そんな話
「着きました!」
そう言って彼女はビルを指差す。
どうやらここが彼女が働く『ホロライブプロダクション』らしい。
はえ^~すっごい大きい、こんな大企業で働いてるなんて幸せもんやなぁ。
「…で、これからどうすんの?」
「どうするもこうするも……」
グイッ、と急に腕が引っ張られる。
「貴方も来るんですよイッチさん!!」
「お前勝手に話進めんじゃねェェェ!!」
◆◆◆
232:Free Hugs(そのまま食べるけど)
そう言えばみんな推しのホロメンとかいる?
ワイは…りっちしょこらかなぁ
233:バビロンのなんたらかんたら
俺まつリス
234:一般ワイト決闘者
俺マリン船長推しや
235:名無しの転生者
あーあったなぁ
ワイトニキが自分のマスク金色のペンキにブチ込んだ事とか
236:一般ワイト決闘者
ウ゛ッ(古傷を抉られる音)
237:Free Hugs(そのまま食べるけど)
奇行すぎんかソレ
238:バビロンのなんたらかんたら
絵面めちゃくちゃで草
◆◆◆
「……………………。」
入ってしまった……。明らかに不法侵入だろこんなん、逮捕されたらどうするんや…。
「ほらほらこっちですよ!」
「お前スタッフだからってやりたい放題すぎんか?」
「いやぁ久々に布教できてテンション上がっちゃって!」
「……とにかく!!」
一刻も早く立ち去ろうと踵を返す。こんな所にいられるか、俺はカフェに戻るぜ…
とその時、バタバタとした足音が聞こえた。
「胡白ちゃーん!余ーだ……」
え?後ろから誰か来たんだけd
何だ!?何が起こった!?タックルされた!?角刺さった!?何で!?
「避けないでよ胡白ちゃん!」
「スイマセン、つい反射で避けちゃいました(笑)」
何が(笑)だシバくぞこの野郎。
「…それよりもまず倒れてるその人に謝ったげて下さい」
「……えっあっえっゴメンナサイ!?」
「………………。」
マジで死ぬかと思った。角めっちゃ刺さった。死ぬ。無理。
もしかしてだけど胡白、っかホロライブって……このレベル日常茶飯事なのか……?
だとしたら俺、この世界で生きていける自信無いかも……。
オルガのように倒れながら俺はぼんやり思う。
「止まるんじゃねぇぞ…(キーボーウーノーハナー)」
「止まらねえぞ!」
えっ何その返し僕知らない。
「…ってやってる場合じゃねぇ!!帰る!!」
「イヤッ イヤ イヤ!!!」
「ちいかわかお前は!!帰るっつってんだろ!!」
「ヤダーッ!!!」
「ヤメロヤメロ引っ張るな!!袖!!袖伸びる!!」
「このままじゃ埒が明かない……あっ、かなたさんいい所に!」
…誰呼んだ今?天使っぽい人来たけど…
「胡白さん!?どうしたんですか!?」
「この人の腕握って気絶させて下さい!」
「ゑ゛ゑ゛!?」
ちょっと待てそんな女の子の握力で気絶する事などナイトハルト(ポーゥ ヒョウテキトージョーダナ)
「良いんですか!?大丈夫なんですか!?」
「ちょ待っサラッと腕握られて…もう結構力入ってるし!!」
もしや…ガチか!?これ思ったより力強いぞ!?
「大丈夫ですかなたさん!!何故なら―――」
「ドMなんですこの人!!!」
「しょーもねぇ嘘つくんじゃねェェェェェェ!!!!」
「えいっ!」
「痛ッタァァァァァァァァァァァァッッッ!?!?」
後で知った事だが、彼女の握力は55kgらしい。そりゃ痛いわ。でもオーバーだったと思う。
◆◆◆
「……知らない天井だ」
碇シンジっぽく言ってみる。いやそれ所じゃない、何処だここは?室内であるという事は辛うじて分かるが、それ以外の事は…コレガワカラナイ(2度目の殿下ネタ)
にしてもさっきのは…悪い夢だ。全部忘れy
「いいですか、落ち着いて聞いてください」
「ダニィ!?」
急に俺の視界に胡白が入ってくる。心臓にすごく悪い。
ってか『落ち着いて聞いてください』て…嫌な予感しかしない。
「…勿体ぶらずに言え、俺がぶっ倒れてる間に何があった?」
「………それは……」
胡白は神妙な面持ちで一瞬黙り込むと、
いやいやいやいや!!何でそうなる!?配信って普通もっと隔離された部屋でやるもんじゃないの!?
