Unknown Wizard Chronicle   作:シノギ

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ついに明かされるノアールの正体。
皆さんの予想と照らし合わせつつ
お楽しみください。

なお、この時代における技術力では
無理なんじゃないかというぶっ飛んだ
設定が展開されますが、
以前の後書き?前書き?で書いていたように
あれだけの兵器を作れる技術力があれば
“ここまで”の技術力くらい
持っているだろうという独自解釈による
設定ですのでご容赦ください


第17話「優しい人外(ヒトデナシ)

“N・H計画―Neuroi Human Project―”

 

 

それは、トレヴァー・マロニー空軍大将の

傘下にあった研究チームの一部が、

“ウォーロック計画”と同時期に

進めていた計画である。

 

 

回収されたネウロイのコアの一部を使い……

 

 

 

 

“機械的に制御すること”を念頭に置いたのが

ウォーロック計画であるならば、

 

 

 

“人間的に制御すること”を念頭に置いたのが

N・H計画なのである。

 

 

 

 

昨今のネウロイの主要武器がビームであることは

周知の事実であるが、

それを防ぐことができるのは、現時点では

ウィッチの持つシールドを置いて他にない。

 

 

そこから着想を得て考案されたのが、

 

 

 

“ウィッチの魔法力によって

ネウロイのコアを抑制し、

コアから抽出されるエネルギーを

魔法力を用いたフィルターによって

清純化させて攻撃兵器に転用する”

 

 

 

といった物だった……

 

 

何も知らされずこの研究チームに協力した

何名かのウィッチの魔法力の注入実験によって、

活性化させたネウロイのコアが抑制されたという

結果が証明されたことで、

本計画が進められることとなった。

 

 

 

 

 

だがここで問題が起こる……

 

 

 

 

 

コアの抑制のために

ウィッチの魔法力が必要な点と、

 

ネウロイの技術を利用した兵器であることは

安定性が確約できるまで

極秘にしなければならない、

 

という点である……

 

 

 

ウィッチの魔法力を

疑似的に再現することなどほぼ不可能に近い…

 

 

いくらネウロイのコアを兵器に

転用できる技術を持っていても、

その域に到達することは難しかった……

 

 

 

 

 

 

そこでその研究チームは

“禁断の聖域”に足を踏み入れた……

 

 

 

 

 

 

世界各国より様々な方法を用いて

極秘裏に集められたウィッチの遺伝子を使い、

人工的に生殖させることで……

 

 

 

 

 

“魔法力を持った子供”を

作り上げたのである……

 

 

 

 

 

 

その子供たちは、特殊な培養液で満たされた

カプセルの中で育てられ、

 

肉体年齢が10歳前後になった時点で

軍事教育を施し、

一定のノルマを達成した者から――――

 

 

 

 

 

 

 

“ネウロイのコアの移植手術”を

受けることとなるのである……

 

 

 

 

 

そして移植後の運用実験の成功をもって、

順次量産していくという手筈だった………

 

 

だが、いくら魔法力を効率的に

行使するために改良された身体を

持っているからといって都合よく

ネウロイのコアと同調するとは限らない……

 

 

現に大半の子供は――――

 

 

 

 

 

手術の最中に拒絶反応で死亡……

 

成功した直後に暴走し、やむなく処分……

 

運用実験の際に自己崩壊……

 

 

 

 

などといった悲惨な結果となった……

 

 

 

そして、拒絶反応も暴走も、自己崩壊もせずに

ネウロイのコアを自身の力とした子供がいた……

 

 

 

それこそが――――

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

「それこそが貴様なのだよ、ノアール……」

 

 

 

 

 

 

ブリタニア軍上層部、

トレヴァーの部屋に招かれたノアールは

その非人道的な実験の経緯――――

言うなれば自身の出生の経緯についてを

聞かされていた……

 

 

 

それは、坂本が人型ネウロイに撃墜され、

ノアールが精密検査のために

ブリタニア本国に送還された日のことだった……

 

 

 

 

 

 

『ぇ……ネウ…ロイ……

自分が………ネウロイ……?』

 

 

 

 

 

検査のための医務室ではなく、

トレヴァーの執務室に通されたノアールは

最初困惑していたが、彼の口から齎された

自身の出生についての話があると聞き、

迷うことなくその先を話すよう催促した。

もちろんその際、トレヴァーからの

警告も混みで伝えられたが……

 

 

話を聞き終わったノアールの様子は、

呆然、心此処に在らず……

或いは絶望といった雰囲気を醸し出していた……

 

 

 

自分が人工的に作られた生命だった

という事実でもショックだというのに…

自分がネウロイと人間の混ざりモノである

という事実が彼の心にドス黒い影を落としていた……

 

