HUNTER×HUNTER 血濡れた少女〜ブラッディガール〜   作:NKY

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13話 ゾルディック×ノ×お気に入り

ヒソカの部屋にいたのは長髪の男だった。

 

「へぇ、遠くからみてもかわいかったけど近くで見るとさらに可愛いね。」

「…ヒソカの仲間の変人さん?」

「失礼な。俺はヒソカほど変人じゃないよ。」

「彼はイルミ♠︎ゾルディック家の長男なんだ★」

「へぇ、じゃあキルアのお兄さんなんだ。」

「あ、キルには俺がいることだまっててね。いろいろとめんどくさいから。」

「で、私とイルミを合わせて何がしたかったの?」

「俺が君をみてみたかったんだよ。昨日の試合も良かったからね。それにヒソカが認めた子だし。…うーん、想像以上だね。顔も力も経験も。これは母さんが気に入るだろうね。うん、決めた。ヒソカ、この子借りるよ。」

「え?借りる?」

「家族に紹介するよ。多分気に入られると思うし。いいよね?」

「うん♣︎…その前に…はい、左手出して♦︎」

 

ヒソカがリオンの小指にはめたのはシルバーの指輪だった。

 

「指輪?」

「変色しないように加工済みだよ。」

「なんで指輪なんか?」

「愛の告白を…♥︎」

「冗談はいいから。」

「つまらないねぇ…♣︎それには小型の発信機がついてるんだ★で、それをつけていれば君がどこにいるかはわかるってわけ♠︎」

「…いよいよ本格的にストーカーになりかけている気がするんだけど…」

「失礼だね♠︎君が勝手に何処かへいってしまったから悪いんだよ★」

「はぁ…まあいいわ。とりあえずイルミの家に行って来るわ。まさか暗殺一家の家に行けるなんて思ってもみなかったわ。」

「それじゃ。明日には返すから。」

「私はものじゃないわよ?」

 

そして、リオンはイルミの自家用飛行船に乗っていた。

 

「ゾルディックって本当にお金持ちなのね。まさか自家用の飛行船があるなんて…」

「たいしたことないよ。…ほら、ついたよ。」

 

降りるとそこには大きな門があった。

 

「これは試しの門。ここを開けて入らないと中にいるミケに食べられちゃうから。」

「ミケ?」

「家のペットみたいなものだよ。」

「ふぅん…私、腕力には自身ないのよね…」

 

リオンが押すと1の扉はなんとか開いたが2の扉は少し動いたがそのまま閉まってしまった。

 

「なんだ、意外だね。もっと開くかと思ったのに。」

「悪かったわねっ。」

 

イルミの馬鹿にしたような言い方にムカついたリオンは後ろに下がると走って飛び蹴りをした。

すると扉は7までひらき、蹴ったところには足跡がついていた。

 

「これでもまだ文句ある?」

「…いや、十分だよ。流石だね。」

 

(足跡がつくって…あの細い足のどこにあんな力があるんだろうね。念もあんまり使ってなかったし。とりあえず怒らせてあれで蹴られたくないね。)

 

イルミは新しく学んだようだ。

進んでいくとそこには1人の女の子がいた。

 

「イルミ様。おかえりなさいませ。」

「ただいま。…執事見習いのカタリナだよ。」

「リオンよ。よろしく。」

「リオン様ですね。よろしくお願いします。」

「そんな改まらなくていいのに。」

「いえ、イルミ様のお客様には失礼はできません。」

「堅苦しいわねぇ…」

 

さらに進んでいくとお屋敷があった。

 

「ここがイルミの家?」

「まだだよ。ここは執事達の家。俺の家はもっと向こうだよ。」

「なんでこんなに広いのよ…迷子になりそう。」

 

またしばらく歩くとやっとイルミ達の家に着いた。

 

「ただいま。」

「んまぁー!イル!お帰りなさい。…あら、その子は?」

「リオン。ヒソカが目をつけている子だよ。多分母さんが気に入るとおもって連れてきた。」

「母のキキョウです。それにしても…まぁ…!!!」

 

品定めするようにみたいにリオンを見ていたキキョウだったがリオンの顔を見た途端目を見開いた。…実際は機械のせいで本当に目を見開いたかはわからなかったが。

 

「どうかしましたか?」

「!あら、私ったら…お客様にお茶も出さずに…毒入りですけどよろしくて?」

「大丈夫です。」

 

リオンは何やら平然とおかしな単語が聞こえた気がしたがとりあえず返事しておいた。

 

「へぇ、毒大丈夫なんだ。」

「だいたいのなら抗体ができてるわ。」

 

(あの子…かなりいいわ!強そうだし、顔もいいし…そう、顔よ!あの子…)

 

キキョウの出してくれたお茶を飲んだ後、イルミが屋敷の中を案内してくれた。

 

「ここが拷問を受けたり、受ける訓練をする場所。電気椅子とかもあるよ。」

「ここは親父の部屋。…親父、入るよ。」

 

