異次元の逃亡者の崇拝的日常   作:鉄鷲

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トレーナーさんを担いでひた走るスズカさん。その目的地は?
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崇拝スズカさんはトレーナーさんのためにひた走る

私サイレンススズカは今出せる最速で駆け抜けている。残念ながらターフの上ではない。ここは学園の廊下で、かなりの速度で走っているけど最愛のトレーナーさんを担いでいる。目的地は保健室だ。先程からトレーナーさんが何か言っているがそのトレーナーさんのために全速で走っているためよく聞こえない。それでなくてもトレーナーさんにとんでもないことをしてしまったのだ。無事保健室に着いたら足を折って詫びないといけないくらいの大罪を犯してしまった…話は数分前…

 

「今日はどこを走ろうかしら?トレーナーさんがいればどこでもいい景色よね。」

のんきに今日走るところを考えながらトレーナー室に向かう私。そしてドアを開けるとそこには…

「ト…トレーナーさん…その手首は…」

そこにはトレーナーさんがいた。それ自体は普通だけれどいつもと違ってトレーナーさんは包帯をしていた。それも手首に。

「スズカ?どうしたんだ?」

「トレーナーさん…ま…まさかリストカットを…?」

手首に包帯をしたトレーナーさんを見て最悪の想定をしてしまった私は、フラフラとトレーナーさんに近づこうとした…

「スズカ!危ない!!」

トレーナーさんしか見えていない私は何かにつまずいて転びそうになった。その私を助けようとトレーナーさんは手を伸ばして…

「スズカ!?大丈夫か?」

なんとか間に合った。私の身体とテーブルの間にトレーナーさんの腕。

「は…はい…私は大丈夫です。トレーナーさんは…?」

私は身体を起こすと気づいてしまった。

トレーナーさんはテーブル上の置物で腕を切ってしまったようだ…

「スズカが無事ならいいんだ。大丈夫か…ってスズカ!?」

トレーナーさんのシャツが血で赤くなっていくのを見た私はすぐ身体を動かした。トレーナーさんを保健室に連れて行かねば!!

「トレーナーさん!大丈夫です!すぐ保健室にお連れしますね!速いですから!!」

そしてトレーナーさんを担いで保健室に飛び込んだのが今さっきというわけだ。

「先生!トレーナーさんが!トレーナーさんの腕が!!」

「落ち着いて!何事ですか!」

「いやスズカ大丈夫だから。とりあえず下ろして…先生すいません…」

「これが落ち着いてなんていられますか!!トレーナーさんの腕が…」

後で思えば私はパニックになってるし、保健の先生は何事かという状態。唯一落ち着いてるのがケガをしたトレーナーさんというのも変な話ね…とにかく

「…というわけで腕を軽く切ったみたいで…ちょっと診てもらっていいですか?」

「なるほど…出血は大したことないですね。ただ腕をぶつけたというのが心配です。念のため軽く固定しておきましょう。しびれとか異常が出たら病院に行ってください。」

「トレーナーさん…そっちは大丈夫なんですか…?その…手首の包帯は?」

私は恐る恐る訊いてみる…これがもし思った通りリストカットなら…私はどうすればいいのかしら…どうしてそんなことを…もしトレーナーさんがいなくなってしまったら…そんなこと耐えられない…私を救ってくれた恩をまだ返せていないのだから一緒に死ぬしかないわそうねそうしましょうトレーナーさんと一緒に心中するのそうです一人になんてさせませんこれからずっと一緒に……

「これ?昨日の夜ちょっとヤケドしちゃっただけだよ。先生ついでに診てもらっていいですか?」

「化膿してませんからこのままで大丈夫ですね。」

そうよ永遠に一緒…え?