 

 

 

「私も残念だと思っているのだよ……

“ウィッチを守る”という方針の元、

私の研究チームにできる限りのことを

するようにと指示をしていたのだが…

このような非人道的な実験を行っていたとは

“私も知らなかった”のだ…」

 

 

足元に目線を落としているノアールに

トレヴァーが話を続ける。

 

 

「お前を送ってきた研究チームについては、

その事実が発覚した時点で

既に“追放している”。

 

元より私としては、念頭に置いていた

別プランよりも予算を過分に要求していた

そちらのチームにはうんざりしていたのでな……」

 

『別の……プラン?』

 

「そうだ――――」

 

 

そしてトレヴァーは教えられる限りの

ウォーロック計画の内容を

簡単にノアールに説明した。

 

 

そして――――

 

 

 

 

「ノアール、私は貴様に提案したい……」

 

『……提、案?』

 

 

 

予想だにしていなかった自身の正体の発覚や、

続けざまに明かされた

ネウロイの力を利用したウォーロックの情報を

聞かせられたことによって、

ノアールの表情はすっかり覇気を

失っているものになっていた……

 

 

 

「先も言った通り、私はこれ以上

ウィッチに頼ることのない戦力として

ウォーロック計画を推進していた。

貴様も経緯はどうあれ、

同じような方針のもとに誕生した

唯一の成功例だ。ここまではいいな?」

 

『……はい』

 

「そして私の知る限り、

貴様もウィッチがこれ以上戦いによって

傷つくことを望んでいない。

現に先の戦いで扶桑の坂本少佐が

撃墜されたのだからな……」

 

『ッ……!!』

 

 

 

 

ノアールの脳裏に坂本が撃墜された光景が浮かぶ……

 

 

 

 

「我々の利害は一致している、そうは思わんかね?」

 

『………ウォーロックが、ネウロイに対して

ウィッチを超える戦力であると

証明するきっかけを作ればいい……

そういうことですか?』

 

「理解が早くて助かる。

だが、政府はいまだに

501部隊のウィッチ達を重宝している。

現時点でウォーロックを実戦に出したところで、

その有用性を示すにはあまりにも効果が薄い…

そこでだ――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「“501部隊を解散”

という形に追い込めば、その後釜を担う形で

ウォーロックを前線に出せると思うのだが、

どうだね?」

 

『ッ!!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

突然の驚愕の提案に、

ノアールの顔がこれまでで一番怪訝な表情になった。

 

 

『そんな!解散なんてッ!!』

 

「確かに少々強引なのは私も思う。

だがなノアール、コレは貴様にとっても

利になる提案なのだぞ?」

 

『っ!?自分にとって……?』

 

「むしろ、貴様のことを考えれば

解散という形で散り散りになった方が

貴様にとってもウィッチ達にとっても

幸せだと思うがな……」

 

『どういうことですか!?』

 

 

 

組んだ両手を当てて隠れている

トレヴァーの口元が笑みを浮かべる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「忘れたか?

貴様はネウロイと人間の混ざりモノだ

という事実を……」

 

 

 

 

 

 

 

『ッ!!?』

 

 

 

 

 

再びノアールの表情が強張った。

 

 

 

「これまで心強い仲間として

共に戦ってきた貴様が、自分たちの敵である

ネウロイの同族だと知ったら

どう思うのだろうな?」

 

『そ……それは……』

 

「そしてその事実が公になった時、

あのウィッチ達は

 

“人類の敵であるネウロイと共に生活していた”

 

などという事実が報じられて、

世論の糾弾に曝されること請け合いだろうな?」

 

『ッ!!』

 

「ウィッチだけではない……

貴様と関わった人間たちにも

同じような糾弾が降りかかる恐れも――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やめてくださいッッ!!』

 

 

 

 

 

 

 

トレヴァーの追及は、

ノアールの悲痛な叫びによって中断された。

 

 

トレヴァーの目の前に立つノアールの表情は

恐怖で引きつっており、頭を抱えて震えていた。

 

その様子を見たトレヴァーは目を細め、

仕切り直しのために咳払いをする。

 

 

「私は別段貴様を責めているのではない。

むしろ貴様を“助けてやろう”と

思っているのだよ……」

 

『っ……助ける?』

 

「将来的に、ウォーロックが

ネウロイに対して有効な戦力となるのなら、

経緯は違えど、これまでネウロイを

殲滅してきた功績も踏まえて、

貴様もまたネウロイに対しての

有効な戦力の一つであることに変わりはない…

私の権限を駆使し、貴様と貴様に関わった者達を

そういった追及に曝されないようにしてやる」

 

『マロニー……大将……』

 

 

 

 

 

