スキル【夢オチ】でお金を稼いで美味しい物を食べたかっただけなのに…   作:粗だらけ

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最終話

「そう言うことだったんですね…成程。確かにそれは不思議ですね」「だろ?予知夢では俺が理事長室のモニターでテレビを見てたんだ。暫くすると俺とお前が驚いてそれで目が覚めたんだ」

 

「だから内容は分からないと…一番大事な所なのに」「その通り。だからなるべく夢と同じ様にしているんだ。」

 

「じゃあ何でローカル放送なんですか?」「途中で流れるCMがローカルっぽかったから。それだけだ」

 

そう言って理事長はモニターの電源を入れまた見始める。今はよく分からないドラマがやっていた。

 

よく分からないなぁと思いながら見ているとエンディングが流れ始めて終わった。そしてニュースが始まった。

 

『それでは今日の話題のニュースをPick〜up⭐︎』女子アナがウインクしてオープニングが流れる。秘書が隣で「平成アイドルのPVかよ」って言ってた。

 

そしてスタジオの映像に切り替わる。

 

『速報です!現在とある特定地域で"夢を売る男"が出没してる様です。どうやら現場でスタッフが夢を買わされたと言う購入者の方にインタビューしているそうなので現場に代わります。現場の喪部さ〜ん?』

 

「はい。現場の…喪部…で、です、!今こちらには…購入者の方がいらっしゃいます。早速色々聞いていこうと思います。すいません…本日はよろしくお願いします」

 

「いやー驚いたわぁ。突然ピンポンが鳴ってねぇ…誰かしら?って思ってドアを開けてみたらそこには中学生ぐらいの坊やがいてね?きっと彼は詐欺で言う受け子みたいな役割だと思うわ。

 

でその彼がお腹を鳴らしたから何か出してあげようとしたんだけど…突然出て来た女の子に止められたのよ。そしたら後ろから30代ぐらいかしら…。ガタイの良い中年のおじさんが出て来て私の顔を睨み見つめてこう言ったの

 

「お姉さん…"夢"買わないかい?今ならこの坊ちゃんがお姉さんに"素敵な夢"を見せてくれるよ…」って

 

そう言って私に笑ったのよ。私は恐ろしくて恐ろしくて…。穏便に帰ってもらおうと思って「私は今凄く幸せだから良いわ」って答えたのよ。そしたら…そう…いつの間にか寝てたのよ…。何故かは分からない。意識を手放して気を失っていたもかもしれない。

 

とにかく私は夢を見ていたのよ。楽しい夢のフルコースみたいな。濃縮されたジュースの様な昔の学生時代の甘い青春時代の失恋が叶ったり全てうまく行く幸せな夢だったわ。

 

でもそれが夢だと気づいてしまって目を覚ましたのよ。そしたら坊や達が酷く驚いていてね。まるで人を化け物を見たみたいな目で見たと思ったら帰って行ったわ」

 

「また来るんだったらいつでも歓迎する…」

 

『喪部さん。何か後ろが騒がしい気がしますが…気のせいでしょうか?』

 

「え?後ろ?」「喪部ディレクター逃げて…。」「お前はADの高橋…。一体何が…。」

 

「僕らはやばい奴らを…敵に回したみたいです…。」

 

 

 

 

 

そう言って高橋は倒れた。後ろから足音がする。嫌だ。怖い…死にたく無い。俺は必死になって逃げた。取材なんか知るか。カメラマンにぶつかってカメラが倒れたがどうでも良い。

 

走っているとやがて何かにぶつかってしまった。顔を見上げるとガタイの良いおっさんが耳を塞いでこっちを見ていた。

 

そして後ろから少年が顔を出し置いてあったメガホンで何かを叫んた。そして俺はそこで意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

『喪部さん?喪部さん??現場の中継が途切れてしまいました。繋がり次第また現場へ繋ぎます…。それでは次のニュースです…。』

 

「あれは…。」「えぇ…。私も聞こえました。」

 

 

「ノイズに塗れてたけど自分の息子の声ぐらい分かる。最後に映った影。そして声…。あれは真昼だ」

 

 

 

まさかテレビまで動くなんて思わないじゃん…「暇なのよマスコミも」

 

《酷い目にあったな…。まあ今回の仕事報酬としておばさんの財布から15,000円取ったからこれで回らない寿司でも食うか》

 

