僕の前に現れた、僕だけのアリスさん   作:東側Production

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⭐︎作者より
 近々英語版とロシア語版の執筆を開始しようと思っています。自分は英語は全然できないので、補助してくれる方がいると非常に助かります。


第3章 「此処の実態」

僕は嬉しかった。何故なら、初めて自分を認めてくれる人が現れたから。

今までなら、この趣味を表に出すだけでも周りの人々から邪険に扱われていた。だって「想像上の人物に対して好意を抱くのはおかしいだろう」と、僕を罵る連中は考えていたから。そんなに嫌われる趣味嗜好でも、アリスさんは理解してくれている。それどころか、とても興味を持ってくれている。自分のことを受け入れてくれることがどれだけ幸せであることか、今日で初めて知ったのかもしれない。

 

「あの、この他に似た作品はあるのですか?」

「あぁ、いくつかあるよ。今日はこの1冊しか持って来なかったけど……」

 

今日は生憎1冊しか持っていない、そう言うと彼女は残念そうな顔をしてしまった。しかし、それでも期待した様な顔をしてくれているからとても嬉しい。

 

 

僕は話を続ける。その作品の原作についての話や、好きなキャラクターについての話、とても盛り上がった。でも、そんな時間は長く続きはしない、、、

 

「おいミコト?随分と楽しそうに話しているじゃない」

「あぁ……」

 

そこに居たのは花梨、、、いわゆる「お嬢様」みたいな立ち位置の人物で、男子からの人気が高い。でも実際のところ、性格は、、、

 

「アンタが転校生に話しかけて良いって誰が許可したの? 調子に乗って長い時間話し続けやがって」

「そうよ! アンタは何処かに行ってなさい!」

 

そういうと、花梨の取り巻きである東堂は僕を思い切り突き飛ばした。僕はそのまま別に人の机の骨組みぶつかった。

 

「あぁ、ミコトさん大丈夫ですか?」

 

アリスが焦った様子で近づいてくる。こんな状況で僕を助けたら自分の居場所がなくなるとも知らずに、とても馬鹿な真似を、、、

 

「ちょっとアリスさん!そんな奴に構っていないで私たちと話しましょう?」

「その方がいいわ!そんな負け犬に構っている暇はないの」

「ミコトなんかと話していると脳みそが腐るわよ?私たちと話した方がずっと楽しいから!」

「え、えぇ……」

 

アリスは嫌がりながら彼女達に連れられて何処かへ行ってしまった。アイツら、好き勝手に陰口を言いながら、、、

机にぶつかった頭を確認すると、血が流れていた。どうやらぶつかったときに傷ができてしまったようだ。僕はふらつく意識を振り払いながらゆっくりと立ち上がり、医務室へ向かうために歩き出した……

 

_____

 

私は少し罪悪感を持っている。何故なら、尊さんを見捨ててしまったから。彼は私に初めて話しかけてくれたし、とても優しく丁寧に接してくれた。なのに私は、、、

 

「ねぇアリスさん、貴方はどうしてそんなに項垂れているの?」

「えっと……」

 

私は少し黙ってしまう。今でも彼の気持ちを思うと非常に申し訳なく思ってしまう。今すぐにでも謝罪に行きたい程、、、

 

「いつまで黙っているの?そうだ、自己紹介をしていなかったわね。私の名前はゲイル 花梨、ドイツ人と日本人のハーフなの」

「は、はぁ……」

 

その後も花梨という人はずっと話し続ける。私が話すための間隔も空けず、一方的に話しかけられる。彼女たちの取り巻きも花梨さんに制止の声をかけない、、、

このまま話を聞き続けていても仕方ないので、私は勇気を振り絞り声を掛ける。

 

「えっと、私は教室に戻りたいのですが……」

「まぁそう言わずに!」

 

花梨さんはお構いなしに話を続ける。

少しうんざりしていると、奥には階段を降りて1階に向かおうとしているフラフラと歩く人影が……

_____

続く




⭐︎作者より
 少しネタが尽き始めて来ました。多分少し内容が薄いかもしれません。すみません。
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