「大丈夫だそうだよ。スズカはあわてんぼうだったんだな」

そう言って呆れたように笑うトレーナーさん…

「そ…そうだったんですね…よかった…」

 

そうして二人でトレーナー室に戻る。

「トレーナーさんすみません…早とちりしたうえにケガまでさせてしまって…」

「まあ驚いたけどスズカが無事なら大丈夫だよ。」

そう言って笑ってくれるトレーナーさん…本当に優しい人…

「しかし腕を軽くとはいえ固定されてしまったな。今日のトレーニングは予定を変えてスタミナ系にしようか。スズカどのコースにする?」

そうだ今日はマラソンの予定では無かったのだ。いつもならある程度好きに走れるマラソンは願ったりだけど…トレーナーさんを怪我させてしまったからなのか離れたくない思いが強まってしまった…

「決めました!今日はトレーナーさんのお世話をします!」

「はい?」

「ですから…今日はトレーナーさんのお世話をします。怪我させてしまいましたから…」

「いや、たいしたことないし大丈夫だよ?」

「それでも!私だけ走ってくるのは申し訳がありませんし…ダメですか?」

トレーナーさんは少し考えるようにしてから

「分かったよ。スズカがそこまで言うなら今日は休養日ということにしよう。」

「ありがとうございます!走って…違った…お世話しますね!速いですから!!」

とはいえどうしたらいいのかしら?とりあえずお茶にしようかしら?

「トレーナーさん。お茶にしますか?コーヒーがいいですか?用意しますね。」

「それじゃあコーヒーにしようかな。」

「はい、お待ちくださいね。」

私は簡易キッチンで用意をする。私はお茶。トレーナーさんはコーヒーと。そういえばトレーナーさんは日によってコーヒーの濃さを変える。今日はどれくらいかしら。聞いてこよう。

「トレーナーさん。今日のコーヒー…トレーナーさん!?」

私は思わず叫んでしまった!トレーナーさんがカッターを持ってボーッとしている。私はさっきの手首に包帯をしているのが頭をよぎってしまった!

「スズカ?どうした?」

「ダメです!早まらないでください!落ち着いてください!!」

私は持っていたカップを投げだして駆け寄る。トレーナーさんの両手首をつかんで止め…封筒?

「封筒を開けようとしただけど…どうかしたのか?大丈夫?」

「手首を切ろうとは…してないですよね…?」

「まさか!そんなことしないよ。」

「そ…そうですよね…良かった…」

「スズカ、疲れてるのか?無理してないか?」

「だ…大丈夫です…すみません…なんだか変なこと考えてしまって…」

今日はどうしてしまったのか。悪い方向に考えてしまう…

「そ、そうだトレーナーさん。今日のコーヒーはどのくらいの濃さにしますか?それを聞こうとしてたんでした…」

「ああ…そうだな…それじゃあ…」

 

コーヒーを淹れ終えて一息つく。そういえば秘蔵のお菓子が戸棚の奥にあったわね。これも出しましょう。おやつ…なんだかいつも手作りのおやつを出してる気がするけど気のせいかしら?それから誰かを忘れてるような…?んー気のせいね。走ってないと変なことを考えてしまうわ…とりあえずトレーナーさんとお茶の時間を楽しみましょう…

 

「トレーナーさん。コーヒーができましたよ。」

「ああ、ありがとうスズカ。」

見るとトレーナーさんが白い錠剤を飲もうとしているではないか!アレは…いわゆるアブナイクスリというやつではなかろうか!?

「トレーナーさん!ダメです!!」

再びトレーナーさんの手を掴んで止める!

「早まらないでください!私がいるじゃないですか!!もしかして私がケガをさせたから?そんな…ごめんなさいトレーナーさんごめんなさいごめんなさい…」

「ええと…胃薬を飲むのがなんでダメなんだい…?」

「ごめんなさいごめんなさい…胃薬?」

見るとCMでよく見る胃薬のパッケージが…もしかして…もしかしなくても…

「ただの胃薬だよ。変な薬じゃないからね?」

「よ…良かった…」

ヘナヘナと力が抜ける

「大丈夫か?心配事でもあるのかい?」

「え…ええと…」

ダメよスズカ!今日はトレーナーさんをお世話するのに逆に心配をかけてしまってはいけないわ!しっかりしないと!

「いえ!なんでもないんです!大丈夫です…」

「そうか…何かあったらすぐ言うんだよ?」

ああ、トレーナーさんはいつでも優しい!こんな素敵な人私にはもったいないわ独占したい!!でも今日の私はポンコツね…やっぱり心配なんだわ。トレーナーさんがもしいなくなったら…そんな事考えるだけでも恐ろしい…私を救ってくださったトレーナーさんどうすればずっと側にいられるかしら…そうだ!前にドーベルが教えてくれた漫画にあったわね!確か『どぼ…』誰先生だったかしら?とにかく男の人をイチコロにする一言があったわね。ええとあれは…そうだ!

