僕の前に現れた、僕だけのアリスさん 作:東側Production
閲覧してくれてありがとうございます。
最近気づいたのですが、数人の人がしおりやお気に入りに登録してくれていることに気がつきました。登録してくださった方、ありがとうございます。特に3章へのしおり登録が非常に多かったので、これからは3章の書き方で小説を執筆していこうと思います。これからも精進していくので、応援してくれると嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
少し僕は調子に乗りすぎたのだろうか…
僕は調子に乗りすぎた結果、また痛い目を見てしまった。いつもそうだ、僕は仲間を増やそうとして調子に乗ってこの様な結果に辿り着く…
「それにしても、フラフラするなぁ…」
僕の視界は、まるで水の中にいる様に突拍子にぼやけていく。そして段々と世界が傾いて行く様な感覚に襲われて、それに従うように段々と自分の体も傾いていく事が分かる…
_____
未だに私は花梨さん達に話し続けられている…もう既に聞く気分にすらなれない。
もう私の頭の中は彼への心配だけでいっぱいであった。彼の姿は既に見えなくなってしまっている…
*
そうして10分ほどが経過すると、もう1度学校のベルが鳴り響く。
「あぁヤバい! 次の授業が始まってしまう!」
「じ、じゃあね! アリスさん!」
「は、はぁ…」
彼女達は私を置いて何処かへ走って行ってしまった。私にはさっきのベルの意味がよく理解できなかったけど、彼女達の行動を見る限り、何かあるのではないかと思った。私は自分の教室へ向かい歩きはじめる。
*
私が教室に戻ると、殆どのクラスメイトが席についていた。どうやら、私の予想は当たっていたらしい。
私は自分の席に戻る。すると、私の席の隣にいるはずの尊さんは居なくて、その代わりに2つ隣にいた男子生徒が私の隣の席に座っている。最初、私は尊さんが医務室で治療を受けていると思っていた。でも、その後もずっと彼は戻って来なかった…
*
昼休みの頃、尊さんのことが心配になって医務室へ向かうことにした。
数時間が経っていても戻ってこないということは、彼の身に何かがあったと言うこと…教室に入ってきた時からどこか悲しそうで疲れていたような感じで、少々怪我をしているようにも見えた…『何もない訳が無い』私はそう考え、彼の荷物を片手に医務室のある1階に降りて行った…
1階に着くと、みたことが無い新しい場所に着いた。最初、私は正面玄関らしき場所からこの校舎に入った。でも、正面玄関らしき場所は全く見えない。私は朝の時間に渡された地図らしき紙をポケットから引き抜き、それを凝視する。今分かったことは、私が今いる場所は正面玄関とは真逆の場所であると言うことと、医務室は非常に遠いと言うこと。どうやら医務室は正面玄関の方向にあるらしく、それにはこの非常に長い廊下を進まなければいけないらしい。私は彼の荷物を持ち上げ、小走りで正面玄関の方向に駆け出した。
正面玄関へ向かう際、色々な部屋があった。給湯室や会議室、職員室に物置など…中には見た事のない部屋もあった。そう私が周辺の様子を見ていると、いつの間にかに廊下の端に着いた。周辺を見ると、右に医務室らしき小さな部屋があることが分かった。私はその部屋に向かってゆっくりと歩き始めた…
_____
気づくと、僕は天井を向いていた。まるで向いている方向から重力がかかっているかの様に…
少し時間が経つと、背中側に柔らかい感触が伝わってくるのが分かる。視線を少しずらしてみると、自分の体には布団が被さっていて、自分が保健室のベッドの上にいる事が理解できた。そして頭の横には自分の荷物が全て入った黒いリュックザック…誰がここまで用意してくれたのだろうか…
そうやって必死に思考を巡らせていると、すぐ近くから優しい声が聞こえ始めることに気がついた
「……聞こえますか?えっと…尊さん?」
「うーん…君は、アリスさん?」
僕は小さいこえでアリスさんの名前を呼ぶと、彼女は少し微笑んで頷いてくれた。彼女の座っている位置を鑑みると、どうやら自分の荷物を持ってきてくれたのは彼女らしい。
「今は何時?」
「えっと…今は午後の1時くらい、丁度昼休憩が始まったくらいです…」
「そんなに…」
どうやら、自分は4時間近くも気を失っていたらしい。あまり覚えていないけれど、自分は机の骨組みに頭を強打したあとに気を失って誰かに医務室に運び込まれたらしい…
なんでわざわざ学校に来て気を失うまでしなきゃいけないのだろう…
_____
続く
⭐︎この学校についての簡単な説明
・時間割
7:15〜8:15 開門
8:15〜8:30 朝礼
8:35〜11:35 授業
11:40〜12:00 昼休憩
12:10〜15:40 授業
15:45〜16:00 帰宅前ホームルーム
16:10〜21:00 部活(合宿の際は免除)
※世界観が現在と少々異なってくるため、少しおかしい部分がありますが無視してください…