HUNTER×HUNTER 血濡れた少女〜ブラッディガール〜   作:NKY

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11話 瞬殺×ト×苦戦

 

今日3月11日14時、リオンとカストロの試合が始まろうとしていた。

 

「さぁさぁさぁー!今日は注目の試合がなんと!2試合もあります!まずはリオン選手対カストロ選手!リオン選手はまだ200階にきて1ヶ月もたっていませんが現在3勝!そのいずれも5分を切っています!対するカストロ選手は8勝1敗!ここで勝てばフロアマスターに近づきます!さぁー!試合開始です!」

 

試合開始と同時に動いたのはカストロだった。するどい蹴りや突きを繰り出してくるがリオンはそれを軽々しくよけてしまった。

 

「ふむ、流石は銀色の蝶というわけか。」

「出し惜しみをしてると負けるわよ?」

「私はヒソカ戦までは本気は出さないと決めてるんでね。この試合をヒソカが見てる可能性もあるからな。」

「そういうことなら…」

 

そういって観客席にいるヒソカに話しかけた。

 

「ねぇ、ヒソカ。悪いけどこの試合見るのやめてもらえない?貴方とカストロとの試合が終わった後に録画したの見せるから。本気じゃない相手に勝っても仕方ないでしょ?」

「うーん…君が言うなら仕方ないね♠︎大人しく部屋で待ってるよ♣︎」

「そうしてもらえるとありがたいわ。」

 

ヒソカは隣にいた長髪の男に声をかけて会場から出て行った。

 

「さ、これで本気を出しても問題ないでしょ?」

「あぁ。そうさせてもらう!」

 

そして再びカストロのするどい蹴りや突きが繰り出された。先ほどと同じかと思われたが何故かよけたはずの攻撃が当たっていた。

 

これにより2ポイントカストロに取られてしまった。

 

「なるほどね。貴方2人になっていたのね。」

「ほう、もう見破られたか!わかったところでそう簡単によけられるものではないがな!」

 

そういって今度は2人に分かれてから攻撃してきた。

 

「貴方が2人になるのなら私も2人になってあげる。」

「なっ…」

 

驚いているカストロをよそにリオンは2人に分かれていった。

 

「ど、どうやって…私があんなに苦労したものを…」

「あら、これ念じゃないのよ?素早く動いてるだけ。分身よ。」

「いったい、どれほどのスピードなんだ!?」

「んー…ひ、み、つ。」

「くっ!うぉぉぉぉぉ!!!」

 

やけになったのか手にオーラを集めながら襲ってきたがあっさりとお腹を蹴られやられてしまった。

 

「KOー!!!リオン選手、KO勝ちです!しかし、カストロ選手!あのリオン選手の試合をここまで長引かせるとは…流石です!」

 

今回の試合時間、20分。

 

試合を終えたリオンはゴン達のところへいた。

 

「リオンって本当に強いんだね!」

「そんなことないわよ。言ったでしょ?私ヒソカに負けてるのよ?」

「なぁ、リオン。お前どこであの暗殺術覚えたんだ?」

「暗殺術?あれって暗殺術なの?」

「知らなかったのか?あれって肢曲の応用技じゃねーか。」

「肢曲?」

「暗歩ってわかるか?」

「さぁ?」

「音殺して歩くことだよ。お前、いつも使ってるだろ?」

「あぁ。なんか癖でね。」

「肢曲ってのは暗歩で緩急をつけながら歩いて自分を何人にも見せる技なんだ。」

 

そういって歩くとキルアが何人にもなって見えた。

 

「それ肢曲っていうのね。知らなかったわ。」

「つーか癖で暗歩使ってるとかお前殺し屋かよ。」

 

冗談ぽく言って笑うキルアだが、まさか当たっているとは思ってもいない。

 

「もうすぐゴンの試合でしょ?」

「あっ!もうそんな時間?じゃ、行ってくるねー!」

 

そういってゴンは走って行った。後に残されたキルアは先に観客席にいくと言うのでリオンはヒソカを迎えに行った。

 

「ヒソカー、終わったわよー。」

「おや、珍しく遅かったね♣︎」

「そりゃ、貴方から3ポイント取った人ですもの。ギド達とは違うわよ。それより、もうすぐゴンの試合が始まるわよ?」

 

2人は観客席に行き、リオンはキルアのヒソカはリオンの隣に座った。

 

「へぇ、よく見えるわね。」

「いい席だろ?大変だったんぜ?」

 

そうこうしている間に試合は始まった。

 

「うぉぉぉぉぉ!!!」

「へぇ、まだ2日目にしてはいい纏じゃない。」

 

ギドは最初から武闘独楽を取り出し、ゴンに放った。目で独楽を追っていたゴンだったが、追い切れるはずもなく背中に一発くらってしまった。

 

「くはっ!」

 

その後も目で追おうとすると独楽に当たってしまい場外にはじき出されてしまった。

 

「おい、あのままじゃやべーんじゃねぇか?」

「大丈夫よ。死にはしないわ。それに…」

「あぁ♠︎気づいたようだね★」

 

リングに上がったゴンは何やらスッキリした顔をしていた。そして、ギド本体を蹴り飛ばそうとした。が、

 

「でたぁー!竜巻独楽!」

 

竜巻独楽で自身も回り出したギドに弾き飛ばされまた場外に叩き出されてしまった。

そして、再びリングに上がったゴンがしたのは…絶、完全に気配をたつことだった。

 

「ばっきゃろー!無防備な状態で念での攻撃を受けたら体はひとたまりもねぇーんだぞ!」

「大丈夫。彼はわかってる。」

「え?」

「元々ゴンは勝つ気はない♠︎今彼が考えているのはどうすればもっと戦ってられるか、だよ♣︎」

「…ほら、よけた。」

 

ゴンは絶をして全神経を集中することで独楽をよけることに成功していた。

 

「…楽しそうね。」

「まったく、あいつは狂ってるぜ。」

 

そう言いながらもキルアは笑っていた。

 

「ヒソカ、顔。」

「くくくく…」

(あぁ…ゴン…君は本当によく育つ…♠︎)

 

どうやらにやけが止まらないようだ。そうしている間にもゴンは独楽をよけ続けていた。

 

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