盾の勇者の成り上がりに転生!原作通りに進んで欲しいけど無理そうです!   作:( ・∇・)

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尚文とラフタリアちゃんの感動的シーンです


救い!

城の庭は今、決闘会場と化していた

辺りには松明が、そして宴を楽しんでいた貴族連中は勇者同士、いや盾の勇者の敗北を見るのを楽しみにしている

 

「ではこれより!槍の勇者と盾の勇者の決闘を開始する!勝敗の有無はトドメを刺す寸前まで追い詰めるか、敗北を認めること」

 

尚文と元康がそれぞれ武器を構え、今にもはちきれんほどの殺気が辺りを支配している

 

「矛と盾が戦ったらどっちが勝つか、なんて話があるが……今回は余裕だな」

 

元安は完全に尚文を舐めきっている

だけどね元康、尚文は強化方法を全て習得してるんだよ?それはもちろん…気も

私は気の概念について小説で知っていたのと、VRMMOで似たようなものを習得していた

おかげで変幻無双流、使えちゃった

そして私はその変幻無双流を尚文とラフタリアちゃんに叩き込んでいる

微弱なダメージでも、内側から積み重なればどうなるかな?

 

「ではー」

 

 

「勝負!」

「うおおおおおおおおおお!」

「でりゃああああああああ!」

 

尚文と元康が同時に駆け出す

元康は矛を構えながら走って1突きしようとするけど尚文は難なく回避

だけれど元康はすぐさまスキルを放つ

 

「乱れ突き!」

「遅い!エアストシールドV!ライトニングシールドV!」

「な!?硬い!?」

 

おぉ!尚文が元康の乱れ突きを完全に受け止めた

 

「隙だらけだ!」

 

尚文が驚いて固まっている元康の懐に潜り込み盾で殴る

 

「シールドバッシュX!」

「う!?目、めまい…が」

 

確か、自分よりも弱い対象には目眩等の状態異常、強い相手には微弱ダメージだったかな?

つまり元康は尚文よりも弱い相手ってこと!あははは!

 

「喰らえ!」

 

尚文が元康に向かって何かを投げつける

あれはー

 

「い、痛い…ば、レッドバルーン!?」

 

おぉ、オレンジバルーンからレッドバルーンにグレードアップしている

 

「オラオラオラ!」

 

尚文はさらに2匹追加し顔と股間に噛みつかせる

うわ…いたそー……もっとやれ

 

「グ……てめえ!なんの真似だ!」

「こっちには攻撃力がないんだ!ならせめてもの嫌がらせだ!ターゲットはてめえの顔と股間だ!」

「な!?や、やめろぉぉおおおおおお!」

「不能になりやがれえええええええ!!」

 

よし、このままだと尚文は勝てる

でも…負けてもらわないとダメなんだよね………

まぁ私は手を出さない、出すのは……

 

「ぐあっ………!」

 

尚文の背中が不自然に揺れる

ヴィッチが魔法を使ったのだ

そしてそれを私は映像水晶に記録

証拠はあってなんぼだからね

 

「てめええええええ!」

 

尚文はことの元凶を発見、これでもかと叫ぶ

その隙に元康がバルーンを全て撃破

尚文の首元に矛を当てた

 

「はぁ……はぁ……俺の…勝ちだ!」

 

 

 

 

 

 

「何が勝ちだ!卑怯者!」

「何の事を言ってやがる!お前が俺の力に耐えきれず立ち上がらせたのが敗因だ!」

 

少し、映像記録の編集をする

編集といっても画質を良くして見やすくするだけだよ

その作業をしていたせいで話しが少し進んでいた

 

ドクン…ドクン…

来た…カースシリーズ

それと私の斧も何故か共鳴をしている

…なるほどね、私のーーの斧も同じなのか

憤怒の盾と憤怒の斧、ははは、いいじゃん

 

「さぁ、モトヤス殿、盾の勇者が使役していた奴隷が待っていますぞ」

「ラフタリアちゃん!」

 

少し…変えてみるかな?