普通の家にないような部屋を淡々と紹介して行くイルミ。イルミに紹介された部屋に入るとそこにはいかにも強そうな男の人とお爺さんがいた。

 

「あ、取り込み中だった?」

「いや、ちょうどその子のことを話していたんだ。キキョウからきいている。強そうな子がきているってな。俺はシルバ。イルミの父親だ。」

「わしはゼノ。イルミの祖父じゃ。…それにしてもそっくりじゃの。」

「あぁ。…本当にな。」

「??」

「2人はキルと似てるっていってるんだよ。」

「そうかしら?気のせいじゃない?確かに同じ銀髪ってだけでそこまでにているとは思わないけど…」

「なんじゃ、キルをしっとるのか。」

「天空闘技場で会って。」

「ほう、天空闘技場にいるのか。…まぁ、いい。」

「あれ、これってシルバさん達に言ったらまずかったの?」

「大丈夫だよ。」

「それにしても…その年で念をきわめているな。」

「うむ。…どうじゃ、わしと一戦交えてみんか?」

「あのゾルディック家の強豪と戦えるなんて滅多にないわね。ぜひやってみたいわ。」

 

リオンは部屋を移動してゼノと戦うことになった。

 

「ゼノさん、もちろん念能力はありですよね?」

「うむ。…ゼノさんか…そうじゃの、わしが勝ったら敬語をやめてわしのことはゼノおじいちゃんって呼んでくれんかのう?」

「…親父…」

「いろいろ思うところはあるからのぅ。そうすると本当の孫みたい…じゃろ?」

 

そう言うゼノはなぜか真剣な顔だった。シルバはゼノのいいたいことがわかったのかため息をついていた。

 

「別にいいですよ。」

「勝負は10分。殺すのはなし、でいいか?」

「えぇ。」

 

こうして、リオンとゼノの戦いが始まった。今まで天空闘技場で戦ってきた人とは格が違う。リオンは久しぶりに本気を出すことにした。

双刀を換装し、ものすごいスピードでゼノに飛びかかった。

 

(((はやい!!!)))

 

あのゾルディック家の3人が驚愕するほどのスピードでリオンはゼノの攻撃をよけながら攻撃をしていった。しかし、流石はゼノ。紙一重ではあるが全ての攻撃をよける。

 

「…なかなかやるのぉ。」

「流石ですね。」

 

ゼノは構えるとオーラを龍の頭に変える技、ドラゴンヘッドでリオンを捉えようとした。リオンは双刀を引っ込めてからそれをよけ、ゼノの懐に潜り込みお腹を蹴り飛ばした。

体制を崩したゼノだったがすぐに持ち直しすかさずドラゴンヘッドでリオンを捉えた。

 

ピピピピピピピピ…

 

「時間だ。」

「完敗です。」

「なにいっとるんじゃ。お主のスピード、脚力。完全にわしを上回っておったわい。足りないのはアレじゃ。経験!もっと実戦を積むしかないのう。」

「ふむ、キキョウがきにいるわけだな。」

「リオン、怪我は?」

「大丈夫。ありがとうございました、ゼノおじいちゃん。」

「こちらこそ、いい試合だった。」

「…あぁ、俺たちにも敬語は使わなくていいからな。」

「…わかった。」

 

イルミとリオンは再び屋敷巡りを始めたあと、

 

「なぁ、親父。リオンは…」

「あぁあの技、間違いないじゃろう。」

 

何やら深く考え込んでいる2人がいた。

 

「ここは俺の弟のミルキの部屋。変な人形とかゲームとか漫画とかいっぱいあるよ。」

「変な人形じゃねぇよ!…そいつがママの言ってた子か?」

「うん。」

「リオンよ。よろしく。」

「!!!お、おう…よろしく…」

 

何やらリオンと目があった瞬間たどたどしくなってしまった。イルミは何かを悟り、

 

(ふーん。これはこれで使えるかも。)

 

2時間後にまた来るからそれまでここで遊んでな、と言い残してさっていった。

ミルキはイルミがさっていったあとほっと一息つき、それからちらりと部屋の中を物色しているリオンをみた。

 

(俺が…この二次元にしか興味のなかったはずの俺が!まさか三次元の女の子に恋をするとは!ポニーテールにつり目!小さくて色白で美人!見事にどストライクだ!そして今は2人っきり!どうにか俺の株を上げねば!イル兄、ナイス!)