トレヴァーの慈悲の言葉に

少しばかり表情が穏やかになったノアール。

だが、続けざまに述べられたその言葉に、

ノアールはとうとう心身ともに

追いつめられることとなった――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その交換条件としてノアール。貴様自身の手で、

今の501部隊が陥っている状況を利用し、

部隊の解散を促すのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ッ!!……自分が、501部隊を……解散させる……』

 

 

 

 

 

自分の身を守るために、自分の居場所を……

彼女たちの居場所を壊せという……

 

その命令は、ノアールの心を

絶望に陥れるには充分すぎる効果を発揮した……

 

 

 

 

命令を拒めば、自分の正体が明らかになった時、

ネウロイを敵としてこれまで戦ってきた彼女たちが

どんな糾弾を受けるか……

 

 

 

そしてそんな自身と共に過ごしてきた……

ノアールにとっては大切な仲間であり

家族でもある彼女たちやその関係者にも、

どのような心無い糾弾が降りかかるか……

 

 

 

 

どう足掻いても、自分の心を

ズタズタに引き裂くような選択肢しかない現実に、

ノアールは歯ぎしりした……

 

 

 

そんなノアールに、トレヴァーは畳みかける……

 

 

 

「互いに事情を知らない今ならば、

解散に際しての別れという傷だけで済むのだぞ?」

 

『……』

 

「そうだな……その事実を誤魔化すために、

貴様はあの部隊に所属できる立場を

役得と思っていた……

ということにするのはどうだ?」

 

『ッ!!』

 

「貴様がウィッチ達を守りたいと思っているのなら、

自分の正体を知ることで

傷つくことも許せないはずだ。違うか?」

 

『しかし……“役得と思いながら過ごしていた”

という事実だけでも、

あの人たちを傷つけることに変わりは……』

 

「“そういう人間だった”

という事実が発覚するだけで、

貴様がネウロイだったという事実は

知られることはないだろう?

むしろ、そんな存在である貴様を

良い意味で覚えていることで、貴様が戦死した際に

最も深い傷を負うことになるとは思わんかね?」

 

『ハッ!!』

 

 

 

 

 

ノアールが思い出したのは、

ミーナの悲し気な笑顔だった……

 

 

 

 

「貴様がそういう最低な人間だった……

という立場になれば、

貴様の正体を知った時の傷よりは

まだ軽い傷だけで済むとは思わんか?

何もかも全て嘘……もとい――――

 

 

“ノアール・ルーという人間そのものが嘘だった”

 

 

と知った今ならば、それぐらいの嘘を

演じることくらい造作もないだろう?」

 

『そんな……そんな、こと……』

 

「非情になれノアール。総ては

これから先ウィッチを犠牲にしないため……

貴様の掲げる、

ウィッチを守るという信念を貫くため……

貴様という……いや、

“ノアール・ルーという人間”の犠牲が、

その第一歩となるのだ!」

 

 

 

自身の信念を引き合いに出され、

選択を迫られたノアール。

 

眼は固く閉じられ、

噛み締めていた唇から血が滲み出ており、

握りしめた手からも血が流れ落ちていた。

 

 

 

そして――――

 

 

 

 

 

 

 

 

『フッ………基地の現状を……把握した後に、

計画を実行する………そういった形で………

よろしいでしょうか、マロニー…閣下?』

 

「……それでいい。それでこそ、

ウォーロックに次ぐ

人類の希望の一つだ、ノアール……」

 

 

 

 

 

 

 

“歪すぎる不敵な笑み”を浮かべたノアールの

承諾の言葉にトレヴァーは内心でほくそ笑んだ……

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

結論から言えば、

トレヴァー・マロニーという男は

別段“ウィッチを守る”等という

高尚な思想など持ち合わせていなかった……

 

先のノアールを諭していた時の言い分は、

彼のそういった弱所を利用するために

嘯いていたに過ぎなかったのだ……

 

 

元より彼は、明言せずとも

そのあからさまな態度から、

ウィッチを疎ましく思っている輩の一人な上に…

 

501部隊への妨害工作も、

単純に今をときめくウィッチ達を蹴落とし、

古くより軍に従事してきた自分たちが

表舞台にて活躍し、最終的には

世界の中心的な存在となるという

野望ゆえの所業だった。

 

 

そんな男が

 

 

“ウィッチの力を利用した生物兵器”

 

 

であるノアールを重要視しているなど

ありえるだろうか?