共鳴する斧に憤怒の盾に力を送り込むように意識してみる

あ、グレードアップした

さすがに辞めた方が良さそうだ、ラフタリアちゃんが無事じゃなくなるかも

 

「この……卑怯者!」

「……え?」

「卑怯な手を使うことも許せませんが、私が何時、助けてくださいと言いましたか!?」

「で、でもラフタリアちゃんはアイツに、あの二人に酷使されていたのだろう!?」

「ナオフミ様は何時だって出来ないことをさせませんでした!メリーナ姉さんは私に生き方を教えてくださりました!何も知らない貴方がナオフミ様とメリーナ姉さんを悪く言わないでください!」

 

やばい、ラフタリアちゃんがいい子すぎて泣きそう

こちとら尚文の盾に干渉してるのに

 

「はい、メリーナ姉さん登場だよ!ラフタリアちゃんは尚文のことを助けてあげて」

「メリーナ姉さん!分かりました…ナオフミ様!」

「君は……!」

「うるさい元康、1回黙れ、さもなくば殺す」

「……!?」

 

全力で殺気を元康にぶつける

それだけでガクガクと震え出す元康

 

「お集まりの皆さん!この映像をご覧ください!」

 

魔力を使い、全員に見れるように決闘の様子を映し出す

 

「ここにご注目ください、この国の第1王女ともあろう方がなんと!勇者同士の血統に横槍を入れているではありませんか!」

「…な!?」

「嘘よ!その映像は偽物だわ!」

「と、言っていますが…練?あなたも見てたでしょ?」

「ああ、そこの女は尚文の背中に風の魔法を放ち、決闘に横槍を入れていた」

「え、でもみんなは……」

 

そこへ樹もやってきて

 

「王様に黙らされているんですよ」

「そうなのか…?」

 

貴族連中は全員顔を逸らす

 

「どうかお怒りを静めてくださいナオフミ様、どうか、信じていただくために耳をお貸しください」

「……え?」

「逆らえない奴隷しか信じれませんか?ならこれから私達が出会ったあの場所に行って呪いにかけてください」

「う、嘘だ!またそう言って騙すつもりなんだ!」

「私は何があろうとも、ナオフミ様を信じております」

「黙れ!また、お前達は俺に罪を着せるつもりなんだ!」

「私は、ナオフミ様が噂のように誰かに関係を強要したとは思っていません、アナタはそんなことをするような人ではありません」

 

すうっと尚文のどすぐろい感情が散っていく

さすが、ラフタリアちゃん

 

「世界中の全てがナオフミ様がやったと責めたてようとも、私は、私たちは違うと何度だって、ナオフミ様はそんなことやっていないと言います」

 

さりげなく私もカウントしてくれる辺りラフタリアちゃん天使だよね

そして尚文の盾の形状が元に戻る

 

「ナオフミ様、これから私に呪いをかけてもらいましょう」

「だ、だれ?」

「え?何を言っているんですか?私ですよ、ラフタリアです」

「いやいやいや、ラフタリアは幼い子供だろう?」

 

ラフタリアちゃんはそれを聞いてはぁ全くといったふうに笑う

 

「この際だから言いますね」

「何?」

「亜人はですね、幼い時にレベルを上げると比例して肉体が最も効率のいいように急成長するんです」

「へ?」

「亜人は人間じゃない、魔物と同じだと断罪される理由がここにあるんですよ」

 

ラフタリアちゃんは恥ずかしそうに言う

 

「確かに私は、その…精神的にはまだ子供ですけれど、体はほとんど大人になってしまいました」

「どうか、信じてください、私はナオフミ様が何も罪を犯していないと確信しています、貴重な薬を分け与え私の命を救い、生きる術と戦い方を教えてくださった偉大なる盾の勇者様……私はアナタの剣、たとえどんな苦行の道だとしても付き従います」

 

尚文のどすぐろい感情は完全に消えうせた

 

「どうか、信じられないなら私を奴隷にでもしてください、しがみついてだって絶対について行きますよ」

 

私も行くか

 

「そうだよマスター、私達は仲間だよ?仲間を見捨てるやつがどこにいるってのさ」

「くっ……う…うぅ………」

 

尚文が泣くのをこらえている

 

「尚文、今は好きなだけ泣けばいい、それは君の心を成長させてくれる」

「ううう……ううううううう」

 

 

 

その後、城の庭には私たち3人だけとなり、ラフタリアちゃんに抱きつくという形で寝入った尚文を膝枕するラフタリアちゃんはさすがだなと思った




いやー、ラフタリアちゃんはいい子ですね!
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