 

リオンと2人になったミルキは心の中でガッツポーズをしていた。

 

「それにしても…この部屋…いろんな物があるわね…」

「ゲームに、漫画、なんでもあるぜ?」

「ゲームって面白いの?」

「リ、リオンちゃんはゲームしたことないのか?」

「リオンでいいわよ。えぇ。」

「ゲームはすっげぇ面白いんだぜ!…ほら、これなんてどうだ?」

 

ミルキが取ってきたのは対戦式の格闘ゲームだった。

 

「これは、自分でキャラを作って操作して相手と戦っていくんだ。」

「へぇ…」

「このボタンが決定で…このカーソルを動かすと…これとこれで必殺技で…」

 

ミルキに教えてもらえながら格闘ゲームを始めたリオンだったが、元々戦闘が得意だったためかあっという間にオタクであるミルキに追いついてしまった。

 

「リオンってゲームうまいな…」

「あら、ありがと。」ニコッ

(やべぇ…今の可愛い…///)

「ゲームって通常の戦闘と同じ感じでやればいいのね。…それにしてもミルキくんはあまり暗殺者らしくないわね…」

 

そういって軽く眉を潜めながらミルキ(のお腹)をみた。部屋にこもってお菓子ばかり食べているせいで太り、体力もなくなっているミルキは誰がどうみても暗殺者にはみえなかった。

 

「!!ほら、俺頭脳派だから!自分で殺さなくても機械で殺せるから!」

 

(俺もうちょっと痩せよ…)

 

取り繕いながら心の中でダイエット宣言をしたミルキだった。

 

「へぇー」

「そ、そういえばその指輪も俺が作ったんだぜ!兄貴に頼まれてな!」

「そうだったの?よく発信機なんてつくれるわね…」

「俺に任せりゃちょろいもんだぜ!(ていうか誰だよ、リオンにこんなものつけた奴は?兄貴の知り合いらしいけど…)ところでよぉ、リオンのメアド教えてくんねぇかな?」

「え?」

「べ、別に下心があって聞いてるんじゃねーよ?ただ、また面白いゲームが手に入ったら一緒にやろうと…」

「私、携帯もってないのよ。」

「そ、そうか…」

 

(なんで携帯もってねぇーんだよ!この時代、だれでももってるだろ!?…そうだ!もってないなら俺が作ってあげればいい!そうだ、それだ!)

 

「なぁ、リオンはいつまで家にいるんだ?」

「んー…イルミに聞いて見ないとわかんないけど多分明日までかな。」

「そ、そうか…」

(よし、十分間に合う!)

「なぁ、リオンって何色が好きなんだ?」

「ん…水色かな?」

「誕生日は?」

「7月7日よ。」

「血液型は?」

「A型。」

「…これでよし。」

 

なにやらリオンのプロフィールをメモって何かを書き始めた。

 

「なに書いてるの?」

「い、今はまだ秘密だ!明日になればわかるから!」

「ふーん。」

「あ、適当にその辺の漫画よんでてよ。」

 

2時間後、イルミが迎えに来てまた屋敷巡りを始めた。すると、廊下で着物を来た子にであった。

 

「その人が?」

「そうだよ。俺の弟のカルト。末っ子なんだ。」

「へぇ…男の子なんだ。あ、リオンよ。」

「リオンさん…本当にそっくり…」

「ん?キルアと?そんなに似てるのかしら?」

「似てる……それじゃ、お母様が呼んでるから。」

「ん。バイバイ。」

 

その後、屋敷の中をすべてみて回ったリオンは夕食に招待されていた。

 

「さぁ、遠慮せずにどうぞ。」

「ん、美味しい…」

「やっぱり娘っていいわねぇ…」

「え?」

「い、いえ、なんでもないわよ?」

 

ちょっとキキョウの様子がおかしかったが料理はかなり美味しかったのでパクパク食べていた。

 

「リオンよ。もしかして…ブラッディガールか?」

「!!!げほっげほっごほっ…」

 

リオンは突然された質問に驚きむせてしまい、水を飲んで落ち着いた。そして気まずそうに口を開いた。

 

「あー…やっぱりわかっちゃうかしら?」

「「「!!!」」」

 

リオンがブラッディガールという事実にシルバ、ゼノ、イルミ以外は驚いていた。

 

「お主の念能力…武器を換装するもの…その容姿…ピッタリ一致していたのでのぅ…まさか、とは思っていたが…」

「まぁ…リオンちゃんがあのブラッディガールだったなんて…ますます…」

「な、なぁ親父。前によマフィアからブラッディガールの抹殺って依頼来てたよな…?まさかリオンを殺したりしないだろうな?」

「だ、だめよ!リオンちゃんは…」

「だれも殺すなんていってないだろ。」

 

キキョウの言葉を遮りシルバはリオンの目をみつめた。

 

「俺もお前がきにいってるからな。それに、依頼も数年前のだろ?」

「ふぅ…」

 

いきなり生命の危機に陥っていたリオンはとりあえず警戒をといた。

 

「明日まで家でゆっくりしていくといい。部屋はあるからな。」

「ありがとう。」

 

その日、リオンはベットの中であることを考えていた。

 

(今日イルミに屋敷の中を案内してもらったけど地下だけは案内してもらってない…それに…4人兄弟だっていってたけど…気になってさっき円をしたら地下に誰かいたし…それも小さい子…イルミ、ミルキ、キルア、カルト…なんでキルアまではしりとりになっていて間に『ル』が入っているのに…もしかして、まだ1人いるのかしら?名前は…『アルカ』かな?明日聞いてみよう…)

 

そうして、リオンは深い眠りに着いた。

 

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