 

 

 

 

 

 

答えは否だ……

 

 

 

 

 

 

そもそも、ノアールのような生物兵器を

作り出していた研究チームは、トレヴァーのような

反ウィッチ派の人間は殆どおらず、

むしろウィルマが言い聞かせ、

ノアールが最終的に自身の信念として掲げた――――

 

 

 

 

 

 

“ウィッチを守るため”

 

 

 

 

 

 

という方針の元で活動していたのだ。

 

たとえ非人道的な実験を繰り返すことになろうと、

そういった血に塗れた汚点を自分たちが被ることで、

最後には、ウィッチの救世主が完成すると信じて……

 

 

 

当然、そういった信念で動いていたその研究チームは

トレヴァーにとっては

疎ましい存在以外の何者でもなかった……

 

 

 

当時のトレヴァーは、すでにウォーロック計画へ

本格的に資金を援助し始めており、

N・H計画の研究施設の維持費や

ネウロイと同じ体組織で構成された

飛行及び戦闘の際に装着する専用武器の製作……

 

ネウロイのコアと対を成す、

抑制とエネルギー抽出の際のフィルターを司る

“魔法力結晶”の鋳造などで

莫大な資金を消費していたため、

どうにかしてその研究チームを

“名目上で追放”したかったトレヴァー。

 

 

 

 

 

 

そんな矢先、待ち望んでいた機会が訪れたのだ――――

 

 

 

 

 

 

拒絶反応や暴走、

自己崩壊を起こさなかった実験体――――

後に“ノアールと名付けられる少年”の

ネウロイとの実戦における稼働実験である……

 

 

ネウロイと同じ体組織で構成された専用武器、

魔法力増幅飛行脚・手甲

――――後のSUAによる飛行実験。

 

 

陸戦型ネウロイにも対応するための

地上での戦闘実験。

 

 

ネウロイのコアから抽出した

エネルギーによる光線の威力実験。

 

 

それらの実験全てを、

当時の“少年”は“漆黒の髪”をたなびかせ、

“一言も声を発することなく”

着実にクリアしていった。

 

 

トレヴァーもその模様を見ていたが、

“少年”の叩き出す結果は一般的に見る

ウィッチとしての力の域を超えておらず、

彼の掲げるウィッチを超える戦力としての

基準には達していなかった。

 

そういった所を指摘して、

自分と同じ反ウィッチ派と共謀し、

この研究チームを“追放”という形で解体……

そこまで行かずとも綿で首を絞めるがごとく

予算を削減…最終的に解体という形にすればいい――――

 

 

 

 

 

そう思っていた矢先、

トレヴァーにとっての好機が訪れた……

 

 

 

 

 

それは、

“少年”の“左眼”の義眼に入れこまれた

眼球サイズのネウロイのコアと、

ネウロイを模した標的の中にある

実験用のネウロイのコアをシンクロさせ、

より確実に、迅速にネウロイを殲滅できるか――――

 

 

 

 

ある意味で言えば、ウォーロックに搭載されている

コアコントロールシステムの亜種のようなものである――――

 

 

 

 

という、今度ばかりは

本物のネウロイを相手にしたものではない

実験の際に起こった……

 

 

 

“少年”が左眼を覆う眼帯を外し、

標的のネウロイのコアとシンクロを始めて

しばらくし……

 

 

 

 

 

 

 

 

“少年”が突然、

左眼を押さえて苦しみだしたのだ……

 

 

 

 

 

 

 

左眼を中心に本来ネウロイが発するビームが

四方八方に飛び交い、実験場の施設を破壊していく。

ここまできて暴走かと思われたが――――

 

 

 

 

 

なんとそこで“少年が自分の意志”で

力を抑え込んだのだ……

 

 

 

 

 

倒れた“少年”に研究チームのスタッフが駆け寄ると、

 

黒かった彼の髪は無理矢理力を抑え込んだ影響なのか

色素が抜けて“真っ白”になり、

 

彼の左眼の義眼は

彼の本来の瞳の色に合わせて用意した青から

ネウロイのコアと同じ“紅く”変色し、

 

ビームが発せられた影響か顔の左眼の周囲が

火傷を負っていた……

 

 

そして――――

 

 

 

 

 

 

『ここは、何処ですか……?

自分は……誰なんですか……?』

 

 

 

 

 

 

“少年”が“人間のように”会話をし始めたのだ……

 

 

 

これまでの実験の最初から、

一言も話をすることなく、

命じられた指示を機械のように実行していた彼が……

 

 

 

周囲を見渡し、

自分に群がっている研究スタッフたちに

少しばかり怯えた表情を浮かべながら……

そんな彼の態度に戸惑っていた研究スタッフの元に――――

 

 

 

 

 

 

 

「実験は失敗……おまけに周囲への甚大な被害……

それに伴い、視察中の要人を危険に曝した罪……

今度ばかりは弁護のしようがないな……」

 

 

 

 

 

 