「スズカ…?どうしたんだ?考えこんで…」

「トレーナーさん!」

「どうした急に元気になって!?」

「私をあげます!!」

「…はい…??」

あれ?これで男の人はイチコロで二人は幸せなキスをする流れじゃなかったかしら?勢いが足りないのかしら??

「私を!!あげます!!」

「ええ!?急にどうした?」

「トレーナーさん…どこにも行かないでください…トレーナーさんがいなくなったら私生きていけません…私をあげますからずっと一緒にいてください…」

「スズカ…そういうことか…」

そう言うとトレーナーさんは私の頭を撫でながら、

「大丈夫だよスズカ。スズカを置いてどこかに行ったりしないから。ましてや死んだりなんかしないよ。」

「トレーナーさん…ごめんなさい。トレーナーさんが手首に包帯を巻いてるのを見てから不安になってしまって…怖いんです…私にはトレーナーさんしかいないのに…」

「そんなことない。スズカには友達もライバルもたくさんいる。でもそれだけ思ってもらえるのは嬉しいよ。ありがとうスズカ。」

そう言うとトレーナーさんはもっと私の頭を撫でてくれる…ありがとうございますトレーナーさん…

 

 

「それにしても手首に包帯でリストカットを想像するなんてスズカも想像力豊かだな。」

「笑い事じゃありませんよ。本当に心配したんですから…」

「ごめんよ。でもスズカのカワイイところが見れたから良かったかな。」

「もう!トレーナーさんったら…」

この日のお茶はいつもより美味しかった気がする。

 

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「それではトレーナーさん。今日もお疲れ様でした。」

「ああ、スズカもありがとうな。」

スズカが部屋を出ていく…

 

ああ〜〜今日もスズカはカワイイが過ぎる!!手首に包帯でそこまで思い詰めてくれるなんて…なんてカワイイんだ!!ヤケドはうっかりのやらかしだったけどあんなに思ってくれるなんて…いい娘じゃないか!不安そうな顔もカワイイし『私をあげます!』には思わずそのまま貰ってしまおうかと思ったぞ!録音しておかなかったのは一生の不覚だなあ…もったいない…今度からボイスレコーダーを回しておこうかな?スズカのためならケガの一つや二つしておくのも悪くないかもしれない。でもスズカを心配させるのは悪い気もするが…ケガするたびにスズカが依存してくれるのはなんというか…すごくすごいゾクゾクする!!しかしスズカには笑っていてほしいというのも本当だし…ああ悩ましい…みんな担当のカワイイな表情によく耐えられるな…正直辛抱たまらんだよこっちは。とにかく死んだってスズカを離したりしないから安心してほしいものだ…

 

さて仕事も一区切りついたし帰ってスズカのパカぷちBIGサイズと戯れようかな…そうだ!今度ミニサイズをこの部屋に置いてスズカの匂いをつけてもらおうかな?そうだそうしよう早速ミニサイズを追加で入手しないと……

 




カワイイスズカさんには依存成分をマシマシの増しにせよ!実は依存しやすかったりトレーナーさんを崇拝したりするスズカさんが好きなんですよね!これは超一級にプラス0.5くらい足した感じの極秘事項なので知ってる人は知ってるしまあ知らなければ今日はそれだけ覚えて帰ってRTTTのアヤベさん回である第二話をリピートしまくってテープを擦り切らせてください。何が言いたいかと言うと大したことは言ってないので本編読んでスズカサンカワイイヤッターーしてください。まあ話を戻すと久々の崇拝スズカさんシリーズです。相変わらずスズカさんよりトレーナーさんの方が病んでますねどうしてこうなった…当初の予定ではスズカさんにはもう少しポンコツ成分を増そうとしてたんですけどね。あんまりポンコツでもないしどうすっかなあと言う感じで大人しくなっちゃいましたね。まあ久々なので仕方ないでしょう。えーといつ以来だって?6月8日以来だそうですよ?だいたい4ヶ月もスズカさんをほったらかしてたんですか??嘘でしょ??と言われますねこれはあ…
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