HUNTER×HUNTER 血濡れた少女〜ブラッディガール〜 作:NKY
ホワイトデー&バレンタインデー
日付は少し遡り、3月13日…リオンは相変わらず暇を持て余していた。
リ「なにかすることないかしら…」
ふと備え付けのカレンダーを見ると14日の下になにか書いてあるのが見えた。
リ(ホワイト…デー…そういえばそんな日があったわね…一ヶ月遅れだけどキルア達にでもあげようかしら…)
思い立ったが吉日、リオンはすぐに買い物に出かけた。商店街はどこもかしこもホワイトデーフェアでいっぱいだった。
リ(よく考えたら私お菓子作ったことないじゃない。今までは余裕も無くってバレンタインとかホワイトデーとか気にしたこともなかったし…あげるような人もいなかったし…何作ろうかしら…)
そう考えながら歩いているとヒソカと初めて行った店が見えた。
リ(そういえばあそこのケーキ美味しかったわね…多分薄力粉と卵、牛乳、バター、砂糖とココアとチョコがあればそれっぽくなると思うんだけど…)
とりあえず適当に材料を買うと部屋に戻り、ヒソカが入ってこれないように鍵を閉め、細工をすると感覚で作り出した。
リ(多分こんな感じ…確かメレンゲってのを入れるとふわっとなるって聞いたことがある気がするような…どうやって作って言ってたかしら…)
一時間後、なんとかそれっぽいものが完成した。
リ(ちょっと甘すぎたかしら…もう少しチョコを減らして…)
夕方ごろ、なんとかそれなりのケーキが完成した。
翌日…
キ「なんだこれ!すっげぇうめぇ!」
ゴ「ふぉんとだ!ひおん、まだあふ?」
ズ「俺まで…おす!ありがとうございます!」
ウ「おいしいですね…リオンさんには料理の才能があるんじゃないですか?」
リ「ふふっ、ありがと。喜んでもらえてなにより。これでもそれなりに料理には自信があるのよ。」
ゾルディック家
ミ「うめぇ!うめぇ!」
シ「ミルキ、落ち着いて食べろ。ケーキは逃げも隠れもしない。ましてやリオンはお前ようにホールでくれているんだからな。」
ミ「んなこといっても…あっ!俺の!」
イ「…甘っ」
ミ「勝手に俺の食べんなよ!兄貴達には甘すぎないのが届いてるだろ!」
イ「こっちは美味しい。流石だね。」
カ (コクコク)
キ「まぁぁぁぁあ!料理も上手なんてますます欲しいわぁー!」
地下
ア「ん〜っ!あまぁーい!おいしいなぁ…」
大体の人に配り終えたリオンは部屋に戻っていた。
リ(あとは…)
リ「…なんで勝手に入ってんのよ。」
ヒ「いつものことじゃないか★」
リ「はぁ…まぁいいわ。…これ、ヒソカ用。」
ヒ「おや、嬉しいね♥︎なにか深い意味は…」
リ「ないわよ。」
ヒ「…では早速…うん、美味しい♦︎」
リ「ありがと。」
ヒ「今度から僕のご飯はリオンが作ろう♣︎」
リ「…気が向いたらね…」
リオンの返事に満足したように笑いながら立ち上がるとリオンの方を見て礼をした。
リ「…何?」
ヒ「お礼にマジックショーでも披露しようかと思ってね♠︎」
そう言って手の平から小さなぬいぐるみを出し、リオンに手渡した。
リ「…ぬいぐるみ?」
ヒ「まだだよ★」
リオンの右手の手の平にのせたぬいぐるみにハンカチをかけると、それをリオンの手ごと握った。そして、左手も指を絡ませるようにして握り、耳元に口を寄せわざとしく囁いた。
ヒ「ハンカチをかけたぬいぐるみ、あらあら不思議、二つに分かれてしまいました♦︎さぁ…どっちがいい?」
思わずピクンと反応してしまうリオンだが何も気にしない素振りで答えた。
リ「//…コホン、それじゃあ、右で。」
ヒソカが離れて右手の中のものを見ると可愛らしくラッピングしてある袋があった。中を見ると棒つきのキャンディが沢山入っていた。
ヒ「おや、キャンディだったのか♦︎」
リ「もう一つはなんだったの?」
ヒ「ひ、み、つ♥︎」
わざとらしくウィンクしてくるヒソカをスルーするとキャンディを咥えた。
リ(…イルミの針みたいね…でも、甘くて美味しい…)
こうしてリオンの初めてのホワイトデーは過ぎていった…。
どうも作者のNKYです!バレンタインデーですね!受験シーズン真っ盛りの私にはそんな余裕はありませんけどwちょうど話の中ではホワイトデーが近かったのでバレンタイン×ホワイトデーにしてみました。
さて、リオンは知りませんがお返しには意味があります。マシュマロなら嫌い、クッキーなら友達、キャンディなら…というように。ちなみにヒソカからのお返しはどちらにしろキャンディです。味が違うだけで。お返し、と言ってはいますが元々もらえなくてもあげるつもりで買ってました。
それでは、この後もお楽しみください…