我が意を得たり……

という様子でトレヴァーは

研究チームの人間たちに宣告した……

 

 

 

その後の調査で、今の“少年”は

敵ネウロイとのシンクロを無意識に拒み、

それどころか“人間としての少年の意識”で

上書きされたことで、

自身がネウロイと人間の混ざりモノ

という自覚が無く――――

 

 

 

 

 

“ウィッチと同等の力を持った普通の少年”

になってしまったのだという……

 

 

 

 

彼を作り出した研究チームは

すでに殆ど“追放”という処分を下したため、

トレヴァーと反ウィッチ派の連中からしてみれば、

厄介な置き土産が残ってしまった

という有様だった……

 

 

戦災孤児として世に放とうにも、

曲がりなりにも彼はネウロイと人間の混ざりモノ……

その力がいつまたどこかで

暴発しないとも限らない……

 

そしてそれを解き放ったのが

自分達だと露見してしまえば、

自分たちの野望への道が永遠に閉ざされてしまう……

 

 

ならばいっそ――――

 

 

 

 

『自分は、マロニー大将の部下として

ネウロイと戦っていた……と?』

 

 

 

 

彼の記憶が無いのをいいことに、

トレヴァーは“少年”が自分の部下として

ネウロイ殲滅部隊で戦っていたという

“偽りの記憶”を刷り込むことにしたのだ。

 

その証拠として、

実戦形式のネウロイとの実験記録を

戦闘記録の報告書という形に書き換えて

彼に納得させることも忘れず……

 

 

そして、その際――――

 

 

 

 

 

 

 

『“ノアール・ルー”?』

 

 

 

 

 

「そうだ。それが私の部下である、貴様の名だ……」

 

 

 

 

 

 

 

その“少年”は“ノアール・ルー”となったのである……

 

 

 

 

 

だが、その名の由来は実に単純明快すぎ且つ――――

皮肉を織り交ぜたものだった……

 

 

 

 

 

 

ノアール(Noir)”とは、ガリア語で“黒”を意味し、

 

 

 

 

 

 

ルー(Roux)”とは、とある語根で“赤”を意味する単語……

 

 

 

 

 

 

黒と赤……

どちらもネウロイの色合いを想起できるものを

意味する名を名乗らせていたのだ……

 

 

 

そしてトレヴァーは、

厄介者とはいえ戦力としては及第点のノアールを

“ウォーロック計画”が実行に移せるまでの

“中継ぎのための捨て駒”として手元に置き、

ネウロイとの戦いの中で“名誉の戦死”

という形で処分しようとしたのだった。

 

 

 

 

最前線である501部隊への

派遣を指示したのもそのため……

 

 

 

仮にウォーロックが実戦投入するまで

機能(生存)していたとしても、

その時には501部隊は解散させ、

原隊復帰という形で自身の元に戻し、

その後ウォーロックと共に出撃させた中で処分……

 

 

逆に戦死とまで行かず致命的な

破損(負傷)をした場合でも、

本国にて治療するという形で自身の元に戻し、

何らかの形で処分……

 

 

という、どちらにせよノアールは

ウォーロックが実用化されると同時に

抹消される運命だったのだ……

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は戻って現在――――

 

 

 

トレヴァーからの最後の命令を受け、

ノアールは目的地の方角を見据えていた……

 

 

 

『ガリア開放のため……人類の未来のため……

その礎になれというのですね……』

 

<そ、そうだ!この場において、

この事態を治められるのは貴様を置いて他にいない!

ネウロイと人間の混ざりモノの貴様が、

人間として――――!>

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

≪それ以上は結構ですよ閣下……

たとえ直々な命令が無くても、

自分はウォーロックを止めるために

飛び出したでしょうから……≫

 

 

 

 

 

 

トレヴァーの言葉を遮ったノアールの声は

どこまでも落ち着き払っていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

≪拝命いたしました閣下。

ガリア開放における最後のネウロイとなった

ウォーロックを殲滅し、人類の輝ける未来への

一助となりましょう――――≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪たとえ……この命、使い果たしてでも……≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノアールの特攻を承諾した応答に、トレヴァーも、

そして指令室にて右往左往していた軍人たちも

少しばかり言葉を失う……

 

 

いくら自分たちの野望を達成するための

捨て駒としか見ていなかったとはいえ、

 

彼はネウロイと人間の混ざりモノという

化け物だと割り切っていたとはいえ、

 

自分達よりも遥かに……

見た目だけなら若すぎる10歳の少年が――――

 

 

 

 

 

 

 

国のために、人類のために、

そして未来のために死ぬと、

なんの躊躇いもなく宣言したのである……

 

 

 

 

 

 

 

 

トレヴァーも、そして指令室にいる誰もが、

彼の見せた人類への一途な想いを目の当たりにし、

 

