HUNTER×HUNTER 血濡れた少女〜ブラッディガール〜   作:NKY

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17話 ヒソカ×タイ×カストロ

 

「さぁー!いよいよです!ヒソカ選手対カストロ選手!因縁の決戦です!」

 

ヒソカ対カストロの試合は今まさに始まろうとしていた。大注目の試合の前に観客のボルテージは最高潮に達していた。

 

「感謝しているよ、ヒソカ。君の洗礼がなければ私はここまで強くはなれなかった。」

「強くなった?ククク…リオンに負けるようではまだまだ僕には勝てないよ★」

「…ボロッボロに負けちゃえばいいのに。」

「おい!ボソッと怖いことつぶやくなよ!」

「だってどんだけ上から目線なのよ!…決めた。さっさと9勝してヒソカと戦って負かせてやろうじゃないの。」

「あー、やるのはいいけどゴンとヒソカが戦った後にしてくれよ?」

「わかってるわよ。」

 

ここに新しくヒソカ対リオン戦が決まったようだ。

 

「私もなめられたものだな。言っておくがヒソカ、お前に負けてからリオンと戦うまでの8戦、一度として本気で戦ったことはない!全てお前と戦うための準備運動に過ぎなかった!リオンと戦い私はさらに自分の力をあげたつもりだ!覚悟しておけ!」

「はじめっ!」

 

ヒソカ対カストロの戦いが開始した。最初に動いたのはカストロだった。

 

「いくぞっ!はあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ヒソカに手刀を当てようとするがよけられる。しかし、完全によけたはずの手刀はなぜかヒソカにあたっていた。そして、クリーンヒットで1ポイントを取られてしまった。

 

「…ダブルか?」

「えぇ。前とは格段にスピードはあがっているようね。」

「本気でこい!ヒソカ!」

「本気できたらあんた死んじゃうわよ。」

「いちいち野次入れてたらきりねーぞ。」

 

そこから、またカストロ優勢で攻防がはじまった。再び、よけたはずの攻撃があたり、そして今度は攻撃を止めた直後に後ろからの攻撃を受け、ヒソカは吹き飛ばされてしまった。そして、また2ポイントとられてしまった。これで、4対0とかなり不利になる。最も、本人は気にしていないようだが。

 

「…気のせいかな?君が消えたようにみえるんだけど♣︎…いや、それは表現が正しくないね♠︎僕に蹴りをくれたはずの君が一瞬にして背後にいたっていうのが一番近い表現かな♦︎でもまだ違う気がする…もっと基本的な何かを見落としているような…そんな感じかな★」

「逃げてばかりのお前ではわからないだろう。なんにせよ、もう待たない。次で腕をいただくよ。」

 

でたー!虎咬拳!

カストロが本気になったぜ!

 

「虎咬拳?そんな技使ってたっけ?」

「リオンが瞬殺しちゃったから出せなかっただけだろ。」

 

虎咬拳でヒソカの腕をもぎ取ろうとするカストロだが、ヒソカはそのカストロに対して腕をあげるなどといいだした。そして、言葉通りカストロはヒソカの右腕をもぎ取った。

 

「!!!…あいつ、何考えてんだ?」

「表向きは能力を見破ること、本音はもっと楽しみたいだけでしょうね。」

「狂ってるぜ…」

「くくく…君の能力の正体は…ダブルだね★」

(さすがね。もう気づくなんて。でも、あの手どうするのかしら?…それと、さっきから気になるのはかなりの念の使い手がいること…ヒソカの知り合いかしら?)

 

リオンがそんなことを考えている間にも試合は着々とすすんでいた。ヒソカがカストロの能力を当てた後、ヒソカは進んでもう一つの腕も捨てた。もちろん、狂ったパフォーマンスも忘れずに。

 

「あいつ、何考えてんだよ…」

「さっきいってたでしょ?狂ってるって。」

 

そして次の瞬間、ヒソカの右腕は繋がっていた。

 

「なっ…!どうなってんだよ!?」

「あ、キルアはまだ見えないのね。」

「なにがだよ。」

「今ここで教えてもいいけどそれは貴方から言わせると抜け駆けになるんじゃない?ゴンがなおったらウイングさんにでもきいてみたら?」

「んー…気になるけど仕方ねーな。」

「それじゃ、私はここで。」

「最後まで見てかねーのか?」

「結果が分かっちゃったんだもの。ま、元から決まってたようなものだけど。」

 

そう言い残してリオンは何処かへきてしまった。

 

(…へんなの。)

 

そう思いながらもキルアはヒソカ戦をじっくり見ていた。

その頃リオンはさっきから気になっていた女の人のところへ行っていた。

 

「こんにちは。」

「!!!(気づかなかった…)…なんか用?」

「珍しく強い人がいると思って。もしかして…ヒソカの知り合い?」

 

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