね、エルハルトさんのお師匠さんじゃないけれど」
「そうか…」
そんなことを話しているとラフタリアちゃんが更衣室からでてきた
「まだ小汚いな……後で行水でもさせるか」
「あ、それは大丈夫だよ【洗浄】」
「!」
スキルを使ってラフタリアちゃんの汚れを完全にとる
驚きつつも、ラフタリアちゃんが、無言で尚文のところへ駆けてくる
そして尚文はラフタリアちゃんの視線まで腰を下ろして話しかける
「さて、ラフタリア、これがお前の武器だ…そして俺はお前に魔物と戦う事を強要する、分かるな?」
「……」
ラフタリアちゃんは怯える目でコクリと頷く
「じゃあナイフを渡すからーー」
尚文はマントの中に隠していたオレンジバルーンをラフタリアちゃんの前に見せつけて取り出した
「これを刺して割れ」
「ヒィ!?」
ラフタリアちゃんは武器を落としそうになるぐらい驚いている
「え……い……いや」
「命令だ、従え」
「い、いや」
ブンブンと首を振るラフタリアちゃん、だけど奴隷紋が発動してラフタリアちゃんが苦しみ出す
「ぐ……」
「ほら、刺さないと痛くなるのはお前だぞ」
「コホ……コホ!」
苦痛に顔を歪ませるラフタリアちゃんはガクガクと震える手で武器をしっかりと持つ
「アンタ……」
その様子を見てエルハルトさんは絶句
ラフタリアちゃんはしっかりと攻撃の意志を持ってバルーンに突き刺す
ブニ…
「弱い!もっと力を入れろ!」
「……!? えい!」
突きが跳ね返されたラフタリアちゃんはさらに勢いを込めてバルーンにもう一度突き刺す
パァン!と割れて私にも尚文にも経験値が入った
あ、尚文のどすぐろい感情がまたでてきた
そっか、あのヴィッチ同行者設定してなかったね
「よし、良くやった」
ラフタリアちゃんの頭を撫でる尚文
そして不思議そうに尚文を見るラフタリアちゃん
「じゃあ次はこれだ」
私が見たところ1週間は尚文に食いついてるレッドバルーンをラフタリアちゃんに見せつける
ラフタリアちゃんは先程よりもしっかりとした目でバルーンに突き刺した
「よし、どうやら戦えるようだな、行くとしよう」
「……コホ」
ラフタリアちゃんが武器を腰にしまう
「あーあれだ、言わせてくれ」
「なんだ?」
エルハルトさんが尚文を睨みつけながらいう
「お前、絶対、ろくな死に方しないぞ」
「お褒めに預かり「私がいながら尚文を殺させるとでも?」……」
「嬢ちゃん…」
なんかエルハルトさんから空気読めやって視線が来るのはなんでだろう
うん、今日は終わりかな