 

 

かつては抱いていたであろう誇りを持った

初心の自分と向き合わされたような気分になり、

 

 

 

現在の自分の変わり果てた姿に強く心を痛めた……

 

 

 

 

 

 

 

≪最後に閣下……≫

 

 

 

 

 

 

静まり返った指令室に、ノアールの声が響く。

 

 

 

 

≪今日まで自分を生かしていただけて、

ありがとうございました…。

人間としての名を与えていただけで、

ありがとうございました…。そして――――≫

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

『自分を、あの素晴らしいウィッチの方々と

出会わせてくれて、ありがとうございました……!』

 

 

 

 

 

最後にそう述べたノアールは通信を切り、

懐からビームカプセルを取り出し、

セーフティを解除するため、一度ボタンを押し込む。

 

 

 

 

その際、ビームカプセルの先に青白い光が灯り、

ノアールはそこで気づいた――――

 

 

 

 

『なんだ……

答えはこんな身近にあったのか………

扶桑で言うところの“灯台下暗し”

というものでしょうね……』

 

 

 

 

 

 

カプセルの先端で光る

青白い光に目を凝らして見ると――――

 

 

 

 

 

 

 

 

ネウロイのコアと

全く同じ形をした青白い結晶――――

魔法力結晶がそこに浮かんでいたのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

それを見届けたノアールは、

元501基地に目を向け――――

 

 

 

 

 

 

 

『さようなら、501基地……』

 

 

 

 

 

 

そして目を閉じて、

この基地で出会ったウィッチ達の姿と、

彼女たちとの思い出を振り返り――――

 

 

 

 

 

 

 

 

『さようなら、ストライクウィッチーズ……』

 

 

 

 

 

 

 

閉じていた眼を開き、

ビームカプセルを空高く掲げ――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さようなら……ノアール・ルー……』

 

 

 

 

 

 

 

 

カプセルを点火した。

 

 

 

 

 

 

元501基地東側の海岸にて発せられた青白い光が、

いまだにウォーロックの攻撃に晒される

空母・赤城のいる方角へと飛んでいった……

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

その頃、ウォーロックの攻撃によって

航行不能になった赤城では、

船体が傾き始めたために乗組員全員が

退艦するために脱出艇で艦の外へと

逃げている最中だった。

 

そんな中、甲板に残されていた坂本やペリーヌ、

そして宮藤も脱出するために

行動しようとしていた。

 

だがここで宮藤は――――

 

 

 

「そんな!私達にも何かできることは!?」

 

「馬鹿おっしゃい!!

ストライカーもない私たちに何が………ッ!?」

 

 

 

宮藤の無謀極まる言葉にペリーヌは叱咤する。

だが途中で何かに気づいたように言葉が途切れる。

そして――――

 

 

 

 

「……まだだ!」

 

「えっ!?」

 

 

 

 

その理由を示したのは坂本だった。

 

 

「ペリーヌ、肩を貸してくれ……」

 

「えっ?ダメです少佐!!」

 

 

フラつきながらも

車椅子から立ち上がろうとする坂本を

動かないようにと注意しつつも

ペリーヌは受け止める。

 

 

 

「まだ手は残っている………ここにッ!」

 

 

 

坂本が車椅子を振り返る。

その瞬間、車椅子の座席の下部分が開き、

坂本のストライカーユニットである

零式艦上戦闘脚22型甲が飛び出した。

 

501部隊が解散を言い渡される少し前に、

ペリーヌの協力によって

坂本は自身の車椅子の中に隠していたのだ。

 

 

 

「!? ストライカーユニット!?」

 

「援軍が到着するまで、

私が出撃して時間を稼ぐ。

その間に二人は避難しろ」

 

 

 

坂本の部下を安心させる落ち着いた指示……

だが、今度ばかりは彼女のその態度にも

二人は不安しか感じることが出来なかった。

 

全快になってもいない、

一人で立つこともままならないというのに、

援軍が来るまで時間稼ぎなどと……

 

 

 

 

先の宮藤以上に無謀が過ぎる言葉だった……

 

 

 

 

「そんな!嫌です少佐ッ!!