「今日はたまたま近くの部屋でやってたんですよw」
「心読むなよ!?」
ニヤニヤしながら言われ余計腹が立つ。仕組まれてたんじゃないかと疑いたくなるレベルだ。
「……という訳で」
「え?」
◆◆◆
276:怪奇コブラ男
【急募】誠意ある土下座の仕方
277:バビロンのなんたらかんたら
?????????????????????
278:Free Hugs(そのまま食べるけど)
待て、一旦経緯を説明しろ
279:怪奇コブラ男
俺の叫び声がホロライブの配信に載った
ワイズマンに土下座を強要された
断ったら社会的に死ぬのが目に見えてる
おれに…どうしろというのだ…(ポルナレフ感)
280:マジカル☆TSスタッフ
強要とは失礼な!あんなん放送事故ですよもう!!
ちゃんと私が謝罪させますからね!!
281:怪奇コブラ男
お前が全ての元凶定期
まぁいいや
誠意ある土下座の仕方
>>290
282:名無しの転生者
ここで安価に頼むのか…
283:一般ワイト決闘者
初安価コレで良いのかイッチ
284:名無しの転生者
誰か黒服呼んでこい
焼き土下座
285:名無しの転生者
誰か言うと思った
冷やし土下座
286:Free Hugs(そのまま食べるけど)
ウゾダドンドコドーン!
ジャンピング土下座
287:バビロンのなんたらかんたら
ハマーか?
土下座…のフリをして私に嫉妬するその顔が
288:名無しの転生者
ブレンは反省する気無い定期
土下寝
289:名無しの転生者
シコルスキーかミ
スライディング土下座
290:一般ワイト決闘者
エボルトの身体能力を生かして超絶ジャンピング土下座
291:怪奇コブラ男
超絶ジャンピング土下座…って何だぁ?
292:名無しの転生者
わけわからんのが来た
293:一般ワイト決闘者
『超絶』だったかは俺がジャッジする
294:マジカル☆TSスタッフ
決まったなら行きますよ!!
295:怪奇コブラ男
(´・ω・`)ソンナー
296:Free Hugs(そのまま食べるけど)
強く生きて
◆◆◆
「「…………。」」
龍兎と胡白は扉を開ける。今から配信していた部屋での土下座が披露される。
「あれ…胡白さん?」
2人が来たのにいち早く反応したのは0期生の『ときのそら』。その側には『兎田ぺこら』『白上フブキ』『宝鐘マリン』とホロライブを代表する面々が並んでいる。
「えーと、この度とんでもない放送事故を晒してしまった事誠にお詫び申し上げます」
胡白はそう言ってぺこりと頭を下げた。
「い、いや今……」
一方龍兎は虚ろな目でブツブツ呟き続けている。
「(安価は絶対安価は絶対安価は絶対安価は絶対安価は絶対)」
「(ほら早くして下さい、あなたの責任ですよ)」
「…………はい………………。」
その瞬間、彼は膝を曲げジャンプした。
「え!?!?」
その勢いのまま天井ギリギリまで飛び上がり空中で三回転する。
そして膝から着地して素早く手と頭を地面に擦り付け、滑り込んだ。
その時、その場に居た全員の考えはただ一つ。
「((((((何だコレ………?))))))」
独断でホロメン達に向かって土下座させる胡白ェ…
スレ民紹介
マジカル☆TSスタッフ
本名→
転生先→ホロライブ(暫定)
転生特典→仮面ライダーワイズマン
ホロライブ世界に転生した生粋のホロリス。前世から配信・切り抜き・アーカイブ・MVをひたすら観続けたまあまあやべーやつ。特撮作品に関しての知識はほぼ皆無であり、転生特典の強さも余り理解できていない。ホロスタッフになった事を皮切りにかーなーり暴走している。でも気配りもよく仕事もできるのでホロメンからは慕われている。