僕の前に現れた、僕だけのアリスさん 作:東側Production
しおり登録やお気に入り登録をして下さった方々へ、ありがとうございます。いつも作品を制作する心だ助けになっています。これからも良い作品を作っていくので、感想などを書いていただけるとても嬉しいです。書いて下さった感想に関しては必ず読んで制作時のメンタルケアに使ったりしたいので、書いてくれたら嬉しいです。あと、最近親にタブレットを没収されてしまったため家からの小説執筆ができなくなてしまいました…一応、スマホからの執筆もできるのですが、それだと視力が非常に下がってしまう恐れもあるし非常に打ち込みにくいので諦めました…申し訳ありません…
そうやって僕が少し落ち込んだ様子で俯いていると、アリスさんが優しく小さい声で話しかけてくる。
「あ、あの…そんなに落ち込んだ表情をしていて……えっと、何があったのですか?」
「やっぱりバレちゃうか……」
僕は渋々、彼女に自分にあったことを話した…そうすると、彼女は同情するかの様に頷き、悲しげな表情をしていた。
僕が話し終えると、彼女は口をそっと開いて話し始めた。
「それは大変でしたね…私はそのようなことは無かったですが、それでも少しは共感できました……」
「そうですか?」
そう僕が言うと、彼女は数回コクコクと頷いた。暫くすると、彼女は僕に掛かっている布団に手を置きながらそっと話し始めた…
「この言葉は尊さんを辛い気持ちにさせてしまうかもしれないですが…辛いことからは逃げてはいけない、立ち向かうべきなんです。例え相手がとても強くて理不尽でも…」
「それは…わかっているよ…」
「こんなことわざを知っていますか? “悲しみは海ではないから、すっかり飲み干せる“悲しみは無限ではないので、時間が経つうちに忘れていく…いつまでも後ろを向いていても意味がないじゃないですか」
「それは…」
僕は言葉を詰まらせてしまった…自分はいつも、怖いことから逃げ続けて辛い現状を変えようと一切努力したことがなかった。それだからこそ、アリスさんの言葉に自分の本心をつかれてしまった…
僕がその言葉に胸を突き刺され、喉がコンクリートを流し込まれたように止まっていると、彼女がゆっくりと話し始めた。
「なら、私が貴方の味方になってあげますよ。味方さえいれば、貴方は大丈夫なのでしょう? だって助けてくれる存在がいるのですから」
「まぁ、そうだけど… でも、僕はアリスさんと会ったばかり、それなのにこんなにも馴れ馴れしくしたら、まずいんじゃ…」
僕は自分のあまりもの余りもの失礼さに心を引き落としてしまった。彼女からさっき放たれた言葉を見返すと、どうしても恥ずかしくなってしまう。恥ずかしさと自分への憂いに耐えかねて顔を覆っていると、アリスさんが僕の顔を覆う手を優しく引き離し、優しい顔で話してきた。
「これを言うのは恥ずかしいんですけど……尊さんにとっては『アリス』っていう人は心の中の友達、だから私のことをそう思ってくれれば良いのではないでしょうか? だって、名前も見た目も同じなんだから……」
「!?」
その言葉に感化された気がする。確かに、彼女の名前と見た目は東方projectに出てくるアリスさんにそっくり。でも、現実の人物に結びつけるのはどうしても抵抗があった。でも、彼女の一言で吹き飛んだ。「初めての人じゃない」そう思うだけでどれだけ気分が軽いことか。僕は心を改めることができた。彼女を「自分の推し」と考えることができれば、この先なんとかなるかもしれない…
そう思って少し頰を紅潮させていると、彼女は言葉を続けてくる。
「あと、これは他の方達には秘密ですよ。私と尊さん、2人だけの“秘密“の関係です」
本気で喜んでしまった自分が恥ずかしい、もっと頰を紅潮させてしまった。こんな姿を自分の好きな人に見せてしまうのはとても恥ずかしい気分…ただ、少し希望が持てた気がした…
ただ、少し疑問を持っていることがある。それをこのタイミングで聞いてみることにした。
「あと、思ったんだけど… なんでそんなに日本語が話せるの?」
「えっ!? そ、それは…その……」
何か言葉を詰まらせている。何かありそうな雰囲気だけど、一体何があるのだろう…