私も行きますッ!!」

 

 

 

それを察したからこそ、

ペリーヌは涙ながらに坂本を引き留める。

 

 

「無理言うな。

ストライカーは一つしかないんだ…」

 

「イヤイヤ!!」

 

 

子供のように泣きじゃくるペリーヌを

坂本が宥める。

 

 

 

「坂本さんッ!」

 

 

 

そんな坂本に、宮藤の覚悟を決めた声がかかる。

 

 

 

「私が……私が飛びますッ!!」

 

 

 

坂本の代わりに自分が出撃すると進言した宮藤。

 

 

 

 

「宮藤……?」

 

 

その言葉に少しばかり呆然とする坂本とペリーヌ。

 

 

 

 

「私が飛びます!」

 

「ダメだ!これは上官の決定だ!」

 

 

異論は聞かないという坂本の剣幕に、

宮藤は――――

 

 

 

 

「私、諦めたくないんです!」

 

 

 

それでも引き下がらず、

むしろ更に語気を強めて食らいつく。

 

 

「諦める…?」

 

 

 

 

 

「坂本さんは……坂本さんは死ぬ気ですッ!」

 

 

 

 

「ッ!!」

 

 

この場において坂本の真意を察した宮藤は、

あえてそれを明確化することで、

坂本を引き留めるための一因にした。

 

 

「でも、それって諦めるってことですよね……?」

 

「………」

 

「私は……私は諦めたくありませんッ!!」

 

 

 

最初から死ぬために戦うなど……

これから先の未来を諦めた

という証左に他ならない……

 

一度は坂本を失うかもしれないという

経験をしたからこそ、宮藤はこうして

強気で坂本に反意を述べ立てることが出来たのだ。

 

 

 

今この場において、

窮地に陥っている人々を救えるのは

玉砕覚悟で臨もうとした坂本ではなく――――

 

 

 

 

「私……守りたいんですッ!!

皆も……坂本さんもッ!!」

 

 

 

 

この期に及んでも、最初から最後まで、

馬鹿正直に貫いてきた信念を持ち続けてきた、

宮藤芳佳にしかできないことだ。

 

 

 

「“守りたい”……か。

そのセリフ何度聞かされたことか……」

 

 

 

宮藤の相も変わらないその信念に

呆れた様子の坂本。だが――――

 

 

 

 

「ふふふふっ………ハッハッハッハッハ!!

宮藤、出撃準備だ!!」

 

 

 

「………はいッ!!」

 

 

 

悲壮感の感じられない

坂本のいつもの高笑いが響き、

彼女の命令に力強く宮藤は応じた。

 

 

 

 

 

宮藤が発進準備を整えている間、

ウォーロックは赤城の真上から

急降下しつつあった。

 

 

 

「10時方向!高度2000!

ほぼ直上にウォーロックです!!」

 

 

 

ペリーヌの目視による報告の間、

坂本のストライカーを装着した宮藤に

使い魔の耳と尻尾が現れる。

 

 

 

「右のエンジンが、回り始めにせき込みやすい。

気にせずぶん回せ!!」

 

「了解!!」

 

 

 

自身のストライカーのクセを助言する坂本に、

機関銃を手にした宮藤は頷く。

 

 

 

「敵、来ますッ!!」

 

「行け宮藤!!」

 

「はいッ!!」

 

 

 

ウォーロックが接近してきたタイミングで

宮藤は傾いた赤城の上を滑走する。

 

 

そんな彼女を敵と認識したのか、

ウォーロックは両腕部で収束したビームを

滑走する路線上に向けて撃ち放つ。

 

 

 

 

 

奇しくもその状況は、

彼女がこの欧州に来て初めて戦った

あの時に酷似していた……

 

 

 

 

 

 

「うわあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

「宮藤ぃ!!」

 

 

 

 

 

爆風で吹き飛ばされた宮藤は

赤城の上から放り出され、

その際に機関銃も手放してしまう。

 

 

「くっ!!」

 

「少佐ッ!!」

 

 

その機関銃を

魔法力で補強した身体を動かして受け止める坂本。

 

 

 

 

 

「飛べぇぇぇッ宮藤ぃぃぃ!!!」

 

 

 

 

最初に飛び立った時にも聞こえた

坂本の激励の言葉に、

意識を失いかけていた宮藤は気を取り戻し、

 

 

 

 

 

 

 

 

「たぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

水柱を上げながら一気に空へと飛び立った。

 

 

 

「やりましたわ!!」

 

 

 

ペリーヌの喜びの声が上がったのもつかの間、

ウォーロックが赤城に向けて

収束したビームを放とうと構える。

 

それを見たペリーヌが盾になろうと坂本の前に立ち、

宮藤はすぐさまウォーロックの前に

シールドを展開しつつ突っ込んで収束を妨害する。

 

そこに甲板からペリーヌが構えた

13mm機関銃の乱射が飛び、

怯んだウォーロックは飛行形態に変形し、

一旦その場から距離を取った。

 

 

「よくやったペリーヌ!」

 

「っ……はいっ!」

 

 

使い魔の耳と尻尾を出現させて

援護射撃をしたペリーヌの肩に、

坂本は称賛の言葉と共に手を置いた。

 