また美味しいモノが食べれそうだ。ボクらはそう思いながら場を後にした。

 

「2023年5月14日22:25」「場所は秘密です♡私だけの聖地だから」

 

私は背負っていた鞄に入れていた本を取り出す。本のタイトルは時間旅行記《機》。タイトルをなぞると薄くぼんやりと本は光りタイトルは変わる。

 

「この時間に白夢真昼が存在する場所へ…」本のページは風も無いのに勝手にめくり上がり最後に本はパタンと音を立てて閉まった。

 

彼女の姿はもうどこにも居ない。

 

 

 

 

 

 

「いや大満足したわ」11:09

 

《いやあ本当に美味かったなぁネタが新鮮で…生きたまま口の中で暴れているかのように旨味が溢れてた。ガムやグミみたいにずっと噛み続けていたいなぁ。何処かに売ってねえかな。高級回転寿司味のグミ。》11:09

 

「棒付きアイスの二の舞になるだけでしょ…。」《まあそれもそうか。良いアイデアだと思ったんだけどなぁ》11:09

 

「あれ?そう言えば真昼は?」11:10既読

 

《最後に出てくる筈だが…にしちゃぁ遅えな》11:10既読

 

2人は先ほど出た寿司屋を凝視する。

 

 

 

 

【数十分後…。】「いくら何でも遅すぎない?ちょっと私様子を見てくる…なんかあったらすぐ戻ってくるから」11:25既読

 

《あぁ…分かった頼む》11:26既読

 

 

 

 

 

 

 

 

暫くと言うかもう来ることは無いだろうと思っていた店の扉を開け中を確認する。お目当ての人物はすぐに見つかったけど隣に学生服を着た女性がいた。長い髪の毛は一本で束ねてポニーテールにしてあり喋る度に揺れ、彼はその女性と楽しそうに談笑している様に見えた。へぇ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな所で会うなんて()()だね。パパ」だから外でパパは辞めてって…

 

「じゃあなんて呼べば良い?やっぱりまひるん?」どっちも嫌。ってか僕が店を出ようとしたタイミングでドアから突然出現してくる偶然なんて無いよ。

 

「まあそれは…言葉のあやと言うか?」あーそう…。で何?何か用?「まあまずは家族として一緒にご飯食べようよ。食べましょう?先輩。ね?」はぁ…。「マグロください!」…帰りたっ

 

 

 

 

 

 

 

この子は誰かと聞かれると僕もよく分からない。説明が難しい。糸が絡まりまくっているんだ。まあそれでも頑張って解こうと思う。

 

彼女の名前は白夢夢邦(シラユメムホウ)。未来から来た僕の娘で何故か現代で僕の許嫁になっている。後学園の後輩らしい。それから天才科学者なんだって…。その腕を生かして時間を行き来できるタイムマシンを作ってこの時代に来たらしい…。そう前説明されたけどやっぱり分からない。

 

もういやだ。本当に…。頭おかしいよ。スペック狂ってるよ。後ねスキルも使えるんだって。スキルは白夢家の男子が目覚めるんじゃないの?男の娘か?

 

 

 

 

彼女のスキルは【ユメの国】。詳しくは時が来たら話すってさ。

 

「んっ!美味しい‼︎」良かったね…じゃあ家に帰りな?「いや用事が済まないと帰れないから。」

 

何…。学校に戻れって?「まあ簡単に言うとそうなんですけど…。ちょっとヤバい事になってるんでどうにかして欲しいなって思いまして」

 

 

《おう…どうかしたか?あぁ…今は大丈夫だ。何?帰って来いって?いや無理だろ…。何で突然…。はぁ?》

 

 

 

 

《我が王が復活するから器連れて帰って来い?》「ぶつかったら地球が終わる隕石が降ってくるんでどうにかしてください。セ・ン・パ・イ?」

 

 

僕は目を瞑った。

 

 

 

 

 

はーい。じゃあ皆さんご一緒にどうぞ!ご唱和ください。せーの!

 

 

 

 

【"って言う夢を見てたのさ"】

 

これが本当の夢オチ。なんてね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スキル【夢オチ】でお金を稼いで美味しい物を食べたかっただけなのに…【完】




最終話は最も終わってる話の略です。
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