たとえストライカーで飛べないとしても、

ペリーヌなりに今の自分ができる

全力をやってのけた結果であった。

 

 

 

 

 

「宮藤さん!!」

 

 

 

 

 

ペリーヌの想いを込めて投げた

13mm機関銃を受け取り、

 

 

 

 

 

「食らいつけ宮藤ッ!!」

 

 

 

 

 

坂本の必死の激励と……

 

 

 

 

 

「ウィッチだっ!!」

 

「ウィッチが来たぞ!!」

 

「あれは……宮藤さん!」

 

 

 

 

杉田艦長を含めた救命艇にて脱出していた

赤城の船員たちの希望が籠った

応援を背に受けながら……

 

 

 

 

 

 

宮藤はウォーロックへと肉薄していった。

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

「(どうして……

どうしてウォーロックが赤城を……?)」

 

 

 

守りに徹してウォーロックと

ドッグファイトを繰り広げていた宮藤。

その最中に浮かんだのは、

何故ウォーロックが突然自分たちに

攻撃し始めたのかという疑問だった。

 

 

 

「(それにまるで、ネウロイみたいな……)」

 

 

 

次に浮かんだのは、ネウロイの巣の中で

人型ネウロイに見せられた研究施設の光景。

 

 

カプセルの中に浮かんでいた

ネウロイのコアの破片と、

それに繋がれる形になっていた――――

今なら確信を持って言える

製作途中の状態だったウォーロック。

 

 

 

「……ネウロイ!?」

 

 

 

巣の中で見た光景、武装、

今相対しているウォーロックの外観は、

もはや目の前にいる存在が

ネウロイと相違ないと結論付けるのに難くなかった。

 

 

そんなウォーロックが旋回して接近してくる。

 

 

 

「でも……もしネウロイだったら……!」

 

 

 

宮藤は機関銃を構えるが、

心の中にはまだ、人型ネウロイとの交流の中で

生まれた迷いが引き金にかけた指を

動かせない要因となっていた。

 

 

しかもウォーロックが宮藤の正面に迫ると共に

人型形態に変形したため、

宮藤の迷いがさらに拍車をかけて動きを鈍らせる。

 

 

そんな彼女にウォーロックは

隙ありとばかりにビームを放ち、

宮藤はシールドを張って逃げの姿勢になる。

 

 

そこからは逃げる宮藤をウォーロックが

両腕部先端についた機関砲と

主武装のビームで責め立てる構図になってしまった。

 

 

 

「あっ!!」

 

 

 

ウォーロックに正面に回り込まれ、

宮藤は機関銃を構えるが引き金にかけた指は

相変わらず引くことが出来ない。

 

 

そうこうしている内に、

ウォーロックは攻撃するどころか

本体部分の装甲を開きその内部を

宮藤に向かって見せてきた。

 

 

 

 

 

「あぁっ!?」

 

 

 

 

 

何をするのかと警戒していた宮藤の目の前で、

ウォーロックは予想外の行動をして見せた――――

 

 

 

 

 

宮藤が遭遇した人型ネウロイのように、

ウォーロックは内蔵されていた自身のコア

 

――――正確には回収された

ネウロイのコアの破片から抽出されたもの――――

 

が入ったカプセルをむき出しにして見せたのだ。

 

 

 

 

まるであの時の人型ネウロイと

同じ行動をするウォーロックに、

宮藤は警戒心が薄まり、

同じようにそのコアに向けて手を伸ばす……

 

 

 

 

 

 

それと共に、ウォーロックの両腕部の

ビーム発射口が光を放ち始め――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『元は機械のくせにッ!

やり口が姑息なんだよッ!!』

 

 

 

 

 

 

 

その声は真上から降ってきた“ソレ”が

ウォーロックを叩き落とすと共にかけられた。

 

 

 

 

 

 

「えっ!!?」

 

 

 

 

 

 

手を伸ばした体勢のまま

ポカンとする宮藤の目の前で、

“彼”は鋭い眼光を彼女に向けながら怒鳴る。

 

 

 

 

『貴女は将来、

詐欺に気を付けた方がいいですよ宮藤さん!』

 

「ノアール……くん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 




ノアールの出撃シーンとセリフ回しは
エースの最終回における最後の変身の
シーンをイメージしました

もう二度とこの場所には戻れないだろう
という意味の籠ったあのシーンを
当てはめて書いてました。


そして明かされたノアールの正体……
そして名前の由来……

元は敵の力を利用した兵器である
ウォーロックと同じようで
その実違う存在として彼を作りました。

追々プロフィールに追加したいと思います



主人公の出自が明かされて、
最終決戦もあと2話くらいで終わります。
最後までお楽しみください

それでは
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